体外受精が自然妊娠より流産確率が高い理由

「体外受精の場合は流産しやすいのでしょうか?」こんな質問をカウンセリング中にいただく事があります。全体としての自然妊娠の流産率は15%体外受精の流産率は20%というデータが発表されています。

こんな話を目にすると不安になりますよね。今回はこのデータを解説していきますね。


データを比較する場合には条件が違う可能性があることも知っておきましょう

 

体外受精は自然妊娠よりも流産率が高くなって当然

「体外受精の方が流産率が高い」この話をちゃんと考えてみましょう。

実は体外受精が流産率が高くなるのは仕方ない事で、なおかつ当たり前といえるのです。

体外受精での不妊治療開始年齢が高齢であるため
ホルモン値で妊娠を判定するため

日本産婦人科学会によると、年齢別の流産率は

  • 25-30歳:10~20%
  • 35歳:22~23%
  • 40歳:33~35%
  • 45歳:50~60%

となっています。

このように流産率は年齢が上がるほど高くなっています。

そのことを踏まえると体外受精を受ける患者さんの中心は30代、40代が中心です。
体外受精という技術が問題ではなく

「体外受精で不妊治療を受ける患者の年齢が高いため」

というのが実際の正解です。

またこれも不妊治療をしていると考えなければいけないのが
自然妊娠ならわからない化学流産までわかってしまうという事です。

実は妊娠初期のころには、気づかないうちに流産している事があります。
この妊娠超初期の流産の事を化学流産といい、一時的に妊娠反応が陽性になりますが超音波検査で胎嚢を確認する前に流産してしまいます。

女性は生理が遅れたと思っていて実は流産ということはよくある事なんです。

ただホルモン検査では化学流産する前にも妊娠反応に陽性がでるので、この一過性の妊娠に気づいてしまうのです。

ただこの化学流産は、そもそも染色体に問題があるため自然淘汰するという非常に重要な役目があるのです。

つまり化学流産のようなごく初期の流産さえも妊娠判定がなされてしまうため体外受精では妊娠率が上がるといわれています。

つまり体外受精の流産率を上げているのは、体外受精をしたからではなく

「体外受精を受ける年齢が高いため」

化学流産を検知してしまうホルモン検査のため
です。

 

流産の原因は「染色体異常」が主な理由

先ほど化学流産は珍しいことではなくよくある事だと言いましたが、化学流産を含めて妊娠初期(12週までに)におこる流産が全体の流産の多くをしめますが原因のほとんどは受精卵の染色体の問題です。

高齢になると卵子の染色体の異常が多くなります。赤ちゃん自体の染色体も異常になりますがその場合はダウン症以外の染色体異常の多くは流産するのです。そのために高齢であればあるほど流産率が高くなります。

流産の原因は染色体異常で、その染色体異常の主な原因は「年齢」という事です。

 

「妊娠しやすい身体づくり」は流産を防ぐ手立てとなる

妊娠しやすい身体づくりといっても特別な事ではなく、まずは基本的なことを当たり前のようにできる環境や習慣をつくる事です。睡眠不足を防いだり、適度な運動を取り入れたり。。。当たり前ですが意外とできていない人も多いでしょう。

  • 体を冷やさない(体温以下の飲食を気をつける)
  • タバコに近づかない
  • ビタミンEを摂る
  • 適度な運動(激しい運動は避ける)
  • 過労や睡眠不足を避ける(11時までに寝る)
  • ストレスをため込まない

当店は漢方を使っての「妊娠しやすい身体づく」りをお勧めしておりますが、漢方を使うと自力だけでやる身体づくりよりも効率がよく身体をよりよく変えていけると考えています。

日常的な習慣を変えたり食習慣をより健康的なものに変えるという事は重要ですが、効果を実感しにくい場合もあるでしょう。
やはり時間がかかるものです。

それを漢方を使って加速させていくというイメージはとても多忙でなおかつ妊娠するまでの時間を気にしている妊活世代にとっては有用な事だと思います。

また日常生活を変えるという事も難しい状況もあるでしょう。
そういう時も、完璧を目指すのではなくうまくいかない点を漢方で補うといったような事にもできると思います。

便利に使えますので当店では多くの方が漢方を取り入れて妊活しております。

 

まとめ

数字やデータに関しては、なかなか比較が難しかったりする場合があります。ただこの数字やデータは不安を感じるためにあるわけではなく、何か方針を決めるときに使うだけです。

あなたが目にするデータはあなたの自身の数字や確率ではありません。数字やデータを味方につけるには、方針はデータで決めるのだけども自分自身は数字やデータと切り離して考えるというイメージを持っておくようにしましょうね。

採卵に持っていく事!

40歳をこえている場合、不妊治療をしているなら「採卵ができる事」が本当に重要です。FSHが高かろうとAMHが低かろうと採卵できた卵の質はそれによらない印象があります。逆に本当にダメな場合はどんなに病院で排卵誘発剤をうっても育ちません。いつも考えておかないといけないのは卵を育つ環境をつくっていく事を忘れないようにすることです。

高齢の不妊治療に関して参考になるブログ紹介

30後半、40代前半、40代半ば。。。。一般的に妊娠出産において高齢と呼ばれ不安になりますよね。
ただ不安でも高齢で妊娠出産している方は沢山いて、、、でもやっぱり不安になったりして。。。
そういう時にブログを自分で書いたり、もしくは考え方や同じ状況で頑張っている人のブログをみて考え方に刺激を受けたりして不安な心の整理をつけたりしている方が以外に多いです。

なんとなく頭の中で悩んでいるよりも、文章に書き起こすだけで考えや悩みが整理されるって感覚は私もすごく理解できます。

今回は高齢で不妊治療に頑張っている人のブログを紹介します。

同じ状況の方のブログを参考にしてヒントを得よう!
同じ状況の方のブログを参考にしてヒントを得よう!

 

現在45歳の「めーたん」さんの不妊ブログ

http://ameblo.jp/meioudo/

「42歳からの不妊治療おぼえがき」というタイトルで最新の話題や自分の気持ちを正直に語ってくれています。ブログを書かれている人の中で私が確認した中では最高齢の方の一人ではないでしょうか。

 

人気のブログ紹介

「男の不妊治療ブログ – 妻と男性不妊と僕の意地」

http://sterility.salt26.jp/

不妊治療を、妻には見せられない男性の視点で綴ります。男性不妊の内容も盛り込んでおります。

不妊に関してのブログはやはり女性率高めです。ただそんな中男性の人気ブログを発見しました。男性目線で考えた所や奥様に関して思う事は女性が見ても非常に参考になるのではないでしょうか。

「だんなが何考えているかわかならい」なんて時には、ご主人にもこのブログ見てもらってもいいかもしれません。
不妊治療において男性の不妊や女性の身体に対しての知識不足が根底にあることが多いです。
女性も悩んだ時に孤独になりやすいですが、男性にもそれはいえます。

お互いにとって相互理解ができる圧倒的な味方に不妊治療中や妊活の期間でなっていければいいですね。
夫婦の形は色々あるでしょうけど、そういうパートナーだとストレス減りますよね

 

40代の不妊や不妊治療に関するブログを5つ紹介

40代の人気のブログを5つ選びました。色んな気持ちやブログを書いている理由など、嫌な気持ちも含めて心の整理に使えるのではないでしょうか。

客観的な目線で人の事を見れると自分に活かせると思いますよ。

「神様お願いね~すずらんのベビ待ち日記~」

http://ameblo.jp/suzuran-wish/
44歳,結婚9年。卵巣年齢AMH測定不能。最初の病院からは追い出されKLCへ。そして不妊治療は卒業。

「(漫画)妊活は忍活?!アラフォー不妊治療体験記」

http://koume-umihara.com/archives/2452
35歳で不妊治療開始。40歳になった現在も絶賛不妊治療中です。長い不妊治療体験記を漫画に。

「もう1度お母ちゃんにさせてください」

http://okaachanninaru.seesaa.net/
41歳、10センチの子宮筋腫持ちで妊娠、9週目で流産・・・。 もう1度お母ちゃんを目指します!

「ケンビのキロク」

http://ameblo.jp/masayote/
38歳で結婚して39歳で病院に通い始め、本格的な不妊治療を始めたのが40歳の夏。現在43歳です。自分の備忘録兼ねて治療のことを書き留めます

「40歳 めざせ2人目!」

http://miko28.muragon.com/
38歳 体外受精で第1子出産。1歳2ヶ月目に凍結胚移植により、妊娠するも7週で流産。

 

まとめ

不妊に関してさまざまなブログを見る事によって色々な考え方を知る。
ネットの情報はあくまで絶対ではありません。その中でその人その人の経験から得られた考えを公開してくれているブログの存在は、共感できたり、自分一人じゃないって思わせてくれたり、自分は間違っていないと思えたり、それは違うと思ったり。。。。
そうすることで不妊治療中に陥りやすい「孤独感」や「不安」から救ってくれたりするのではないでしょうか。
また、毎日の忙しさに自分の目標が邪魔されないようにするための強力な道具になると思いますよ。

専門家を交えての妊活プランの見直しをしよう

病院でできること、個人でできることは全く分けて考えましょう。不妊治療は病院で、妊活は自分でできる事です。ただ妊活って特別な事は何にもなくて「ただより健康になる」ってだけです。 簡単。 効率を良くするための「運動」や「漢方」。 初回カウンセリングの際に全体的な話をさせていただき「今自分が集中してやるべきこと」を一緒に考えさせていただいています。

二人目を高齢出産するために必要な事

二人目が欲しいけど高齢出産なるので若い時と同じようにはいかないのではないかという不安の声が多く寄せられます。
「子供は一人でいいかな」そう思っていても、子供が一人で遊んでたり、第一子を持ってみて夫婦の考えが変わったりすることもあるようです。

もしくは、仕事や家庭の事情で計画的に二人目の高齢出産を考えているご夫婦もいらっしゃいます。そんな二人目高齢出産に対してできる必要な事をまとめておきます。

「二人目不妊」なんて言葉もあります
「二人目不妊」なんて言葉もあります

二人目高齢出産の場合は、一人目が35歳以上かどうかにかかわらず二人目が40歳以上なら高齢出産と呼ばれます。

 

経験者「みこ」さんのブログ紹介

不妊治療により40歳で2人目妊娠

貴重な妊娠生活の気持ちを残したいとして「みこ」さんが書いている人気のブログを紹介します。

この方のブログは非常に読みやすいです!
あっさりしている印象ですが、短い事言葉に不安な感情やしっかり行動できている「みこ」さんの考え方が節々にでています。参考になりますね。

 

高齢出産のダウン症のリスク

結局のところ勘違いしている人が多いと感じますが、若ければダウン症リスクがないわけではなくダウン症のリスクは若くても高齢でもあります

ただダウン症のリスクは若い時よりは確かにあがります。

そのリスクはどれくらいの確率で、ダウン症を防ぐための対処法としてまとめてあります。下のリンクの過去ブログを参考にしてください。

二人目高齢出産のリスクについて

 

ダウン症のリスクを軽減する方法

経産婦ではあるものの二人目は一人目と違ってまず年齢を重ねています。

また子供がいるために自分のために使える時間が圧倒的に少なくなっているでしょう。
そのため夫婦生活の回数も少なくなりがちです。ただ自分に手間暇をかけれる「余裕がない」「時間がない」「年齢が気になる」といった場合に、漢方を使っての妊娠しやすい状態に体をつくるという取り組みが必要になってくるとお勧めしております。

当たり前ですが、年齢を重ねるにしたがって若い時よりも気にすることや少しの手間をかけていく努力(メンテナンス)をしなければ肉体年齢は当然年齢と共にどんどん下がっていきます。

ただ逆にいうと努力をすると「体は変わる」ということの証明でもあります。
漢方を使っての妊娠しやすいカラダづくりは「最短距離で効率よく身体を変えていく事を目指す」という事です。

ダウン症や流産の確率も「あくまで平均値」です。高齢であればあるほど確率リスクが上がるのは仕方ないですが、「自分」に関してはそうならないようなるべくの努力がある方がいいですよね。

その努力として「漢方」があると知っておいてください。

過去ブログも参考にしてください⇒高齢出産でダウン症率を下げるためにやる事

 

出産時の体力は「なんとかなるもの」

高齢出産で、2人目なんて無理と思う理由は「体力がないという不安」が強いのではないでしょうか。
気持ちは非常にわかるんですが、意外にも2人目以降の出産は思ってたより楽だったという声も多いのです。

1人目の出産から育児してから数年たっている場合は一番しんどい時期を越えて体力も回復しているというのもあるかもしれません。

また分娩時間も、2人目は初産に比べると短くて済む事が多いし一番は「経験して慣れている」からか精神的・体力的にも楽になるというのです。

まさに「案ずるより産むが易し」と言われる方が多いと思います。

授かることができた命は、基本的に産めないとか、育てられないということはないのだと感じております。

 

まとめ

高齢出産のリスクやそれを考えての不安などは、色々あると思います。ただそのリスクがわかっているから行動できるという風に考えるようにしていきましょう。
様々な出ている確率はあくまで平均値です。そしてそれは自分自身の努力や工夫で下げていける可能性が高い事も知っておいてくださいね。

当店でも結婚前から妊活にくる方もいらっしゃいます

当店には独身の頃から、近い将来の妊娠を意識した身体づくりをご希望される方もいらっしゃいます。冷えや生理痛や生理不順はもちろん、ダイエットと一緒に提案をご希望される方も多いんですよ

妊娠中に飲んでおくべき「サプリメント」

妊娠中に飲んでいた方が良いサプリメントがあるという事はご存知でしょうか。現在は高齢出産が増え妊娠中の健康リスクが高くなってきています。

それを防ぐためにも飲むことをおすすめしたいものがあります。
ただ安全性も含めてしっかりとした裏付けのデータがあることが条件という事になります。

妊娠継続をスムーズにいかし母子の健康を支える黒子のようなサプリあり!
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それぞれ妊娠の時期のよって必要なサプリメントが違う

妊娠中ずっと飲んでてほしいものや、流産経験などがあったり不育症などの診断がある方に対して飲んでいて欲しいもの、妊娠初期に特に大事な栄養素など時期やその妊婦の状況によってお勧めするものが違ってきます。

糖鎖

タンポポの葉に含まれる有効成分である糖鎖T-1は細胞の表面にあるアンテナのようなもので細胞間の情報交換に必要な成分という事がわかってきました。

現代病と言われているアトピーやぜんそく、花粉症、癌、糖尿病など細胞の免疫にかかわる疾患は糖鎖の異常や不足が考えられています。
命がつくわれる妊娠初期には特に必要ではないかと考えられています。

また糖代謝を良くし、不要な水分を出す解毒の力が強いので高齢出産の時に問題となる妊娠時高血糖や妊娠中の高血圧・むくみ・尿たんぱくなどの妊娠時高血圧症候群(昔は妊娠中毒症と呼ばれていました)の予防に有用でしょう。

また抗ウイルス作用がわかっていますので、妊娠中の風邪やインフルエンザなどの感染症予防にピッタリです。

妊娠初期の胎児の発達に、妊娠中のママの健康にと是非飲んでいただきたいと考えています。
特にリスクの高い35歳以上の高齢出産の方は妊娠中ずっと飲んでいただきたいとお勧めできます。

松節

松の瘤(こぶ)の事を松節(しょうせつ)といい、ピネシアコムオイルという害虫や外傷から守るために作られたものが集中している部分です。

血栓症からの流産に対するデータや不育症に関しての研究が発表されており、流産しやすい12週くらいまで(できるなら胎盤ができるまでの15週くらい)は少なくとも飲んでおいた方が良いと思います。

過去流に産経験がある方は特に妊娠初期に関しては飲んでいく事をおすすめしております。

葉酸

妊娠初期に特に必要なのが葉酸です。

葉酸については過去ブログを参考にしてください⇒妊娠初期に必要な葉酸について深く知ろう

EPADHA

EPADHAは積極的にとってほしい青魚に含まれるオメガ3と呼ばれる油ですが、熱に弱いので毎日生魚を食べるのが難しい事と海洋汚染の事を考えるとサプリメントでとった方が賢いといえると思います。

EPADHAについては過去ブログを参考にしてください⇒胎児の発達に重要なEPADHA

この他、赤ちゃんのアレルギー体質を改善する可能性もあることから妊娠初期だけでなく妊娠中は積極的に摂った方がよいと思います。

牡蛎肉エキス

妊娠中に特に不足しがちで必要性が増す「亜鉛」「鉄」「銅」をバランスよく含む牡蛎肉エキスは強力な妊娠中の味方になってくれるサプリメントです。

それぞれ個別に亜鉛や鉄や銅のサプリを飲むのとは違い、これらミネラルは協力し合って代謝吸収されます。そのため個別に飲むより牡蛎を絞ってできたこのミネラル群は吸収されやすく利用されやすいです。

海のミネラルを丸ごと頂くという感じですね。

そのほか必須アミノ酸もバランスよく含む牡蛎肉エキスは造血疲労の回復解毒に至るまで不安定なママの体調ばかりか胎児の成長のために妊娠中はもちろん産後の体調管理良質の母乳をつくるために活躍します。

 

飲んでいる物の医師への報告はしておきましょう

妊娠中は主治医への報告はしておいた方が良いでしょう。

サプリメントは食事療法の一環で食事での不足を補うものです。ただ多くの方が多忙や妊娠中の体調不良のために質が悪化します。それをサポートできる質の良いサプリメントはむしろ摂っておいた方が良いと考えています。

医師は粗悪なものではないかを心配する可能性がありますので、安全性やデータに関するものを持参し見てもらってください。良質なものであれば根拠となるデータなども購入したお店でもらえます。

ぜひ信頼ある薬局薬店での購入をおすすめいたします。

 

ビタミンA(レチノール)は過剰摂取に注意

普段の食事でもそうですが、なんでも過剰であることは体調を損なう可能性があります。飲む目安を守って飲むことが大事です。

妊娠中ならなおさら自己判断での摂取は避けましょう。

特に注意してほしいのはビタミンAです。ビタミンAは動物由来のレチノールと植物由来の「ベータカロチン」の2種類があり、妊娠中に摂取を控えるべきなのは「レチノール」です。
脂溶性ビタミンのレチノールは水溶性のものとは違い体外に排泄されにくく、赤ちゃんの成長の妨げになる事がわかっています。

ベータカロチンは必要量以上は体外に排泄されるので安心ですが、レチノールを含むサプリメントは飲まないようにしましょう。

 

まとめ

妊娠中に服用すべきサプリメントは、安全性や裏付けデータの有無などから限られてきます。事前に「自分にはどんな栄養素が必要でその商品はこれだ」とわかっているのであればネットでも買えると思いますが、そうでない場合がほとんどでしょう。
ぜひお近くの相談専門の薬局薬店でご相談ください。

当店でも電話での県外の方の相談が多くなってきております。
いつでもお問合せくださいね。

健康的な生活ってどんな生活で、それが出来ていますか?

サプリメントは補助的にではあるものの積極的に使用した方が良いと考えています。 ただし安全性やデータのそろっている確かなものを。 もちろん人によりますが、私たちの「普通の生活」は、私たちの身体からすると「普通ではない」可能性が高いという人が多くなってきているのも事実なんです。

高齢出産は何歳からか

35歳。。。はっきりいってまだまだ若いです。
本当に高齢出産は何歳からなんでしょうか?

ただ妊娠出産に関しては35歳を越えると大幅に妊娠率が下がり流産率が上がるために、日本産婦人科学会では35歳以上の初出産の事を「高齢出産」と定義しています。

考え方や事実を知って不要な不安を排除!
考え方や事実を知って不要な不安を排除!

 

以前は30歳以上が高齢出産だった

平成3年頃までは30歳以上での出産を高齢出産と呼んでいましたが、それ以降は35歳以上に引き上げられました。
最近では初産婦、経産婦の区別なく35歳以上という年齢を基準にしてみる見方も増えてきています。
経産婦は初産婦に比べて母体の健康のリスクは低いものの、生まれてくる子供の健康に関してのリスクは同様なためです。

余談ですが昔は母子手帳に35歳以上の妊婦は高齢出産の「高」の文字を押されていましたが(通称マルコウと呼ばれていました)、最近ではなくなったそうです。

特に35歳以上の高齢出産が珍しくなくなり普通の事という認識に世の中がなったためだと思います。
出産した女性の3人に1人が高齢出産しています(初産は7人に1人)。
もしかしてネガティブな気持ちで高齢出産の事を考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、もうそんな時代ではなくなってきたのかもしれません。

 

高齢出産で生まれてくる赤ちゃんのリスク

ただ高齢出産という分け方を日本産婦人科学会がしているのには、妊娠や出産において母子ともにリスクが増えるのは事実としてあります。

むやみやたらと不安に考える必要はないですが、リスクが増えるという事実から身体づくりを考える認識を持つことを私はおすすめしております。

病院の医療技術や機器の進歩や妊娠中の合併症を管理する方法もできていますが、「自分自身でできる事をしっかりやっておく」という事が一番基本中の基本です。
そういう医療の出番が無いように自分と赤ちゃんの健康を考えた身体づくりをご提案しています。

 

卵子凍結していても妊娠率が確実に良いわけではない

「卵子凍結」という技術をご存知でしょうか。テレビやネットで話題になり知っている方も多いと思います。
卵子のようなサイズの大きい細胞の凍結・融解は難しかったのですが、技術が確立しできるようになりました。

高齢出産の事を考えて若いうちに卵子を凍結しておけば、「生みたい」と考えた時に若い卵子を使って妊娠が可能になるのではないかと考えられて期待が広がったのですが、現在の所は問題は色々あるようです。

まず若い卵子だからといって当然確実に妊娠できる保証はありません。また体外受精などで移植した時に移植される肉体は当然実年齢であることです。
20歳の卵子を使った受精卵を40代の身体で育てていくという「肉体の衰えという問題」もあるのです。

すごく妊娠率が高くなるわけではないようです。これからのさらなる医療技術の進歩が待たれる部分かもしれません。

 

まとめ

高齢出産が3人に1人という35歳以上で産むことが当たり前という時代に突入したと思います。ただ社会はそうでも肉体は違います。

結婚年齢や妊娠出産年齢は上りましたが、肉体としての妊娠適齢期というものは存在しているようです。
ただその事実を受けて最先端の医療技術を考えるという選択は間違っていませんが、その前に妊娠出産という意味では高齢であっても元気に妊娠できる卵子の質や子宮の環境が整っており、妊娠しやすい状態を保つことが一番重要になってきます。もちろんそういう状態では、より最先端の不妊治療などがより生きてくるでしょう。

元気に高齢出産を狙いましょう!

高齢出産という言い方が違和感が出るほど35歳以上の出産が当たり前になってきています。一般論でリスクが高くなるという事実を受けて、母子ともに健康に出産できるように妊娠前妊娠中と身体づくりをしていきましょう!それが今からの常識になっていくと思います

妊娠初期に気をつけたい食べ物・習慣

着床してからすぐに赤ちゃんの脳や神経になる部分がつくられはじめます。妊娠4~13週目くらいは赤ちゃんの大事な器官形成期です。だいたい胎盤が15週くらいまででつくられるのでここまでを妊娠初期と呼んでいます。特に重要と言われるこの期間での気をつけたい食べ物や習慣についてまとめました。

何を食べて何をたべないか?それが問題だ
何を食べて何をたべないか?それが問題だ

 

妊娠初期には気をつけて控えたい食べ物

  • 糖質(精製したもの)
  • 油(トランス脂肪酸)

ここでいう「糖質」とは精製した炭水化物(白米や精製小麦のパン)や砂糖の事です。「油」は発がん性など非常に危険な油であるショートニングやマーガリンなどのトランス脂肪酸の事です。
精製した炭水化物や砂糖にトランス脂肪酸がすべて入っているのが「ジャンクフード」と呼ばれるものです。ただ意外と知られていないのは加工されているものにはこの手の糖質や砂糖、トランス脂肪酸が多いので注意ですね。
例を挙げるとお菓子やアイス、ジュースに菓子パンなどが日常的に自覚なく食べている「ジャンクフード」といえます。
買ってきたものや「はやい・やすい・うまい」がそろっている物は精製した糖質やトランス脂肪酸が多いものが多くあります。
つわりがひどい時など大変で頼らざるを得ない場合もありますから仕方ない場合もあるとはあ思いますが、ご主人の協力や工夫でなるべく控える項目として意識して素材から作っていきましょう。

妊娠初期に気をつけて避けたい習慣

  • アルコール
  • タバコ
  • 運動

嗜好品であるアルコールやタバコが妊娠中にやめた方がいいのは周知の事実になってきましたね。
アルコールは胎盤を通じて赤ちゃんにいき発達や成長を遅らせます

またタバコは血管の収縮作用があります。血管の塊という言い方もできる胎盤には作用し、赤ちゃんに酸素や栄養が届きづらくなります。流産や早産のリスクは増え、栄養不足で低体重児になってしまう可能性が高まります。流産に関しては2倍以上流産率が上がるという事もわかっています。

ご本人が吸っていなくても受動喫煙には本当に気をつけてください。タバコは副流煙の煙の方が毒性が強いです。
受動喫煙が一日2時間以上の方は受動喫煙がない人に比べて低出産体重児のリスクが2.2倍と高くなることもわかっています。ご主人がタバコを吸われている場合や職場の環境など今一度工夫や対策または相談してリスクを上げないようにしましょう。

運動に関しては16週目以降にした方がよさそうです。なぜかというと胎盤が出来上がる前までは出血が起こりやすいからです。
正常な妊娠であることが運動の条件になるので、担当の医師に相談した上で体調を考えながら分娩直前までできれば理想です。

 

ジャンクフードは妊婦の子供は将来糖尿病になりやすい

妊娠中の食事が、赤ちゃんのお腹の中での発育だけではなく、その子が大人になってからの健康(肥満や高血圧、糖尿病、心臓病のリスクが増大)にも左右するという指摘が注目を浴びています。

妊娠中だけでなくその子供の一生の体質にまで影響を及ぼすという報告は重要なので知っておきましょう。

 

積極的に摂取したい食べ物

  • 精製されていない穀物
  • 不飽和脂肪酸
  • 低脂肪のたんぱく質

玄米や全粒粉のパンなど精製されてない穀物が良いと言われております。苦手な方は雑穀米など混ぜ込んでもミネラル補給には非常に役立つでしょう。

家で使っている油がサラダ油を使用しているならオリーブオイルなどの不飽和脂肪酸と呼ばれる油に変えてサラダ油は使わないようにしましょう。また青魚に含まれるEPA・DHAと言われる魚油も質の良い不飽和脂肪酸です。一般にオメガ3と呼ばれる健康に良い油は意識して摂取していきましょう。

またたんぱく質は重要です。たんぱく質を摂ろうとすると鉄やカルシウムもしっかり補う事ができて造血のための栄養素はしっかり摂取していきやすいです。過剰な動物油が気になるなら蒸し料理なども最近であればシリコンスチーマーなどを使えば油を落として簡単に調理できます。
卵も良質なたんぱく源ですね。
妊婦は妊娠前と比べて血液の循環量がおよそ1.5倍にも増えます。慢性の貧血状態に陥っている妊婦が非常に多いと言われております。
意識して摂るぐらいでちょうどよいのではないでしょうか。

 

妊娠初期でも服装は締め付けが少ないものを選ぼう

妊娠中は血流循環を常に良い状態にしておきたいものです。妊娠初期はお腹がまだ目立たないので無理にマタニティウェアでなくとも良いと思いますが、むくみやだるさを感じやすくつわりなども締め付ける服では悪化しやすいでしょう。

それに保温性なんかにも配慮しておくようにすると良いですね。夏場でもエアコンなどで冷えてしまう事を考えるとストールなんかを持ち歩いたり、冬場ならマフラーなど、他にはポンチョやスカーフなど羽織りものを数点持っておくと「締め付けない」というという事と保温性が調節しやすく便利ですね。
オシャレと機能性を両立できますよ。

 

まとめ

妊娠初期だけでなく妊娠中、もしくは生まれた後の子供の食事に関しての練習だと思ってください。子供より一足先にまずは自分自身からなるべく控えるもの、気をつけて食べていくものと意識していきましょうね。
それが自分自身の健康につながり、ママの健康状態がお腹の赤ちゃん将来の体質すら決める可能性も高いのです。ぜひ良い機会だと思ってチャレンジしてみてください。

家ではノーパン健康法をお勧めします

私は家ではウエストにゴムを使っていないステテコだけで下着ははいていません。昔の人はそもそも下着をはいていないか、腰巻やふんどしくらいではないでしょうか。今は女性の下着はゴム製のものが多いし、男性もブリーフやボクサーパンツなど締め付けがつよいのです。ぜひ一度家では下着をはかないで寝てみてください。疲労感のとれ方が違うのがわかります。 また紐で止めるタイプの下着も売っているようです。 男女問わず良いと思いますよ。 空気パンツ⇒http://ku-kipants.com/

葉酸は妊娠中の胎児の成長に効果のある栄養素の一つ

葉酸って妊娠したい人や妊娠中には摂った方が良いという事で有名な栄養素ですよね。ただこれって結局何で摂るとどういうメリットがあるのかをまとめておきますね。

野菜から葉酸って摂れますか?
野菜から葉酸って摂れますか?

 

そもそも葉酸はビタミンの一種

葉酸はビタミンの一種たんぱく質や核酸(DNAやRNAといった遺伝情報の保存庫)の合成に必要とされ、体の発育に重要な栄養素です。ホウレン草から発見されたので葉酸と名づけられ、赤血球の生産にも関わることから不足すると貧血になることもあります。
体内に蓄えることができない水溶性のビタミンなので毎日の摂取が必要です。そのため通常の食事に加えてさらに妊娠を望んでいる女性一日400㎍妊娠初期(4~12週)にかけては一日440㎍の葉酸を摂取することが神経管閉鎖障害の発症リスクを低下させると言われています。
食事では緑黄色野菜や果物に多く含まれていますが、効率よく摂取するためにサプリメントなどで補う事も勧められている栄養素です。
アメリカのアニメでポパイがほうれん草で強くなるイメージはそんなところから来たのかもしれませんね。

 

妊娠中・妊娠前から葉酸摂取が必要とされている理由

胎児の細胞分裂が特に盛んな妊娠初期(4~12週)に関しては、先天性の疾患(特に神経管閉鎖障害、多くは二分脊椎症)を招く危険があると言われております。葉酸は水溶性のため過剰摂取しても尿に排泄されるので、そこまで過剰での健康被害に関してはあまり問題にならないでしょう。
一応一日当たり1000㎍以上の摂取は過剰だと言われていますので、サプリメントを使用する場合は目安の量を守りましょう。
それよりもむしろ特に妊娠初期では胎児の葉酸消費量が増加する(細胞分裂が盛んなため)ため不足が起こり得ることを心配する声が多いです。胎児だけでなくママの健康のためにも十分な摂取があった方が良いでしょう。
妊娠初期に特に重要なので妊娠前からの摂取が推奨されています。

 

妊娠初期のリスクが高い神経管閉鎖障害について

神経管といわれる脳や脊髄などの中枢神経のもとになる細胞集合体のことです。ここが特に妊娠初期で細胞分裂が盛んにおこなわれ脳や脊髄をつくっていくのです。
神経管の下の部分の問題が起きた場合は下半身の運動障害や排泄機能に障害が起こる可能性があることがあり、上の部分で問題が起きた場合は、脳がつくられなかったりして流産や死産のリスクが上がるとされています。
そうした発症リスクを下げるために葉酸が注目されています。

 

葉酸を多く含む食材は「色の濃い野菜や豆類」

葉酸を多く含む食べ物は、ほうれん草やブロッコリーなどの緑黄色野菜(色が濃いもの)が有名です。またレバーや豆類など日常的な食べ物に入っているので、素材から料理をつくってバランスの良い料理している方にとってはそれほど心配しなくてもよい栄養素だと私は考えていますが、最近では加工食品や外食を多用する方が多くなっており葉酸不足が心配されています。
なぜなら葉酸は水溶性のために熱や水で壊れたり流出したりしてしまいます。
下ゆで処理などが過剰である可能性の高い加工食品や外食では不足する可能性があるのです。

忙しい方が多くなってきたのだと思います。

葉酸の多い野菜(100g中)

  • 枝豆      260㎍
  • アスパラガス  180㎍
  • ブロッコリー  120㎍
  • ほうれん草   110㎍
  • オクラ     110㎍
  • アボカド    84㎍

ここから加工や調理で葉酸は失われるようです。。。

葉酸の多い肉・魚(100g中)

  • 鶏レバー    1300㎍
  • 牛レバー    1000㎍
  • 豚レバー    810㎍
  • うに      360㎍
  • いくら     100㎍

レバーはビタミンAが多く妊婦は過剰になるのを防ぐ必要があるのでご注意ください。

過去ブログもご参考ください⇒妊娠初期で摂りたい栄養素と避けたい栄養素

 

不妊にも葉酸は意識して摂取する

葉酸はDNAの合成を助けてくれる栄養素です。受精卵の着床にも関係していると最近言われてきています。必要量を摂取することは不妊を良くすることというよりも、妊娠出産に望むスタートラインに立つという意味で大事でしょう。
当店でも妊活中や不妊治療の方で葉酸のサプリメントを飲まれている方も多いです。
細胞分裂やDNAの合成に必要な葉酸なので、流産やダウン症などの染色体異常とも関係があるという研究報告もあります。
もちろん質を選ばないといけないと思いますがサプリメントを使用して補給する事も良い方法だと思います。

 

東尾理子さんが絶賛している葉酸を含むサプリ

40歳で第二子を授かった東尾理子さんも飲んでいるサプリをブログで公開していました。芸能人でもあるので、コマーシャルという一環は当然あるとは思いますが東尾さんが飲まれていたのは葉酸サプリというよりはマルチビタミン・ミネラルのサプリで葉酸も必要量400㎍入っているといったものでした。
私の想像ですが、高齢出産という事でリスクを様々考えた時に自分自身でできる事の中に葉酸の摂取していくという認識からだと思います。
葉酸は「よりあったらいいもの」ではなく「不足するとまずいもの」という感じです。
妊娠する準備(妊活)として食事や栄養素を考える事は、赤ちゃんや自分自身のために必要なことですよね。

 

葉酸サプリは食事がしっかり摂れた上で必要と考える

厚生労働省からサプリメントを使用してもいいから毎日葉酸を摂取しましょうというような呼びかけがされています。国としてこういうことは珍しいと思います。まあ、それぐらい葉酸の不足が胎児に与える影響を無視できないという事だと思われます。

ただこれはあくまできちんとした食事の上でという意味です。妊娠出産や胎児の健康に必要なのが葉酸だけではありませんので、バランスの良い食事はかかせません。

 

まとめ

本文中でも書きましたが、葉酸はあったら良いものというよりも無ければまずいものという認識が正しいのではないでしょうか。人によってはサプリメントなどを活用して補給することが望まれる人もいるでしょう。ただ妊娠出産や胎児に葉酸だけが必要というわけではありません
葉酸も体内で葉酸だけで働くわけでもないでしょう。
様々な栄養素の中で妊娠初期の胎児の健康に葉酸が注目されているのは事実ですが、ある栄養素を考えた時にサプリだけで終わらすのではなく、食事に関しても見直す良い機会にしていきましょうね。

葉酸の必要性から見えてくること

葉酸って不妊の人に関しては有名ですよね。ただ妊娠に必要な栄養素ではなくて、たんぱく質やDNAの合成に必要という事は普段から私たちの健康に重要な事がわかります。改めて妊娠の事を考えて日々の口から入る私たちの体をつくる食事の重要性を考えるキッカケにしていただければと思っています。

高齢出産でのダウン症率上げないためにできること

生まれてくるわが子が元気で生まれてきてほしいという願いは当然みんな持っていますが、高齢出産を考える夫婦にとっては妊娠出産に望む女性や生まれてくる子供のリスクが上がることは間違いない事実としてあります。そんな中カウンセリングの中でも高齢出産でのダウン症児が生まれやすい事に関して心配だとご相談を受けることがあります。

自分たちが今できる事ってなんだろう?
自分たちが今できる事ってなんだろう?

 

ダウン症の赤ちゃんが生まれる理由の一つは「卵子の老化」

年齢別にダウン症児が生まれる確率は以下の通りです。

  • 30歳 1/952
  • 35歳 1/400
  • 40歳 1/106
  • 45歳 1/30

理由は「卵子の老化」が原因と言われています。卵子はこの世に生まれた時につくられており、新たにつくられることがないので年齢と同じように卵子も年を取ります。卵子の老化から受精卵の染色体の異常がおきやすくダウン症児が生まれるリスクが高くなるようです。
ちなみに女性の年齢に関してだけが有名になってきていますが男性側も高齢になることで精子の老化は出てはきます。精子は毎日つくられますが、精子をつくる肉体は老化の影響を受けるからです。当然男性からのダウン症児への影響もあるという事をはおさえておきましょう。

 

20代でもダウン症児が生まれる

ただここで大事なのは高齢出産だからダウン症の子供が生まれるというイメージではなく、健康で若くても20代でもダウン症児が生まれる事はあります。高齢になると確率が上がるという事なのです。あくまで「確率論」だと考えて確率を減らすために何が可能性があるかを考えていきましょう。

 

ダウン症児が生まれてくる確率を下げるために

残念ながらダウン症児が生まれる事を防ぐ治療法は確立されていません
ただ個人的な意見ですが肉体年齢を若く保ち卵子の質を上げるような妊活の取り組みは、当然染色体の異常が起きにくく結果としてダウン症児の出生率を下げていく可能性があるという事を考えております。
実際に当店でも高齢出産を望んで来られている方が多くいらっしゃいますが、高齢妊娠出産(35歳以上)をされた方でダウン症児の報告は一度もありません。
また一般的によく言われる葉酸も細胞分裂に関係のある栄養素なので関係性は無視できないでしょう。
ただ人間の健康を守る上で一番基本的な事を見直すという事が一番だと思います。

  • 食べ物の質(食品添加物や糖と油に注意)
  • 体重の管理(適正体重BMI22を目指す)
  • 規則正しい生活(早寝早起き、食事や睡眠のタイミング)
  • 睡眠時間・質(質の高い睡眠)
  • 適度な運動

これらの事は健康上否定されたことはなく、健康を保つ基本になっています。ただ忙しい現代の生活スタイルではないがしろにされがちな項目でもあります。
生活スタイル難しい事はあり得ると思いますが、出来てない方はできると明らかに健康状態がよくなり疲労感やストレスのたまり方が違う事が
すぐ自覚できると思います。そういう積み重ねが若い肉体を保つ秘訣だと考えられています。

ぜひ漢方を合わせるとその効率がさらに増すというイメージで間違っていないと思いますので、時間的に急がれる高齢出産を考える方にはピッタリだと考えられます。

 

着床前診断について

妊娠前に染色体異常・遺伝子異常を調べる着床前診断。名前を聞いたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
体外受精と組み合みあわせて可能となる方法ですが、着床前の受精卵の段階で染色体や遺伝子に問題がないかを検査するという方法です。
命の選択と捉えることもできるのですべての方にこの方法が適応されるわけではありませんが、妊娠前にダウン症のリスクを知ることができます。

日本産婦人科学会はこの着床前診断の適応条件として

  1. 原則として重篤な遺伝性疾患児を出産する可能性のある、遺伝子変異や染色体異常を保因する場合
  2. 重篤な遺伝性疾患に加えて、均衡型染色体構造異常に起因すると考えられる習慣流産(反復流産を含む)

この適応条件に当てはまる場合に限り、申請→許可を得て着床前診断が実施ということになっております。
ただこの条件に当てはまらなくとも日本産婦人科学会に属していない病院では行う事も可能です。
費用的にもかかり病院によって値段も違うので、病院に問い合わせてみてもはいかがでしょうか。

 

胎児の染色体異常に関しては初産でも二人目であっても関係はなし

どうやら初産か二人目以降かで、ダウン症児が生まれてくる確率には影響ないようです。それよりも出産する年齢によるところが大きいと考えられています。当然二人目の方が一人目よりも年齢が高くなるのでそういう意味ではダウン症などの染色体異常が起こる確率は高くなるでしょう。

 

ダウン症の子供をもつ芸能人は?

公表されているダウン症児をもつ芸能人には松野明美さん、奥山佳恵さんがいます。
松野明美さんは2008年に第二子がダウン症であることを公表、奥山佳恵さんは2013年に第二子がダウン症であることを公表しています。
現在でも講演活動やブログの中で子供の状況や自分の気持ちなどを発信されています。

これは私の推測ですが、心無い世の中の偏見は「知らない」「無知」という事から始まるように感じます。
まずは知ってもらって偏見をなくしていったり、同じような状況の方に元気になってもらったりと有名人ならではの素晴らしい活動だと感じています。

 

まとめ

この10年で35歳以上の高齢出産は倍増しているという事実があります。それに伴って確率的にダウン症児が生まれてくる事は多くなると思います。高齢であっても元気に出産されている方のほとんどですし、ダウン症児が生まれてくるかどうかというのは若くても確率は高齢であるより低くなりますがあり得るという事を知っておきましょう。
そして高齢出産を望む方は「今すぐにできる事」として染色体の異常が起こりにくいという可能性も含めて卵子の質を上げる身体づくりの必要性について改めて考えていく必要があると思います。

流産や妊娠高血圧症や妊娠時の高血糖などのリスクにも備える

ダウン症をはじめ様々な染色体異常以外にも、妊娠中のリスクとして流産や妊娠時のむくみや高血圧、高血糖など母子ともに危険になるような状況は35歳以上では増加してきます。自覚と知識を持っていまやるべきことに集中し、不要な情報には振り回されないようにするという事が大事だと思います。良き相談相手として当店も研鑽を積んでいきたいと思っております。