「不妊症の遺伝」はあまり考えなくてよい!

不妊症の遺伝はあまり考えなくてもよいと思います。なぜなら現代の医学でもハッキリと遺伝のせいで不妊症になるといった結論にはなっていません。もしあったとしても「考えても仕方がない」部分です。

今後遺伝子治療の進歩の中で解明されて新しいことがわかるかもしれませんが、不妊の遺伝を心配されながら元気な子供を授かっているパターンを多く経験するうちに「不妊症の遺伝」に関してはあまり考えなくてよいと考えております。

不妊に遺伝は関係ない?
不妊に遺伝は関係ない?

そもそも不妊が遺伝するならあなたは生まれてきていない

そう考えられる理由について、不妊が遺伝しているなら長い人類の歴史の中で命のバトンが繋がり続ける事はないでしょう。人類が繁栄して人口が増加している事実を考えると不妊の遺伝に関しては深刻にならなくてよいという根拠になると思います。

不妊を招く病気の体質は遺伝する

ただ不妊自体は遺伝しないとしても、不妊に繋がるような病気が遺伝で発症しやすいケースはあると思います。有名なのが糖尿病です。または糖尿を発症しやすい生活環境で育つという事です。血糖が高い状態の糖尿病や血糖値が上がりやすい食生活(炭水化物過多や甘いもの、ジュースなど)は卵子や精子のミトコンドリアの活性を落とし確実に質を落としてしまいます。

不妊になるのは遺伝ではなく過ごしてきた生活習慣との関係が圧倒的

生活習慣肥満過度なダイエット運動不足ストレスなど)が積み重なり,妊娠出産するという本能的な能力が発揮できない状況にある方が本当に多いのではないでしょうか。
そういう状態だとたとえば検査データに問題なくとも、質の問題となり最先端の不妊治療も結果がでにくい状況が考えられます。この状態の事を「未妊(みにん)」といいます。不妊ではなく妊娠できる準備が整っていないということですね。

未妊についての過去ブログも参考にしてください

 

国が裕福になると不妊が増える

先進諸国は軒並み出生率が下がってきます。一方で新興国(発展途上の国)に関しては子だくさんの国も多く出生率が高いです。国が裕福になると結婚年齢が上がったりすることも大いに関係あると思いますが、国が裕福になると糖と粗悪な油の摂取量が多くなります。具体的にはお菓子やジュース、ジャンクフードや菓子パンなどです。
過剰な糖と油は卵子や精子の質を落とします。明らかに栄養状態などが日本の方がいいのにもかかわらず出生率が下がるということは、「何を摂るか」よりも「何を摂らないか」に重きを置く方が妊娠出産という本能の力が発揮できると考えております。

 

妊娠するという本能を発揮できない環境にある日本

先進国である日本では日本人として普通の生活をしているだけで、卵子や精子の質を落としてしまうようなことが当たり前にあるという事を意識しておきましょう。
日本では当たり前のことでも、新興国ではありえないことが数多くあります。例えばコンビニなどはいつ行ってもお菓子屋ジュース、加工食品や菓子パンなどがそろっています。コンビニができる社会は裕福な社会と言っていいでしょう。コンビニを含めて私たちの当たり前のライフスタイルが妊娠出産の力を落としているかもしれません。

 

まとめ

不妊は遺伝しないと考えております。その証拠はあなたが生まれてきているから。それよりも後天的に妊孕力(にんようりょく:生殖能力のことです)を落としていることの方が重要です。
妊孕力は冷え、運動不足、ストレス、食生活など加齢以外に当たり前のような日常によっても落ちていく環境に日本はあるという事を意識しておきましょう。逆にいうと妊孕力を下げている習慣を減らしていく事で妊孕力を上げれるということでもあるんですね。

漢方では妊孕力を上げる効率化ができます。

漢方は人間が本来持ってる自然治癒力を引き出すということに特化している医学です。症状を抑えることに特化している西洋医学とはそもそも違うのです。妊孕力といった人間が本来持っている力を引き出すことも漢方薬が得意な部分という事です。自力でやるよりも漢方を使う事によって明らかな効率化がはかれるということに最大のメリットがあるのです。