防げる可能性がある流産に対して「できること」

流産を経験することは、失意の底まで落とされる思いでしょう。

不妊期間があったならなおさらでしょう。

やさしい気持ちになることが大事
流産に対してできる事はある!

 

「流産」とは妊娠初期から22週未満まで妊娠が継続できなくなる事をいいますが、実際には12週までに起こることがほとんど(80%)となっています。

まずはほとんどの流産はこの2種類です

稽留流産(けいりゅうりゅうざん)

化学流産(かがくりゅうざん)

稽留流産と化学流産の違い

基本的にこの二つの流産共に胎児の染色体の異常が原因であることがほとんどだといわれておりますが、違いは胎嚢が確認できる前に流産することを化学流産といい、稽留流産は胎嚢が確認できたが子宮内で胎児が死亡してしまうことをいいます。どの流産も妊娠12週までに起きる事が多いです。

稽留流産

胎児が子宮の中で死亡してしまっている状態で、自覚症状もないことも多いです。子宮内の赤ちゃんと組織を取り除く手術が必要になります。

化学流産

受精はしたものの、着床に至らなかった場合で妊娠反応が出たにもかかわらず生理が来てしまいます。自覚症状もなく治療も通常は特に必要ありません。妊娠反応をみるチェックが行わなければ、気づかないことがほとんどでしょう。

ほとんどの流産は胎児側の染色体異常でおきる

まず客観的事実として、ほとんどの流産は胎児の都合で起こります。染色体異常や先天性の疾患などが胎児の成長の段階で発生した場合、胎児の方から流産という形をとって命のステージをおりるという生物的に考えると、実はなくてはならないシステムといえます。流産という事実は非常に悲しいことではありますが、ある意味胎児が病気の状態で大きくなるのと防いでくれているといえるかもしれません。高齢で一気に流産率が上がってくるのは、染色体の異常がおきやすいからです。

稽留流産後の手術した人は体のケアを

稽留流産後の処置である手術をされた方は、ぜひそのケアにしていただきたいと思っています。やはり手術という外から手が入るとそれが原因で不妊になることも考えられると思います。ぜひ子宮環境を整える漢方をお考えください

習慣性流産には「流産しにくい身体づくり」を

3回以上流産を繰り返すと習慣性流産と言い、母体に原因がないかの検査が必要になってきます。免疫のトラブルや血栓症が疑われるのでそれに対しても免疫抗体の数値を下げたり血栓に対して微小循環を高めたりする対処をすぐうちましょう。

まとめ

どうしても防げない流産は胎児の都合という命のシステムがありますが、稽留流産後の手術に対してや習慣性流産に対しての身体づくりは可能な限り行いましょう。母体の都合であれば当然妊活の範疇に入ってきます。不妊治療だけでなくそれが活きるカラダ作りが妊娠率を上げて、流産率を下げることにつながると考えています。

二人目を高齢出産するために必要な事

二人目が欲しいけど高齢出産なるので若い時と同じようにはいかないのではないかという不安の声が多く寄せられます。
「子供は一人でいいかな」そう思っていても、子供が一人で遊んでたり、第一子を持ってみて夫婦の考えが変わったりすることもあるようです。

もしくは、仕事や家庭の事情で計画的に二人目の高齢出産を考えているご夫婦もいらっしゃいます。そんな二人目高齢出産に対してできる必要な事をまとめておきます。

「二人目不妊」なんて言葉もあります
「二人目不妊」なんて言葉もあります

二人目高齢出産の場合は、一人目が35歳以上かどうかにかかわらず二人目が40歳以上なら高齢出産と呼ばれます。

 

経験者「みこ」さんのブログ紹介

不妊治療により40歳で2人目妊娠

貴重な妊娠生活の気持ちを残したいとして「みこ」さんが書いている人気のブログを紹介します。

この方のブログは非常に読みやすいです!
あっさりしている印象ですが、短い事言葉に不安な感情やしっかり行動できている「みこ」さんの考え方が節々にでています。参考になりますね。

 

高齢出産のダウン症のリスク

結局のところ勘違いしている人が多いと感じますが、若ければダウン症リスクがないわけではなくダウン症のリスクは若くても高齢でもあります

ただダウン症のリスクは若い時よりは確かにあがります。

そのリスクはどれくらいの確率で、ダウン症を防ぐための対処法としてまとめてあります。下のリンクの過去ブログを参考にしてください。

二人目高齢出産のリスクについて

 

ダウン症のリスクを軽減する方法

経産婦ではあるものの二人目は一人目と違ってまず年齢を重ねています。

また子供がいるために自分のために使える時間が圧倒的に少なくなっているでしょう。
そのため夫婦生活の回数も少なくなりがちです。ただ自分に手間暇をかけれる「余裕がない」「時間がない」「年齢が気になる」といった場合に、漢方を使っての妊娠しやすい状態に体をつくるという取り組みが必要になってくるとお勧めしております。

当たり前ですが、年齢を重ねるにしたがって若い時よりも気にすることや少しの手間をかけていく努力(メンテナンス)をしなければ肉体年齢は当然年齢と共にどんどん下がっていきます。

ただ逆にいうと努力をすると「体は変わる」ということの証明でもあります。
漢方を使っての妊娠しやすいカラダづくりは「最短距離で効率よく身体を変えていく事を目指す」という事です。

ダウン症や流産の確率も「あくまで平均値」です。高齢であればあるほど確率リスクが上がるのは仕方ないですが、「自分」に関してはそうならないようなるべくの努力がある方がいいですよね。

その努力として「漢方」があると知っておいてください。

過去ブログも参考にしてください⇒高齢出産でダウン症率を下げるためにやる事

 

出産時の体力は「なんとかなるもの」

高齢出産で、2人目なんて無理と思う理由は「体力がないという不安」が強いのではないでしょうか。
気持ちは非常にわかるんですが、意外にも2人目以降の出産は思ってたより楽だったという声も多いのです。

1人目の出産から育児してから数年たっている場合は一番しんどい時期を越えて体力も回復しているというのもあるかもしれません。

また分娩時間も、2人目は初産に比べると短くて済む事が多いし一番は「経験して慣れている」からか精神的・体力的にも楽になるというのです。

まさに「案ずるより産むが易し」と言われる方が多いと思います。

授かることができた命は、基本的に産めないとか、育てられないということはないのだと感じております。

 

まとめ

高齢出産のリスクやそれを考えての不安などは、色々あると思います。ただそのリスクがわかっているから行動できるという風に考えるようにしていきましょう。
様々な出ている確率はあくまで平均値です。そしてそれは自分自身の努力や工夫で下げていける可能性が高い事も知っておいてくださいね。

当店でも結婚前から妊活にくる方もいらっしゃいます

当店には独身の頃から、近い将来の妊娠を意識した身体づくりをご希望される方もいらっしゃいます。冷えや生理痛や生理不順はもちろん、ダイエットと一緒に提案をご希望される方も多いんですよ

妊娠中に飲んでおくべき「サプリメント」

妊娠中に飲んでいた方が良いサプリメントがあるという事はご存知でしょうか。現在は高齢出産が増え妊娠中の健康リスクが高くなってきています。

それを防ぐためにも飲むことをおすすめしたいものがあります。
ただ安全性も含めてしっかりとした裏付けのデータがあることが条件という事になります。

妊娠継続をスムーズにいかし母子の健康を支える黒子のようなサプリあり!
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それぞれ妊娠の時期のよって必要なサプリメントが違う

妊娠中ずっと飲んでてほしいものや、流産経験などがあったり不育症などの診断がある方に対して飲んでいて欲しいもの、妊娠初期に特に大事な栄養素など時期やその妊婦の状況によってお勧めするものが違ってきます。

糖鎖

タンポポの葉に含まれる有効成分である糖鎖T-1は細胞の表面にあるアンテナのようなもので細胞間の情報交換に必要な成分という事がわかってきました。

現代病と言われているアトピーやぜんそく、花粉症、癌、糖尿病など細胞の免疫にかかわる疾患は糖鎖の異常や不足が考えられています。
命がつくわれる妊娠初期には特に必要ではないかと考えられています。

また糖代謝を良くし、不要な水分を出す解毒の力が強いので高齢出産の時に問題となる妊娠時高血糖や妊娠中の高血圧・むくみ・尿たんぱくなどの妊娠時高血圧症候群(昔は妊娠中毒症と呼ばれていました)の予防に有用でしょう。

また抗ウイルス作用がわかっていますので、妊娠中の風邪やインフルエンザなどの感染症予防にピッタリです。

妊娠初期の胎児の発達に、妊娠中のママの健康にと是非飲んでいただきたいと考えています。
特にリスクの高い35歳以上の高齢出産の方は妊娠中ずっと飲んでいただきたいとお勧めできます。

松節

松の瘤(こぶ)の事を松節(しょうせつ)といい、ピネシアコムオイルという害虫や外傷から守るために作られたものが集中している部分です。

血栓症からの流産に対するデータや不育症に関しての研究が発表されており、流産しやすい12週くらいまで(できるなら胎盤ができるまでの15週くらい)は少なくとも飲んでおいた方が良いと思います。

過去流に産経験がある方は特に妊娠初期に関しては飲んでいく事をおすすめしております。

葉酸

妊娠初期に特に必要なのが葉酸です。

葉酸については過去ブログを参考にしてください⇒妊娠初期に必要な葉酸について深く知ろう

EPADHA

EPADHAは積極的にとってほしい青魚に含まれるオメガ3と呼ばれる油ですが、熱に弱いので毎日生魚を食べるのが難しい事と海洋汚染の事を考えるとサプリメントでとった方が賢いといえると思います。

EPADHAについては過去ブログを参考にしてください⇒胎児の発達に重要なEPADHA

この他、赤ちゃんのアレルギー体質を改善する可能性もあることから妊娠初期だけでなく妊娠中は積極的に摂った方がよいと思います。

牡蛎肉エキス

妊娠中に特に不足しがちで必要性が増す「亜鉛」「鉄」「銅」をバランスよく含む牡蛎肉エキスは強力な妊娠中の味方になってくれるサプリメントです。

それぞれ個別に亜鉛や鉄や銅のサプリを飲むのとは違い、これらミネラルは協力し合って代謝吸収されます。そのため個別に飲むより牡蛎を絞ってできたこのミネラル群は吸収されやすく利用されやすいです。

海のミネラルを丸ごと頂くという感じですね。

そのほか必須アミノ酸もバランスよく含む牡蛎肉エキスは造血疲労の回復解毒に至るまで不安定なママの体調ばかりか胎児の成長のために妊娠中はもちろん産後の体調管理良質の母乳をつくるために活躍します。

 

飲んでいる物の医師への報告はしておきましょう

妊娠中は主治医への報告はしておいた方が良いでしょう。

サプリメントは食事療法の一環で食事での不足を補うものです。ただ多くの方が多忙や妊娠中の体調不良のために質が悪化します。それをサポートできる質の良いサプリメントはむしろ摂っておいた方が良いと考えています。

医師は粗悪なものではないかを心配する可能性がありますので、安全性やデータに関するものを持参し見てもらってください。良質なものであれば根拠となるデータなども購入したお店でもらえます。

ぜひ信頼ある薬局薬店での購入をおすすめいたします。

 

ビタミンA(レチノール)は過剰摂取に注意

普段の食事でもそうですが、なんでも過剰であることは体調を損なう可能性があります。飲む目安を守って飲むことが大事です。

妊娠中ならなおさら自己判断での摂取は避けましょう。

特に注意してほしいのはビタミンAです。ビタミンAは動物由来のレチノールと植物由来の「ベータカロチン」の2種類があり、妊娠中に摂取を控えるべきなのは「レチノール」です。
脂溶性ビタミンのレチノールは水溶性のものとは違い体外に排泄されにくく、赤ちゃんの成長の妨げになる事がわかっています。

ベータカロチンは必要量以上は体外に排泄されるので安心ですが、レチノールを含むサプリメントは飲まないようにしましょう。

 

まとめ

妊娠中に服用すべきサプリメントは、安全性や裏付けデータの有無などから限られてきます。事前に「自分にはどんな栄養素が必要でその商品はこれだ」とわかっているのであればネットでも買えると思いますが、そうでない場合がほとんどでしょう。
ぜひお近くの相談専門の薬局薬店でご相談ください。

当店でも電話での県外の方の相談が多くなってきております。
いつでもお問合せくださいね。

健康的な生活ってどんな生活で、それが出来ていますか?

サプリメントは補助的にではあるものの積極的に使用した方が良いと考えています。 ただし安全性やデータのそろっている確かなものを。 もちろん人によりますが、私たちの「普通の生活」は、私たちの身体からすると「普通ではない」可能性が高いという人が多くなってきているのも事実なんです。

高齢出産は何歳からか

35歳。。。はっきりいってまだまだ若いです。
本当に高齢出産は何歳からなんでしょうか?

ただ妊娠出産に関しては35歳を越えると大幅に妊娠率が下がり流産率が上がるために、日本産婦人科学会では35歳以上の初出産の事を「高齢出産」と定義しています。

考え方や事実を知って不要な不安を排除!
考え方や事実を知って不要な不安を排除!

 

以前は30歳以上が高齢出産だった

平成3年頃までは30歳以上での出産を高齢出産と呼んでいましたが、それ以降は35歳以上に引き上げられました。
最近では初産婦、経産婦の区別なく35歳以上という年齢を基準にしてみる見方も増えてきています。
経産婦は初産婦に比べて母体の健康のリスクは低いものの、生まれてくる子供の健康に関してのリスクは同様なためです。

余談ですが昔は母子手帳に35歳以上の妊婦は高齢出産の「高」の文字を押されていましたが(通称マルコウと呼ばれていました)、最近ではなくなったそうです。

特に35歳以上の高齢出産が珍しくなくなり普通の事という認識に世の中がなったためだと思います。
出産した女性の3人に1人が高齢出産しています(初産は7人に1人)。
もしかしてネガティブな気持ちで高齢出産の事を考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、もうそんな時代ではなくなってきたのかもしれません。

 

高齢出産で生まれてくる赤ちゃんのリスク

ただ高齢出産という分け方を日本産婦人科学会がしているのには、妊娠や出産において母子ともにリスクが増えるのは事実としてあります。

むやみやたらと不安に考える必要はないですが、リスクが増えるという事実から身体づくりを考える認識を持つことを私はおすすめしております。

病院の医療技術や機器の進歩や妊娠中の合併症を管理する方法もできていますが、「自分自身でできる事をしっかりやっておく」という事が一番基本中の基本です。
そういう医療の出番が無いように自分と赤ちゃんの健康を考えた身体づくりをご提案しています。

 

卵子凍結していても妊娠率が確実に良いわけではない

「卵子凍結」という技術をご存知でしょうか。テレビやネットで話題になり知っている方も多いと思います。
卵子のようなサイズの大きい細胞の凍結・融解は難しかったのですが、技術が確立しできるようになりました。

高齢出産の事を考えて若いうちに卵子を凍結しておけば、「生みたい」と考えた時に若い卵子を使って妊娠が可能になるのではないかと考えられて期待が広がったのですが、現在の所は問題は色々あるようです。

まず若い卵子だからといって当然確実に妊娠できる保証はありません。また体外受精などで移植した時に移植される肉体は当然実年齢であることです。
20歳の卵子を使った受精卵を40代の身体で育てていくという「肉体の衰えという問題」もあるのです。

すごく妊娠率が高くなるわけではないようです。これからのさらなる医療技術の進歩が待たれる部分かもしれません。

 

まとめ

高齢出産が3人に1人という35歳以上で産むことが当たり前という時代に突入したと思います。ただ社会はそうでも肉体は違います。

結婚年齢や妊娠出産年齢は上りましたが、肉体としての妊娠適齢期というものは存在しているようです。
ただその事実を受けて最先端の医療技術を考えるという選択は間違っていませんが、その前に妊娠出産という意味では高齢であっても元気に妊娠できる卵子の質や子宮の環境が整っており、妊娠しやすい状態を保つことが一番重要になってきます。もちろんそういう状態では、より最先端の不妊治療などがより生きてくるでしょう。

元気に高齢出産を狙いましょう!

高齢出産という言い方が違和感が出るほど35歳以上の出産が当たり前になってきています。一般論でリスクが高くなるという事実を受けて、母子ともに健康に出産できるように妊娠前妊娠中と身体づくりをしていきましょう!それが今からの常識になっていくと思います

妊娠中の食べ物の賢い食べ方

妊娠中ってどんな食べ物を食べておけばいいんでしょうか。いつもと同じような感覚でいいのか考えてしまいますよね。
昔は「2人分食べよう」と言われることもあったようですが、活動量が少なくなった現在は妊婦であっても食べすぎは禁物です。

母子ともの健康を害したり、妊娠出産のリスクを上げてしまいます。健康の場合多くがそうですが、量ではなく質を考えて食べましょう。
この時期のママは自分が食べたものが赤ちゃんの身体の材料だと意識し食べ物の安全性や栄養バランスをより考える事もあるかもしれませんね。

本当にいつも通りでいいの?
本当にいつも通りでいいの?

 

妊娠の時期によって食べ物の種類を変える必要はない

妊娠したからと言って、絶対に食べてはいけないものが随分と増えるわけではありません(アルコールや喫煙は絶対やめておきましょう)。ただ当たり前の話ですが、もともと健康に良くないものを食べる事は避けておいた方が良いでしょう。

妊娠中食べない方がよい食べ物

  • インスタント食品
  • レトルト食品
  • 市販のお総菜
  • コンビニ弁当
  • 麺類
  • お菓子

過去ブログも参考にしてください⇒妊娠中に摂りたい栄養素と控えたい栄養素

基本は無駄な添加物、カロリーや塩分・糖分をさけ、身体の材料になるようなたんぱく質やビタミンやミネラルをしっかり摂ること。

妊娠していなくても健康や美容を考えるうえで大事な話ですが、考えなかった人は妊娠中をきっかけとして考えておきましょう。
自分自身のお腹の中で、すごい勢いで細胞分裂し成長しているわが子にふさわしい食べ物かどうかの判断がつくことは最低必要だと考えています。

上に書いたものはその代表格で、健康そうなパッケージで売られていても中身は違う事が多いです。食育を考える上でも自分自身の健康のためにも妊娠を良い機会にしましょう。

まあざっと言うと「作ってある買ってきたものが主食にならない方が良い」という事です。

ぜひ意識して妊娠中摂るもの

・緑黄色野菜
・大豆製品
・きのこ類
・たんぱく質

緑黄色野菜などの色味が強い野菜や大豆製品には妊娠初期に重要な葉酸も多くビタミンミネラルが豊富です。きのこ類も食物繊維やビタミンミネラルが多いです。たんぱく質は身体をつくる上で重要な土台になります。脂肪分が少ないものを選びましょう。

葉酸については過去ブログを参考にしてください⇒妊娠中に摂りたい栄養素と控えたい栄養素

特に胎児の脳の発達に関わる妊娠初期は意識した方がいいかもしれませんが妊娠中はもちろん産後に子供の食事を作る時にも大事な事です。

 

妊娠中の食べ物は赤ちゃんの好みに影響する

「人の食べ物の好みは母親が妊娠中に口にした食べ物に影響を受けている」という事は、アメリカのフィラデルフィア[モネル科学感覚センター]の研究により証明されているようです。

ベビトピア⇒胎内で始まる食習慣

母親が妊娠中もしくは授乳中にニンジンジュースを飲み続けた場合、そうでない場合と比べて明らかにニンジンを好んで食べるようになるそうです。
羊水や母乳から母親が食べていた食べ物の記憶が伝わり、慣れ親しんだ食べ物という形で認識するのだと考えられているそうです。

子供の良い食習慣のためにも妊娠中や授乳期は慎重に食べ物を選ぶ必要があるという事です。

 

まとめ

妊娠中に食べるものを考える事は生まれた後の子供の好みをも左右します。健康を考えた時に妊娠中に特殊な食べ方をしないといけないわけではありませんが、「健康的に食べる」とはどういうことなのかの最低限のルールはもう一度おさらいしておくべきだと思います。

すでにできている方ならいいと思いますが、コンビニ弁当やお総菜が食事になることが普通の人もいますし、お菓子を毎日食べていく事が普通という人も多くいるでしょう。人によって「普通」が違うという事です。
妊娠はその健康の最低限のルールを改めて見直すいい機会にしていただけたらと思います。

食生活の多様化が進んだ今だからこそ

多くの方が忙しく自分自身や家族の食事がどんどん簡単なものになっていく傾向があります。便利なものは取り入れていくべきですが気をつけていかないと炭水化物や添加物の過剰になりやすいと日々感じています。 また健康な食べ物のふりをして意味のないものもたくさん出回っているのも事実です。しっかり最低限の見極めができるようにしたいですね。

妊婦さんにおすすめする靴とその理由

妊婦になると「靴を変えましょう」と私は言います。
妊娠すると体がどんどん変化していきます。
体調も体重も日によって変わったりもします。
そんな妊婦さんが考えなければいけない大事な事が「転倒」なのです。

妊婦の最大のリスクを靴で防げ!
妊婦の最大のリスクを靴で防げ!

 

妊婦のリスク「転倒」をまず考える

妊娠初期は体調の変化が特に大きく、つわりや貧血症状からめまいなどを特に起こしやすいです。そんなフラフラしている状態がいつ起きるとも限らないのであれば転びやすいヒールの高い靴は避けるべきです。

また体重が増えてきた時も当然よりころびやすい体型になっておりバランスが悪いです。腰にも大きな負担をかかります。
ヒールの高い靴は転びやすいうえ、腰にさらに負担をかけます。

また妊婦さんは、お腹が大きくになるにつれて「むくみ」がでてくる方も多いです。妊婦さんは通常と比べて血液量が1.5倍になるのでむくむのも仕方がないことかもしれません。
むくむ事と同時にお腹が大きくなり足元が見えない妊娠後期では当然履きやすさも重要になってきます。

 

妊婦のおしゃれな靴

妊婦さんもおしゃれをしたいという世の流れにそって、おしゃれで妊婦さんにむいている靴も多く出てきました。
最近ではインヒールで安定性のある靴も出ているみたいですね。

もしくはムートンブーツなどのヒールが高くならないブーツのコーデもオシャレになれます。

パンプスを中心に履いていた方は、もしかしたら「ヒールがある靴が履けない妊娠中はオシャレできない」と思っている方がいらっしゃるかもしれませんが結局靴は服との組み合わせで決まると思います。

妊娠中は締めつけない服の方が自分自身やお腹の赤ちゃんが楽です。
ゆったりとした服を着てなかった人も、それに合う靴という意味で今までと違ったファッションを楽しみましょう。
体型によって似合うファッションも変わります。

妊娠中でしか楽しめないファッションもあると考えてみてはどうでしょうか。

 

妊娠の経過月別の靴の選び方

  • 妊娠初期➡フラット靴、スニーカー
  • 妊娠中期➡フラット靴、ブーツ、スニーカー
  • 妊娠後期➡スリッポンなどの紐靴でなく伸縮性があり履きやすいもの

スニーカー妊娠初期から妊娠中期までは大活躍します。安定性も抜群なので妊娠中には必須です。
ファッションによってはヒールのないフラット靴が良いでしょう。

妊娠中期なら体調不良やつわりが落ち着いてきている場合もあるので、安定性のあるインヒールの靴やブーツなども履いてもいいかもしれません。ヒールがないブーツなどもいいかもしれないですね。

ただしサンダルなどには要注意です。基本的には足先や足首は夏場でも冷やさないようにした方がいいと思います。くるぶしから5cmほど上に三陰交という子宮のツボがあります。ここを冷やすと子宮の冷えにつながります。夏場でも空調などで足先は冷えてしまう事が多いです。

冷えが逆子の原因などと言われる場合もありますから十分注意しましょう。なるべくストッキングなどで足が冷えないように気を配っておいた方が良いと思います。

妊娠後期はお腹で足元が見えなくなります。紐靴などの手間取る靴は避けて履きやすいスリッポンタイプの靴にしましょう。結婚式などではスリッポンタイプの品があるオペラパンプスなんかを選んでもいいと思いますよ

 

まとめ

特に妊娠後期では足のむくみからか、足のサイズが変わります。そういう意味でも伸縮性のあるスリッポンタイプの靴はおすすめです。
むくみの観点からはつま先がとがっている靴よりもラウンド型のものを考えた方がよさそうです。大事なママの身体を支える足元に気を配ることは大事な事です。

後になって後悔しても意味がありません。
妊婦さんやご主人は常に考えれる最善の策をとることが一番です。

妊婦さんの「転倒リスク」靴を見直すことで下げれるのだという事を知っておきましょうね。

妊娠する事は今までの習慣を変えるチャンス

妊娠すると色んな事を変える必要があります。時には面倒で大変なこともあります(というか多いかもしれません)。ただ今まで変えた方が良かったけどできなかった事、例えば禁煙や禁酒、不規則な生活、睡眠不足、食生活についての見直しや習慣を変えれるチャンスだと前向きに考えていくようにできるといいですね。

妊娠初期に気をつけたい食べ物・習慣

着床してからすぐに赤ちゃんの脳や神経になる部分がつくられはじめます。妊娠4~13週目くらいは赤ちゃんの大事な器官形成期です。だいたい胎盤が15週くらいまででつくられるのでここまでを妊娠初期と呼んでいます。特に重要と言われるこの期間での気をつけたい食べ物や習慣についてまとめました。

何を食べて何をたべないか?それが問題だ
何を食べて何をたべないか?それが問題だ

 

妊娠初期には気をつけて控えたい食べ物

  • 糖質(精製したもの)
  • 油(トランス脂肪酸)

ここでいう「糖質」とは精製した炭水化物(白米や精製小麦のパン)や砂糖の事です。「油」は発がん性など非常に危険な油であるショートニングやマーガリンなどのトランス脂肪酸の事です。
精製した炭水化物や砂糖にトランス脂肪酸がすべて入っているのが「ジャンクフード」と呼ばれるものです。ただ意外と知られていないのは加工されているものにはこの手の糖質や砂糖、トランス脂肪酸が多いので注意ですね。
例を挙げるとお菓子やアイス、ジュースに菓子パンなどが日常的に自覚なく食べている「ジャンクフード」といえます。
買ってきたものや「はやい・やすい・うまい」がそろっている物は精製した糖質やトランス脂肪酸が多いものが多くあります。
つわりがひどい時など大変で頼らざるを得ない場合もありますから仕方ない場合もあるとはあ思いますが、ご主人の協力や工夫でなるべく控える項目として意識して素材から作っていきましょう。

妊娠初期に気をつけて避けたい習慣

  • アルコール
  • タバコ
  • 運動

嗜好品であるアルコールやタバコが妊娠中にやめた方がいいのは周知の事実になってきましたね。
アルコールは胎盤を通じて赤ちゃんにいき発達や成長を遅らせます

またタバコは血管の収縮作用があります。血管の塊という言い方もできる胎盤には作用し、赤ちゃんに酸素や栄養が届きづらくなります。流産や早産のリスクは増え、栄養不足で低体重児になってしまう可能性が高まります。流産に関しては2倍以上流産率が上がるという事もわかっています。

ご本人が吸っていなくても受動喫煙には本当に気をつけてください。タバコは副流煙の煙の方が毒性が強いです。
受動喫煙が一日2時間以上の方は受動喫煙がない人に比べて低出産体重児のリスクが2.2倍と高くなることもわかっています。ご主人がタバコを吸われている場合や職場の環境など今一度工夫や対策または相談してリスクを上げないようにしましょう。

運動に関しては16週目以降にした方がよさそうです。なぜかというと胎盤が出来上がる前までは出血が起こりやすいからです。
正常な妊娠であることが運動の条件になるので、担当の医師に相談した上で体調を考えながら分娩直前までできれば理想です。

 

ジャンクフードは妊婦の子供は将来糖尿病になりやすい

妊娠中の食事が、赤ちゃんのお腹の中での発育だけではなく、その子が大人になってからの健康(肥満や高血圧、糖尿病、心臓病のリスクが増大)にも左右するという指摘が注目を浴びています。

妊娠中だけでなくその子供の一生の体質にまで影響を及ぼすという報告は重要なので知っておきましょう。

 

積極的に摂取したい食べ物

  • 精製されていない穀物
  • 不飽和脂肪酸
  • 低脂肪のたんぱく質

玄米や全粒粉のパンなど精製されてない穀物が良いと言われております。苦手な方は雑穀米など混ぜ込んでもミネラル補給には非常に役立つでしょう。

家で使っている油がサラダ油を使用しているならオリーブオイルなどの不飽和脂肪酸と呼ばれる油に変えてサラダ油は使わないようにしましょう。また青魚に含まれるEPA・DHAと言われる魚油も質の良い不飽和脂肪酸です。一般にオメガ3と呼ばれる健康に良い油は意識して摂取していきましょう。

またたんぱく質は重要です。たんぱく質を摂ろうとすると鉄やカルシウムもしっかり補う事ができて造血のための栄養素はしっかり摂取していきやすいです。過剰な動物油が気になるなら蒸し料理なども最近であればシリコンスチーマーなどを使えば油を落として簡単に調理できます。
卵も良質なたんぱく源ですね。
妊婦は妊娠前と比べて血液の循環量がおよそ1.5倍にも増えます。慢性の貧血状態に陥っている妊婦が非常に多いと言われております。
意識して摂るぐらいでちょうどよいのではないでしょうか。

 

妊娠初期でも服装は締め付けが少ないものを選ぼう

妊娠中は血流循環を常に良い状態にしておきたいものです。妊娠初期はお腹がまだ目立たないので無理にマタニティウェアでなくとも良いと思いますが、むくみやだるさを感じやすくつわりなども締め付ける服では悪化しやすいでしょう。

それに保温性なんかにも配慮しておくようにすると良いですね。夏場でもエアコンなどで冷えてしまう事を考えるとストールなんかを持ち歩いたり、冬場ならマフラーなど、他にはポンチョやスカーフなど羽織りものを数点持っておくと「締め付けない」というという事と保温性が調節しやすく便利ですね。
オシャレと機能性を両立できますよ。

 

まとめ

妊娠初期だけでなく妊娠中、もしくは生まれた後の子供の食事に関しての練習だと思ってください。子供より一足先にまずは自分自身からなるべく控えるもの、気をつけて食べていくものと意識していきましょうね。
それが自分自身の健康につながり、ママの健康状態がお腹の赤ちゃん将来の体質すら決める可能性も高いのです。ぜひ良い機会だと思ってチャレンジしてみてください。

家ではノーパン健康法をお勧めします

私は家ではウエストにゴムを使っていないステテコだけで下着ははいていません。昔の人はそもそも下着をはいていないか、腰巻やふんどしくらいではないでしょうか。今は女性の下着はゴム製のものが多いし、男性もブリーフやボクサーパンツなど締め付けがつよいのです。ぜひ一度家では下着をはかないで寝てみてください。疲労感のとれ方が違うのがわかります。 また紐で止めるタイプの下着も売っているようです。 男女問わず良いと思いますよ。 空気パンツ⇒http://ku-kipants.com/

葉酸は妊娠中の胎児の成長に効果のある栄養素の一つ

葉酸って妊娠したい人や妊娠中には摂った方が良いという事で有名な栄養素ですよね。ただこれって結局何で摂るとどういうメリットがあるのかをまとめておきますね。

野菜から葉酸って摂れますか?
野菜から葉酸って摂れますか?

 

そもそも葉酸はビタミンの一種

葉酸はビタミンの一種たんぱく質や核酸(DNAやRNAといった遺伝情報の保存庫)の合成に必要とされ、体の発育に重要な栄養素です。ホウレン草から発見されたので葉酸と名づけられ、赤血球の生産にも関わることから不足すると貧血になることもあります。
体内に蓄えることができない水溶性のビタミンなので毎日の摂取が必要です。そのため通常の食事に加えてさらに妊娠を望んでいる女性一日400㎍妊娠初期(4~12週)にかけては一日440㎍の葉酸を摂取することが神経管閉鎖障害の発症リスクを低下させると言われています。
食事では緑黄色野菜や果物に多く含まれていますが、効率よく摂取するためにサプリメントなどで補う事も勧められている栄養素です。
アメリカのアニメでポパイがほうれん草で強くなるイメージはそんなところから来たのかもしれませんね。

 

妊娠中・妊娠前から葉酸摂取が必要とされている理由

胎児の細胞分裂が特に盛んな妊娠初期(4~12週)に関しては、先天性の疾患(特に神経管閉鎖障害、多くは二分脊椎症)を招く危険があると言われております。葉酸は水溶性のため過剰摂取しても尿に排泄されるので、そこまで過剰での健康被害に関してはあまり問題にならないでしょう。
一応一日当たり1000㎍以上の摂取は過剰だと言われていますので、サプリメントを使用する場合は目安の量を守りましょう。
それよりもむしろ特に妊娠初期では胎児の葉酸消費量が増加する(細胞分裂が盛んなため)ため不足が起こり得ることを心配する声が多いです。胎児だけでなくママの健康のためにも十分な摂取があった方が良いでしょう。
妊娠初期に特に重要なので妊娠前からの摂取が推奨されています。

 

妊娠初期のリスクが高い神経管閉鎖障害について

神経管といわれる脳や脊髄などの中枢神経のもとになる細胞集合体のことです。ここが特に妊娠初期で細胞分裂が盛んにおこなわれ脳や脊髄をつくっていくのです。
神経管の下の部分の問題が起きた場合は下半身の運動障害や排泄機能に障害が起こる可能性があることがあり、上の部分で問題が起きた場合は、脳がつくられなかったりして流産や死産のリスクが上がるとされています。
そうした発症リスクを下げるために葉酸が注目されています。

 

葉酸を多く含む食材は「色の濃い野菜や豆類」

葉酸を多く含む食べ物は、ほうれん草やブロッコリーなどの緑黄色野菜(色が濃いもの)が有名です。またレバーや豆類など日常的な食べ物に入っているので、素材から料理をつくってバランスの良い料理している方にとってはそれほど心配しなくてもよい栄養素だと私は考えていますが、最近では加工食品や外食を多用する方が多くなっており葉酸不足が心配されています。
なぜなら葉酸は水溶性のために熱や水で壊れたり流出したりしてしまいます。
下ゆで処理などが過剰である可能性の高い加工食品や外食では不足する可能性があるのです。

忙しい方が多くなってきたのだと思います。

葉酸の多い野菜(100g中)

  • 枝豆      260㎍
  • アスパラガス  180㎍
  • ブロッコリー  120㎍
  • ほうれん草   110㎍
  • オクラ     110㎍
  • アボカド    84㎍

ここから加工や調理で葉酸は失われるようです。。。

葉酸の多い肉・魚(100g中)

  • 鶏レバー    1300㎍
  • 牛レバー    1000㎍
  • 豚レバー    810㎍
  • うに      360㎍
  • いくら     100㎍

レバーはビタミンAが多く妊婦は過剰になるのを防ぐ必要があるのでご注意ください。

過去ブログもご参考ください⇒妊娠初期で摂りたい栄養素と避けたい栄養素

 

不妊にも葉酸は意識して摂取する

葉酸はDNAの合成を助けてくれる栄養素です。受精卵の着床にも関係していると最近言われてきています。必要量を摂取することは不妊を良くすることというよりも、妊娠出産に望むスタートラインに立つという意味で大事でしょう。
当店でも妊活中や不妊治療の方で葉酸のサプリメントを飲まれている方も多いです。
細胞分裂やDNAの合成に必要な葉酸なので、流産やダウン症などの染色体異常とも関係があるという研究報告もあります。
もちろん質を選ばないといけないと思いますがサプリメントを使用して補給する事も良い方法だと思います。

 

東尾理子さんが絶賛している葉酸を含むサプリ

40歳で第二子を授かった東尾理子さんも飲んでいるサプリをブログで公開していました。芸能人でもあるので、コマーシャルという一環は当然あるとは思いますが東尾さんが飲まれていたのは葉酸サプリというよりはマルチビタミン・ミネラルのサプリで葉酸も必要量400㎍入っているといったものでした。
私の想像ですが、高齢出産という事でリスクを様々考えた時に自分自身でできる事の中に葉酸の摂取していくという認識からだと思います。
葉酸は「よりあったらいいもの」ではなく「不足するとまずいもの」という感じです。
妊娠する準備(妊活)として食事や栄養素を考える事は、赤ちゃんや自分自身のために必要なことですよね。

 

葉酸サプリは食事がしっかり摂れた上で必要と考える

厚生労働省からサプリメントを使用してもいいから毎日葉酸を摂取しましょうというような呼びかけがされています。国としてこういうことは珍しいと思います。まあ、それぐらい葉酸の不足が胎児に与える影響を無視できないという事だと思われます。

ただこれはあくまできちんとした食事の上でという意味です。妊娠出産や胎児の健康に必要なのが葉酸だけではありませんので、バランスの良い食事はかかせません。

 

まとめ

本文中でも書きましたが、葉酸はあったら良いものというよりも無ければまずいものという認識が正しいのではないでしょうか。人によってはサプリメントなどを活用して補給することが望まれる人もいるでしょう。ただ妊娠出産や胎児に葉酸だけが必要というわけではありません
葉酸も体内で葉酸だけで働くわけでもないでしょう。
様々な栄養素の中で妊娠初期の胎児の健康に葉酸が注目されているのは事実ですが、ある栄養素を考えた時にサプリだけで終わらすのではなく、食事に関しても見直す良い機会にしていきましょうね。

葉酸の必要性から見えてくること

葉酸って不妊の人に関しては有名ですよね。ただ妊娠に必要な栄養素ではなくて、たんぱく質やDNAの合成に必要という事は普段から私たちの健康に重要な事がわかります。改めて妊娠の事を考えて日々の口から入る私たちの体をつくる食事の重要性を考えるキッカケにしていただければと思っています。

妊娠したかどうかのチェック項目をご紹介

妊娠したら、どんな症状や状態から「妊娠かも?」と気づけば良いのでしょうか。妊娠の可能性がある時はまず参考にしてほしいチェックリストを知っておきましょう。

落ち着いてチェックしてみましょう!
落ち着いてチェックしてみましょう!

 

「妊娠したかも?」そんなときの体の変化のチェック項目

妊娠時の身体の変化はよく風邪と間違われます。ただ風邪と違って熱が出ないので、その状態で以下の項目を参考にしてください。

  • 生理前なのに少量の出血がある
  • おりものが多くさらさらしている
  • 基礎体温が2週間以上高温期が続いている
  • だるさや寒気
  • 頭痛や腰痛
  • 生理痛のような下腹部の違和感
  • 下痢や便秘
  • 胸の張りや乳首の痛み
  • 睡眠不足ではないのにねむい
  • 吐き気やムカムカ
  • 寝汗はある
  • 吹き出物が増える
  • 疲れやすい
  • 食欲が妙に減ったり増えたりして変わる
  • 食事の好みが変わる
  • すっぱいものが食べたくなる
  • 匂いに敏感
  • イライラや情緒が不安定になる

チェック項目が多くついたら「妊娠検査薬で確認してみましょう

以上のチェックリストに当てはまる項目が多ければ多いほど妊娠の可能性は高いでしょう。
特に生理が遅れており高温期が続いている場合妊娠の可能性が非常に高いと言えるでしょう。まずは生理予定日から数えて1週間後のタイミングで妊娠検査薬を使って確認しましょう(生理予定日当日から測定できるものもあります)。陽性反応が出ればほぼ確実に妊娠していますので、すぐに産婦人科を受診しましょう正常な妊娠でなくとも(子宮外妊娠など)陽性反応がでるので早めの産婦人科の受診が重要です。

過去ブログを参考にしてください⇒妊娠検査薬は正しい使い方ならほぼ正しい判定ができる

 

まとめ

妊娠してまだ気づかない時期に飲酒をした、喫煙をした、何か薬を飲んだなどが胎児に影響があるのではないかとご質問をいただく場合もあります。妊娠の可能性があるのであれば、自身で気づくことも大事になってきます。「もしかして・・・」としっかり気づけるように感度を高く持っておきましょう。そういう時にはこのチェック項目が役立つでしょう。気づいていないときでも当然お腹に宿ったあなたの赤ちゃんは、あなたの生活や食べ物んお影響を受けて育つのは間違いがないんですから。

妊娠の可能性があるなら知っておくべきこと

妊娠の超初期症状は風邪や夏バテと間違いやすいと聞いたことはないでしょうか。妊娠すると本人の自覚あるなしに関わらず、胎児はどんどん大きくなっていきます。「妊娠の可能性がある」というだけで妊娠に早く気づいたり、生活習慣、薬の事など考えていく事が違ってきます。そういうのが大事だと思います。

妊娠検査を自分でするときの方法と知っておくべき注意点

妊娠検査は、もう自分で簡単にできるようになっています。「もしかして・・・」って思ったらすぐ検査できるように妊娠検査の時の注意点や妊娠検査薬の種類なんかも知っておきましょう。

 

妊娠検査薬で陽性反応が出たらすぐ病院へ
妊娠検査薬で陽性反応が出たらすぐ病院へ

 

価格とタイプで選ぶ妊娠検査薬

基本的には使用時期が違うという意味でタイプがわかれています。一般的には生理予定日の1週間後ですが、生理予定当日から測れるものもあります。
尿をかけて判定しますが妊娠しているかのマークがはっきり出るデジタルのものも人気のようですね。

生理予定日の一週間後から

  • ◎ドゥーテスト(ロート製薬)
  • ◎クリアブルー(オムロン)
  • ◎チェックワン(アクラス)
  • 判定時間1分

生理予定日当日から

  • ◎チェックワンファスト(アクラス)
  • 判定時間1分

デジタル

  • ◎チェックワンデジタル(アクラス)
  • ◎デジタルP-チェック(ミズホメディー)
  • 判定時間1~3分

生理予定当日から使用できるものは、その分価格が高く2回用で1500円ほどと一般的なものと比べて2~3倍します。また薬局でしか購入できません。購入したい場合は近隣の薬局に確認しましょう。

そしてデジタルのメリットとしては「判定線が薄いと余計に迷ってしまう」アナログ式ではそういった声が必ずありますが、デジタル式では+か-かではっきり陽性陰性を教えてくれます。デメリットとしては、やはり少し価格が高い事でしょうか。1回測定に700~1000円ほどかかります。
その時の妊娠したかの判断を早くしたい場合や、測定する頻度などによって価格もかかわってくるのでどのタイプを使うかは決めていけば良いと思います。結果の正確さはどのタイプも99%以上で測定できますので妊娠かどうかはほぼ間違いなく測定できるはずです。

ただ生理予定日がはっきりしない方や、ストレスや体調不良で生理周期が変動する方は正確でない可能性もありますからご注意ください。

妊娠を希望し定期的に使用していく方は、通常のものやデジタルのものを持っている方が多いと思います。
もしかしたら、妊娠したくない状況での妊娠の確認では生理予定日当日からいち早く測れるものが良いのかもしれません。

 

妊娠検査薬で間違いやすい2点

妊娠検査薬の使用方法において、意外と知らずにやってしまい結果の不明瞭さや間違いにつながってしまう事があります。説明書もきちんと読んでから使用するようにしましょう。正確な判定をするために必要な尿のつける時間などはしっかり守ることが必要です。検査する時間帯はあまり関係ありませんのでいつでも大丈夫です。ラインが薄くても確認で来たら陽性反応ですのでご注意ください。

尿をかけるのではなく浸すこと

測定には「尿をかける」と「尿に浸す」方法がありますが、多くの方が簡単な尿をかける方法を選びがちです。ちゃんと所定の場所に尿がかけれない事などが原因とおなり間違いにつながる恐れがあります。コップに尿をとり妊娠検査薬に浸して行う方が確実です。紙コップの準備を一緒にしておく事がお勧めです。

検査をまっている時間は検査薬を平行にすること

よくある間違いもう一つは、判定結果を待っている時間には、妊娠検査薬を平らなところに置いて水平を保つ必要があります。トイレで行う際にはそういう場所を確認しておきましょう。上で書いた紙コップで尿をとって検査すると場所の確保のタイミングをつくるという意味でも便利かと思います。

 

妊娠検査薬で陽性とわかったらすぐ産婦人科を受診すべき理由

陽性反応がでていても、まだ安心できません。それは正常な妊娠とは限らないからです。

子宮外妊娠

何らかの理由で子宮以外の所で着床がおきて、そこで育つことです。
正常な状態では受精卵は子宮内膜に着床し育つ必要があります。
妊娠全体の1~2%に起こると言われており着床しているので妊娠検査薬には陽性反応が出るのです。
卵管内に着床することが多く、狭く細い卵管内では受精卵は育つことができません。そのままだと流産や卵管破裂の可能性があり、すぐ開腹手術となり卵管切除となります。
そのため妊娠継続はできません。
子宮外妊娠では胎嚢という赤ちゃんの部屋がエコー検査で確認できないことや、不正出血などがみられます。

胞状奇胎(ほうじょうきたい)

胞状奇胎という症状でも陽性反応が出るので注意です。
受精卵の着床後につくられる絨毛(じゅうもう)と呼ばれる胎盤になるはずのものが増えすぎる事で、絨毛ガンのリスクも高まるとされています。妊娠全体の0.2%程に起きると言われており染色体異常が疑われています。
胎嚢は確認できるようですが、不正出血やむくみやつわりのような症状などがおきることがあります。
胞状奇胎がわかったらその部分の切除を行うための手術となります。こちらも妊娠継続は残念ながらできません。

すべてが正常妊娠とは限らないので必ず妊娠検査薬で陽性反応が出たらすぐに病院へ行きましょう。

 

まとめ

妊娠検査薬は便利なもので、様々な種類が存在し非常に高い精度で妊娠判定を行ってくれます。ただあくまで参考に過ぎないということも知っておいて、しっかりとした判断や診断は医師にしてもらいましょう。

化学流産の場合も陽性反応がでます

「化学流産」とは受精卵が子宮内膜に一時的に着床ができたが、妊娠を継続できなかった状態の事です。一瞬着床がなりたったので妊娠検査薬は陽性を示すことがありますが、陽性反応後に生理がきてしまいます。妊娠検査薬などがなかった場合には着床している事すらわからない妊娠超初期の流産で染色体異常が原因といわれているので、胎児側の問題がほとんどを占めると言われております。