未妊(みにん)という言葉の意味は?

未妊という言葉はご存知でしょうか?この言葉が世に出て10年ぐらいになるのではないでしょうか。不妊でなく未妊。

私は漢方を専門として不妊相談をさせていただいていますが、この未妊という言葉を知った時に、まさにご相談にのらせていただいているお客様の状態を表していると感じたのを覚えております。

妊娠する準備を整えよう!
妊娠する準備を整えよう!

 

不妊と未妊は違います。未妊とは?

不妊症妊娠できない事ですが、未妊ただ単にまだ妊娠していないということを指します。このような言葉が生まれた背景として「妊娠できる状態でないから妊娠に至ってないだけで、不妊ではない・・・」そういう方が本当に多くなってきているという事でもあると思います。

原因不明不妊も含めてさまざまな卵管や卵巣、卵子、精子の機能低下にまつわるものが多いです。アレルギーが関わっている不妊も増加してきています。

まさに不妊ではなく妊娠できる準備が整っていないだけかもしれません。未妊という事ですね。 現在では本能とも呼べる妊娠出産の機能を狂わせてしまうような生活習慣や食習慣が、当たり前のようになってきてしまっているということだと考えています。

 

最初に未妊という言葉が世に出たのは河合蘭さんの著書

最初はジャーナリストの河合蘭さん著の【未妊ー「産む」と決められない】で、子供が欲しいのに一歩踏み出せないままとどまっている状態で自分で産もうと決めれないという女性たちのことを「未妊」と名づけています。

この著書では現代女性は子供は欲しいけれど自分の時間がとられることに強い抵抗感があることや、不妊症の不安がとても強いことが特に印象的なレポート集となっています。

河合蘭著 未妊ー「産む」と決められない⇒http://booklog.jp/item/1/4140881798

最近よく言われている未妊は、名付け親の河合さんの意味とは違ってきています。繰り返しになりますが現在よく使われる未妊とは「自分で産むという事を決められない」という意味ではなく、妊娠にまだ至っていないだけで準備中という意味です。

 

未妊の場合の対処は「妊娠しやすいカラダ作り」

妊娠できる状態にするため「準備」を整えていく事に尽きます。例えば当店では漢方を使って妊娠しやすいカラダ作りをご提案しています。

調子を崩している症状がある場合、例えば生理不順生理痛PMSなどから冷えや貧血、ストレスに至るまで漢方での治療対象になります。

調子を崩している症状がなくとも妊娠しやすくしていくために、卵巣や卵子や質を上げていく事を効率よくするために漢方や漢方の知識をもとにアドバイスしていきます。

 

まとめ

未妊という言葉で非常に心が軽くなったといった事もよく聞きます。準備が整っていないだけで準備が整えば妊娠するという事です。妊娠は女性の本能です。

不妊治療よりももっと先にやることとして基本的な部分の妊娠しやすいカラダ作りの意識を持つことが大事です。未妊の時間をうまく使って赤ちゃんを授かる準備を整えてきましょう。

妊娠に関して意識改革が進んだこの10年

結婚適齢期という言葉がなくって、色んな価値観や生き方が出てきていますが、妊娠の適齢期は生物である人間には決まってるという事ですね。晩婚化が進む中、妊娠適齢期を過ぎて子供を持ちたいと思った時に妊娠するための準備は必要という意識を現代人はもっておくという事が高齢妊娠出産を望む方に必要なことといえると思います。未妊という言葉もそういう時代背景から生まれた大事な言葉ですね。 こちらの過去ブログも参考にしてください。 未妊の時間をうまく過ごすことによって卵巣や精巣の能力は上げられます⇒高齢不妊でも妊娠できる人の2つの特徴

2人目を不妊治療した芸能人4人

「2人目不妊」という言葉をお聞きになったことはありますか?「初めての子供の時は自然妊娠できたとのに、二人目がなかなかできない。。。」こんなお悩みを相談されることが多くあります。また1人目を体外受精で授かり、2人目の不妊治療に挑んでいる方もいらっしゃいます。

2人目は夫婦二人だけだった初めての妊娠出産とは、「年齢が違う」「妊娠出産によりママの体が違う」「生活環境が違う」「子育てによる疲労度、ストレス度違う」ガラッと変わってしまうのでそれが原因となることも多いです。あと根本的な事ですが、セックスレスそもそも不妊原因があった場合もあります。

トラブルも2人で乗り越えて・・・
トラブルも2人で乗り越えて・・・

 

メディアで2人目不妊を公表している、もしくは2人目不妊だった芸能人をまとめてみました

  • 山本モナ(39歳:2015年4月現在)
  • 東尾理子(39歳:2015年4月現在)
  • 矢沢心(34歳:2015年4月現在)
  • ジャガー横田(53歳:2015年4月現在)

山本モナさんの場合

結婚してから一年ちょっと、、、なかなか子供ができないけど「まあ、いつかできるか」と悠長に構えていた時に友人の勧めで病院に行き、その結果は「多嚢胞性卵巣症候群」(PCOS)。生理不順もなくずっと健康だと思っていたモナさんは排卵障害があったことはじめて知りました。ご主人とのケンカも何度もあったとブログで語ってくれています。

「絶対お母さんになる」と決めて不妊治療36歳で第一子を不妊治療で出産。そして二人目も不妊治療をして双子を妊娠。残念なことに1人は流産してしまいましたが、残る1人は元気に生まれてきて、そして現在3人目に挑戦するため不妊治療を開始しているとのこと。

不妊治療以外の妊活も日々ブログで報告してくれています。頼もしいママとして日々子育てに、妊活に不妊治療に奮闘中です。

山本モナオフィシャルブログ「true self」⇒http://ameblo.jp/nakanishi-mona/entry-11052713918.html

矢沢心さんの場合

結婚6年目で第一子を不妊治療や流産を乗り越えて授かったそうです。不妊の原因が生理不順でその原因は「多嚢胞性卵巣症候群」で体外受精も4回行ったそうです。2014年の秋には第二子を出産されています(不妊治療していたか、していなかったかは不明ですが、どうやら第二子は自然妊娠のようです)。

ただ第二子もつわりがひどかったり、前置胎盤だったりと診断されたりなど一筋縄ではいかなかったようです。前向きで夫婦で支えあって、悲しいこともたくさんあったけど様々なことにチャレンジしていったり、楽しんでいく姿勢は本当に参考になり勇気がでてきます。

矢沢心さんによる本⇒http://review.rakuten.co.jp/item/1/213310_16217265/1.0/

矢沢心さんオフィシャルブログ「コロコロこころ」⇒http://ameblo.jp/yazawa-shin/

常に新しい事やさまざまな事にチャレンジし、気持ちの浮き沈みも赤裸々に語ってくれる芸能人の妊活本やブログは不妊治療中や妊活中の心のコンディションを保つのに役に立ってくれたりするようです。

 

まとめ

2人目不妊は睡眠時間、疲労、ストレス、体重の変化など1人目とまったく環境や体調が違う事も多く、妊娠できる状態にない場合も多いようです。少し昔なら妊娠出産は命をかけるようなことでもありました。しっかり体づくりをして(妊活)、コンディションを整えましょう。

育児による疲労やストレスに加え、働きながらの方も多いので、自分にかけれる時間が少ないなかで効率重視のコンディションニングが重要になってきます。妊活をする事で限られた自分の時間を最大に活かすためにも便利だと思います。

漢方を妊活に使うと、とにかく体が変わるのが「早い」

ご相談に来られる方共通なのですが、みなさん気になるのが「時間」です。年齢なども考えて「急ぎたい」というご要望も多いのです。漢方を妊活に使う最大のメリットはこの「時間」にあると思います。生活習慣や食習慣を変えることでも、妊娠しやすい体にしていく事は可能だと思いますが、仕事の都合で余裕がなかったり、やれても体質が変わるまでいくと年単位かかってしまったりします。ただ漢方を併用することで年単位かかっていた体質や体調改善がものが半年ですんでしまうという「時短」のためにも重要だと考えています。 漢方は妊娠するという本能を引き出す!過去ブログより⇒漢方は古来から不妊に使われてきた

不妊治療の費用は、平均140万円です

不妊治療を考える上で、不妊治療にかかる費用は気になりますよね。病院によって不妊治療の費用は違う事も多いですが、不妊治療のそれぞれのステップのおおよその費用の平均を書いておきます。ぜひ参考にしてください。

不妊治療費用は積極的にかける必要がある時もある
不妊治療費用は積極的にかける必要がある時もある

 

妊娠するまでの不妊治療費用の平均は140万円

女性のための健康生活ガイド「ジネコ」を運営するバズラボは2010年~2012年の2年にわたり、不妊治療によって妊娠した人へのアンケート調査を行った結果、病院で不妊治療をして妊娠をした人が妊娠までにかかった不妊治療費の平均はなんと140万円ということです。

このアンケートの内訳は「検査料金」「不妊治療費用」「交通費」なども含まれます。金額別では100~199万円で妊娠した人が一番多く31.2%です。もちろんそれ以下で妊娠した人も多くいらっしゃいますが逆に200万円を超える費用をかけて妊娠された方は20%という事です。
タイミング療法や人工授精に関しては、だいたい6回ぐらいを目安として次のステップをドクターに勧められることが多いので1周期あたりの費用を記載しておきます。

◎タイミング療法

1周期あたりの費用目安5000円~1万円

◎人工授精

1周期あたりの費用目安1万円~3万円

◎妊娠するまで不妊治療(高度生殖医療)のステップ別費用の平均額

  • 体外受精の平均費用―134万円
  • 顕微授精の平均費用―166万円

不妊治療で妊娠するまでの平均期間は2年1か月となっており、この期間とかかる金額を考えて不妊治療のプランを組み立てていく事を考えてみてはいかがでしょう。病院選びで遠方の病院になった場合は、交通費や宿泊費なども必要な場合もあるので、通う病院選びも慎重に選びましょう。

不妊治療期間を短くする「妊娠しやすいカラダ作り(妊活)」

カラダ作りをすることによって、不妊治療の期間短くできると考えています。病院で困るのは精子や卵子の「質」です。妊娠できる状態でない事にはせっかくの最先端の高度生殖医療も効果的でない可能性も高いのです。

妊娠できる準備を整えてからの不妊治療をすることで、不妊治療がより効果的になり、その結果妊娠率が上がり不妊治療の期間を短くすることができるでしょう。

妊娠しやすいカラダ作りのためには、まず「冷え」をチェックしてみましょう。冷えがあるなら、赤ちゃんが居たくなるようなあなたのお腹にするために、あなたの妊活プラン作ったりを見直すことが必要です。

不妊は子宮の冷えが原因!?http://www.midori-funin.com/blog/2015/02/post-185.html
まずはカウンセリングを受けてみてくださいね。

まとめ

不妊治療を考える上で「お金」の話は重要です。不妊治療においてのストレスの一つとして金銭的な事が挙げられます。ただ年齢と不妊治療を考えた時に、不妊治療が有効な年齢幅があります。

不妊治療にかける金額や不妊治療の確率を上げ元気な子供を妊娠出産するために必要な妊活に関してのことも考慮に入れながらのプランニングが必要だと言われております。

流されて不妊治療をスタートするのではなく、しっかり金銭面と不妊治療の照準を絞って妊活していったり不妊治療していく事が、ストレス度数を下げる手段でもあります。

あなたの妊活プランの練り直しをしてみませんか?

不妊治療とお金の話は非常に重要です。十分に計画を練ってスタートしてほしいと思います。それと同時に妊活もスタートすることをお勧めしております。お金がかからない妊活も多いですし、より効果的にしていくのであれば漢方薬やサプリメントが重要になってきます。その上で不妊治療を考えてはいかがでしょうか?年齢によっても考え方が違ってくるのでぜひカウンセリングを受けて、あなたの妊活プランの練り直しをしてみてはいかがでしょうか?

なぜ妊娠中は、脱毛が受けられない?

妊娠が発覚し通ってた脱毛サロンの施術を断られた。。。といった内容の話を聞くことがあります。なぜ妊娠中は脱毛が受けれないのか、妊娠中に脱毛の施術を受けると母体や胎児に何か悪影響があるのかなど聞かれることがあります。

女のたしなみ?妊娠中では?
女のたしなみ?妊娠中では?

 

脱毛の施術自体は母体・胎児に問題は「ない」

どうやら脱毛の施術自体は問題ないみたいです。フラッシュ(光脱毛)でもレーザー脱毛でも問題ないとのことです。つまり脱毛サロンにて妊娠すると断られる理由は他にあるようです。

  • 妊娠中は毛が濃くなることがあるため
  • 皮膚が非常に敏感になるため
  • 痛みやストレスが母体によくないため

妊娠中は体毛が濃くなるような場合も多い

ホルモンバランスの変化から主に乳首やおへそ回りのうぶ毛など濃くなりやすいです。

出産がおわると元に戻ることがほとんどなので気にする必要はありませんが、体毛などはホルモンの影響を受けやすいため妊娠中などホルモンバランスが不安定で通常の体の状態ではないので脱毛などは行わないのが賢明という理由です。

皮膚が敏感になる

皮膚が敏感になることも多いみたいです。やはり妊娠によるホルモンバランスの変化の影響で皮膚が敏感になるようです。

痛みやストレスが母体によくないため

やはり妊娠中は安全第一。痛みやストレスが引き金となって陣痛体調の悪化(めまいや吐き気など)が誘発されないとも限りません。

何かあってからでは遅いのが妊娠中なので脱毛サロン側も慎重にならざるを得ないところがあるため、妊娠中は施術をことわる所がほとんどのはずです。逆に妊娠中だと把握しつつ施術を断らないサロンは信用できないと判断できるでしょう。

 

妊娠中の脱毛は一旦中止

基本的には妊娠中の脱毛は中止しましょう。体毛が濃くなって恥ずかしいと産婦人科の検診などに思う方もいるみたいですが、産婦人科ドクターやスタッフは妊娠中は体毛が濃くなることは常識としてわかっているので気にしなくていいと思います。

優先順位はあくまで体調を整えることを優先しましょう。

 

脱毛は妊娠のことも考えてサロンを選びましょう

すでに脱毛サロンに申し込んでしまっていて契約回数がまだ残っている場合で妊娠が発覚した場合は、妊娠による契約の期間延長が可能かどうかは確認しましょう。

サロンによってはさまざまな取り決めがあるようです。妊娠の予定がある場合は、期限が決まっているコースではなく無期限の回数制のものや永久保証のもの、もしくはその都度払いのシステムを選んだ方が良いと思います。

 

妊娠中の体毛ケアは電気シェーバー

それでも体毛が気になるという方は、極力肌に負担をかけないように電気シェーバーで処理しましょう。妊娠中は薬品を使わず刺激を少なく様々なストレスを軽くするためです。

 

まとめ

妊娠中はいろいろ身体の変化に悩まされます。その中で脱毛や体毛のお悩みもよく聞きます。脱毛自体は母体や胎児に影響はないですが、妊娠中は脱毛するのにむいてない時期であると言えます。

ただ大事なのは妊娠中よりも産後のお手入れをしっかり考えておくという事だと思います。

産後は脱毛サロンの時間がとれないなどの問題もあるとは思いますが、再開するなら産後生理が戻ってきてからが良いでしょう。生理が戻ってきたという事は、ホルモンバランスが戻って来た証拠です。おそらく脱毛サロンでも同じようなことを言われるはずです。

妊娠中は最大限の注意を払って!

妊娠中は「通常の生活を送っていればよい」とはよく聞きますが、何が通常なのかは人によります。個人的には妊娠中は最大限の注意を払って生活すべきだと思います。人ごみや旅行なども含めて、妊娠中は体調の変化が起きやすいし免疫力も下がっています。本当に大事な事だとは思いますが「何かあってからではおそい」のです。脱毛のことも含めてリスクを考えて妊娠中は過ごしていきましょうね。 妊娠中の過ごし方で紫外線の記事があるのでそちらも参考にしてください⇒http://www.midori-funin.com/blog/2015/04/post-196.html

紫外線が妊婦にとって悪いと言える理由は、免疫にあり

妊婦の健康のためにも必要と思われていた日光浴ですが、1998年に母子手帳から「日光浴」をすすめる内容が削除となりました。オゾン層破壊によってどんどん強くなる紫外線に関して、日光浴で得られるメリットよりも体に対しての悪影響の方がはるかに大きいとされています。

妊娠していなくても、妊娠していても「紫外線がお肌に与える悪影響(老化やシミ)」のため避けたいところですが、特に妊娠中はホルモンバランスが変わるせいで、「シミ」ができやすいとも言われています。

お肌の影響も含めて紫外線を避けるべき理由をまとめました。

美容のほとんどの悩みは紫外線で起こる!
美容のほとんどの悩みは紫外線で起こる!

美容のほとんどの悩みは紫外線で起こる!

 

あらゆる肌の老化の原因の6~8割に紫外線が関与

見た目の老化の6~8割は紫外線による光老化が原因だと言われています。シミくすみシワたるみ毛穴の開きキメの悪くなるなど全てに紫外線が原因だと言われております。

つまり老けたくないという女性は絶対に気をつけていかなくくてはいけませんよね。若さと美を保つためには紫外線を浴びないようにすることが一番という事です。

 

遺伝子にダメージを与える紫外線

紫外線による肌の老化は、なぜ起こるかは一言でいうと紫外線による肌の細胞への遺伝子のダメージにより肌の構造自体が劣化し変性してしまうという事です。恐ろしいのはそうなってしまうと元に戻すことはできません。
ですので予防が最大の防御という事ですね。逆に年齢による老化と違って防ぐことができます

 

紫外線の感受性が高い妊婦

紫外線はいつでも肌に悪いのですが、受け取る側の紫外線への反応レベルによっても悪影響の度合いが違います。妊婦は黄体ホルモンの分泌が増えるために弱い紫外線にも肌が反応しやすく、メラニンが過剰に発生しやすくシミなってしまいます。
妊婦は紫外線感受性が高いのです。

 

免疫を下げる紫外線、免疫力が低くなりがちな妊婦は特に注意

紫外線の影響の中で最近特に注目されているのが「免疫力の低下」です。実は人間の皮膚には、細菌やウイルスや化学物質などの侵入を感知するセンサーの役割の細胞があり、ここが機能することで人間の免疫システムをうまく動かしているということもわかってきました。

紫外線を浴びると活性酸素がこの免疫細胞を傷つけてしまうことで病気にかかりやすくなります。ただでさえ妊娠により免疫力の落ちている妊婦は特に注意が必要ですね。

 

紫外線にも健康メリットもあるが、15分ほどで十分

紫外線にメリットは一つもないのかと言われれば、実はそうではなくビタミンDを体内で合成させる働きがあります。

カルシウムやリンの吸収を促進し、骨や歯を強くする働きがあるため発育期の子供や、妊婦や授乳期には必要と言われてきたのです。

ただ食事から摂取できるのと、紫外線には一日15分ほどあたれば十分と言われており、一日の必要量をまかなえることができます。つまりこれ以上浴びることが害の方が増えるという事で、母子手帳からも日光浴が削除されたという経緯があるのです。

 

一番危険なのは真夏よりも紫外線量が増えてくる5月

実は一年の内で紫外線の危険度が一番高いのが5月です。梅雨に入り日射量が減る6月や、夏の積乱雲などが発達する時期に比べて5月は晴れ間が多く日照時間が一年の中で一番長いのです。春先からどんどん紫外線がきつくなります。

夏になったらでは遅すぎる紫外線ケア、一年中紫外線はケアするのが当たり前になってきつつありますが、特に今からの5月はUVケアはしっかりと行いましょう。

 

まとめ

美容業界では基本ですが一年中、日中は必ず「日焼け止め」は使う事です。家にいても、帽子やサングラスも活用し普段からのケアが大切になります。

普段も生活紫外線(コンクリートの照り返しやガラス越しの日差し、洗濯物干しや運転中など)に常にさらされていることを確認しておきましょう。

「妊娠したらシミが一気に増えた。。。」なんて話はよく聞く話なので、ぜひ気をつけて元気な妊婦ライフを過ごしていきましょう。

妊娠中に紫外線の対処法を学んで、お子様にも伝えてください

紫外線に関して、特にこんがり焼けている肌というのは日本人にとって健康的なイメージがありなかなか気をつけにくい。なので「特別に気をつけておくこと」というよりは「当たり前のように気にすること」というイメージで紫外線を考えてほしいと思います。美容だけでなく免疫力低下にもかかわってきます。事実派手に日焼けした時は、そのあと体調不良や疲労感、風邪などの症状が出やすいのです。感覚的には「歯磨き」と同じレベルのように「することが当たり前」というところまでになればいいですね。 活性酸素が紫外線を浴びることによってでてしまうので、そういう意味ではタバコの記事を参考にしてくださいね ⇒タバコの記事

妊娠すると多汗症になりますか?

妊娠すると「妊娠する前より汗がたくさん出るようになった」と言われることがあり、多汗症かと心配されることがありますが、妊娠と多汗症はあまり係がありません。ただ実際に汗をかきやすくなったということが多くあるようです。

多汗症は妊娠と関係ある?
多汗症は妊娠と関係ある?

多汗症は妊娠と関係ある?

 

多汗症とは病的な発汗のこと

多汗症とは体温上昇などとは無関係に交感神経の失調のために汗が過剰に放出される疾患です。緊張や不安など気持ちによる精神的な原因での発汗ではなく、身体機能の失調により引き起こされる病的な状態のことです。明らかに妊娠による汗をかきやすくなることあくまで自然なコトで、多汗症とは区別できるのです。

 

妊婦さんは多汗症ではなく「妊娠という体の変化によって汗っかきになる」

妊娠すると汗をかきやすくなる理由は3つあります

①妊娠すると血流が変わる

妊娠中、特に妊娠初期に汗をかきやすくなるのは、母乳の準備のために乳腺の血流量が格段に増えるために胸に汗をかきやすいと感じることもあるようです。

②妊娠すると脂肪のつきかたが変わる

妊娠するとママの体は脂肪がつきやすくなり、胎児を守るために脂肪がつきます。当然脂肪は保温としての働きもするので体温を保持しやすくなりポカポカを感じやすい人もいるようです。なかには汗をかきやすくなったと感じる方もいるようです。

③妊娠すると体温が変わる

実際に高温期が維持されるという事が妊娠のサインでもあるので当然体温が高いのです。ホルモンの変化によって体温が高くなり風邪っぽく感じる人もいるようです。

妊娠すると汗をかきやすくなったり、体が熱くなったりすることがあります。それは多汗症ではなく妊娠出産するために必要な体の変化なのです。汗をかきやすくなったという事が妊娠のサインとしてわかる場合もあります。

 

汗を止めようとしてはダメ!むしろ気持ちよく汗をかこう

汗をかくことは体の老廃物を排出したり、体温の調節をしたりする大事な働きがあります。汗をかきたくないという気持ちもわかりますが、体温調節をしっかりしている証拠でもあり自然の流れでもあるので汗を止めようとしてはダメです。
妊娠の汗には汗脇パッドや専用の下着で対応しましょう。夏場はノースリーブやキャミソールなどの服装が、汗が気になる方にはよい服装だと思いますが、空調での冷えに対応するために必ず羽織れるものを持っておきましょう。
また下着によって汗がかきやすいという事もあるので、吸汗性に優れたワイヤーが入ってない体型変化に対応できるスポーツブラやパッド付きキャミソールなどが便利なようです。

 

まとめ

妊娠中はさまざまな体の変化にとまどうことも多いと思います。体型や体重はもちろん、多汗症と思ってしまうような汗のかき方や、体毛、食べ物の好みなどもホルモンの変化によって体に現れてきます。ただ個人差が大きいので、あまり気にならない方もいらっしゃいます。ただあくまで自然な体の変化なので、あせらず対処していきましょう。

基本的妊娠中の体の変化はママや赤ちゃんに必要な事の副産物です。そんな気持ちで自分の体と接していきましょう。

妊娠中はママと赤ちゃんにとってベストのコンディションを整えることを最優先にしましょう

当店にも妊娠中に、妊娠し体質が変わり多汗症になったと悩んでいるとのお声を聞くことがありますが、体が健康であるなら、常にあなたや赤ちゃんのためにベストなコンディションをつくろうと頑張ってくれています(恒常性維持)。健康の範疇であるか、病的なレベルであるかの判断は大事ですが、事前知識として知っておくことで焦らずにすむと思います。体の声に従って、あなた自身も体や赤ちゃんが喜ぶような行動をとるということを基本に考えておいてくださいね。 妊娠中の感染症に関しても妊婦は免疫力が下がっています。このインフルエンザの記事を参考にしてください⇒妊娠初期にインフルエンザに罹った場合の対処法

妊活中はゴールデンウィークの過ごし方で「幸せホルモン」大幅アップ

最近は共働きで多忙の上、不妊治療での長時間の拘束など様々なストレスにさらされている夫婦も多いです。ゴールデンウィークなどの長期連休では、妊活中の夫婦ではぜひ楽しい体験や非日常を楽しんで息抜きと共に夫婦の絆を確かめ高める時間にしたいものです。

不妊治療中の方は特にストレス管理のために大事な時間にしたいですね。このゴールデンウィークの過ごし方で妊活中や不妊治療中における夫婦の絆やストレス管理について非常に重要な「幸せホルモン」についても、大幅にアップできるという側面があります。

妊活中・不妊治療中の夫婦にお勧めするゴールデンウィークの過ごし方

大自然の中で確かめ合う夫婦の愛
大自然の中で確かめ合う夫婦の愛
  • キャンプなど自然を楽しむ
  • スポーツや体を動かすことを始める
  • 温泉
  • 子宝神社・パワースポットめぐり

キャンプなど自然を楽しむという過ごし方

夫婦で自然の中で過ごすということは、興味がある方はぜひやってみてほしいと思います。メディアをシャットアウトでき二人で生活をすれば気持ちも安らぎ、想像以上にストレスをとってくれます。パパママになったときにもキャンプは子供に喜ばれますしね。

徳島のお勧めのキャンプ場⇒http://outdoor.ymnext.com/camp-639.html

スポーツや体を動かすことを始める過ごし方

ウォーキングジョギングなど二人だけで始められるものもありますが、お勧めはピラティスヨガなどまずはトレーナーがついて教えてくれるものに参加してみるのもいいと思います。トレーナーがいる方が続きやすいしヨガのリラクゼーション効果やピラティスの体の歪みを正してくれることは、直接妊活に繋がりますし日々の疲れをとってくれます。健康で素敵なパパママになっておきましょう。

温泉で癒される過ごし方

ゴールデンウィーク中に行くとなると、コストがかかってしまいますが贅沢な時間を過ごす事ができます。子供ができてしまうと二人の贅沢な時間はとれないかもしれません(子供中心になることが多いでしょうから)。今のうちに二人の贅沢な時間を楽しみましょう。

徳島のお勧め温泉⇒http://www.yukoyuko.net/onsen/area09/pre36

子宝神社・パワースポットめぐる過ごし方

子宝神社やさまざまなパワースポットをめぐったり、徳島であればゴールデンウィークに四国八十八か所をめぐるのを夫婦でスタートしたりなど夫婦ではじめれる体験をして過ごしてみるのはいかがでしょう。個人的な意見ですが仏閣などは特に疲れストレスがとれやすい場所だと思います(パワースポットと呼ばれる場所はそう感じれる所が多いですね)
子宝神社紹介⇒http://子宝神社.net/

四国八十八ヶ所公式ホームページ⇒http://www.88shikokuhenro.jp/

 

濃密な二人の時間は幸せホルモン「オキシトシン」が増加

妊活中ではより夫婦としての力を高める時間として、またパパやママになるための精神的肉体的に準備する期間として考えておきた方がいいとよく言われます。その家族として成り立つために最重要なホルモンが幸せホルモンと呼ばれる「オキシトシン」です。
愛情ホルモンとも呼ばれ、セックスやスキンシップ、濃密なコミュニケーションなどにより分泌量が増加することがわかっています。
子育てにも非常に重要なホルモンと言われています。日々夫婦ともに多忙な毎日を過ごされている方にとって長期連休であるのゴールデンウィークの過ごし方としては「オキシトシン」を意識するのは重要です。

オキシトシンが増えると精神安定・絆を深める・疲労回復・幸福感などの効果があります。家族への愛や絆はオキシトシンによって作られるといっても過言ではありません。

家族の最小単位は夫婦です。ゴールデンウィークなどの長期連休は目の前のパートナーとのスキンシップやコミュニケーションを見直したり、深める時間にしましょう。

 

まとめ

現在の日本人は「オキシトシン」が不足していると言われております。妊活中の方もお仕事や家事、不妊治療など日々のやらないといけないことに追われている方も多いのではないでしょうか。あらゆるストレスや疲労に対抗する最大の武器が二人の「愛」という事です。
愛を感じて二人の絆を深め、ストレスと疲れをとり幸福感を与えてくれる「オキシトシン」は子供を望む夫婦にとって必須と言えます。妊娠する準備を整えるという事はオキシトシンが増えるような夫婦関係を作るという事でもあります。そんなゴールデンウィークの過ごし方をしてほしいと思います。これも立派な妊活となります。

日本では夫婦で質の良い休日を過ごしている方が少ない

欧米では夫婦や家族のために休日を使ったり、どこかに出かけたりするのがある種のステイタスにもなっているぐらい当たり前ですが、日本では休日が少ないというような労働環境も手伝って、意外と夫婦になって出かける機会が減ってしまったという話をよく耳にします。不妊治療も重要ですが、自然の流れを考えるとまずは目の前にいるパートナーとの絆や愛情の結晶が子供という事になります。ストレスは大きくホルモンに影響がでます。パートナーの疲労感や幸福感などは自分自身が握っているということを再確認し、ゴールデンウィークをその足がかりに使ってみてはいかがでしょうか。子供を望むうえで一番大事なことかもしれませんね。

不妊治療に漢方薬を合わせると妊娠しやすくなりますか?

不妊治療と並行して、妊娠しやすいカラダ作りをつくるために漢方薬は適しています。漢方薬と馴染みがない方もなるべくわかりやく、簡単ですが紹介していきたいと思います。

漢方を不妊治療や妊活に取り入れよう!
漢方を不妊治療や妊活に取り入れよう!

 

妊娠するという【本能】を引き出す漢方薬

女性にとって妊娠するということは、体に備わった「本能」とも呼べるものです。ただ、現在はさまざまなことでその本能が発揮できない状況に追い込まれていることが多いのです。

妊娠という本能を乱してしまう3つの要因

  • 加齢
  • 冷え
  • ストレス

50年前の日本人と比べても明らかに晩婚化も手伝って、妊娠したいと思った時期に上記の項目の3つ、加齢・冷え・ストレスの負担が増えているのが現状ではないでしょうか。

それが基本的に体に備わっている妊娠するという本能の力も落としていっています。加齢・冷え・ストレスのそれぞれ漢方薬で対応できる事があるのでご紹介いたします。

 

加齢

漢方はそもそも何千年も前から究極のアンチエイジングを考えてきた学問です。何か病気になってから対処する西洋医学とは逆の発想で、そもそも病気にならないようにより元気に年齢を重ねていけるように考え抜かれた学問です。

ですので年齢による体の機能はもちろん卵巣の衰えを防ぐような考え方や漢方薬に数多くあります。

不妊症に良く使われる加齢に対する漢方薬
鹿茸大補湯(ろうじょうだいほとう)
http://k-suisinkai.jp/recommend/4987045196454/index.html/

漢方では植物の葉や根だけでなく、気血精(きけつせい)を補う力を漢方薬で出そうとするときには【動物生薬】を使用します。この場合は鹿の角である鹿茸(ろくじょう)を使用している漢方薬です。体を温めて造血する力が強く冷えを良くし卵巣を元気にする事が期待できます。

冷え

漢方では寒熱(かんねつ)の考え方が中心にあり、冷えを機能低下の指標として非常に重要視しています。西洋医学において冷えは対処の方法は少ないのです(そもそも西洋医学には冷えを治そうという考え方はありません)。

冷えはホルモンバランスを崩し老化をはやめます。温活(おんかつ)という言葉もあるように漢方では温めることにより、ホルモンのバランスを良くすることができます。
不妊症に良く使われる冷えに対する漢方薬
芎帰調血第一加減(きゅうきちょうけつだいいちかげん)
http://www.kotaro.co.jp/kampo/explain/kyukichoketsuin-exp.html/

温めながら血液の流れをよくしていく漢方薬です。特にストレスの関与もある冷えや血行不良によく使用します。生理痛や排卵痛も使用目標になります。

ストレス

体と心を表裏一体として同時に考えて漢方をご提案することがほとんどです。ストレスは気の流れを止め、自律神経やホルモンバランスを乱し、免疫力も低下するなどして妊娠するという本能を妨げる大きな理由となります。

漢方は気の流れを良くするという理気剤という種類の漢方薬を使用することによりストレスによる体のダメージから体を守ります。
不妊症に良く使われるストレスに対する漢方薬
加味逍遥散(かみしょうようさん)

http://www.jps-pharm.com/product/item/4987438060768.html/

気を巡らす漢方薬の代表処方です。基本的には生理前のイライラやストレスから体調を崩す方にはよく使用します。血流を良くする漢方薬との併用でよりストレスによるダメージを減らして心身のバランスを整えていきます。

 

漢方薬を合わせて不妊治療の成功率を上げる

以上のように西洋医学では対処しきれないようなことも東洋医学の知恵である漢方を組み合わせることによって、不妊治療(西洋医学)の不足を補うといった事が出来ます。痒いところに手が届くといったイメージでしょうか。

病院で困るのはやはり「質」の問題です。卵子や精子、子宮内膜など自身の能力以上のものはできません。冷えていれば冷えている卵子が、ストレスを感じていればストレスの影響を受けた精子が、高齢であれば高齢な卵子や精子ができるものです。

それに関して対処でき「質」を変えることができるのが漢方薬の良い所ですね。

 

まとめ

不妊治療に漢方薬は体質を選んで選べば、妊娠はもちろん妊娠中や出産、産後までフォローできるカラダ作りを応援できます。

実際には不妊ではなく未妊(みにん)と呼ばれる状態の方が日々のカウンセリングにおいて多く見受けられます。未妊とは「妊娠できる状態ではない」という意味です。

加齢やストレスや冷えによって妊娠できる状態にないので、妊娠するという本能がきちんと働かないといった感じでしょうか。妊娠できるような状態をつくることが、自然妊娠はもちろん不妊治療を行った場合でもその成功率は高まるでしょう。

漢方薬を服用する場合はカウンセリングを受けてくださいね

漢方薬を服用する時には、ぜひカウンセリングを受けてからにしましょう。例えば「冷え」という状態に対して漢方を考えるにしても、ストレスから冷えている場合や体を温める力が弱っている場合など様々な状況が考えられます。もともとの体質や生活スタイルと合わせて漢方薬の構成を考えて提案する必要があり、体質を考えたものでない場合服用しても効果的ではありません。不妊治療中の方も、自然妊娠を狙う方もぜひカウンセリングを受けて提案を聞いてみてくださいね。

タバコを吸っていると不妊になりますか?

タバコを吸っていると不妊になるというよりも、確実に不妊に近づくことになります。百害あって一利なしの言葉通りのタバコ。夫婦はどちらかでもタバコを吸うと妊娠率が半分になったり、流産率が2倍になったりと想像以上に妊娠や出産には害となります。

胎児の健康を考えると妊娠してから禁煙するでは遅すぎるという事をしっかり知っておきましょう。現在タバコを禁煙するだけで「妊活」になると言えるでしょう。

精子や卵子はタバコでどんどん老化する
精子や卵子はタバコでどんどん老化する

 

タバコは不妊の原因になる!

タバコには4000種類の化学物質があり200種類は有毒30種類は発がん性物質であることがわかっています。

女性の場合は

  • ・卵胞ホルモンや黄体ホルモンの分泌が減り流産率増加
  • ・卵子の老化を早める
  • ・卵巣機能が低下する可能性が高く閉経の時期も早くなる
  • ・着床障害
  • ・体外受精の受精率が低下

男性の場合は

  • ・造精機能が低下し精子数が少なる(20%減少)
  • ・精子運動能力の低下
  • ・精子の奇形率の上昇
  • ・先天奇形の危険性上昇

卵子や精子の質が叫ばれて久しい今、まず一番に考えないといけないことは禁煙かもしれません。

不妊治療を受けながらの喫煙は「せっかくの不妊治療がもったいない」と言わざるを得ないという事と共に、非常に胎児毒性リスクも高く男性が吸っている場合も流産のリスクが高いためパートナーを悲しませる可能性も高いというわけです。

 

夫婦どちらかがタバコを吸うと妊娠率が半分になる

ちょっとショッキングなほどの確率になってしまうということです。これはタイミングでも人工授精でも体外受精でも関係ありません。

全てにおいて妊娠率が半分になるのです。(http://www.reposaka.jp/の松林秀彦先生の講演より)

松林先生は「禁煙はお金のかからない治療」とまでおっしゃっています。

 

妊娠しても流産率が2倍に、妊娠合併症もリスクが大

流産率は2倍
子宮外妊娠2倍
早産時期の前期破水が1.6倍
絨毛膜羊膜炎が1.6倍
常位胎盤早期剥離1.37倍
全治胎盤3倍

ちょっとここまでくると百害あって一利なしという言葉がまさにそうだったと気づきます。とくに高齢出産だと不妊の問題に次いで流産のリスクが高いという事が問題となります(35歳で約20%、40歳で約40%、42歳で約50%が流産)

タバコが流産率をさらに倍にするという事を考えると理論上40歳以上ではほぼ無事出産できるという可能性がなくなるということになります。

血流が悪くなり子宮や卵巣に新鮮な栄養や酸素が届かなくなるので、このような可能性が高くなるのは想像できます。

 

「妊娠したら禁煙する」では遅すぎる

タバコを吸っている方の精子や卵子はタバコの影響を受けています。妊娠が分かってからでは遅すぎるのです。禁煙は愛です。

もし、子供に先天的な奇形や病気を引き起こしたとしたら、責任なんかとれませんよね。生まれる前から子育ては始まっています。

 

それでもタバコ止められない方は「2倍良いことをする」

どうしてもタバコを止められない、もしくはパートナーが禁煙に協力的ではないなどの場面では「タバコは吸っているが、タバコの害を軽減するために抗酸化のサプリ」をとっていただくことをお勧めします。

酸化物質のカタマリがタバコなので、それに対抗するための特に不妊期間中は強力な抗酸化が必要です。

お勧めの抗酸化サプリ
松節の抗酸化力⇒http://www.tanpopostore.jp/foods/s/kousanka.html
アグリコン型イソフラボン⇒http://bit.ly/1EEhm6A
タバコを吸ってない事にはなりませんが、何もしないよりははるかにマシです。悪い事をする代わりに、倍良いことをするという感覚が必要です。

 

まとめ

タバコを吸いながら元気な子供を授かった方もいらっしゃるでしょう。ただ子供を望んでいる方や不妊治療中の方においては「できたらやめた方がいいというレベルではないリスクがある」という事を知っておきましょう。

タバコを止めるストレスなどは比べられないほど些細なことです。なにより禁煙することができるなら当然健康的になることなので、ぜひ禁煙に取り組みましょう。健康的なパパママの準備をしましょう。

「奥さんやわが子のために」禁煙スタートしませんか

カウンセリングしている中で、よくご主人が禁煙してくれないといった奥様の声を聞きます。もしくは仕事を頑張っているからタバコぐらいは認めてあげたいという奥様もいます。ハッキリ言いますがタバコはできたら止めたらいいものなどではなく、さまざまなデータを見てしまうと不妊期間や不妊治療中は特に「絶対に止めるべきもの」です。それでも無理ならしっかりタバコの害を軽減できるような取り組みをしましょう。その方がずいぶん前向きですよね。ご相談くださいね。

不妊治療は双子が生まれやすいのでしょうか?

「不妊治療は双子が生まれやすい」そういった話を聞いたことがある方も多いと思います。実際に子供の出生率は下がっているのもかかわらず、双子の出生率は増加しているという現実には不妊治療が関係しているといわれています。

現在病院では、双子(多胎)のリスクを避けるために配慮して治療が行われています。

双子妊娠はうれしさ2倍の反面リスクもあることを知っておく
双子妊娠はうれしさ2倍の反面リスクもあることを知っておく

 

不妊治療で双子以上(多胎妊娠)が増える理由

  • 排卵誘発剤による一度の排卵数の増加
  • 体外受精や顕微授精時に子宮に戻す卵子を複数個戻すため
  • 体外受精で胚盤胞まで培養するため

排卵誘発剤の使用のため

卵胞を育てるように促したり、排卵を促進したりする役割があるので、通常1つ排卵するものが複数の卵胞を排卵してしまう可能性があります。

内服の排卵誘発剤での妊娠で約5%注射だと◎約20%の確率で双子が生まれるという結果が出ています。大きく内服と注射で確率が違うのは排卵誘発剤としての効果が注射の方が高いからでしょう。

体外受精や顕微授精時の子宮に戻す卵子を複数個戻すため

胚盤胞まで体外で培養し、それを一個戻すというやり方が増えていってはいます。

胚盤胞までいく受精卵は質の良いものと考えられるので着床する確率も高いはずですが、それでも妊娠しない場合や高齢で急がなくてはいけない場合は、確率を上げるために2個もしくは3個戻す場合もあります。

そして、しばしば多胎が起きてきます。

 

双子以上(多胎)は母子ともにリスクとなる

想像以上にリスクがあるのが多胎妊娠です。なるべくドクターは不妊治療にあたり多胎を防ぐということを考えます。

  • 妊娠中毒症や妊娠合併症の起きる確率があがる
  • 早産のリスク
  • 低体重児になる可能性が上がるリスク
  • 出産後の双子以上の身体的・精神的負担が大きいこと
  • 経済的な負担

矛盾を抱える不妊治療

病院やドクターの側は「妊娠率を少しでも上げていきたい」という思いと「リスクや負担を増やす多胎をなるべく防ぎたい」という思いを両方持って治療にあたられていると思います。

多胎を防ぐさまざまな取り組みも試されていたりします。不妊治療を受ける上でのリスクに関しては知っておくべきことですね。

 

まとめ

基本的に日本のガイドラインでは子宮に戻す受精卵は原則一個だけという事になっていますが、効率や時間的なリスクを考えた時に必ずしもそうとは言えないかもしれません。

本来子宮は1人の子供を身ごもるようになっており、一人の子供を産むだけでも大変な気力や体力が必要です。双子以上ならなおさらですよね。不妊治療に頑張っている夫婦や、現在多胎妊娠をしている妊婦さん、双子や三つ子のママをぜひぜひ応援していきたいと思います。

多胎を防ぐためにも妊娠しやすいカラダ作りが必要なのです

なるべく自然に近い形での妊娠が双子(多胎)を防ぐことができそうです。不妊治療中であっても自然妊娠を常に望みたいですよね。不妊治療の妊娠率を上げるため、またはその結果双子(多胎)であったとしても母子ともに元気に出産できるようなカラダ作りのために。妊娠がゴールではなくて、スタートという事を考えると出産するまでが一区切りです。そしてその後も双子なら通常の倍の楽しみと同時に倍の負担もあるでしょう。懸命に頑張るママを応援したいと思っております。