花粉症とアレルギー性鼻炎の改善は、妊娠力アップとなる

花粉症やアレルギー性鼻炎などアレルギーは日本の国民病とも呼ばれ、最も身近な病気です。およそ3人に1人がなんらかのアレルギーを持っているとされています。

ほんの50年前まではアレルギーは日本において、そんなに問題にならなかったと思われます。ただ現在において爆発的に増えたアレルギーの要因と、妊娠力の低下や不妊についての関係も日々感じております。

花粉症は妊娠力低下の証拠!?
花粉症は妊娠力低下の証拠!?

 

アレルギー性鼻炎の一つである花粉症

アレルギー性鼻炎は、くしゃみ、鼻水、鼻づまりの症状が主な病気です。空気中の鼻炎を起こす抗原となる物質(ハウスダストやダニなど)が刺激となり、それを私たちのカラダが「敵」と認識し体内から追い出そうと症状(くしゃみ、鼻水、鼻づまり)がでます。
主にハウスダストやダニによるものが多いので一年中症状がでるものを私たちはアレルギー性鼻炎と呼んでいます。一方で花粉に敏感に反応する場合は花粉が飛んでいる時期だけなので、季節性があります。ですので、季節性アレルギー性鼻炎という言い方が正しいとは思いますが、「花粉症」と呼ぶことが多く呼び方に混乱があるようです。

 

アレルギーの原因は「冷え」と「糖と油」

食生活の変化、アレルゲンの増加、環境汚染、ストレスなど様々なことが言われています。ただアレルゲン(抗原)があるからアレルギー症状がでるのではなく、反応しない人はアレルギー症状はでません。ということはアレルギーを持っている方は外的要因よりも、アレルゲンに反応しやすい敏感な状態にあることが一番の原因でしょう。
実際にアレルギーになってる人の共通点として日々私が感じていることがあります。それは「冷え」です。冷えている方に圧倒的にアレルギーのお悩みが多いです。あと付け足すならば甘いものや加工食品(コンビニなど)の食事が多いことです。

 

花粉症やアレルギー性鼻炎などのアレルギーがあると妊娠力は低くなる

少し乱暴にいうと発展途上国にはアレルギーや不妊の問題が少なく、先進国といわれる経済発展が進んだ国ではアレルギーや不妊に悩む方が多くなります。アレルギーの増加は不妊症の増加と相関関係にあります。
もっと詳しく言うとアレルギー症状が出るような体内環境だと、不妊になりやすいということだと考えていいでしょう。
アレルギーも不妊にとっても根本的な原因に体質としての「冷え」「食生活」があるからです。

 

妊娠力向上(妊活)はアレルギーも良くなる

特に花粉症の時期に漢方では、【温める】といったタイプの漢方薬をよくおすすめします。飲んだその日から「ずいぶん楽になった」と喜んでいただけます。温めると花粉症が良くなる。。。それぐらい冷えているという事ですね。当然冷えを招いてしまう食生活も気をつけていただきます。
妊活も花粉症やアレルギー性鼻炎と同じ漢方薬を使うわけではないのですが、体を芯から温めていき食生活の改善や工夫をとっていくと花粉症やアレルギー性鼻炎の持ってた人も3~6か月で症状もほぼ改善を実感できます。

 

花粉症・アレルギー性鼻炎の対策術

漢方薬以外での花粉症やアレルギーの日常生活の注意点はコチラです。

  • アレルゲンの除去(外出時のマスクや鼻うがいなど)
  • 冷やす食生活を避ける(ビールやアイスなど)
  • 糖と油を避ける(お菓子やジャンクフード)
  • 睡眠不足を避ける(免疫バランスが崩れやすい)

鼻うがいを実施する場合は、粘膜を強くするためにクマザサエキスでの鼻うがいをご提案しております。アレルゲンである花粉を洗い流すだけでなく、抗炎症、抗菌作用に鼻粘膜の免疫力アップを期待して行いますが、間違ったやり方をすると効果的でありませんので、ぜひお尋ねくださいね。

 

まとめ

花粉症やアレルギー性鼻炎などのアレルギーは、反応しなくてもいいものに反応してしまう免疫異常です。花粉やハウスダストなどの毒性のないものに本来反応しなくても良いのです。最近問題になっている【抗精子抗体】(精子に対する抗体)もアレルギーですね。
不妊の原因として有名な子宮内膜症もアレルギーの関与が疑われています。アレルギーが起きるような体内環境を改善していく事は、妊娠力アップに直結します。

アレルギー抗体値を下げることは流産予防にも有用

アレルギーがあるという事は、さまざまなものに反応しやすい可能性があります。胎児は自分ではないですよね。医学用語では胎児に自分の免疫が働かないように受け入れる【免疫寛容】というシステムが働きます。ただこの免疫システムが盤石でない可能性がアレルギー疾患を持っている方には心配されます。習慣性流産の方は特に免疫バランスを正しアレルギーを良くしましょう。それが流産予防に繋がります。ご相談くださいませ。

不妊治療で流産率が上がる事はなく、あくまで「質」の問題。

「不妊治療の場合、流産の確率は上がりますか?」こんなご質問をいただくこともあります。過去流産した経験があったり、高齢出産になる場合は気になりますよね。ブログでもお応えしておきます。

不妊治療って流産率上がったりするの?
不妊治療って流産率上がったりするの?

 

不妊治療で流産しやすいということはない

自然妊娠での流産率約15%と言われています。人工授精では自然妊娠と変わらないと言われていますが、体外受精の流産率約20%あります。
数字だけ見てしまうと体外受精など高度の不妊治療では流産率が高いような印象を持つ方が多いかもしれませんが、実際に体外受精をする方が一般に高齢であることが多いため、流産率が高くなっていると考えていいでしょう
年齢別の流産率(日本産婦人科学会より)
25-30歳:10~20%
35歳:22~23%
40歳:33~35%
45歳:50%~60%

また初期の流産は妊娠に本人が気づく前に流産しているケースも多いのですが、体外受精など厳密で病院にチェックしている場合はごく初期の流産もわかるため流産率が高くなる。

数字のトリックで不妊治療の流産率が高くなっている部分もあると思われます。

 

自然妊娠でも不妊治療での妊娠でも、選ばれて生まれる命

現代の最先端不妊治療でも、卵子や精子を作ることはできません。「妊娠のお手伝い」はできますが、妊娠させることはできません。
自然妊娠でも不妊治療でも生まれてくる命は「生命力」があるから生まれるのです。生命力は「質」という言葉で不妊治療の現場でも注目されています。
あくまで妊娠・出産できるかの主導権卵子や精子、子宮環境の質にかかっている部分が大きいのです。

 

流産のほとんどは必要だから起きる

流産の70%は12週までに起きる初期流産です。そしてその主な原因は染色体異常など赤ちゃん側の原因だと言われています。不妊治療の場合も当然同様です。
流産は非常に悲しく、特に女性は心にダメージを負います。ただ、そうなったときにでも知ってはおいてほしいのです。

初期流産があるから遺伝的に問題がある子供を産む確率が減らすことができるのです。赤ちゃんがママやパパに余計な負担をかけたくないという意思でもあるとも感じれます。

 

まとめ

根本的に不妊治療で卵子や精子の質を上げることも現在はできません。妊娠をお手伝いするだけです。ですので不妊治療のせいで流産率が上がることはありません。自然妊娠でも不妊治療でも生命力のある卵子や精子の「質」に左右されるということです。
「質」は自分自身の卵子や精子をつくる能力によってくるので、「質」を上げることを目的とした妊娠しやすいカラダ作り(妊活)不妊治療と共に大事になってくるのです。
当然年齢によって質が落ちてくるので流産率を下げるためにも高齢になればなるほど妊活は重要になってきます。

 

漢方による未妊(みにん)の解消をしていきましょう

未妊(みにん)という言葉があります。意味は「まだ妊娠に至っていないだけ」です。不妊ではなく「妊娠できる状態にない」という事の解消を目指そうということです。原因不明の不妊の場合も多いです。習慣性の流産のご相談も多いです。その相談の多くは妊娠出産をきちんとできる状態にない状態の方がほとんどです。冷えなどが代表的ですが、検査に出てこない問題がほとんどです。漢方を使って妊娠力を高めましょう。まずは卵子の成長にかかる180日という期間を目安に考えましょう。

なぜ不妊の原因が「子宮などの冷え」と言われているか?

当店にも不妊の相談で「冷え」を気にされる方は本当に多いです。ただ意外になぜ「冷え」はいけないかをきちんと知っている人はいないです。「冷え」にまつわる質問やお悩みをまとめました。

年々冷えてないですか?
年々冷えてないですか?

 

冷えと不妊が密接に関係あるワケ

この【自律神経】【免疫】【内分泌(ホルモン)】の3つのバランスがとれていることが健康
この【自律神経】【免疫】【内分泌(ホルモン)】の3つのバランスがとれていることが健康

この【自律神経】【免疫】【内分泌(ホルモン)】の3つのバランスがとれていることが健康

上記の図でわかるように私たちの健康はホメオスタシス(恒常性)と呼ばれる【自律神経】【内分泌(ホルモン)】【免疫】の3つが上手くいっている時に健康という状態になれると考えられています。この三角形では互いに影響しあい自律神経が乱れれば、ホルモンバランスも悪くなり、免疫にも影響が及ぶといった具合です。

つまり少し乱暴ですが冷え→自律神経レベルを落とし、それがホルモンに影響するので不妊に状態を招きやすいのです。

 

不妊は未病(みびょう)

不妊は病気ではありません。未病の状態であると考えています(そういう方が本当に多い)。未病とは病気ではなく病気の一歩手前の状態のことを未病といいます。すなわちホメオスタシスのバランスが乱れた状態です。その発想から不妊でなく未妊(みにん)であるという言い方もされています。

妊娠は本能です。ただ本来の「妊娠するという力が発揮できるコンディデョンでない」もしくは、「妊娠できる準備が整っていない」ことを未妊と呼んでいます。

現在の検査では原因のわからない不妊の多くはホメオスタシスの乱れが関わっています。体内環境が命が芽吹きやすい土壌でないのかもしれません。

 

子宮は冷えている

実際には子宮は体内の深部にあり冷えに強い臓器のはずです。ただ不妊相談をしていると「お腹が冷えている」と言われる方も少なくないのです。

実際の冷え性と低体温が違うように、例えばサーモグラフィなどでの低温感覚としての冷えは違うように思います。

私は感覚としての冷え自律神経の乱れのサインだと考えています。

以前は冷えていなかった部分(例えばお腹や手足)が冷えるようになって違和感を感じるという事は、カラダが「以前とは違ってきているから良くしてほしい」といっているのです。この段階での対処が一番よくなるのも早いですね。

 

足首が冷えると子宮が冷える

三陰交は有名なツボで特に重要ですよ♪
三陰交は有名なツボで特に重要ですよ♪

三陰交は有名なツボで特に重要ですよ♪

足首には三陰交(さんいんこう)という子宮のツボがあり、漢方の経絡上は妊活のためには絶対に三陰交は冷やしてはいけないと言われます。

なぜなら経絡で子宮に繋がっており子宮が冷えて固くなります(子宮は筋肉でできており冷えると固くなる)。赤ちゃんが「十月十日居たい」と思える子宮になれないかもしれません。

実際に西洋医学的でも東京女子医大で十数名の妊婦さんの三陰交にお灸をしたところ、全員の子宮動脈の血流が上がったとのことで、三陰交には子宮の働きや機能を改善する働きがあることがわかっています。ぜひ冷やさないようにしましょう。

 

冷えを確かめるには手首と足首の温度の違い

実際に冷えているかどうかは触って確かめてみることでわかる場合も多いです。実際に冷えを自覚している人は、手足が冷えるなどの訴えがあります。
自覚がない人でも「足先」「足首」「太もも」「おへその下(子宮)」など素肌に触ってみて分かるときがあります。手の温度とどう違うか確かめてみましょう。基本的には冷え性の方は下半身の人が冷えやすいので確認しておきましょう。

 

基礎体温と冷えとの関係をチェックする

基礎体温では低体温ではないか?(低体温が35℃台でないか)や、どういった一日を過ごすと基礎体温が変わり体温と関係するのか?(例えばストレスがかかると体温が下がります)、また全体として冷えから黄体機能不全(高温期が短いなど)を見ることができます。
低温期は卵胞が育つ最終の総仕上げ期間です。余分な冷えから成長効率を落とさないため基本的には体温以下の飲食は避けましょう。

このように現状把握にも、妊娠しやすいカラダ作り(妊活)にも使えるのです。

 

まとめ

本当に冷えと不妊の密接な関係は現代人にとって重要です。健康はホメオスタシスという免疫・自律神経・ホルモンの3つの相関図を維持することで成り立ちます。
実際にはこのホメオスタシスの機能を維持できていない状態の方が多く、中でも現代人の一番多い問題が「冷え」で、それによりホメオスタシスが崩れているのです。

冷えは自律神経を乱し、免疫やホルモンを乱していくという事です。妊娠力を上げるという事は冷えを克服ホルモンのバランス免疫力の向上をも視野に入れていくという事がお分かりいただけると思います。

冷えると卵子の生育が遅くなります

冷蔵庫の4℃の飲み物を飲んでも、排泄される尿の温度は36~37℃で出てきます。つまり、少し乱暴ですが体内での代謝や合成、排泄の機能が36~37℃で働くようになっている限り、私たちの体はどんなに冷えても36~37℃に維持していきます。このエネルギーを維持することは現代では大変な作業でしょう。体内にレンジがあるわけではないので、4℃の飲み物を36~37℃に「体温」で温める作業になります。人間のエネルギーは限りがあります。余分なエネルギーロス(冷えたものを温める)がなければ、卵子や精子などの次世代のためにエネルギーがまわせるはずだったのに。。。と思う事がよくあります。ちょっとした気遣いで大きく体は変わってくるんですよ。

「不妊治療のやめどき」がわからない

年間約3万2千人が生殖医療によって誕生している日本は、世界一の不妊大国と言えるでしょう。晩婚化が進むにつれて、不妊治療を考える方も今後も増加していくでしょう。

だいたい体外受精で30代前半で3割30代後半で2割40代後半で1割の妊娠率を考えると、「不妊治療のやめどき」を考えることも計画性のある不妊治療を受けるために必要になってきます。

二人の幸せってなんだっけ?
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二人の幸せってなんだっけ?

不妊治療は始める以上に、やめどきが難しい

「終わりが見えない」と揶揄していわれる不妊治療ですが、当然赤ちゃんを授かれる可能性を上げる「幸せの治療」の治療という側面が本来でしょう。
不妊は病気ではないので(妊娠しないという状態のことを言います)、しっかり考えて不妊治療にのぞまないと「幸せの治療」であるはずのものが、「終わりのみえない」不妊治療の側面がでてきます。

では何をかんがえるのか?考え方はおよそ3つ

経済面

自分たちが働ける期間と子供が授かったとして生まれてからかかるお金(主に養育費)とのバランスを考えていきましょう。実は妊娠も出産もゴールではなく、子育てのスタート地点ということを再確認しておきましょう。

精神面

私は経済面や確率面から、いつまで不妊治療を続けるかの期間を考えておくのが精神面に迷いが少なくなる方法としてアドバイスしています。

2人で決めたゴールまでともかく進んで、その時にまたこれからのことを考えましょう。閉経すると妊娠はもうできません。決められた時間の中をしっかり前を向いて進んでいきましょう。経験として無駄になることは何一つないはずです。

確率面

現在不妊治療は確率的に言われていることがあります。体外受精や顕微授精で妊娠された方の80%が3回目までで妊娠されています。また年齢も45歳妊娠成功率6~7%です。

ただ妊娠しても流産率も大きく上がってくるので、不妊治療で出産までいけることが少なくなってきます。一般的なのは42~43歳ぐらいを不妊治療の一つの目安と考えてもいいと思います。

あくまで確率なので貴女に当てはまるかどうかはわかりませんが、やめどきや期間を考えるときに参考になると思います。

まとめ

不妊治療のやめどきを考えることは、しあわせの基準の変更時期だと言われます。子供がいないことがつらいのではなく、子供がほしいと願ったことが叶わないことが残念なんでしょう。ただ、大事な事は子供がほしいと思って夫婦になったわけではないはずです。目の前の愛する人と、新しい自分たちの幸せのカタチをみつけることが大事ですね。

良き相談者を持ちましょう

当事者である方には、今ある閉塞感や価値観でご自身のストレスをさらに悪化させてしまうことがあります。親や友人にも話がしにくいと言われる不妊の問題に関して、専門家のカウンセリングを受けていくことがお勧めです。ゴールを決めて走らなければ、迷走してしまう事もあるでしょう。客観的にアドバイスを受けることによって、頭の整理ができ夫婦のしあわせを考える手伝いができると考えています。不妊治療のやめどきに関しても同じですね。

不妊治療で太ることはありますか?

お店に来られている方の質問で「不妊治療は太りますか?」という質問を受けることがあります。実際にみなさん、そういう話はよく見たり、聞いたりしてるようですね。私もカウンセリング中によく「不妊治療をしてて太りました」と聞くこともあります。

実際はどうなのか、ブログでもお答えしておきますね。

不妊治療で太ることを恐れることはないのだ!
不妊治療で太ることを恐れることはないのだ!

 

不妊治療で必ず太るというわけではない

不妊治療で使用するホルモン剤やホルモンバランスのせいで太る人もいるが、まったく体重が変わらず変化がない人もいますので個人差が大きいと思います。太る傾向になる人も多いと思いますが、極端に太るというよりかは1~2kgぐらいの方が多いですね。
極端に太ることがあったとしても、おそらくホルモン剤のせいだけではないでしょう。

 

不妊治療中のストレスで過食し太る

当店にご相談に来られてて「不妊治療で太りました」という方に詳しく話を聞いていると、実際には不妊治療をスタートして生活パターンが変わり、ストレスを解消するためや多忙ゆえの間食やお菓子やパンなどが増えて太ったという方も多いのです。新たな太る習慣がついていないか確認しましょう。

 

「排卵誘発剤」と「ピル」は確かに太る傾向がでる

不妊治療で使う「排卵誘発剤」むくみやすくなる傾向があります。また「ピル」も不妊治療において使用することがあり、エストロゲンやプロゲステロンなどの女性ホルモンを含んでいますので脂肪がつきやすくなったり、むくみを招いたりします。
一概に言えませんが、実感としてやや体重が増加する方が多いとは思います。

 

太らないような意識が妊活となる

もちろん個人差はあるのですが、少々太るような傾向があるのは間違いないと思います。ただ、しっかり適正体重を保つように意識をしておけば問題ないでしょう。
せっかく不妊治療をしているのであれば妊娠しやすいカラダをつくっていくのと同時進行でやる方が結果もいいと思われます。

実は妊娠を遠ざける食べ物で私が避けるようアドバイスしている食べ物が2つあり、さらに太るのを確実に防いでくれます。

 

「糖」と「油」を控えて妊娠力アップ

何を食べてどんなカラダをつくるか?人間は食べたものでカラダがつくられています。そのカラダで卵子や精子を作っていくことを考えれば、どんなものを食べてどんなものを食べないかがすごく大事です。

特に「糖」「油」は控えましょう。
お菓子やジュースやジャンクフードはしっかりと注意して止めておきましょう。「糖」と「油」が大量にない国は妊娠に困っていません(発展途上国では不妊に困ることは少ない)、逆に裕福な国になると「糖」と「油」は大量に身の回りに増加し、出生率はどんどん下がってきます(ちなみにアレルギーも増えてきます)。

「糖」と「油」を避けることは妊活につながり、おまけに不妊治療での体重増加の予防にもなるということです。

 

肥満も不妊の原因です

基本的に健康的な体重とは、理想がBMI(ボディマスインデックス:肥満度指数)では「22」が適正とされています。
BMIが25を超えると肥満ということになります。病気のリスクが上がるラインという事です。当然妊娠率は下がり、妊娠しても妊娠中毒症や妊娠糖尿病の発症率が上がります。また妊娠中に妊婦が肥満だと胎児にも影響が出てくることが危惧されています。その胎児が生活習慣病にかかるリスクが上がるんだそうです。
BMI計算方法は[体重kg÷身長m÷身長m]です。みなさんも計算してみましょう。健康体重の幅はBMIで18-24までとされています。

 

まとめ

不妊治療の薬による太る副作用のリスクはありますが、個人差が大きいことや、不妊治療のストレスによりお菓子などの過食が原因のことも多いこと、肥満は妊娠率を下げ病気や胎児のリスクを上げてしまう事、肥満を防ぐために「糖」と「油」を気をつけることが妊娠力をアップにもつながるという事を知っておきましょう。

不妊治療により太りやすい事を事前に知っておくことで、しっかりと悪い循環を防いで良い循環に持っていくことが可能ですね。

不妊に豆乳は効果的でしょうか?

「不妊にいいと聞いたので豆乳をしっかり飲むようにしています」そう言われることがありますが、健康上非常に良いと思います。ただ豆乳を食生活に入れると健康的になるということで、特に豆乳が不妊にいいという根拠はありません。

豆乳といえば大豆、大豆といえばイソフラボン?
豆乳といえば大豆、大豆といえばイソフラボン?

 

不妊に豆乳が特に効果的ということはない

不妊の状態の時に、豆乳を摂ることはいいと思いますが、あくまで「健康的である」という意味で摂った方がいいという事です。食品としてバランスよく食べることが健康につながります。
外食やコンビニで食事をすませることが多い方に関しては、イソフラボンを含め様々な栄養素が多く含まれている豆乳を摂ることは、栄養のバランスをとることに繋がるのでぜひ飲みましょう。

くれぐれも不妊に効果的であるといった話から大量に摂取すればいいという結論にならないように注意しましょう。かえって偏食となり体調を崩す原因になります。

「豆乳が不妊にいいというよりは、より健康的になり不妊にもよい」という意味ぐらいに考えておきましょう。

 

「低温期に豆乳」もあくまで噂話

上記に書いたように、日々健康的な肉体をつくるために豆乳は食事にとりいれた方がいいですが、低温期に過剰に摂取する(例えば1Lなど)ことはかえって体調を崩す原因になるのでやめましょう。同じような噂話で
「高温期にグレープフルーツ」という話もありますが根拠がありませんので、偏食になるような食べ方はやめておきましょう。

 

不妊に大いに役立つ「大豆イソフラボン」

おそらく大豆イソフラボンが不妊に効果的であるということから、[大豆イソフラボン⇒豆乳]というイメージから豆乳を不妊に飲んだ方がいいという話が出てきたのだと思われます。

事実ある種のイソフラボンは医療機関にも採用され、不妊に応用されています。ただ、豆乳を含め大豆食品に含まれるイソフラボンと医療機関で結果が出ているイソフラボンとは全く違うものであるという事は知っておきましょう。

 

「不妊・不育症・不妊治療へ有効性」が確認されている大豆イソフラボンの特徴

通常豆乳や納豆などに含まれているイソフラボンは「グリコシド型」と呼ばれて、非常に吸収しにくいのです。短期間で効果を出すというには無理があるといわれています。
対して「アグリコン型」と呼ばれるイソフラボンは体内で吸収しやすい形になっており、イソフラボンの濃度が他の部分の比べ約10倍もある大豆の胚芽の部分だけを使用している事が重要です。
「大豆の胚芽のみを原料とするアグリコン型のイソフラボン(アグリマックス)」科学的な根拠があり医療機関でも採用されているイソフラボンということになります。

ホルモンバランスを整える

女性ホルモン(エストロゲン)と似た構造をしているアグリコン型イソフラボンは、エストロゲンが過剰な場合は抑え、不足しているときは補うという双方向の働きがありホルモンバランスを整えます。

血流を改善して冷えを防ぐ

血流をサラサラにする働きがあり、子宮への血流の流れが増えることが確認されています。受精卵を育てる子宮にたくさんの血流が流れるという事は、子宮の機能を活性化させ「妊娠力」を上げるために大切なことです。

抗酸化作用で細胞を若々しく保つ

アグリコン型イソフラボンの中でも大豆胚芽由来のものは群を抜いて抗酸化作用が強いです(他のイソフラボンと比べて1000倍以上)卵子はストレスや加齢、食生活の乱れから発生する活性酸素の影響を受け老化し傷ついていきます。高い抗酸化作用で細胞レベルで若々しくしていきましょう。

受精卵の「着床」を助ける

顕微授精などの技術の発達により「受精」は可能になりましたが、「着床」は女性の体内でしかおこなえません。着床に必要な体内物質があることが研究によりわかってきました。それが「リフ(LIF)」と「トランスフォーミング成長因子β(TGF-β)」です。アグリコン型イソフラボンを摂取するとLIF12倍TGF-β5倍に増えることが確認されています。

以上のように医療機関で科学的に根拠がそろっているものを選べば強力な妊娠へのサポートとなることがわかっています。

 

まとめ

豆乳などの大豆食品は、健康的であるので毎日の食生活に積極的に入れた方がいいのですが、不妊に効果を出そうとして服用するのであれば、科学的なデータがあるサプリメントを使いましょう。過剰に一つの食べ物を大量に食べるという事は避けあくまで食事の内容のバランスを重視してくださいね。良質な栄養のバランスからつくられる健康的な肉体が、妊娠する貴女のカラダのベースになります。

積極的にカラダづくりを考えるなら、データがそろっているサプリメントを選びましょう

当店でも不妊の方に「大豆胚芽由来のアグリコン型イソフラボン」をお勧めしております。原因不明の不妊の方や体外受精や顕微授精を控えている方に着床をサポートできるものとしてお勧めすることが多いです。サプリメントならなんでもいいわけではなく、物によっては効果がないものや添加物の方が多いようなものまでありますので、きっちり相談の上選んで服用法や服用量をしっかりアドバイスを受けてください。

不妊ストレスでなる「うつ」病は、誰でも起こりえる脳の病気

不妊や不妊治療でのストレスが原因でのうつ状態にお困りの方は、現在非常に多くなっていると感じます。

女性だけでなく男性も不妊ということを知った時のショックが大きい場合もあり、不妊期間や不妊治療期間はうつと関係性があるという事を理解してストレス管理をしながら、この不妊期間に向き合っていくことが重要になってきます。

もうダメって時はどうする?
もうダメって時はどうする?

 

不妊期間や不妊治療中と「うつ」との関係

 

不妊治療でいえば肉体や精神、金銭的なストレスがどうしてもかかってきます。

あとは夫婦共通の目標や夢として、パートナーと一緒に頑張っているといった感覚が最大のストレスの対処法です。

それがなければ、特に女性側が非常に孤独感を感じてよりストレスの度合いが増すこともあります(負担はどうしても女性側に多くかかります)

 

ストレスが原因で起こる脳のトラブルが「うつ」

きっかけは様々なストレスが原因として起こることが多く、不妊のストレスを原因とした「不妊うつ」といった言葉もあるくらいです。

結局うつとは何かといえば脳の神経伝達がうまくいかない病気、もしくは状態の事をいいます。

一時的なうつ状態などは経験されたことがある人もいますが、長期化慢性化すると情緒不安定や前向きな思考、涙があふれる、自律神経失調、ひどい場合はベットから起き上がることすら出来なくなる場合などもあります。

 

うつになったら不妊治療をいったん休むことが大事

不妊治療でつらい状況の中で結果が出ないことに対して、自分の価値がないような感覚になってしまうことが多くあります。

決して自分を否定しないように、妊娠することやしないことと、人間的な価値はまったく無関係だと客観的に自分自身をみるという事を、パートナーと一緒に振り替える時期だと思います。

せっかくの不妊治療も、ストレスによってよりカラダのバランスを崩すことになる場合もあります。

 

東洋医学や漢方は、うつと妊娠しやすいカラダづくりを同時にできる

心身のバランスがとれている状態を漢方では「健康」であると考えています。つまりうつを良くする提案も妊娠しやすいカラダ作りも同じ心身のバランスをとるといった事になってくるのです。

当店でのご提案は以下のとおり、ただ実際には以下を人によって組み合わしていきます。

  • カウンセリング
  • 漢方
  • 温灸

カウンセリング

まず話をお聞きして一緒に情報を整理していきます。何が問題なのかを明らかにしていきます。

そして夫婦関係も重要です。夫婦の関係も不妊のストレスがキッカケになりうまくいかなくなる事も非常に多いものです。

夫婦2人で解決していく問題として考えていくため、夫婦2人で初回はカウンセリングを受けていただくことも大事だと思います。

漢方

もちろん西洋医学が必要になる場合もあると思いますが、妊娠を望むのであればできるなら避けていきたいでしょう。

そこで、東洋医学の知恵や漢方が重要になってきます。

漢方は心と体は繋がっており、様々な症状を良くするために心と体同時に考えて服用していただく処方を組み立てます。

基本的にストレス(気滞と言います)は様々な症状を招きます。

特に精神状態の抑鬱が激しくなり(肝鬱と言います)、自律神経を乱しホルモンバランスに影響を及ぼします。

そのバランスをとっていくことが漢方のもっとも得意とすることです。

温灸

うつには耳に温灸することもおすすめしています。耳には全身のツボが集まっており、耳を温める事により自律神経のバランスがとれ、リラックス効果が期待されます。

血行がよくなり、ポカポカして脳下垂体から卵巣へのホルモンでの指令も良くなると言われております。

また妊娠の妊は任脈の任からきているといわれ、命の源が宿るといわれる妊娠三穴(神闕・関元・鼠蹊部)を温める事が重要です。

黄体ホルモンが増えたり、子宮の血行が良くなると考えられます。またセロトニンという自律神経を安定させストレスをとる働きがあるホルモン(別名・幸福ホルモン)があります。

実はずっと脳で作られていると思われていたのですが、セロトニンの95%は腸で作られていることが最近わかりました。

妊娠三穴の一つの神闕(しんけつ・おへその位置)は腸を温めるのですが、おそらくお腹を温めることによっても腸が元気に活発になり、セロトニンの分泌を良くするのではないかと考えられています。

温灸で腸を温めることによっても、ストレスに対抗できるということです。特に不妊治療中は、なにかとストレスも溜まりがちです。

気分もリフレッシュし、質の良い深い眠りも期待できます。妊活中でうつに対抗する手段として非常によいでしょう。

温灸器で命の火をともそう!
温灸器で命の火をともそう!
温灸器なら耳を温灸できるっ!
温灸器なら耳を温灸できるっ!

 

「あなたの子供が欲しい」という気持ちを大事にしましょう。

しんどいのは頑張った証拠。
少しだけ休みましょう。
その時間でちょっとだけ考えてみましょう。
あなたが頑張った理由は何でしょう。
誰のためでもありません。
周りの評価のためでもありません。

あなたの目の前にずっと当たり前にいてくれる
パートナーがいるからこそ子供を持ちたいという気持ちにさせてくれたはずです。

不妊期間中は、夫婦の絆を何度も何度も試されます。

ちょうど良い機会だと思って感謝の言葉をパートナーに伝えてみてください。

いつも一緒にいてくれるパートナー

夫婦なら当たり前のような気がどうしてもしてしまいますが、
絶対的に今後も保証があるわけではありません。

「あるべきもがある」という喜びやありがたさに気付いた時だけでも感謝の言葉を伝えてください。

どんなことも、目の前にあることは「当たり前」じゃない。

当たり前は幸せなことです。

人生の「当たり」は、今あなたの目の「前」にあるそうですよ。

 

基本方針はうつも不妊相談も同じ、「心身のバランスをとること」

普段の子宝相談での漢方治療でも、うつを良くするのも基本方針は同じです。

不妊という期間はストレスを産むので、常にストレスの関与を念頭においてご提案できるのが漢方の良いところですね。

心身のバランスととることが漢方の真髄といえるでしょう。バランスを崩してさまざまな病気になったりうつ状態や不妊状態になったりするのです。

それがうつを良くすることは自律神経をよくし、ホルモンの状態を良くすることにつながっていくので「妊娠しやすいカラダ作り」に結局つながっていきます。

うつは脳のトラブルと考えましょう

うつとは脳のトラブルです。精神的に弱いとか自分がダメなせいだと思わないでください。パートナーもそういうものではないという事を理解してください。うつ状態にある人は自分でどうにかするという事をなるべくさけて、心身のバランスをとるような東洋医学の知恵が必要です。それが妊娠しやすい状態に近づいていくでしょう。ぜひご相談くださいませ。

不妊治療で使う「ストレス減・自己注射」の2つは、痛さの次元が違います

自己注射、すなわち自分で注射を打つ。。。通常そんな経験はほとんどないでしょう。「むずかしそう」「怖い」「痛そう」いろんな不安が頭をよぎるのではないでしょうか。

ただ不妊治療において毎日の通院が必要になってくる場合、働く女性にとっては仕事との両立での問題をまず考えてしまうもの。もちろん仕事だけでなく不妊治療での頻回に通院するというだけでもストレスがたまりやすいですよね。

実際どーなの?自己注射
実際どーなの?自己注射

 

そんな通院のストレスを減らすために自己注射があります。

不妊治療において排卵機能を薬でサポートするための排卵誘発剤という薬を頻繁に使うのですが、そうなった場合クリニックで打つか自分で打つか(自己注射)を病院にもよりますが選択できるのです。

自己注射の種類は以下の二つあります
皮下注射
筋肉注射
皮下注射(ペン型)
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針が細く薬液が少ないため痛みが少ない(ジネコからの画像)

メリット
・痛みがほとんどない
・安全性が高い
・簡単

デメリット
・高価
・卵子の数は取れない

筋肉注射(シリンジ型もしくは通院)
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よく見るシリンジ型

メリット
・安価
・卵子の数は取れる

デメリット
・筋肉注射で痛みがつらい
・卵巣過剰刺激症候群(OHSS)になりやすい

従来の採卵数を優先する筋肉注射、一個の卵子を大事に育てる自己注射といった言い方もできると思います。

さらに高齢出産が今後も増加していく(年齢による卵子の老化がさけられない)時代背景を考えると、卵子数を優先し卵子の質が下がる可能性がある筋肉注射より卵子一個の質にこだわれる自己注射の必要が出てくると考えられます。

これからそういう状況は増えていくと予想できます。

 

自己注射はストレスを大幅に軽減できる

仕事か不妊治療かどちらかの選択肢しかないといった事を迫られる「時間を拘束される」負担を軽くできます。

注射のための通院で一日がつぶれてしまう事もあるという事を考えると、頻繁に通院する必要がなくなり病院の待ち時間の短縮にもつながります。

どうしても通院の必要がある場合の患者さんにとってもメリットがあるという事ですね。

 

安全性は非常に高い

安全性は投与量も医師が調整しますし、副作用の心配(卵巣が腫れるなど)も自己注射だからといって特に心配するといったことはないようです。

 

特にペン型自己注射は思った以上に簡単

ペン型と呼ばれる自己注射を使用した場合651人にアンケートを取ったところ、約80%が「非常に簡単だった」と答えている。

また多くの人が「痛みが少ない」と答えている。約95%の人が「他の患者さんにも薦めたい」というアンケート結果がでています(日本生殖補助医療標準化機関認定施設によるアンケートより)

 

今後普及されていく自己注射

不妊治療において一般的に卵胞を発育させるために卵巣を刺激する注射が必要となってくる場合が多いです。

今までは通院での注射がメインでしたが、その通院のためのストレスが非常に大きいとみなさん感じられているようです。

そういった痛みや通院の患者の負担を減らすために自己注射は今後増えていくことが予想されます。

また海外の結果や実際実施してみてのアンケート結果より、きちんと指導を受ければ簡単で安全だということはわかっています。

不妊治療で体調を壊すことのないように、特に高齢出産を望む方には知っておいてほしいと思います。

一番大事なのは、これから妊娠されるあなたの体ですからね。

漢方も自己注射もストレスへの取り組みです

ホルモンバランスを乱すものとして、大きいものに「ストレス」が挙げられます。ストレスは視床下部にダメージを与えホルモンのバランスをとる脳下垂体に影響を与えます。妊娠する力を失わせる「ストレス」の事を積極的に考えていくことが不妊治療をする上でも、その効果を上げる妊活の上でも大事になってきます。漢方で気のめぐりを良くしたり、からだを温めたり、カウンセリングを受けたりすることはストレスからカラダを守るうえで重要で、卵子や精子の成長や質に関わってきます。不妊治療やめたら妊娠したなどとよく巷で言われることもストレスと無関係ではありません。ぜひご相談くださいませ。

赤ちゃんのノロウイルス(感染性胃腸炎)感染の対処法

冬に流行しやすい(傾向として流行ピークは12月~1月)感染症としてノロウイルスによる感染性胃腸炎があります。「胃腸のかぜ」と言われたりして大人から子供まで嘔吐や下痢などの吐き下しの症状が非常に強く出ます。

赤ちゃんもママも気をつけたいノロウイルス
赤ちゃんもママも気をつけたいノロウイルス

 

ノロウイルスの特徴は赤ちゃんにとって脅威です

  • 強力な感染力(インフルエンザよりも罹りやすい)
  • 飛沫感染する(主に嘔吐物や排泄物が感染源となる)
  • 何度でも発症する(免疫抗体が長く続かない)
  • 一般的な手洗いや消毒が効きにくい(石鹸や水洗い、消毒用エタノールにも強い耐性あり)

赤ちゃんは特に感染しやすく危険なノロウイルス

通常のウイルス対策が効きづらい(手洗いや石鹸など)ノロウイルスですが、特に赤ちゃんにとって感染しやすいく危険だという事が言われています。

  • 赤ちゃんは・・・
  • 手指をなめる(ノロウイルスはほとんど経口感染)
  • 免疫力が低い(ノロウイルスは感染力が強い)
  • 脱水を起こしやすい(嘔吐や下痢で脱水症状になりやすい)

以上の特徴からノロウイルスにとって赤ちゃんは格好の感染しやすいターゲットだという事がわかります。
そして危険な状況(脱水症状)も起こりやすいのです。

 

ノロウイルスは大人と子供では症状の出かたが違う

赤ちゃんや子供では嘔吐の症状が強く出る傾向があるようです。大人は下痢症状が多いようです。嘔吐・下痢が一日に数回から十回以上の場合まであります。ただ大人では1~3日ほどの症状が治まり、重症化することはほとんどないとされていますが、乳幼児は体力がないので注意が必要です。

 

キスでの感染はあまり高くない

ノロウイルスの潜伏期間が1~2日(24~48時間)程度あるので、発症前のキスでの感染を恋人同士だけでなく我が子とのキスを心配するお話を良く聞きますが、キスでの感染はあまり高くありません唾液は実は殺菌力が高いのでノロウイルスがずっと口中にいることはあまり考えられません。基本的にノロウイルスは胃腸内にいるので嘔吐物や排泄物には注意が必要です。肛門周囲でノロウイルスが高確率でいたりするのでお風呂での感染は特に注意しましょう。

 

赤ちゃんに感染した場合に親が気をつけることは「脱水」と「感染拡大」を防ぐこと

ノロウイルスは抗ウイルス薬はないため、排泄物と共にウイルスが体外に出てしまうまで水分と電解質のバランスを保ちながら脱水を防ぎ、次の感染者を出さないことにつきます。

  • 赤ちゃんの脱水症状として
  • ・落ち着きがない
  • ・皮膚や唇の乾燥
  • ・涙の量の減少
  • ・不機嫌であやしても泣き止まない

以上のことがあげられます。

 

脱水症状は命にかかわります

脱水症状を防ぐために、薄めのミルクや麦茶などをこまめにあげて水分補給をしましょう。一度にたくさんあげるとまた吐いてしまうので、少しずつです。その後は便の状態をみながら食事を与えていきましょう。脱水さえなければ自然に治ります。

ただ感染拡大の危険性は症状がおちついても3週間ほどは、赤ちゃんのうんちにノロウイルスが排出されます。おむつの交換時には十分気をつけてください。非常に有効とは言えませんが、手洗いうがいはなるべくしておきましょう。またノロウイルスは枕や衣類の表面でも数週間は生存することがわかっています。
寝具や衣類は家族全員しっかり洗いなおして家庭内の感染を防いでいきましょう。

ママがノロウイルスに罹っても母乳はあげてください

よく聞かれる質問ですが、ママがノロウイルスになった場合母乳はあげてもいいです。母乳から感染することはありません。むしろ母乳を飲むことが免疫物質が含まれているのでノロウイルス感染を防ぐことになります。ただ基本は予防が重要です。感染症の時期で特に小さいお子さんがいる場合、免疫力を高めて感染しないようにしておきましょう。ご相談くださいませ。

不妊に良いのは、品質の良いルイボスティーで、3つの成分が理由です

当店にも不妊相談で来られる方にルイボスティーを飲んでいる方が多くいらっしゃいます。

その中で、よくルイボスティーについての質問もいただきますので、私のルイボスティーに対しての考えを書いておきます。参考にしてください。
(ちなみに当店ではルイボスティーは扱っておりません)

注目を浴びるルイボスティーのパワーはいかに?
注目を浴びるルイボスティーのパワーはいかに?

 

ルイボスティーは通常のお茶ではない

「ルイボス」とは南アフリカの先住民の間で飲まれていた豆科の植物です。一般的な紅茶や緑茶とは、まったく違う種類の飲み物で赤いハーブティーです。

最近の研究で以下のような特徴があることがわかってきました。

  • 抗酸化作用
  • ミネラルが豊富
  • ノンカフェイン

不妊にルイボスティーは効果的か?

不妊に効くかどうかはわかりませんが(そもそも食品です)、上記の特徴を考えると不妊の方におすすめできる健康茶と言えると思います。

抗酸化作用(SOD様酵素)

SOD(スーパーオキシドジムスターゼ)様酵素が多く含まれており、体内の老化や病気の原因である活性酸素の除去能力(抗酸化作用)があります。精子や卵子、子宮内膜のコンディションを保つために私も意識しているキーワードが「抗酸化作用」です。

ミネラルが豊富

お茶の中では非常にミネラル含有量が多く(鉄分やカルシウム、亜鉛、マンガンなど)新陳代謝に必要なミネラルがお茶感覚で飲めるものから補給できるというのはメリットでしょう。

ノンカフェインで安全

カフェインは様々な飲料やお茶(コーヒーや緑茶など)に含まれています。私たちは意外に多くのカフェインを摂取していたりします。

カフェインは興奮作用があり、妊娠したい人や妊娠中は控えておきたいですね。

そこでノンカフェインのハーブティーを利用している方が多いですね。もちろんルイボスティーもノンカフェインです。

以上の事から、健康的な部分と安全性で不妊でお悩みの方や、妊活中、妊娠中の方に喜ばれているのではないかと思います。

ルイボスティーもどきにご注意!

ルイボスティーが流行った経緯があるので気をつけなくてはいけないことがあります。

それは有名になってしまうと「粗悪品」が出回るということです。

飲まない方がマシといった様な品質のものも出回っているのでご注意ください。

◎有機JAS認定
「有機」の規格に適合しているかどうか、厳正な審査を受けて認定されたものが「有機JASマーク」を表示できます。つまり安心安全の証になります。

少なくともこのマークがついているものを選びましょう。安全性が確立できていない商品でなければ意味がありません。

 

まとめ

個人的に不妊でお悩みの方がルイボスティーを飲むことは良いと思います。

その際、品質や安全性には、こだわってください。良いものであるなら妊娠しやすいカラダ作りの手助けになりえます。

食養生の一つとしてルイボスティー

現代人の足りない栄養素(ミネラル)や抗酸化物質を摂取することは、不妊や妊活中の方にはぜひ意識しておいて欲しい事です。ただ不妊で大事なことは何を摂取するかよりも、何を摂取しないかがより大事になってきます。糖分や粗悪な油の摂取を控えることと同時にルイボスティーも取り入れるといいかもしれませんね。