子宝のジンクスおすすめ選

不妊、子宝に良いものとして様々な言い伝えやジンクス、おまじないがあります。医学的な話からは根拠に乏しいというものも多くありますが、精神的な意味合いとしては使えるものも多いと思います。
私の解釈もふまえて有名なものをまとめましたのでご参考にしていただければと思います。

ジンクスや縁起物や言い伝えのパワーをうまく使う!
ジンクスや縁起物や言い伝えのパワーをうまく使う!

 

言い伝え

  • 妊娠菌

妊娠菌

言い伝えとしていわれている「妊娠菌」の話。妊婦さんのお腹を触ってその手で自分のお腹を触ると妊娠菌がうつって妊娠するというもの。
実際にはもちろん妊娠菌というものは存在しませんが、考え方には一理あると考えております。

お腹が大きくなった妊婦さんはまさに母性そのもの。やはり想像妊娠といった言葉があるように、気持ちや精神的な事で体が妊娠しやすい状況になるという事は考えられることです。

ストレスなどから、およそ母性とは遠ざかるような生活をしている方もいらっしゃいます。
そういう時に自分のなりたい姿を思い出してもらい優しい気持ちになるために振り返るきっかけになるのではないでしょうか。

また愛情ホルモンといわれる「オキシトシン」というホルモンをご存知でしょうか。
授乳中にママの体を満たしているのがオキシトシンです。このホルモンは不安やストレスから身体を守ってくれます。それで産後ボロボロになりながらもママは育児ができるのかもしれません。。。

ただこれは授乳中しか出ないわけではなく、性行時の精子の取り込みを助けたりしたり、相手を愛おしいと思う気持ちにしてくれたりとベビ待ちの夫婦にも非常に大事なホルモンなんです。

スキンシップや優しい気持ちからこのホルモンが出やすくなることもわかっております。
そういうオキシトシンという医学的な側面から見てみても、妊婦さんのお腹に触るという事はよいのではないかと思っています。

玄関にベビーシューズを飾るというものもありますが、小さい靴をみて「かわいい」とか「たのしみ」ということをイメージできるという事で、より母性を引き出すのではないかと思います。そういう気持ちになるという意味では根底は妊娠菌と一緒なのではないかと考えております。

 

食べたらいいもの

  • サツマイモ
  • 里芋

サツマイモ

中国ではサツマイモは子宮の形に似ていると言われて子宝食材と言われています。栄養的にみても穀類と野菜を合わせたような栄養構成で、糖質と共にビタミンとミネラルも摂れます。またビタミンCが多く抗酸化食品としての側面もあります。
通常はビタミンCは熱に弱く加熱処理するとほとんど減ってしまうのですが、サツマイモはでんぷんがビタミンCを守ってくれるため活性酸素を除去する食べ物として卵子をサビから守ってくれますよ。妊活のお共にぜひ食べていただきたいですね。

里芋

山芋が有名ですが、男性に良い滋養強壮の食べ物としては里芋も有名です。ネバネバの成分には「ムチン」という栄養素が含まれており性ホルモンの活性化に良いです。また精子の材料としてもよく言われている「亜鉛」も多く含まれておりぜひぜひ毎日欠かさず少しずつでも食べてみてはいかがでしょうか。
個人的には上記のさつまいももそうですが、毎日の朝の味噌汁の具材として使えると半年や一年の期間で考えると本当に多くのサツマイモや里芋が食べれます。週替わりでサツマイモと里芋の味噌汁がいいと思います。
味噌も発酵食品として根菜と非常に相性の良い身体づくりには適した食べ物ですよ。

 

持っていたらいいもの

  • 子宝草
  • ガーネット

子宝草

最近流行っている多肉植物の中に「子宝草」と呼ばれるものがあります。子宝草は繁殖力が非常に強く葉の縁がでこぼこしており、ここに子宝草の子供(子株)できます。子宝草自身の葉だけで繁殖できる力強さは見ていて頼もしく、でこぼこした葉が丸みを帯びていて愛らしいと部屋の中で育てるのに簡単で大変人気です。
花言葉はズバリ「子孫繁栄」だそう。この花言葉や繁殖能力から不妊に悩む方や妊活のジンクスとして使われ始めたのだと思います。

ガーネット

パワーストーンがお好きな方には「ガーネット」がおすすめです。仲の良い夫婦が子宝を望むときに、夫婦愛をより強くするといわれているのがガーネットです。日本名では「ざくろ石」などと呼ばれて深みのある赤色をしています。
(そういえばざくろも妊娠アイテムとして流行っていますね)

前向きな努力を応援してくれる石としても非常に有名ですので、身につけれるお守りのような形でブレスレットなどにして身につけてみてはいかがでしょうか。

過去ブログさるぼぼ⇒飛騨高山の子宝アイテム「さるぼぼ」

 

まとめ

ジンクスやおまじないは、本来気持ちを軽くしストレスから体を守るためのものでもあると私は考えています。夫婦で楽しんでやってもらえる範囲でぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

昔から言われている物には意味がある場合もある

確かに迷信で全く根拠のないものもありますが、意外と想像力を働かせたりして意味づけすると意味があるように思えるものもジンクスでたくさんあります。ぜひ一度生活に取り入れてみてくださいね。

妊婦さんにおすすめする靴とその理由

妊婦になると「靴を変えましょう」と私は言います。
妊娠すると体がどんどん変化していきます。
体調も体重も日によって変わったりもします。
そんな妊婦さんが考えなければいけない大事な事が「転倒」なのです。

妊婦の最大のリスクを靴で防げ!
妊婦の最大のリスクを靴で防げ!

 

妊婦のリスク「転倒」をまず考える

妊娠初期は体調の変化が特に大きく、つわりや貧血症状からめまいなどを特に起こしやすいです。そんなフラフラしている状態がいつ起きるとも限らないのであれば転びやすいヒールの高い靴は避けるべきです。

また体重が増えてきた時も当然よりころびやすい体型になっておりバランスが悪いです。腰にも大きな負担をかかります。
ヒールの高い靴は転びやすいうえ、腰にさらに負担をかけます。

また妊婦さんは、お腹が大きくになるにつれて「むくみ」がでてくる方も多いです。妊婦さんは通常と比べて血液量が1.5倍になるのでむくむのも仕方がないことかもしれません。
むくむ事と同時にお腹が大きくなり足元が見えない妊娠後期では当然履きやすさも重要になってきます。

 

妊婦のおしゃれな靴

妊婦さんもおしゃれをしたいという世の流れにそって、おしゃれで妊婦さんにむいている靴も多く出てきました。
最近ではインヒールで安定性のある靴も出ているみたいですね。

もしくはムートンブーツなどのヒールが高くならないブーツのコーデもオシャレになれます。

パンプスを中心に履いていた方は、もしかしたら「ヒールがある靴が履けない妊娠中はオシャレできない」と思っている方がいらっしゃるかもしれませんが結局靴は服との組み合わせで決まると思います。

妊娠中は締めつけない服の方が自分自身やお腹の赤ちゃんが楽です。
ゆったりとした服を着てなかった人も、それに合う靴という意味で今までと違ったファッションを楽しみましょう。
体型によって似合うファッションも変わります。

妊娠中でしか楽しめないファッションもあると考えてみてはどうでしょうか。

 

妊娠の経過月別の靴の選び方

  • 妊娠初期➡フラット靴、スニーカー
  • 妊娠中期➡フラット靴、ブーツ、スニーカー
  • 妊娠後期➡スリッポンなどの紐靴でなく伸縮性があり履きやすいもの

スニーカー妊娠初期から妊娠中期までは大活躍します。安定性も抜群なので妊娠中には必須です。
ファッションによってはヒールのないフラット靴が良いでしょう。

妊娠中期なら体調不良やつわりが落ち着いてきている場合もあるので、安定性のあるインヒールの靴やブーツなども履いてもいいかもしれません。ヒールがないブーツなどもいいかもしれないですね。

ただしサンダルなどには要注意です。基本的には足先や足首は夏場でも冷やさないようにした方がいいと思います。くるぶしから5cmほど上に三陰交という子宮のツボがあります。ここを冷やすと子宮の冷えにつながります。夏場でも空調などで足先は冷えてしまう事が多いです。

冷えが逆子の原因などと言われる場合もありますから十分注意しましょう。なるべくストッキングなどで足が冷えないように気を配っておいた方が良いと思います。

妊娠後期はお腹で足元が見えなくなります。紐靴などの手間取る靴は避けて履きやすいスリッポンタイプの靴にしましょう。結婚式などではスリッポンタイプの品があるオペラパンプスなんかを選んでもいいと思いますよ

 

まとめ

特に妊娠後期では足のむくみからか、足のサイズが変わります。そういう意味でも伸縮性のあるスリッポンタイプの靴はおすすめです。
むくみの観点からはつま先がとがっている靴よりもラウンド型のものを考えた方がよさそうです。大事なママの身体を支える足元に気を配ることは大事な事です。

後になって後悔しても意味がありません。
妊婦さんやご主人は常に考えれる最善の策をとることが一番です。

妊婦さんの「転倒リスク」靴を見直すことで下げれるのだという事を知っておきましょうね。

妊娠する事は今までの習慣を変えるチャンス

妊娠すると色んな事を変える必要があります。時には面倒で大変なこともあります(というか多いかもしれません)。ただ今まで変えた方が良かったけどできなかった事、例えば禁煙や禁酒、不規則な生活、睡眠不足、食生活についての見直しや習慣を変えれるチャンスだと前向きに考えていくようにできるといいですね。

体外受精の費用とその他にかかる費用について

体外受精を考えるときの多くの方の不安として「費用」があると思います。体外受精に関しての費用を知っておくと計画を立てやすくなりますね。助成金を利用される方も、差し引きどれくらいの負担になるかのイメージもつかみやすいでしょう。まとめました。

かかる費用や補助金をふまえて賢く計画を立てよう
かかる費用や補助金をふまえて賢く計画を立てよう

 

体外受精は約30万だが、それ以外にもかかる費用がある

費用は病院によって様々ですが、だいたい平均を考えると体外受精は30万ほど、顕微授精が少し高くて40万円ほどが相場だと言われております。
体外受精においては【採卵・受精培養・移植】までの価格が30万ほどということです。
ただ気をつけないといけないのが卵子を育てるための注射の料金が含まれていません
また受精卵をつくったあとの培養液の種類などによって料金が加算される場合もあります。
採卵の場合は病院によりますが二回目から安くなるところもあるようです。

 

凍結融解胚移植の費用は10~15万円ほど

凍結融解胚移植とは、体外受精において採卵を行った時に余分にとれた卵を凍結しておいて、融解して移植する方法です。たくさんとれると凍結して保存しておいて採卵することなく移植に臨めるので体の負担や金銭的な負担も少なくなります。

 

凍結した卵子を保存し続ける場合は管理費が一年で2万円ほど

例えば数多く採卵でき移植が一回目で成功した場合に、第二子に備えて年単位で卵子を凍結し続けたい時には「管理費」を病院に支払う必要があります。
一つの受精卵につき2万円ほどかかることが多いので、3個保存するとなると6万円ほどかかる計算になります。

 

病院によって料金設定に違いが大きい

今回書いた金額もあくまで平均です。病院によって料金の違いは大きく出る場合があります。体外受精が20万ほどぐらいの所もあれば、40万ほどの所もあるのです。
自費診療の部分が大きい不妊治療ですのである意味価格設定に違いがでるのは仕方ないかもしれません。
ただ有名なクリニックであれば検査技術や培養技術、設備、提案の幅が多いので高くても成功の近道となる事が考えられます。

 

不妊治療の助成金制度

詳しくは過去ブログを参考にしてください⇒知らないと損!助成対象の特定不妊治療について

 

体外受精においての妊娠までの期間

一般的な不妊治療の期間は2年という平均期間が出ているようです。まあ、あくまで平均なので個人の年齢や状況によって変わります。この数字は不妊治療を行っている病院に通っている不妊治療患者の6割が2年以内に妊娠しているという事からです。
ただ不妊検査から順々に期待できる回数をやってステップアップしていくと体外受精を終えるころには4年ほどかかったりすることもあり得ますのでしっておきましょう。
そして体外受精で妊娠した約8割の方が3回目までに妊娠しているという事も、先を考えたり不妊治療の計画を立てるうえで必要だと思います。
データは計画を立てるときには大変役に立ちますよ。

 

徳島で体外受精の成功率が高い病院

徳島県内での体外受精を専門的に行っているのは、徳島大学を除くと恵愛レディースクリニックと中山産婦人科です。患者数も多く経験値も高い事が見込まれますので、まずは不妊専門クリニックであるこの2つの病院を考えましょう。

詳しくは過去ブログを参考にしてください⇒徳島の優れた不妊専門病院の紹介

 

漢方の併用で妊娠までの期間が短くなる可能性大

不妊治療において漢方を併用するメリットとしては、不妊治療の成功率を上げたり妊娠までの期間を短くしたりする事が狙いです。当然卵子や精子の質はもちろん子宮の環境を整えるという病院の薬とは違うアプローチができるので併用をおすすめしております。
当然自然妊娠の可能性も上がるので喜んでいただいております。
また当店に来られる方で一番多いパターンは、「卵子がとれない」という方が本当に多いです。つまり卵子がとれないので不妊治療が始らないといったお悩みをお持ちになってこられます。そういった場合は女性が高齢である場合も多いので時間との勝負の側面があります。漢方やデータの裏付けがある機能性食品なども利用して効率的に卵子をつくれる体にしていく事を狙っていきます。

 

まとめ

体外受精はお金がかかります。ただ年齢によっては補助金が出たりして多くの方にチャレンジしやすくなってきております。それらをふまえて自分自身の不妊治療の計画、妊活の計画を見直してみませんか。自然妊娠を考えるのも体外受精などの高度な不妊治療を考えるのも非常に大事ですが、「こうすればいい」という正解が人によって違う事も多いです。
アドバイザーとしてご相談できればと考えております。ぜひお待ちしております。

せっかくの体外受精に臨むにあたりお伝えしている事

「不妊治療はやっているが妊活はしていない」こういう状況は本当に多いです。漢方など飲まずとも個人でも何か自分自身の生活で見直せるところをどんどん変えていくタイミングが来たと思っていただけるといいともいます。その体質改善の効率を上げたい、多忙であまり生活習慣が見直せない、不妊治療の成功率を上げたいという方に漢方はそのスピードを飛躍的に高めてくれると考えております。ぜひお一人で悩まずご相談ください。

妊娠する「おまじない」5選

あなたは「おまじない」「ジンクス」って大事にしていますか?
迷信であったり気の持ちようだというご意見はあろうかと思いますが、ストレスがかかりやすいベビ待ちの方や不妊治療中の方にとっては気の持ちようが大事だったりするのではないでしょうか。
妊娠する「おまじない」「ジンクス」について私が聞いたことがあり、なおかつ私自身がそれにどんな力があるか考察いたしました。ぜひ参考にしてください。

おまじないをうまく使う技術は使える!
おまじないをうまく使う技術は使える!

 

妊娠する「おまじない」5選

  • 「さるぼぼ」
  • 「けんちん汁を食べる」
  • 「お墓参り」
  • 「妊婦のお腹をなでる」
  • 「部屋を綺麗にする」

「さるぼぼ」

岐阜県飛騨地方で昔からつくられる人形の事です。「ぼぼ」とは赤ちゃんの事を言うそうで縁起物として大事にされてきたようです。最近では色んな色のさるぼぼが販売されていて色ごとにパワーが違うそうです。子宝に良いのは「赤」「オレンジ」の色だそう。県外の方も次の旅行には飛騨高山もいいかもしれませんね。

これが飛騨高山の「さるぼぼ」見たことある?
これが飛騨高山の「さるぼぼ」見たことある?

「けんちん汁」

けんちん汁は根菜類がたくさんとれて身体があたたまります。妊娠するおまじない(料理?)として聞いた事があります。
それにぜひ子宝食材のサツマイモ里芋を入れて食べましょう。中国ではサツマイモは子宮の形をしているといわれ赤ちゃんを望む方に有名な食材ですし、里芋は男性が食べると良いとされています。ヌルヌルするものは免疫アップの成分が多かったり事実里芋にはセックスミネラルと言われる亜鉛もしっかり含まれております。

朝食の定番にいかが?
朝食の定番にいかが?

「お墓参り」

自分たちの先祖を大事にしたり思いをはせたりする事で、自分ひとり自分が成り立っているわけではないという先祖への「感謝」が子宝を呼ぶと言われています。感謝の気持ちはフラットな気持ちにしてくれストレスに良いと思いますよ。

お墓はその家のパワースポットと呼べるかもしれませんね
お墓はその家のパワースポットと呼べるかもしれませんね

「妊婦のお腹をなでる」

都市伝説と言われる類にはなりますが妊娠菌?なるものがあり「妊娠がうつる」というような言い方をして妊婦のお腹をなでるといったおまじないがあります。これは妊婦はとても母性のわかりやすい姿をしていることや「そうなりたい」というイメージがしっかりできる事で精神的に妊娠しやすくなるのではないでしょうか。
悲壮感では逆効果だと思いますが想像妊娠なんて言葉があるぐらいですから、ポジティブで母性的な「思い」は身体に影響を与えると思います。

やさしい気持ちになることが大事
やさしい気持ちになることが大事

「部屋を綺麗にする」

部屋の掃除をすると赤ちゃんがきやすいといった話を聞いたことがあります。赤ちゃんは綺麗で整理整頓できているママの方が好きという事でしょうか。
考えると部屋が片付いていなかったり汚れていたりする状況は精神的にも乱れやすいという事があります。整理整頓や掃除でモノが整えられていく事で、精神的にも整理できているような感じでストレスに良いと感じます。

綺麗好きのママの方が赤ちゃんに好かれる?
綺麗好きのママの方が赤ちゃんに好かれる?

 

「おまじない」はストレスに効く!

もともと妊娠出産に関しては生命の神秘という言葉が使われるほどです。少しおまじないなどのスピリチュアルな考え方があると一気にストレスから解放されたりする場合もあるのではないでしょうか。
スポーツ選手や勝負事をする人が縁起をかついだりおまじないなどを重要視するのもメンタルを整えるためだと考えられます。ぜひネガティブな気持ちではなく「気軽」に「楽しむ」ようなイメージでおまじないを考えてはいかがでしょうか。おまじないは昔から伝わるストレスに対抗するテクニックかもしれませんね。

 

まとめ

子宝や不妊、妊娠したい方へのおまじないを紹介しましたが、全国にはここに書いたもの以外でも様々なおまじないがあるでしょう。なるべくすぐできるようなものをご紹介しました。習慣にしてしまうと健康に良いものも多いです。ぜひおまじないを妊活に取り入れてみましょう。

妊活におまじないを取り入れるのもいいですね

子供が欲しい!妊娠したい!という場合、自分やパートナーだけに理由を求めないことも時には大事かもしれません。おまじないなどで心のバランスをとることや、精神的に妊娠に向くような状況にもなりやすいでしょう。子供はつくるではなく「授かる」もの。そういう気持ちからだと「おまじない」もいいですよね

妊娠初期に気をつけたい食べ物・習慣

着床してからすぐに赤ちゃんの脳や神経になる部分がつくられはじめます。妊娠4~13週目くらいは赤ちゃんの大事な器官形成期です。だいたい胎盤が15週くらいまででつくられるのでここまでを妊娠初期と呼んでいます。特に重要と言われるこの期間での気をつけたい食べ物や習慣についてまとめました。

何を食べて何をたべないか?それが問題だ
何を食べて何をたべないか?それが問題だ

 

妊娠初期には気をつけて控えたい食べ物

  • 糖質(精製したもの)
  • 油(トランス脂肪酸)

ここでいう「糖質」とは精製した炭水化物(白米や精製小麦のパン)や砂糖の事です。「油」は発がん性など非常に危険な油であるショートニングやマーガリンなどのトランス脂肪酸の事です。
精製した炭水化物や砂糖にトランス脂肪酸がすべて入っているのが「ジャンクフード」と呼ばれるものです。ただ意外と知られていないのは加工されているものにはこの手の糖質や砂糖、トランス脂肪酸が多いので注意ですね。
例を挙げるとお菓子やアイス、ジュースに菓子パンなどが日常的に自覚なく食べている「ジャンクフード」といえます。
買ってきたものや「はやい・やすい・うまい」がそろっている物は精製した糖質やトランス脂肪酸が多いものが多くあります。
つわりがひどい時など大変で頼らざるを得ない場合もありますから仕方ない場合もあるとはあ思いますが、ご主人の協力や工夫でなるべく控える項目として意識して素材から作っていきましょう。

妊娠初期に気をつけて避けたい習慣

  • アルコール
  • タバコ
  • 運動

嗜好品であるアルコールやタバコが妊娠中にやめた方がいいのは周知の事実になってきましたね。
アルコールは胎盤を通じて赤ちゃんにいき発達や成長を遅らせます

またタバコは血管の収縮作用があります。血管の塊という言い方もできる胎盤には作用し、赤ちゃんに酸素や栄養が届きづらくなります。流産や早産のリスクは増え、栄養不足で低体重児になってしまう可能性が高まります。流産に関しては2倍以上流産率が上がるという事もわかっています。

ご本人が吸っていなくても受動喫煙には本当に気をつけてください。タバコは副流煙の煙の方が毒性が強いです。
受動喫煙が一日2時間以上の方は受動喫煙がない人に比べて低出産体重児のリスクが2.2倍と高くなることもわかっています。ご主人がタバコを吸われている場合や職場の環境など今一度工夫や対策または相談してリスクを上げないようにしましょう。

運動に関しては16週目以降にした方がよさそうです。なぜかというと胎盤が出来上がる前までは出血が起こりやすいからです。
正常な妊娠であることが運動の条件になるので、担当の医師に相談した上で体調を考えながら分娩直前までできれば理想です。

 

ジャンクフードは妊婦の子供は将来糖尿病になりやすい

妊娠中の食事が、赤ちゃんのお腹の中での発育だけではなく、その子が大人になってからの健康(肥満や高血圧、糖尿病、心臓病のリスクが増大)にも左右するという指摘が注目を浴びています。

妊娠中だけでなくその子供の一生の体質にまで影響を及ぼすという報告は重要なので知っておきましょう。

 

積極的に摂取したい食べ物

  • 精製されていない穀物
  • 不飽和脂肪酸
  • 低脂肪のたんぱく質

玄米や全粒粉のパンなど精製されてない穀物が良いと言われております。苦手な方は雑穀米など混ぜ込んでもミネラル補給には非常に役立つでしょう。

家で使っている油がサラダ油を使用しているならオリーブオイルなどの不飽和脂肪酸と呼ばれる油に変えてサラダ油は使わないようにしましょう。また青魚に含まれるEPA・DHAと言われる魚油も質の良い不飽和脂肪酸です。一般にオメガ3と呼ばれる健康に良い油は意識して摂取していきましょう。

またたんぱく質は重要です。たんぱく質を摂ろうとすると鉄やカルシウムもしっかり補う事ができて造血のための栄養素はしっかり摂取していきやすいです。過剰な動物油が気になるなら蒸し料理なども最近であればシリコンスチーマーなどを使えば油を落として簡単に調理できます。
卵も良質なたんぱく源ですね。
妊婦は妊娠前と比べて血液の循環量がおよそ1.5倍にも増えます。慢性の貧血状態に陥っている妊婦が非常に多いと言われております。
意識して摂るぐらいでちょうどよいのではないでしょうか。

 

妊娠初期でも服装は締め付けが少ないものを選ぼう

妊娠中は血流循環を常に良い状態にしておきたいものです。妊娠初期はお腹がまだ目立たないので無理にマタニティウェアでなくとも良いと思いますが、むくみやだるさを感じやすくつわりなども締め付ける服では悪化しやすいでしょう。

それに保温性なんかにも配慮しておくようにすると良いですね。夏場でもエアコンなどで冷えてしまう事を考えるとストールなんかを持ち歩いたり、冬場ならマフラーなど、他にはポンチョやスカーフなど羽織りものを数点持っておくと「締め付けない」というという事と保温性が調節しやすく便利ですね。
オシャレと機能性を両立できますよ。

 

まとめ

妊娠初期だけでなく妊娠中、もしくは生まれた後の子供の食事に関しての練習だと思ってください。子供より一足先にまずは自分自身からなるべく控えるもの、気をつけて食べていくものと意識していきましょうね。
それが自分自身の健康につながり、ママの健康状態がお腹の赤ちゃん将来の体質すら決める可能性も高いのです。ぜひ良い機会だと思ってチャレンジしてみてください。

家ではノーパン健康法をお勧めします

私は家ではウエストにゴムを使っていないステテコだけで下着ははいていません。昔の人はそもそも下着をはいていないか、腰巻やふんどしくらいではないでしょうか。今は女性の下着はゴム製のものが多いし、男性もブリーフやボクサーパンツなど締め付けがつよいのです。ぜひ一度家では下着をはかないで寝てみてください。疲労感のとれ方が違うのがわかります。 また紐で止めるタイプの下着も売っているようです。 男女問わず良いと思いますよ。 空気パンツ⇒http://ku-kipants.com/

36歳女性で独身でも不妊治療は受けれる

「卵子凍結」など独身の時期からの不妊治療にも注目が集まっていますが、基本的には結婚してなくてもパートナーがいれば不妊治療はできます。ただクリニックや病院によって方針などが違うので、一般的ではないという事は知っておきましょう。まとめたのでご参考ください。

独身の時から不妊治療することはできる
独身の時から不妊治療することはできる

 

独身でも不妊治療を行うクリニックが増加

以前は癌治療などを行う場合、抗がん剤などの副作用のために、卵子がとれなくなる事を想定し事前に卵子を凍結するといったケースに限られていた「卵子凍結保存」が健康な未婚の独身女性にも適応されるといった社会的な意識の変化も手伝ってか、最近では独身でも不妊治療を受けれる病院やクリニックは増加しています。ただ病院の方針により断られるケースもありえるので、事前に確認しておいた方がいいと思います。

 

独身女性はまず不妊検査

不妊治療といっても、まずは不妊検査から始まります。ここでわかる範囲のものはなるべく早くに知っておくべきことです。
妊娠出産では年齢など時間的な制限が特に女性は関係が深いと言われます。
治療して治るような病気に関しては、早めにわかって治療できた方がいい事は間違いありません。不妊検査をしたからと言って必ずしも不妊治療に入らないといけない事もないので、まずは不妊専門クリニックにて不妊治療を受けましょう。パートナーがいる場合は一緒に受けたいですね。

 

パートナーがいない場合は妊娠しやすい身体づくり

パートナーがいない場合は、「卵子凍結保存」という話はありますが、まだまだ一般的ではなく不妊リスクを下げれるかどうかまだ確実ではない段階です。独身でもパートナーがいる場合は病院によって不妊治療は受けれる事もありますが、結婚を考えるパートナーがいないという場合には「妊娠しやすい身体づくり」を最優先で考えましょう。
不妊治療を先に考える事があったとしても、卵子をつくり「質」を決める私たちの肉体レベルはどんなときでも常に重要です。

 

卵子の老化の不安は妊活でバランスをとる

卵子の老化という事を考えると、子供を産みたいと思ってもパートナーや環境が現在整っていない段階では今すぐ妊娠出産というわけにはいかない状況の方も多くいらっしゃいます。「でも卵子の老化を考えると不安で。。。」といった話は本当によく聞きます。
そういう時には単純に年齢だけ重ねてしまったという事にならないように妊活をすることによって不安な気持ちとバランスをとることをお勧めしております。
妊活、妊娠しやすい身体づくりなどと色んな呼ばれ方はされているかもしれませんが、結局は食事を見直したり、ホルモンや自律神経を整えていくことであり、より健康になっていく健康法や美容法になることは間違いないのです。

特別な事を考えないでまずは取り組みませんか?
さらに効率を良くしたいという場合には漢方薬といったものを考えていかれてはいかがでしょうか。そのための日常生活を含めアドバイスを日々行っております。

 

ブライダルチェックを利用してもいい

数年前から「ブライダルチェック」といった言葉が出てくるようになってきました。結婚前の健康診断というイメージですが、最近では結婚前に不妊のリスクを調べておき治療が必要な場合は早いうちに治療をするために行う不妊検査を含む健康診断の事を指すようです。現在不妊に悩むカップルは7組に1組ともいわれており、欲しいと思った時にすぐに子供に恵まれない可能性がかなりの確率がありえます。病気の発見を遅らせないためにも、不要な不安を取り除くためにも、年齢問わず良い機会だとして受けて見られてはいかがでしょうか。
病院側もブライダルチェックとして最近はホームページなどで情報を発信しているところも多くなってきています。ただ確実なのは産婦人科や不妊治療を行っている病院に電話で問い合わせるといいでしょう。
だいたい予算は2~4万円は平均と言われています。

お勧めなのは、不妊専門クリニックや、自分が妊娠したらお世話になろうと考えている候補の産婦人科があればそこにまずは問い合わせしてみてはいかがでしょうか。
理由としては不妊専門クリニックは検査設備が整っている事と、出産の時の候補産婦人科は妊娠出産のときの病院選びの参考になると思います。

 

まとめ

最近では妊娠したら結婚するといったような感覚を持っているカップルも多くいらっしゃると思います。すぐ結婚できない様々な事情もありえますので、検査や不妊治療、そして妊娠しやすい身体づくり(妊活)など独身の時からやれる事はあるという事を知っておきましょう。
ただ検査と妊娠しやすい身体づくりは可能な限り早い方が良いでしょう。
遅らせる理由はありません。
結婚を控えている控えていないにかかわらず、将来の妊娠を望んでいるなら検査や妊活を意識しておくことは重要です。女性の人生において妊娠出産は大きな出来事です。子供を望む方は妊娠出産を含めた計画を考えておきましょう。
その中の一つの選択肢として不妊治療も未婚で独身の場合にだって最近は対応できるということですね。

あなたの妊活プランの見直しをしましょう!

年齢や不妊治療も含めて色んなデータをもとに、あなたの希望を聞きながら妊活プランの相談にものっています。病院の紹介をしているのもその一環です。自然妊娠や不妊治療などの自分の希望や考え方と年齢的なリスクを考えて、考えれる一番のベストを相談しながら決めていきます。そうするとそれだけでも「不安な気持ちが減る」と言われる場合もあります。計画が見えると今自分がやることや考える事が絞れて迷いが少なくなるのではないでしょうか。 ぜひご相談くださいね。

葉酸は妊娠中の胎児の成長に効果のある栄養素の一つ

葉酸って妊娠したい人や妊娠中には摂った方が良いという事で有名な栄養素ですよね。ただこれって結局何で摂るとどういうメリットがあるのかをまとめておきますね。

野菜から葉酸って摂れますか?
野菜から葉酸って摂れますか?

 

そもそも葉酸はビタミンの一種

葉酸はビタミンの一種たんぱく質や核酸(DNAやRNAといった遺伝情報の保存庫)の合成に必要とされ、体の発育に重要な栄養素です。ホウレン草から発見されたので葉酸と名づけられ、赤血球の生産にも関わることから不足すると貧血になることもあります。
体内に蓄えることができない水溶性のビタミンなので毎日の摂取が必要です。そのため通常の食事に加えてさらに妊娠を望んでいる女性一日400㎍妊娠初期(4~12週)にかけては一日440㎍の葉酸を摂取することが神経管閉鎖障害の発症リスクを低下させると言われています。
食事では緑黄色野菜や果物に多く含まれていますが、効率よく摂取するためにサプリメントなどで補う事も勧められている栄養素です。
アメリカのアニメでポパイがほうれん草で強くなるイメージはそんなところから来たのかもしれませんね。

 

妊娠中・妊娠前から葉酸摂取が必要とされている理由

胎児の細胞分裂が特に盛んな妊娠初期(4~12週)に関しては、先天性の疾患(特に神経管閉鎖障害、多くは二分脊椎症)を招く危険があると言われております。葉酸は水溶性のため過剰摂取しても尿に排泄されるので、そこまで過剰での健康被害に関してはあまり問題にならないでしょう。
一応一日当たり1000㎍以上の摂取は過剰だと言われていますので、サプリメントを使用する場合は目安の量を守りましょう。
それよりもむしろ特に妊娠初期では胎児の葉酸消費量が増加する(細胞分裂が盛んなため)ため不足が起こり得ることを心配する声が多いです。胎児だけでなくママの健康のためにも十分な摂取があった方が良いでしょう。
妊娠初期に特に重要なので妊娠前からの摂取が推奨されています。

 

妊娠初期のリスクが高い神経管閉鎖障害について

神経管といわれる脳や脊髄などの中枢神経のもとになる細胞集合体のことです。ここが特に妊娠初期で細胞分裂が盛んにおこなわれ脳や脊髄をつくっていくのです。
神経管の下の部分の問題が起きた場合は下半身の運動障害や排泄機能に障害が起こる可能性があることがあり、上の部分で問題が起きた場合は、脳がつくられなかったりして流産や死産のリスクが上がるとされています。
そうした発症リスクを下げるために葉酸が注目されています。

 

葉酸を多く含む食材は「色の濃い野菜や豆類」

葉酸を多く含む食べ物は、ほうれん草やブロッコリーなどの緑黄色野菜(色が濃いもの)が有名です。またレバーや豆類など日常的な食べ物に入っているので、素材から料理をつくってバランスの良い料理している方にとってはそれほど心配しなくてもよい栄養素だと私は考えていますが、最近では加工食品や外食を多用する方が多くなっており葉酸不足が心配されています。
なぜなら葉酸は水溶性のために熱や水で壊れたり流出したりしてしまいます。
下ゆで処理などが過剰である可能性の高い加工食品や外食では不足する可能性があるのです。

忙しい方が多くなってきたのだと思います。

葉酸の多い野菜(100g中)

  • 枝豆      260㎍
  • アスパラガス  180㎍
  • ブロッコリー  120㎍
  • ほうれん草   110㎍
  • オクラ     110㎍
  • アボカド    84㎍

ここから加工や調理で葉酸は失われるようです。。。

葉酸の多い肉・魚(100g中)

  • 鶏レバー    1300㎍
  • 牛レバー    1000㎍
  • 豚レバー    810㎍
  • うに      360㎍
  • いくら     100㎍

レバーはビタミンAが多く妊婦は過剰になるのを防ぐ必要があるのでご注意ください。

過去ブログもご参考ください⇒妊娠初期で摂りたい栄養素と避けたい栄養素

 

不妊にも葉酸は意識して摂取する

葉酸はDNAの合成を助けてくれる栄養素です。受精卵の着床にも関係していると最近言われてきています。必要量を摂取することは不妊を良くすることというよりも、妊娠出産に望むスタートラインに立つという意味で大事でしょう。
当店でも妊活中や不妊治療の方で葉酸のサプリメントを飲まれている方も多いです。
細胞分裂やDNAの合成に必要な葉酸なので、流産やダウン症などの染色体異常とも関係があるという研究報告もあります。
もちろん質を選ばないといけないと思いますがサプリメントを使用して補給する事も良い方法だと思います。

 

東尾理子さんが絶賛している葉酸を含むサプリ

40歳で第二子を授かった東尾理子さんも飲んでいるサプリをブログで公開していました。芸能人でもあるので、コマーシャルという一環は当然あるとは思いますが東尾さんが飲まれていたのは葉酸サプリというよりはマルチビタミン・ミネラルのサプリで葉酸も必要量400㎍入っているといったものでした。
私の想像ですが、高齢出産という事でリスクを様々考えた時に自分自身でできる事の中に葉酸の摂取していくという認識からだと思います。
葉酸は「よりあったらいいもの」ではなく「不足するとまずいもの」という感じです。
妊娠する準備(妊活)として食事や栄養素を考える事は、赤ちゃんや自分自身のために必要なことですよね。

 

葉酸サプリは食事がしっかり摂れた上で必要と考える

厚生労働省からサプリメントを使用してもいいから毎日葉酸を摂取しましょうというような呼びかけがされています。国としてこういうことは珍しいと思います。まあ、それぐらい葉酸の不足が胎児に与える影響を無視できないという事だと思われます。

ただこれはあくまできちんとした食事の上でという意味です。妊娠出産や胎児の健康に必要なのが葉酸だけではありませんので、バランスの良い食事はかかせません。

 

まとめ

本文中でも書きましたが、葉酸はあったら良いものというよりも無ければまずいものという認識が正しいのではないでしょうか。人によってはサプリメントなどを活用して補給することが望まれる人もいるでしょう。ただ妊娠出産や胎児に葉酸だけが必要というわけではありません
葉酸も体内で葉酸だけで働くわけでもないでしょう。
様々な栄養素の中で妊娠初期の胎児の健康に葉酸が注目されているのは事実ですが、ある栄養素を考えた時にサプリだけで終わらすのではなく、食事に関しても見直す良い機会にしていきましょうね。

葉酸の必要性から見えてくること

葉酸って不妊の人に関しては有名ですよね。ただ妊娠に必要な栄養素ではなくて、たんぱく質やDNAの合成に必要という事は普段から私たちの健康に重要な事がわかります。改めて妊娠の事を考えて日々の口から入る私たちの体をつくる食事の重要性を考えるキッカケにしていただければと思っています。

高齢出産でのダウン症率上げないためにできること

生まれてくるわが子が元気で生まれてきてほしいという願いは当然みんな持っていますが、高齢出産を考える夫婦にとっては妊娠出産に望む女性や生まれてくる子供のリスクが上がることは間違いない事実としてあります。そんな中カウンセリングの中でも高齢出産でのダウン症児が生まれやすい事に関して心配だとご相談を受けることがあります。

自分たちが今できる事ってなんだろう?
自分たちが今できる事ってなんだろう?

 

ダウン症の赤ちゃんが生まれる理由の一つは「卵子の老化」

年齢別にダウン症児が生まれる確率は以下の通りです。

  • 30歳 1/952
  • 35歳 1/400
  • 40歳 1/106
  • 45歳 1/30

理由は「卵子の老化」が原因と言われています。卵子はこの世に生まれた時につくられており、新たにつくられることがないので年齢と同じように卵子も年を取ります。卵子の老化から受精卵の染色体の異常がおきやすくダウン症児が生まれるリスクが高くなるようです。
ちなみに女性の年齢に関してだけが有名になってきていますが男性側も高齢になることで精子の老化は出てはきます。精子は毎日つくられますが、精子をつくる肉体は老化の影響を受けるからです。当然男性からのダウン症児への影響もあるという事をはおさえておきましょう。

 

20代でもダウン症児が生まれる

ただここで大事なのは高齢出産だからダウン症の子供が生まれるというイメージではなく、健康で若くても20代でもダウン症児が生まれる事はあります。高齢になると確率が上がるという事なのです。あくまで「確率論」だと考えて確率を減らすために何が可能性があるかを考えていきましょう。

 

ダウン症児が生まれてくる確率を下げるために

残念ながらダウン症児が生まれる事を防ぐ治療法は確立されていません
ただ個人的な意見ですが肉体年齢を若く保ち卵子の質を上げるような妊活の取り組みは、当然染色体の異常が起きにくく結果としてダウン症児の出生率を下げていく可能性があるという事を考えております。
実際に当店でも高齢出産を望んで来られている方が多くいらっしゃいますが、高齢妊娠出産(35歳以上)をされた方でダウン症児の報告は一度もありません。
また一般的によく言われる葉酸も細胞分裂に関係のある栄養素なので関係性は無視できないでしょう。
ただ人間の健康を守る上で一番基本的な事を見直すという事が一番だと思います。

  • 食べ物の質(食品添加物や糖と油に注意)
  • 体重の管理(適正体重BMI22を目指す)
  • 規則正しい生活(早寝早起き、食事や睡眠のタイミング)
  • 睡眠時間・質(質の高い睡眠)
  • 適度な運動

これらの事は健康上否定されたことはなく、健康を保つ基本になっています。ただ忙しい現代の生活スタイルではないがしろにされがちな項目でもあります。
生活スタイル難しい事はあり得ると思いますが、出来てない方はできると明らかに健康状態がよくなり疲労感やストレスのたまり方が違う事が
すぐ自覚できると思います。そういう積み重ねが若い肉体を保つ秘訣だと考えられています。

ぜひ漢方を合わせるとその効率がさらに増すというイメージで間違っていないと思いますので、時間的に急がれる高齢出産を考える方にはピッタリだと考えられます。

 

着床前診断について

妊娠前に染色体異常・遺伝子異常を調べる着床前診断。名前を聞いたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
体外受精と組み合みあわせて可能となる方法ですが、着床前の受精卵の段階で染色体や遺伝子に問題がないかを検査するという方法です。
命の選択と捉えることもできるのですべての方にこの方法が適応されるわけではありませんが、妊娠前にダウン症のリスクを知ることができます。

日本産婦人科学会はこの着床前診断の適応条件として

  1. 原則として重篤な遺伝性疾患児を出産する可能性のある、遺伝子変異や染色体異常を保因する場合
  2. 重篤な遺伝性疾患に加えて、均衡型染色体構造異常に起因すると考えられる習慣流産(反復流産を含む)

この適応条件に当てはまる場合に限り、申請→許可を得て着床前診断が実施ということになっております。
ただこの条件に当てはまらなくとも日本産婦人科学会に属していない病院では行う事も可能です。
費用的にもかかり病院によって値段も違うので、病院に問い合わせてみてもはいかがでしょうか。

 

胎児の染色体異常に関しては初産でも二人目であっても関係はなし

どうやら初産か二人目以降かで、ダウン症児が生まれてくる確率には影響ないようです。それよりも出産する年齢によるところが大きいと考えられています。当然二人目の方が一人目よりも年齢が高くなるのでそういう意味ではダウン症などの染色体異常が起こる確率は高くなるでしょう。

 

ダウン症の子供をもつ芸能人は?

公表されているダウン症児をもつ芸能人には松野明美さん、奥山佳恵さんがいます。
松野明美さんは2008年に第二子がダウン症であることを公表、奥山佳恵さんは2013年に第二子がダウン症であることを公表しています。
現在でも講演活動やブログの中で子供の状況や自分の気持ちなどを発信されています。

これは私の推測ですが、心無い世の中の偏見は「知らない」「無知」という事から始まるように感じます。
まずは知ってもらって偏見をなくしていったり、同じような状況の方に元気になってもらったりと有名人ならではの素晴らしい活動だと感じています。

 

まとめ

この10年で35歳以上の高齢出産は倍増しているという事実があります。それに伴って確率的にダウン症児が生まれてくる事は多くなると思います。高齢であっても元気に出産されている方のほとんどですし、ダウン症児が生まれてくるかどうかというのは若くても確率は高齢であるより低くなりますがあり得るという事を知っておきましょう。
そして高齢出産を望む方は「今すぐにできる事」として染色体の異常が起こりにくいという可能性も含めて卵子の質を上げる身体づくりの必要性について改めて考えていく必要があると思います。

流産や妊娠高血圧症や妊娠時の高血糖などのリスクにも備える

ダウン症をはじめ様々な染色体異常以外にも、妊娠中のリスクとして流産や妊娠時のむくみや高血圧、高血糖など母子ともに危険になるような状況は35歳以上では増加してきます。自覚と知識を持っていまやるべきことに集中し、不要な情報には振り回されないようにするという事が大事だと思います。良き相談相手として当店も研鑽を積んでいきたいと思っております。

知らないと損!?助成対象の特定不妊治療について

特定不妊治療とは、不妊治療のうち体外受精や顕微授精、凍結胚移植などの高度生殖補助医療の事をいいます。保険がきかず治療費が高額になるため国が不妊治療を行う方へのサポートとして特定不妊治療費助成制度があり、特定不妊治療に助成金が支給されます。
国が行っている厚生労働省の事業であるので全国47都道府県どこでも共通の補助が受けられます
どんな制度なのかはぜひ不妊治療を考えている方は事前に知っておいた方がよいですね。まとめましたのでお役立てください。

助成金をうまく使って不妊治療のお金の計画をたてよう
助成金をうまく使って不妊治療のお金の計画をたてよう

 

申請は治療後でOK!まずは地域の保健所へ

もちろん当店のある徳島でも特定不妊治療は受けれます。また自治体でも個別に独自の助成制度もある場合があります。特定不妊治療補助事業は国が行っている補助事業になり、自治体でも個別に補助を行っている事もあるのでお住いの保健所への問い合わせやホームページを見てください。自治体で多いのは「国の特定不妊治療補助事業の上限額を上回った場合に最大~万円補助します」などが多いみたいです。
国の補助制度だけでなく居住地域の自治体の補助もうまく活用できるなら、なるべく自分での支払額を減らせます。
不妊治療を考えるにあたり、この大事な制度ををうまく使いいましょう。

徳島県こうのとり応援事業⇒http://www.pref.tokushima.jp/docs/2014012800709/

 

年齢による制限や条件があります

年齢によって助成回数や治療の内容で助成金額が違います
特定不妊治療の助成の条件は

  1. 申請日現在において申請都道府県に住所があって、かつ指定の医療機関で不妊治療を行っている戸籍上の夫婦
  2. 夫婦合算の年間所得額730万未満であること

また給付の内容は

  • 1回の治療につき15万円まで(凍結胚移植(採卵を伴わないもの)等については7.5万円まで)、1年度目は年3回まで、2年度目以降年2回を限度に通算5年、通算10回を超えない。
  • ※ 平成26年度に新規で助成を受ける場合において、当該助成に係る治療期間初日における妻の年齢が40歳未満であるときは、年間助成数、通算助成期間については限度を設けず、通算助成回数は6回まで。

となっています。
詳しくは厚生労働省のこちらのページを参考に⇒http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kodomo/kodomo_kosodate/boshi-hoken/shien/

不明な点があれば、ぜひ保健所に相談してみましょう。

 

特定不妊治療費補助事業の申請に必要な書類は以下の3ヵ所でそろえる

  • 保健所
  • 病院
  • 市区町村の役所

保健所

  • 特定不妊治療費助成事業申請書
  • 特定不妊治療費助成事業受診等証明書

病院

  • 指定医療機関が発行した治療費の領収書
  • 指定医療機関が発行した治療費の明細

市区町村の役所

  • 夫婦の住所確認のための住民票(続柄記載のもの)
  • 戸籍上の夫婦であることの確認のための戸籍謄本
  • 夫婦の前年の「所得金額」と「所得控除の内訳」が記載された証明書

 

まとめ

当店でも特定不妊治療費助成事業や自治体の助成金を使って不妊治療を行う方がほとんどです。年齢的な制限もあるので、逆に助成金が受け取れるまでは不妊治療を頑張ると考える方も多いようです。ただ不妊治療を考えて初めて助成金の事を知る方も多いようです。自分が不妊治療を考えた時にどうしたらいいか、しっかり知っておきましょう。

お金の話は計画的に

助成金の流れや仕組みは知っておいた方がいいですね。なんだか知っているようで知らないことが多いのが行政のシステムです。お金の話は不妊治療の計画を立てるときに重要になるので助成金込みで具体的な計画が立てれると安心ですね。具体的でないと行動にうつせない事って多いと思います。

流産と不妊には明確な関係はないが精神面のケアが重要

流産を経験することは、喜びから一転、女性の心を悲しみのどん底まで落としてしまう事かもしれません。不妊期間があった方ならなおさらだと思います。「流産」とは妊娠初期から22週未満までに妊娠が継続できなくなる事と言いますが、実際には胎盤が作られる12週までに起こる場合がほとんどです。悲しい事ではありますが、流産について正しく理解する事が重要です。まとめてみました。

辛い感情に押し流されそうな時は、冷静な専門の第三者のデータや意見が役立つ
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ほとんどの流産は受精卵の染色体異常でおきる

流産は悲しく辛いことではありますが、実際にはなくてはいけない命のシステムだとも考えられています。染色体異常や先天性の疾患などが発生した時に流産という形で胎児の方から命のステージから降りると言われています。

 

全体の約15%に流産は起こります

そしてそのほとんどは妊娠初期と呼ばれる次期(12週までに)起こります。8人に1人は初期の流産を経験します。胎児の心拍が確認される妊娠6週以降では流産する確率は5%以下に下がると言われており、それまでの超初期の流産が起こりやすい事がわかっています。
高齢では一気に流産の確率が上がってきます。それは仕方のない事ですが、受精卵の染色体の異常が高齢により起きやすいからに他なりません。
初期の場合では、生理が遅れたと思っていて実は気づかない内に流産ということは珍しくない(化学的流産)という事も知っておきましょう。流産をすると妊婦さんは自分を責めてしまいますが、初期流産の原因はほぼ受精卵の染色体の問題です。

 

不妊だから流産しやすいということはない

流産は不妊に悩んでなくてもごくごく当たり前に起きるものです。ただ流産は精神面に影響が心配されます。次の妊娠に対して不安感が出てしまい、前向きに次の妊娠に向き合えないこともありえます。流産は「自然淘汰」ともいわれます。自然界の正しいシステムの一つだと理解する必要があります。
最初の妊娠が初期流産に終わってしまった場合、次回の妊娠も流産になってしまう確率が高くなるわけではありません。流産になっても、あえていうなら妊娠できる力や環境が自身の身体にあったという事は確かです。流産後は1~2か月後には生理が再開しますのでぜひ新たな妊娠を試みましょう。流産後は妊娠しやすいと言われることもある理由です。
それ以降の不妊の判定に関しては、生理が再開してタイミングを合わせて1年間妊娠がない場合には、年齢にもよりますが不妊検査がまだの場合は検査することをお勧めいたします。

 

繰り返し流産する場合

連続して3回以上繰り返す場合を「習慣性流産」といいます。一度でも辛い経験なのに連続となれば不安感も大きい事でしょう。基本的には初期流産の原因はほとんど受精卵や胎児側だと言われていますが、繰り返すようなら話は違ってきます。偶然が重なったりする場合もありえますが、妊娠が維持できない原因が母体にある可能性も考えていく必要があります。自己免疫異常などの可能性もあり、受精卵を異物として免疫が判断し排除してしまうため、検査が必要です。

 

流産や不妊の原因は検査でもわからないことが多い

流産や不妊の原因に関しては偶然が重なることもありますし、産婦人科や不妊クリニックで原因が特定されることもありますが、わからないことが多いのもまた事実です。おそらく理由はあるのですが、現在の検査では判断できないという事です。
夫婦がしっかり不妊検査をしても、わかる理由は50%とも言われることがあります。半分は不明なのです。ですので、なおさら自分の身体の妊娠しやすい環境を整える事や卵子や精子の質をより良くしていく事がすべての段階でどんな方にもお勧めできるのです。

 

漢方による体質改善で流産しにくい身体づくりを

母体側の妊娠する準備が整っていないということを指摘する医師もいます。自己免疫が受精卵に反応する場合も、受精卵や赤ちゃんにとって居心地がよくない子宮環境である場合も「妊娠する準備が整っていない」という言い方が当てはまります。体内の環境は自身で変えていける部分も大きく漢方でそのスピードや効率を上げていけるというのが実感です。不妊治療だけでなく妊活を併用するという事は、妊娠してからの妊娠を維持する力にもかかわってきます。
また夫の喫煙は妻の流産率を2倍上げてしまうという事も知っておきましょう。
生活習慣を含め、特に高齢であればより手厚く身体づくりしていきましょう。

 

まとめ

流産の一番の問題は精神的な不安感が強くなることかもしれません。夫婦の心の傷や夫婦生活にも影響が出る可能性もありえます。そういう時に医学的な意見を考えて感情をコントロールする必要があると私は考えています。
そのために心と身体の両方の側面からサポートできる漢方も非常に有効な手段だと思います。相談をする事(カウンセリング)自体が流産を防ぐというデータもあります。それぐらい女性にとって話をする場所は精神面の安定に重要なのでしょう。
ただ誰にでも話せる話ではないので、ぜひお一人でお悩みにならないようにご相談ください。

夫婦二人できてください

流産を経験してやっと少し前向きになった妻が、夫から「流産して悲しむ姿をもう見たくない」という気持ちを言われて悩んでいる。。。子供は欲しいけど怖い、夫にとってはまず気遣うのは今いない子供より奥様を心配するお声をいただく事が多いです。夫婦でお互いの気持ちを確認できる場所としてカウンセリングを使っていただければありがたいとも思います。