不妊で悩む夫婦は7組に1組

「不妊大国」。日本の事をそう呼ぶ事があります。不妊治療の需要が増え、不妊専門クリニックの数も世界一です。不妊に対して間違った情報や過度に不安にならないように、冷静に分析することが重要です。

データや数字はどういう行動をとるべきか考える、あくまで指標である
データや数字はどういう行動をとるべきか考える、あくまで指標である

 

不妊で悩む夫婦は増加している

不妊は以前には10組に1組といわれていました。それが現在では7組に1組という事がいわれています。
ここでおさらいですが不妊症とは、子供を希望しているのもかかわらず、普通の夫婦生活をもっていても2年以上妊娠が成立しないことをいいます。最近は結婚年齢が高いことが多くなってきたので、一年たっても妊娠しなければ病院に行くことがすすめられています。

様々な不妊で悩む人が多くなっているといわれます。その理由の一番は「年齢」です。妊娠希望している時期が高齢の事が多くなってきているという事です。「社会的、経済的(仕事やお金のこと)で結婚に踏み切れない」や、「若い時には結婚や子供に興味がなかった」などを理由に晩婚化が進んでいる事が指摘されています。つまり若くから妊娠できないのか、妊娠したいと考えた時には高齢だったのかなど、年齢も体の状態も様々なのですべて一緒にした様々なデータや数字が直接自分に当てはまらない場合も多いという事は理解しておきましょう。

 

「子供を諦める」もしくは「そもそもいらない」と考える方の増加

子供が欲しくて望んでいたが授からなかった夫婦やライフスタイルの変化により価値観の多様さが生まれて、そもそも子供を欲しいと思わない夫婦、経済的な事情から子供を諦める夫婦など事情は色々異なりますが子供がいないライフスタイルの方が増加していると言われております。
ただあるデータでは、夫婦の6組中1組が子供がいないとか、もう一人欲しかったといった事を将来的に考えるようです。

 

不妊が原因で夫婦関係が悪化することも!離婚率も高い!

夫婦として試される時間やタイミングは共に過ごしていく中で数多くあるでしょう。その中でも不妊期間においては「お互いの気持ちに寄り添う事」や「お互い受け入れる事」が必要とされる場面ではないでしょうか。
夫婦どちらかがつらい場合は、もう一方が支えていくという気持ちを強く持つ事が重要で、相手の非難や見て見ぬふりなどの反応では離婚してしまうという事になりかねません。実際に結婚5年目までで子供がいない場合では離婚になりやすいといったデータもあるほどです。夫婦の考え方の違いや様々な事情が受け入れられなかった場合、子供がいないことが逆に離婚のしやすさに繋がっているのかもしれませんね。
ただ不妊時期を共に過ごした夫婦は、「二人でいっぱい悩んだこの時期があったから本当の夫婦になれたような気がします」と言ってくれた方もいらっしゃいました。

過去ブログもご参考ください⇒不妊が原因の離婚を防ぐ心構えとは

 

不妊期間を乗り越えて42歳で妊娠!

結婚3年目で当店にご来店いただいて夫48歳、妻40歳のご夫婦。体外受精を一回やってみたが卵子や精子の質が心配になり、妊娠しやすい身体づくりをご夫婦でスタート。奥様が非常に疲れやすく胃腸も弱い方だったので、漢方の考え方として体のエネルギーを生むのは胃腸で、胃腸を良くする事が体質の改善に繋がり卵子や精子の質を改善する屋台骨になることもお話しして漢方をださせていただきました。

寝込むことがなくなり、夏バテもしなくなって冷えが改善されました。当店で1年半身体づくりをして不妊専門病院をご紹介し、体外受精3回目にてめでたく妊娠が判明し現在も妊娠が継続しています。
高度な医療の力をもってしても、年齢による卵子や精子の質の問題は避けられません。このご夫婦はガッカリするような事やつらい時期もあったはずですが、その度に夫婦としての絆が強まってきたようなお二人でした。

出産と育児などこれからがある意味スタートという事になりますが、不妊期間中の経験はなんでも乗り越えていけると笑顔で言われたのが印象的でした。
偉そうな言い方ですが、妊活とは妊娠しやすい身体づくりだけではなく、心もつくられる時間ともいえるかもしれませんね。

 

まとめ

残念ながら子供を望むすべての方に子供が授かるという事では今後もないかもしれません。ただ自分自身が子供を望んだ時に、または望むであろう時に備えて準備をしていく事は重要です。
これは身体づくりであったり、正しい知識であったり、または夫婦の絆や心の面であったりと準備は様々です。
医療技術の進歩はめざましいものがあり、これまで病気などで無理だとされてきた方にも授かる可能性が高くなってきています。
ただその技術がうまく作用するかどうかは自分自身の肉体や細胞の力であることも同時に忘れてはいけませんね。
やれる事はたくさんあります。考え方も様々です。
お一人でお悩みにならずにぜひご相談くださいね。

結局より健康に美しくなることが大事

妊娠しやすい身体をつくるといっても、一般的な健康観からもはずれません。ホルモンバランスを整えて血流や免疫力などを整えるために冷えをとっていく作業になります。 漢方の世界は二千年も前からアンチエイジングや若返りを目標にしていた医学で、より元気で若々しくいることに対してアレコレできるのがメリットです。そういう風に考えると健康法や美容法に直接なるといってもいいと思いますよ。 現在はライフスタイルの変化から妊娠出産年齢が高齢化しています。何かするぐらいでちょうどいい世の中になってきていると感じています。