毎日不妊のご相談を受けていて、多い相談内容を順にベスト5としてまとめてみました。あなたのお困りの事も入っているかもしれません。ぜひチェックしてみてくださいね。
当店で受ける不妊相談内容ベスト5
- 体外受精において質の良い卵子が数取れないことについて
- 子宮内膜症や多嚢胞性卵巣症候群など不妊原因の改善
- 冷えや生理不順や生理痛を良くして妊娠したい
- 原因不明不妊(体外受精したくない、自然妊娠したい)
- EDや精子数や精子運動率が低いなどの男性不妊
それぞれ少し補足を加えて説明していきます。
1.体外受精において質の良い卵子が数取れないことについて
一番多いのは、やはり高齢における卵子の質の低下を心配して来られる方や、実際に現在体外受精を行っているがうまくいかないという相談が多いです。子宮や卵巣の力の低下を防いで卵子の質の向上や流産を防ぎたいと来られます。
2.子宮内膜症や多嚢胞性卵巣症候群など不妊原因の改善
子宮内膜症や多嚢胞性卵巣症候群などの不妊原因になる病気を良くしたいというご相談も多いです。不妊原因になるという事では、肥満の方が妊娠しやすくするために減量(ダイエット)したいという相談もあります。
3.冷えや生理不順や生理痛を良くして妊娠したい
次いで多いのは、冷えや生理不順や生理痛を良くして妊娠しやすくしたいというご相談です。特に冷えが気になる方が多いです。冷えホルモンバランスにもかかわってくるので妊娠するには重要なことです。
4.原因不明不妊(体外受精したくない、自然妊娠したい)
検査の結果は何も問題ないが、なぜか妊娠しないという相談です。実際には不妊治療をしたくないという事を言われることも多いです。実は検査を夫婦で受けても原因が判明するのは50%といわれています。検査では問題なくとも、妊娠しやすいコンディションを整える事が重要になってきます。
5.EDや精子数や精子運動率が低いなどの男性不妊
特に最近多くなってきているのが、EDの悩みです。他にも乏精子症や精子無力症など精子の数や運動率に関してのご相談が多いです。最近では男性も検査を受けることが多くなり、相談も増えてきています。
電話相談でよく受けるのもやはり「卵子の質」の問題
最近では県外からの電話相談も増えてきています。その相談で一番多いのは、やはり「高齢のため妊娠しにくい」という相談です。高齢のため卵子の質を良くしたい、体外受精をうまくいかせたいといった相談内容が多いです。病院でうまくいかない部分が「卵子の質」ということで、ホルモン剤でどうにもできない部分です。
実年齢はどうしようもありませんが、卵巣年齢は個人差が大きいのです。体外受精などを考えている方は、質の良い卵子を作れるような漢方や生活習慣、食習慣を聞きたいと相談にお電話いただきます。
病院で聞いた方がいい、検査しておいたほうがいい男性不妊
実は男性不妊では病院でやれることが限られています。精子数や奇形率や運動率が悪い場合などは漢方などで2~3か月で良くなる方は本当に多いのですが、無精子症などで精管の通過障害など物理的な問題で上手くいかない場合も多いのです。
精巣でつくられない場合であっても、精巣の表面などに精子がいる場合があるのです。日帰りの手術で大丈夫な場合も多く検査をまず受けて、そのような物理的な問題がないか確認し聞いておきましょう。
まとめ
高齢を心配している方、病院で不妊治療をしている方、病院で不妊治療をしようか迷っている方、自然妊娠を希望している方、冷えや生理不順のお悩みなど多岐にわたります。ただ多くの方が「卵子の質」を気にしている現状を感じています。
妊娠したいが実際に日々何に取り組んだらいいかわからない、どんな食生活をしたほうがいいのか、せっかく体外受精を行う予定なので卵子や精子に良いことをに取り組んで妊娠率をあげたい、などのご要望をいただきます。
迷ったらまずは専門家に相談してみましょう。
どうしても悩みが尽きない不妊のこと。病院や身内以外で相談にのってくれる場所があることは本当に大事だと思います。意外と友達や家族にも話せなかったりするので、適切なアドバイスをくれる専門家がいるのは心強いと思います。
カウンセリングを受けると流産率が下がる
カウンセリングを受けるだけで、流産率が下がるという記事が新聞に出ていました。どうやらしっかりしたカウンセリングや悩みを話せる場、それに対しての適切なアドバイスでストレスが軽減し流産率が下がるといった事ではないかと思います。家庭や病院以外で、しっかりとした専門家がいる場所が必要ではないかと思っています。町のくすり屋こそがその役割を果たせると日々研鑽を積んでいこうと思っております。 過去のこちらの記事もご参考ください⇒不妊でストレスがたまります。どう解消したら良いですか?