紫外線が妊婦にとって悪いと言える理由は、免疫にあり

妊婦の健康のためにも必要と思われていた日光浴ですが、1998年に母子手帳から「日光浴」をすすめる内容が削除となりました。オゾン層破壊によってどんどん強くなる紫外線に関して、日光浴で得られるメリットよりも体に対しての悪影響の方がはるかに大きいとされています。

妊娠していなくても、妊娠していても「紫外線がお肌に与える悪影響(老化やシミ)」のため避けたいところですが、特に妊娠中はホルモンバランスが変わるせいで、「シミ」ができやすいとも言われています。

お肌の影響も含めて紫外線を避けるべき理由をまとめました。

美容のほとんどの悩みは紫外線で起こる!
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あらゆる肌の老化の原因の6~8割に紫外線が関与

見た目の老化の6~8割は紫外線による光老化が原因だと言われています。シミくすみシワたるみ毛穴の開きキメの悪くなるなど全てに紫外線が原因だと言われております。

つまり老けたくないという女性は絶対に気をつけていかなくくてはいけませんよね。若さと美を保つためには紫外線を浴びないようにすることが一番という事です。

 

遺伝子にダメージを与える紫外線

紫外線による肌の老化は、なぜ起こるかは一言でいうと紫外線による肌の細胞への遺伝子のダメージにより肌の構造自体が劣化し変性してしまうという事です。恐ろしいのはそうなってしまうと元に戻すことはできません。
ですので予防が最大の防御という事ですね。逆に年齢による老化と違って防ぐことができます

 

紫外線の感受性が高い妊婦

紫外線はいつでも肌に悪いのですが、受け取る側の紫外線への反応レベルによっても悪影響の度合いが違います。妊婦は黄体ホルモンの分泌が増えるために弱い紫外線にも肌が反応しやすく、メラニンが過剰に発生しやすくシミなってしまいます。
妊婦は紫外線感受性が高いのです。

 

免疫を下げる紫外線、免疫力が低くなりがちな妊婦は特に注意

紫外線の影響の中で最近特に注目されているのが「免疫力の低下」です。実は人間の皮膚には、細菌やウイルスや化学物質などの侵入を感知するセンサーの役割の細胞があり、ここが機能することで人間の免疫システムをうまく動かしているということもわかってきました。

紫外線を浴びると活性酸素がこの免疫細胞を傷つけてしまうことで病気にかかりやすくなります。ただでさえ妊娠により免疫力の落ちている妊婦は特に注意が必要ですね。

 

紫外線にも健康メリットもあるが、15分ほどで十分

紫外線にメリットは一つもないのかと言われれば、実はそうではなくビタミンDを体内で合成させる働きがあります。

カルシウムやリンの吸収を促進し、骨や歯を強くする働きがあるため発育期の子供や、妊婦や授乳期には必要と言われてきたのです。

ただ食事から摂取できるのと、紫外線には一日15分ほどあたれば十分と言われており、一日の必要量をまかなえることができます。つまりこれ以上浴びることが害の方が増えるという事で、母子手帳からも日光浴が削除されたという経緯があるのです。

 

一番危険なのは真夏よりも紫外線量が増えてくる5月

実は一年の内で紫外線の危険度が一番高いのが5月です。梅雨に入り日射量が減る6月や、夏の積乱雲などが発達する時期に比べて5月は晴れ間が多く日照時間が一年の中で一番長いのです。春先からどんどん紫外線がきつくなります。

夏になったらでは遅すぎる紫外線ケア、一年中紫外線はケアするのが当たり前になってきつつありますが、特に今からの5月はUVケアはしっかりと行いましょう。

 

まとめ

美容業界では基本ですが一年中、日中は必ず「日焼け止め」は使う事です。家にいても、帽子やサングラスも活用し普段からのケアが大切になります。

普段も生活紫外線(コンクリートの照り返しやガラス越しの日差し、洗濯物干しや運転中など)に常にさらされていることを確認しておきましょう。

「妊娠したらシミが一気に増えた。。。」なんて話はよく聞く話なので、ぜひ気をつけて元気な妊婦ライフを過ごしていきましょう。

妊娠中に紫外線の対処法を学んで、お子様にも伝えてください

紫外線に関して、特にこんがり焼けている肌というのは日本人にとって健康的なイメージがありなかなか気をつけにくい。なので「特別に気をつけておくこと」というよりは「当たり前のように気にすること」というイメージで紫外線を考えてほしいと思います。美容だけでなく免疫力低下にもかかわってきます。事実派手に日焼けした時は、そのあと体調不良や疲労感、風邪などの症状が出やすいのです。感覚的には「歯磨き」と同じレベルのように「することが当たり前」というところまでになればいいですね。 活性酸素が紫外線を浴びることによってでてしまうので、そういう意味ではタバコの記事を参考にしてくださいね ⇒タバコの記事