これで完璧!【保存版】男性不妊の原因まとめ

男性の不妊は、主な原因としては、大きく分けて3つ、その他に分類される2つがあります

※専門用語が非常に多く、理解するには非常に難しく感じると思います。ここでは、おおまかに知っていただければ十分です。細かい内容については、練馬漢方堂へお越しの際、ご説明する時があるかと思います。

男性不妊の原因

  1. 造精機能障害(状態のよい精子を十分な数だけつくれない)
  2. 精路通過障害(精子が精路を通過できない)
  3. 性機能障害(勃起しない、勃起しても射精できない)

その他

  • セックスレス
  • 原因不明不妊

と大きく分けられます。

そんな顔しないで、さあ、検査に行きましょう。
そんな顔しないで、さあ、検査に行きましょう。

 

男性不妊のそれぞれの原因・病気と、病院での治療法

1、造精機能障害(状態のよい精子を十分な数だけつくれない)

造精機能障害とは、健康な精子を十分な数だけつくれないことです。

検査では、

無精子症(精液中に精子が一個もいない)
乏精子症(精液中の精子が少ない)
精子無力症(精子の運動率が低い)
精子奇形症(正常な精子が少ない)

の診断がなされ、さらにここから検査によって何が原因かを調べていきます

治療は薬物療法、人工授精、顕微受精を検討することになります。

また糖尿病などの生活習慣病も原因となるので、糖尿病の治療や生活習慣の見直しが一番の近道である場合も多いです。

あと精子の数が少なかったり、運動性が低い場合は精索静脈瘤という病気が原因になっている場合もあり、精巣につながる静脈の血液の逆流により精巣内の温度が高くなり、酸素濃度も減ることで精子が弱る病気です。

日帰りでも可能な簡単な外科的な手術で、成功すれば精巣機能が回復して健康な精子がつくれます。またストレスも精子をつくる上で大きなマイナス要因となることがわかっています。

2、精路通過障害(精子が精路を通過できない)

精路通過障害とは、精巣では精子は作られているが、精路にトラブルがあり精子を運べない状態のことを言います。

閉塞性無精子症(精管が塞がったり狭くなっている)
精巣上体炎(精巣上体に炎症がある)
逆行性射精(射精後、膀胱の方に精子が出てしまう)

精路通過障害という無精子症の一種である閉塞性無精子症は、精管に問題があり先に精子が進めず、精液中に精子がいない状態になります。その場合は外科的な手術や精巣や精巣上体かた直接精子を採取して顕微受精を行う事が検討されます。

さらに最近では、その前段階の後期精子細胞であっても、顕微受精できる技術が開発されているようです。

他に精巣上体炎症は主には、結核やクラミジアなどが原因で精巣上体に炎症がおき、精子の通過障害が起きる可能性があるのと、尿道炎を併発することもあるので、その場合には自分自身の白血球に雑菌汚染された精子が攻撃され健康な精子の数が減ります。

まずは感染症を抑えていきますが、それでも感染の後遺症から精路が塞がったままなら、精子を精巣や精巣上体から採取し、顕微受精を行うことになります。

逆行性射精は、精液がペニスの外ではなく、尿道を通って膀胱に射精されてしまう症状で、セックスの後の尿を調べると精子が見つかることで診断されます。

原因はわかっておらず、生まれつきのことが多いようです。前立腺の手術や糖尿病が引き金になることもあるようです。原因がわからないゆえに治療はないので膀胱から精液を採取して、人工授精や、体外受精、顕微受精を検討することになります。

不妊治療は二人三脚
不妊治療は二人三脚

3、性機能障害(勃起しない、勃起しても射精できない)

性機能障害とは、勃起障害や射精障害など、心身両方の原因があることが多いです。

○勃起障害(ペニスが勃起しない)
ED(心因性と身体性両方ある)

○射精障害(勃起できても射精できない)
膣内射精不能
早漏・遅漏
逆行性射精
射精不能

EDには、ストレスやコンプレックスが原因となる心因性と生活習慣病(糖尿病や肝臓病)などからくる身体性があります。治療は心因性はカウンセリングやバイアグラなどED治療薬や体外受精があります。

身体性は、内科系の疾患が原因となるのでその治療、もしくは顕微受精を行うことも考えられます。女性側の年齢が高いなどで急ぐ理由から体外受精や顕微受精を考える場合も多いようです。

射精障害は射精そのものができない場合や射精はできるが膣内に射精できない膣内射精不能、タイミングがうまく合わない早漏・遅漏、精液が尿道を通って膀胱に流れてしまう逆行性射精があります。膣内で射精できない理由として本当に多いのが、マスターベーションでは射精できるがセックスでは射精できない場合です。

間違ったマスターベーション(手のひらや布団で強くこすりつけるなどの刺激が強い方法)を続けていると膣内の刺激では射精できなくなります。正しいマスターベーションを取り入れるなどで膣内での刺激でも射精できるようにしていきます。

うまくいかない場合は人工授精や顕微受精を検討(逆行性射精は精路通過障害の部分参照)していきます。

 

男性へ、大切な奥様を悲しませないためにもまずは検査を!

不妊原因の約半数は、男性の原因です。

ただ、男性は不妊検査にいまいち積極的でない場合が多いのです。

当事者意識が少ないのは、ほとんどにおいて不妊についての知識が少ない場合が多いのです。「いざとなれば病院に行けば妊娠できると勘違いしていた」などの話もよく聞きます。まず2人で自分たちの赤ちゃんについてしっかり話し合いましょう。

意外と話をしたことがないと言われる場合が多いですσ^_^;

話し合いがしっかりなされていない場合、夫婦の赤ちゃんに対する考え方や違うので、一方が積極的で(主に女性)、もう一方は消極的と言った状況になりやすいです。本当に赤ちゃんが欲しいのか?何歳までに何人欲しいのか?もし治療になるならどこまで不妊治療をすすめるのか?2人の赤ちゃんなので、2人で話し合いましょう‼︎

男性が躊躇していたり、知識の欠如なので検査を先延ばしていた場合、その間もパートナーの女性も年を取ります。高齢になって男性の不妊原因がわかった場合、もっと早くにわかっていれば。。。。そんな話をよく聞きます。

男性には妊娠の厳密なタイムリミットはないですが、女性には確実に妊娠できるタイムリミットが存在します

しっかり2人の未来を考えて検査を受けてみましょう。

 

総評

「夫が不妊検査を嫌がるんです」

よくこういう事を奥様からお聞きします。

私も男性なのでわかるんですが、男性は自分の精子を調べられると言った行為に非常にデリケートです。女性が思っている以上に。。。σ^_^;

夫は妻に頼られたいし、助けたいと思っています。

「1人で行くのが不安なので一緒に行って欲しい」

言い方は大事ですよね笑

デリケートで子供なのが、男性です

男性は自分の精子を調べられるのが嫌ですが、一方では、女性には格好つけたくなる生き物です。「心配だから、ついてきて」と言ってみましょう。二人の未来について話し合うことも、言い方ひとつでコロッと態度が変わる場合も多々あります(笑) 練馬漢方堂は、夫婦そろって不妊検査に行って欲しい薬店です。