犬を飼うと不妊になりやすくなるのでしょうか?
いいえ、そんなことはありません。
逆に、犬を飼うことによって妊娠しやすくなる可能性があります。
根拠のない迷信です。犬好きの方はご安心くださいね。
ただ、そういう迷信があるのは事実なので
「犬に愛情をかけると子供ができない」「犬には飼わないほうがいい」などど
言われる可能性があります。
おそらく子供がいない夫婦が、動物を我が子のように可愛がるというイメージからきているものだと想像できます。
ただ、犬を飼うことは犬好きの方にとってはメリットが大きいと私は思います。
愛情ホルモン「オキシトシン」で妊娠しやすくなる?
オキシトシンというホルモンをご存知でしょうか?
別名愛情ホルモンとも呼ばれます。
これは恋人や我が子に対して愛おしいと感じる時に出ているホルモンです。
乳汁を出しやすくするホルモンとしても有名ですね。
主にスキンシップを図っているときに出るそうです。
我が子との最初のスキンシップは授乳ですもんね。
そのオキシトシンの効果は、
幸福感
信頼感
浮気の防止
記憶力アップ
血圧安定
美肌
アンチエイジング
うつ
数え上げればきりがありません。
不妊に有効なオキシトシン
そして注目すべきは、不妊や不妊治療をしている方に有効なことがわかっているのです。
不妊の一番の問題であるストレスに対して、その解消に働いてくれるホルモンなのです。
夫婦の愛情が確かならば、様々なストレスに対して強いのはこういう理由があるのでしょう。
また、オキシトシンは精子と卵子に働きかけ受精しやすくしてくれたり、着床しやすくしてくれたりする影響があるそうです。
オキシトシンを分泌させるには
オキシトシンを出す基本としては、「触れる」ということです。
愛のある性交時にも多く増えます。そしてペットを撫でることでもオキシトシンを活性化できることがわかっています。
不妊期間や不妊治療中の問題として、子作りの夫婦生活になり、セックスの愛情や回数が減ることにより、オキシトシンが減ることが問題視されています。
そうすると、ストレスに余計にさらされる悪循環となってしまう可能性があるのです。それを解消する方法として、犬を飼うことによるオキシトシンの増加を期待することができます。
妊娠しやすい体作りの大前提として、夫婦でオキシトシンを意識していきませんか?
スキンシップをはかるのはもちろん、犬を飼うことも妊娠しやすい体作りの一環となりえます。
まとめ
「犬を飼うと不妊になる」というのは迷信で、逆に「犬を買うと妊娠する」可能性があります。
妊娠のベースには愛情が必要で、愛情ホルモン「オキシトシン」によって妊娠しやすくなるというわけです。
この愛情ホルモンは、不妊の一番の問題であるストレスに対して非常に有効です。妊娠しやすい体作りの大前提として、夫婦でオキシトシンを意識してスキンシップをはかるのも良いと思います。
犬を飼うことで不妊になることはなくて、逆に妊娠しやすくする可能性があるのですね。仲の良い夫婦がストレスに強いというのは、愛情ホルモンが関わっているんですね。
むしろ積極的に、犬を飼いましょう。
犬に触れる→オキシトシン増加→愛情や幸福感というわけです。ペットを飼うことで、この効果が期待できます。ただ、一つ注意点があります。ご夫婦が犬好きであることです。そうでないと余計なストレスをかえって生んでしまうかもしれませんからね(笑)