様々な理由で不妊治療を諦めるという選択をしないといけない時があります。
そのような時にどのように考えるか。
私自身の考えと、私が出会った方の体験を交えてアドバイスさせていただいています。
時には残酷な不妊治療
不妊治療の技術の進歩は素晴らしいものがあり、以前なら子供を授かれなかった人でも
子供を授かることができるようになり多くの方に笑顔をもたらしています。
ただ不妊治療は時に残酷な面もあると言われます。
新しい技術は可能性を生み出し、46歳で妊娠できた、50歳を越えて妊娠出産できた有名人などの話などにより希望や夢は広がります。
ただあくまで可能性の話で、残念ながらすべての方に子供が授かるということではありません。
もしかしたらずっと不妊治療を続けてきた夫婦にとっては、
通院をストップすることが、子供を諦めるといったような感覚に陥ります。
子供を授かるために通院していたわけですから。。。
肉体的、精神的、そして金銭的に辛くなる方が多いのも事実です。
「本気だったらどこまででも努力すべき」といった空気感におされて、
可能性のある限りチャレンジしないと、本気じゃなかったことになる感じがつらいと言われたことがあります。
いろんな複雑な心境になるでしょう。
そしてこうすればいいという正解もありません。
「2人で生きる」という覚悟や準備ができるまで、不妊治療を諦めれなかった。。。方も多いと思います。
赤ちゃんの都合もあるという考え方
ただあくまで赤ちゃんは「つくる」ではなく「授かる」
胎内記憶の第一人者である池川明先生の言葉を借りれば、
「子供に親は選ばれる」のだそうです。
赤ちゃんの都合もあるという事でしょう。
不妊治療はどうしても赤ちゃんを「つくる」という感覚になりがちです。
ただ、不妊治療中でも心の中は子供に選ばれる親になる事や、
選ばれる夫婦になって赤ちゃんに来てもらうような努力の一つとして
不妊治療というものがあるという感覚を持つように心がけるようにお伝えしています。
心の状態をフラットに保つことが大事ですから。
自分の悩みを整理し、パートナーへの感謝へ心をシフトする
不妊治療中は子供が授からなければ不幸という、感覚になりがちです。
しかし子供がいなくても幸せなカップルは世界中大勢いますし、
もともと子供を望んでいないカップルも中にはいるでしょう。
まとめ
そもそも不妊治療に関しての悩みは、「子供が欲しい」と思わなければ、悩まなかった悩みでもあります。
子供が欲しいの前に、目の前のパートナーと共に生きたいと思えて結婚したはずです。
不妊治療を諦めたり、やめるというのは選択をするときには、
「この人の子供が欲しい」「産んで欲しい」と思わしてくれたパートナーへの感謝へ立ち返る作業が必要なのがかもしれません。
不妊治療を頑張った人ほど、ここまで頑張ろうと思わせてくれたパートナーに感謝を改めてするという感覚を思い出すという事が必要かもしれませんね。
不妊治療をやめるというタイミングがわからず諦められないといった事をテレビで特集させていたのを思い出しました。このタイミングに答えはないとは思うんですが、考えなくてはいけないのは、「自分とパートナーの幸せ」ですよねっ。ここに焦点を絞って考えると気持ちや考えが整理されそうですね。
不妊治療を諦める時は2人の幸せをもう一度考えるタイミング
不妊治療中や不妊治療を続けていくか迷った時に、いつでも戻ってくるのは目の前のパートナーのことです。2人の幸せのカタチを考え直したときに不妊治療を諦めるという事に心の整理がつくのではないでしょうか。不妊治療は万能ではありません。現在悩まれている方に何か参考になればと思います。