夏バテと、妊娠症状の違いについて

夏バテと妊娠初期の症状はよく似ています。夏バテと思っていたら妊娠だったといったような話も良く聞きます。基本的には妊娠検査薬産婦人科に行って確認するのが確実ですが、夏バテと妊娠の症状についてまとめました。ぜひ参考にしてください。

妊娠の可能性があるひとは気軽に夏バテと考えない事
妊娠の可能性があるひとは気軽に夏バテと考えない事

妊娠の可能性があるひとは気軽に夏バテと考えない事

夏バテの症状とは

  • 食欲不振
  • 全身倦怠感
  • 下痢や便秘
  • 頭痛
  • 微熱
  • めまい
  • 吐き気

夏バテは急激な温度差内臓の冷え栄養バランスの崩れ、睡眠不足などから自律神経のバランスが崩れてしまい起こります。

心臓の動きや血圧の調整、食べ物の消化や体温調整など命を維持するうえで必須の機能をコントロールしている自律神経のバランスが崩れることから上記の様な体調の悪化がでます。

 

妊娠初期の症状とは

  • 異常な眠さ
  • 匂いに敏感になる
  • 熱っぽくなる
  • 唾液や鼻水が増える
  • 足の付け根や腰が痛くなる
  • 悪心(ムカムカ)やゲップが増える
  • 食欲や味覚の変化
  • おりものの変化(茶おりなど)
  • 胸やお腹の張り
  • めまいや頭痛
  • トイレ回数の増加
  • 便秘や下痢

やっぱり夏バテと症状が被ることが多いみたいですね。基本的に妊娠による体調の変化は生理予定日の一週間後から出ることが多いと言われています。もっと早くに感じる方もいて、場合によっては妊娠予定日の前から感じるといった人もいます。

ただ夏バテはだいたい症状は似ていることが多いのに対して、妊娠の症状は個人差が大きいという事も知っておきましょう。

 

夏バテを防ぐために必要な4つのこと

  • 睡眠をしっかりとる
  • 適度な運動をする
  • 胃腸を冷やさない
  • ミネラルの多い食事をとる

以上の4つが非常に大事だと言われています。

睡眠をしっかりとる

夜は寝苦しければクーラーは使ってよいので外気と5℃以上変化を出さない事。一般的には28℃以下にはしないようにしましょう。

適度な運動をする

激しい運動ではなく、朝夕の適度な散歩などで体を動かすことが自律神経の乱れを防ぐポイントです。

胃腸を冷やさない

冷たい飲食を続けると、内臓の機能低下が起こりバテやすくなります。冷たいものをとったとしても最後にはあったかいものを飲むなどの工夫があるといいでしょう。

ミネラルの多い食事をとる

また食欲がなくなりやすく汗をかきやすいことからミネラルが不足しがちなのでミネラルが多い食事を意識してとりましょう(味噌汁・緑黄色野菜、貝類など)。

夏バテによく効く漢方薬もあるので予防にも現在夏バテに困ってる時にも使えます。基本的には夏バテは体の余分な水分を除き、胃腸を元気にしていく漢方薬です。胃腸は食べ物からエネルギーを作り出す大事な器官です。漢方では胃腸を本当に大事にします。ぜひ漢方薬を利用するのもいいと思います。

 

妊娠の症状を防ぐために

つわりなど妊娠の症状は原因もはっきりしてない事がおおく、原因がわからない以上「特効薬」はありません。ただ漢方による妊活でコンディションを整えて妊娠すると妊娠中も比較的妊娠の症状も軽くてすむことも多いです。

つわりなどで体調悪化を防ぐ妊娠中も飲める漢方薬もあります。当帰芍薬散は安胎薬として有名ですし、小半夏加茯苓湯はつわりに有効です。ぜひ漢方薬局へ相談し利用しましょう。あんまりひどい症状なら迷わず病院へ行きましょう。

 

妊娠時は基礎代謝が上がり、疲れやすく夏バテも引き起こしやすい

妊娠中は夏が一番つらい季節だと言われます。妊娠すると体温が高いなどの体温調節に影響がでるので、夏バテや熱中症にもかかりやすい。妊娠する前の気持ちで外出など簡単に考えないように、暑い日中の外出などは避けた方が良いでしょう。

 

まとめ

どうやら夏バテと妊娠の症状の違いは、個人差も大きく夏バテか妊娠か分かる人もいるようですが、本当に体にでる症状が似ており判断がつかない場合もあるので、妊娠の可能性がある方はいち早く検査薬や産婦人科にて確認することが大事です。

夏バテ妊娠中の体調悪化の予防にも、妊娠中の夏バテにも、しっかりとした睡眠や体や内臓を冷やさない事、適度に体を動かすことが大事です。

ただ妊娠中は無理が禁物でもあるので漢方薬でのコンディショニングを考えても良いと思います。ぜひご活用ください。

夏バテを毎年するという方は特に注意を払っておきましょう

毎年夏バテを起こしているという方は、毎年自律神経のバランスが大幅に乱れてダメージを受けていると認識しましょう。胃腸のコンディションが悪い方や虚弱体質の方、貧血傾向の方、生活スタイルや食生活に問題がある場合もあるでしょう。そういう場合に妊娠し夏を妊婦で迎えることのデメリットは怖いと思います。短時間でしっかり自律神経のバランスや内臓の力をつけるためにも漢方は便利ですよ。ぜひお問い合わせくださいね。 不妊についてですが漢方の特徴も書いてる記事があったので参考にしてください⇒体を強くしていくという現代医学にはない漢方の特徴