「不妊症」とは、妊娠を希望し、2年間性生活を行っているのにもかかわらず妊娠が成立しない場合の状態の事です。
「不妊」とは、子供が欲しいのに授からない期間の事です。
つまり、だいたい同じ意味を指しています。
不妊症とは
一般的に結婚を考える年齢で、避妊せず通常の性生活を行っていれば、半年で7割、1年で9割、2年で10割が妊娠するといわれています。
原因がわかっても、わからなくても「妊娠を希望して2年間性生活を行っているのにもかかわらず妊娠しない場合」、全員「不妊症」と定義されています。
検査をしてもしなくても、理由はどうあれ、この状態のことを不妊症というのです。
すなわち不妊症は病気ではありません。
妊娠が成立するまでの過程で、何かうまくいっていないことがあるはずなんですが、実際に不妊症の原因は現在の医学ではわからないことが多すぎるのです。
排卵障害、受精障害、卵管障害、着床障害、卵子や精子の質の問題、遺伝子異常。
上記の障害などを想定し、色々検査はあるものの、最終的な原因はわからないことが多いのです。
不妊とは
不妊は授からない期間の事で、最近では未妊(みにん)といった言葉に置き換えられたりします。
基本的には妊娠は「子供をつくる」という感覚ではなく、「子供を授かる」「授かりもの」というような感覚や意識が必要だと思います。
不妊治療など最新の技術を使いながらも「授かる」という意識を持つことが大事だと思います。
なぜなら、こうすれば必ず妊娠するというような単純な事では無いからです。さまざまな不確定要素が絡み合っているからです。
出来る限りの努力(妊活や不妊治療)はしながらも、赤ちゃんが来てくれるタイミングまで「待つ時間」という感覚が授かりものという言葉に表されると思います。
子どもは親を選んでくる
科学的ではないかもしれませんが、体内記憶の第一人者である池川明先生は、赤ちゃんは親を選んで生まれてくると言われています。
池川先生の調査によると、3歳ぐらいまでで、3人に1人は生まれる前の記憶(体内記憶)を話すそうです。
驚くことに、生まれる前はどこにいたのか、どうして生まれてきたか、どうやって親をえらんだのか明確に答える子供があまりにも多いのだとか。
体内記憶には賛否両論ありますが、もしかしたら「子供の都合」もあるという風に考えると、今までままならないと思っていたこの不妊の期間のストレスを軽減できるとは思いますよ。
不妊と不妊症は厳密に言うと違うんですね。不妊症というのは、病気だと思っていました。これからは夫婦の時間をどんなふうにするのか、しっかり話し合ってみたいと思います。妊活や夫婦については、こちらが参考になりましたよ。つぎは、解毒というこちらを読んでみます。
「妊活」を、先に考えてみませんか。
最近は未妊という言葉を使う事が増えてきていると感じます。 「まだ妊娠に至らないだけ」という意味です。 この言葉は、妊娠するための準備が整っていないという意味も含みます。不妊治療だけで、妊活をしていない方が多すぎると感じるので、子どもを「つくる」感覚で無く、「授かる」感覚を持つと、不妊治療の前に、もしかしたら妊娠できる体や心にする妊活の方が先かもしれません。