妊娠初期に気をつけたい食べ物・習慣

着床してからすぐに赤ちゃんの脳や神経になる部分がつくられはじめます。妊娠4~13週目くらいは赤ちゃんの大事な器官形成期です。だいたい胎盤が15週くらいまででつくられるのでここまでを妊娠初期と呼んでいます。特に重要と言われるこの期間での気をつけたい食べ物や習慣についてまとめました。

何を食べて何をたべないか?それが問題だ
何を食べて何をたべないか?それが問題だ

 

妊娠初期には気をつけて控えたい食べ物

  • 糖質(精製したもの)
  • 油(トランス脂肪酸)

ここでいう「糖質」とは精製した炭水化物(白米や精製小麦のパン)や砂糖の事です。「油」は発がん性など非常に危険な油であるショートニングやマーガリンなどのトランス脂肪酸の事です。
精製した炭水化物や砂糖にトランス脂肪酸がすべて入っているのが「ジャンクフード」と呼ばれるものです。ただ意外と知られていないのは加工されているものにはこの手の糖質や砂糖、トランス脂肪酸が多いので注意ですね。
例を挙げるとお菓子やアイス、ジュースに菓子パンなどが日常的に自覚なく食べている「ジャンクフード」といえます。
買ってきたものや「はやい・やすい・うまい」がそろっている物は精製した糖質やトランス脂肪酸が多いものが多くあります。
つわりがひどい時など大変で頼らざるを得ない場合もありますから仕方ない場合もあるとはあ思いますが、ご主人の協力や工夫でなるべく控える項目として意識して素材から作っていきましょう。

妊娠初期に気をつけて避けたい習慣

  • アルコール
  • タバコ
  • 運動

嗜好品であるアルコールやタバコが妊娠中にやめた方がいいのは周知の事実になってきましたね。
アルコールは胎盤を通じて赤ちゃんにいき発達や成長を遅らせます

またタバコは血管の収縮作用があります。血管の塊という言い方もできる胎盤には作用し、赤ちゃんに酸素や栄養が届きづらくなります。流産や早産のリスクは増え、栄養不足で低体重児になってしまう可能性が高まります。流産に関しては2倍以上流産率が上がるという事もわかっています。

ご本人が吸っていなくても受動喫煙には本当に気をつけてください。タバコは副流煙の煙の方が毒性が強いです。
受動喫煙が一日2時間以上の方は受動喫煙がない人に比べて低出産体重児のリスクが2.2倍と高くなることもわかっています。ご主人がタバコを吸われている場合や職場の環境など今一度工夫や対策または相談してリスクを上げないようにしましょう。

運動に関しては16週目以降にした方がよさそうです。なぜかというと胎盤が出来上がる前までは出血が起こりやすいからです。
正常な妊娠であることが運動の条件になるので、担当の医師に相談した上で体調を考えながら分娩直前までできれば理想です。

 

ジャンクフードは妊婦の子供は将来糖尿病になりやすい

妊娠中の食事が、赤ちゃんのお腹の中での発育だけではなく、その子が大人になってからの健康(肥満や高血圧、糖尿病、心臓病のリスクが増大)にも左右するという指摘が注目を浴びています。

妊娠中だけでなくその子供の一生の体質にまで影響を及ぼすという報告は重要なので知っておきましょう。

 

積極的に摂取したい食べ物

  • 精製されていない穀物
  • 不飽和脂肪酸
  • 低脂肪のたんぱく質

玄米や全粒粉のパンなど精製されてない穀物が良いと言われております。苦手な方は雑穀米など混ぜ込んでもミネラル補給には非常に役立つでしょう。

家で使っている油がサラダ油を使用しているならオリーブオイルなどの不飽和脂肪酸と呼ばれる油に変えてサラダ油は使わないようにしましょう。また青魚に含まれるEPA・DHAと言われる魚油も質の良い不飽和脂肪酸です。一般にオメガ3と呼ばれる健康に良い油は意識して摂取していきましょう。

またたんぱく質は重要です。たんぱく質を摂ろうとすると鉄やカルシウムもしっかり補う事ができて造血のための栄養素はしっかり摂取していきやすいです。過剰な動物油が気になるなら蒸し料理なども最近であればシリコンスチーマーなどを使えば油を落として簡単に調理できます。
卵も良質なたんぱく源ですね。
妊婦は妊娠前と比べて血液の循環量がおよそ1.5倍にも増えます。慢性の貧血状態に陥っている妊婦が非常に多いと言われております。
意識して摂るぐらいでちょうどよいのではないでしょうか。

 

妊娠初期でも服装は締め付けが少ないものを選ぼう

妊娠中は血流循環を常に良い状態にしておきたいものです。妊娠初期はお腹がまだ目立たないので無理にマタニティウェアでなくとも良いと思いますが、むくみやだるさを感じやすくつわりなども締め付ける服では悪化しやすいでしょう。

それに保温性なんかにも配慮しておくようにすると良いですね。夏場でもエアコンなどで冷えてしまう事を考えるとストールなんかを持ち歩いたり、冬場ならマフラーなど、他にはポンチョやスカーフなど羽織りものを数点持っておくと「締め付けない」というという事と保温性が調節しやすく便利ですね。
オシャレと機能性を両立できますよ。

 

まとめ

妊娠初期だけでなく妊娠中、もしくは生まれた後の子供の食事に関しての練習だと思ってください。子供より一足先にまずは自分自身からなるべく控えるもの、気をつけて食べていくものと意識していきましょうね。
それが自分自身の健康につながり、ママの健康状態がお腹の赤ちゃん将来の体質すら決める可能性も高いのです。ぜひ良い機会だと思ってチャレンジしてみてください。

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