不妊治療で太ることはありますか?

お店に来られている方の質問で「不妊治療は太りますか?」という質問を受けることがあります。実際にみなさん、そういう話はよく見たり、聞いたりしてるようですね。私もカウンセリング中によく「不妊治療をしてて太りました」と聞くこともあります。

実際はどうなのか、ブログでもお答えしておきますね。

不妊治療で太ることを恐れることはないのだ!
不妊治療で太ることを恐れることはないのだ!

 

不妊治療で必ず太るというわけではない

不妊治療で使用するホルモン剤やホルモンバランスのせいで太る人もいるが、まったく体重が変わらず変化がない人もいますので個人差が大きいと思います。太る傾向になる人も多いと思いますが、極端に太るというよりかは1~2kgぐらいの方が多いですね。
極端に太ることがあったとしても、おそらくホルモン剤のせいだけではないでしょう。

 

不妊治療中のストレスで過食し太る

当店にご相談に来られてて「不妊治療で太りました」という方に詳しく話を聞いていると、実際には不妊治療をスタートして生活パターンが変わり、ストレスを解消するためや多忙ゆえの間食やお菓子やパンなどが増えて太ったという方も多いのです。新たな太る習慣がついていないか確認しましょう。

 

「排卵誘発剤」と「ピル」は確かに太る傾向がでる

不妊治療で使う「排卵誘発剤」むくみやすくなる傾向があります。また「ピル」も不妊治療において使用することがあり、エストロゲンやプロゲステロンなどの女性ホルモンを含んでいますので脂肪がつきやすくなったり、むくみを招いたりします。
一概に言えませんが、実感としてやや体重が増加する方が多いとは思います。

 

太らないような意識が妊活となる

もちろん個人差はあるのですが、少々太るような傾向があるのは間違いないと思います。ただ、しっかり適正体重を保つように意識をしておけば問題ないでしょう。
せっかく不妊治療をしているのであれば妊娠しやすいカラダをつくっていくのと同時進行でやる方が結果もいいと思われます。

実は妊娠を遠ざける食べ物で私が避けるようアドバイスしている食べ物が2つあり、さらに太るのを確実に防いでくれます。

 

「糖」と「油」を控えて妊娠力アップ

何を食べてどんなカラダをつくるか?人間は食べたものでカラダがつくられています。そのカラダで卵子や精子を作っていくことを考えれば、どんなものを食べてどんなものを食べないかがすごく大事です。

特に「糖」「油」は控えましょう。
お菓子やジュースやジャンクフードはしっかりと注意して止めておきましょう。「糖」と「油」が大量にない国は妊娠に困っていません(発展途上国では不妊に困ることは少ない)、逆に裕福な国になると「糖」と「油」は大量に身の回りに増加し、出生率はどんどん下がってきます(ちなみにアレルギーも増えてきます)。

「糖」と「油」を避けることは妊活につながり、おまけに不妊治療での体重増加の予防にもなるということです。

 

肥満も不妊の原因です

基本的に健康的な体重とは、理想がBMI(ボディマスインデックス:肥満度指数)では「22」が適正とされています。
BMIが25を超えると肥満ということになります。病気のリスクが上がるラインという事です。当然妊娠率は下がり、妊娠しても妊娠中毒症や妊娠糖尿病の発症率が上がります。また妊娠中に妊婦が肥満だと胎児にも影響が出てくることが危惧されています。その胎児が生活習慣病にかかるリスクが上がるんだそうです。
BMI計算方法は[体重kg÷身長m÷身長m]です。みなさんも計算してみましょう。健康体重の幅はBMIで18-24までとされています。

 

まとめ

不妊治療の薬による太る副作用のリスクはありますが、個人差が大きいことや、不妊治療のストレスによりお菓子などの過食が原因のことも多いこと、肥満は妊娠率を下げ病気や胎児のリスクを上げてしまう事、肥満を防ぐために「糖」と「油」を気をつけることが妊娠力をアップにもつながるという事を知っておきましょう。

不妊治療により太りやすい事を事前に知っておくことで、しっかりと悪い循環を防いで良い循環に持っていくことが可能ですね。