妊活中のお酒(アルコール)の付き合い方

お酒が大好きな女性も多くいらっしゃいますよね。妊活中のお酒やアルコールの付き合い方についてのご質問もよくいただきます。お酒についての考え方をまとめておきましたのでご参考にしてください。

お酒は悪いことばっかりではなく良いこともある?
お酒は悪いことばっかりではなく良いこともある?

 

お酒は過剰になると体のエネルギーロスが発生する可能性がある

妊娠中のお酒はナシだとよく耳にすると思いますが、妊娠前の状態、特に妊活中ならお酒はどう考えた方がいいのか。 基本的に妊活中でなくとも、「飲みすぎ」は健康を害しますので当然健康に悪いことは妊活中はナシです。

アルコールの摂取量が上がると妊娠しづらくなり年齢が上がるにつれ妊娠しづらくなる可能性は高くなるという報告があります。おそらく仮説ですが、お酒に含まれるアルコールは体内では肝臓で解毒処理をして体外に出されます。いえば飲酒は余計な体の仕事が増えるわけです。年齢が上がるにつれお酒を飲むことによって妊娠しにくくなる影響が大きくなるというデータは、年齢が高くなるにつれアルコールの解毒処理能力も下がるためではと考えています。

ここで考えないといけないのは、本来未来への投資として卵子や精子にエネルギーを使う事が出来たものも、過剰なお酒やアルコールの摂取の「解毒」にエネルギーをまわすはめにならざるを得なくなります。

つまり過剰にお酒を飲むことは卵子や精子を作るためのエネルギーがなくなってしまうということです。

ただ適度な飲酒はストレスや息抜きに良いという意見もあるので必ずダメというわけではないと思います。

 

妊活中のお酒は週1~2回の少量くらいの楽しむ程度ならアリ

個人差がお酒に関しては大きく一概にこの量までとは言いにくいですが、週1~2回の少量を目安にぐらいならよいとカウンセリングではお伝えしております。仲間やパートナーと楽しい食事の時に花を添える意味でのアルコールは健康的であるという意見もあります。うまく使いましょう。

妊活中に向いてるお酒の選び方

どんな種類のお酒を選べばいいのかを考えるときにアドバイスしているのは、糖質量が低くカラダを冷やさないものがいいと思います。
まず糖質が少ないお酒(蒸留酒:ワインや焼酎、ウイスキーなど)を選ぶのは血糖値を上げないので良いとされています。お酒を飲むのは夜の事が多いと思います。夜に過剰な血糖値を上げるという事を避ける必要があります(高血糖状態だと細胞のミトコンドリアというエンジンの性能が下がるため卵子の成長の妨げになる可能性があるため)。
またキンキンに冷やして飲むようなビールは体を冷やしてしまうために避けておいた方がいいでしょう。常温か温めて飲めるようなものがいいですね。

 

男性も同じことが言える

妊活や不妊治療に関しては男性も自分の生活を振り返れるチャンスでもあります。妊娠出産は夫婦で成し得る大きなイベントでもあります。夫婦でぜひ同じ目標に向かって過剰な飲み方には気をつけていきましょう。

まとめ

お酒はタバコと違って適切な酒量を守ったり、お酒の種類を選んだりしていけばリラックスやストレスの解消に役立つと思われます。本文でもありますが個人差が大きいので目安として書いたアルコールの摂取量はかなり少ないと感じるかもしれません。季節によってはお付き合いとしての飲み会なども増えてくる場合もあると思います。
お酒の選び方も含めて妊活です。飲みすぎなどの過剰な飲酒には気をつけていきましょう。

お酒やタバコがどうしても止められない方はご相談ください

高齢出産を希望する方は特にですが、毎日の多量な飲酒習慣があるのであれば、控えていけた方がいいでしょう。ただ当店は禁酒や禁煙のサポートもお手伝いできます。妊活として妊娠しやすくする取り組みをしつつ禁煙禁酒をしやすいようなご提案もできます。また最悪禁煙禁酒できなくても、それをチャラにできるかどうかは置いておいてその害を最小限にできるだけするような提案もやっております。お気軽にご相談くださいませ。