「不妊症の遺伝」はあまり考えなくてよい!

不妊症の遺伝はあまり考えなくてもよいと思います。なぜなら現代の医学でもハッキリと遺伝のせいで不妊症になるといった結論にはなっていません。もしあったとしても「考えても仕方がない」部分です。

今後遺伝子治療の進歩の中で解明されて新しいことがわかるかもしれませんが、不妊の遺伝を心配されながら元気な子供を授かっているパターンを多く経験するうちに「不妊症の遺伝」に関してはあまり考えなくてよいと考えております。

不妊に遺伝は関係ない?
不妊に遺伝は関係ない?

そもそも不妊が遺伝するならあなたは生まれてきていない

そう考えられる理由について、不妊が遺伝しているなら長い人類の歴史の中で命のバトンが繋がり続ける事はないでしょう。人類が繁栄して人口が増加している事実を考えると不妊の遺伝に関しては深刻にならなくてよいという根拠になると思います。

不妊を招く病気の体質は遺伝する

ただ不妊自体は遺伝しないとしても、不妊に繋がるような病気が遺伝で発症しやすいケースはあると思います。有名なのが糖尿病です。または糖尿を発症しやすい生活環境で育つという事です。血糖が高い状態の糖尿病や血糖値が上がりやすい食生活(炭水化物過多や甘いもの、ジュースなど)は卵子や精子のミトコンドリアの活性を落とし確実に質を落としてしまいます。

不妊になるのは遺伝ではなく過ごしてきた生活習慣との関係が圧倒的

生活習慣肥満過度なダイエット運動不足ストレスなど)が積み重なり,妊娠出産するという本能的な能力が発揮できない状況にある方が本当に多いのではないでしょうか。
そういう状態だとたとえば検査データに問題なくとも、質の問題となり最先端の不妊治療も結果がでにくい状況が考えられます。この状態の事を「未妊(みにん)」といいます。不妊ではなく妊娠できる準備が整っていないということですね。

未妊についての過去ブログも参考にしてください

 

国が裕福になると不妊が増える

先進諸国は軒並み出生率が下がってきます。一方で新興国(発展途上の国)に関しては子だくさんの国も多く出生率が高いです。国が裕福になると結婚年齢が上がったりすることも大いに関係あると思いますが、国が裕福になると糖と粗悪な油の摂取量が多くなります。具体的にはお菓子やジュース、ジャンクフードや菓子パンなどです。
過剰な糖と油は卵子や精子の質を落とします。明らかに栄養状態などが日本の方がいいのにもかかわらず出生率が下がるということは、「何を摂るか」よりも「何を摂らないか」に重きを置く方が妊娠出産という本能の力が発揮できると考えております。

 

妊娠するという本能を発揮できない環境にある日本

先進国である日本では日本人として普通の生活をしているだけで、卵子や精子の質を落としてしまうようなことが当たり前にあるという事を意識しておきましょう。
日本では当たり前のことでも、新興国ではありえないことが数多くあります。例えばコンビニなどはいつ行ってもお菓子屋ジュース、加工食品や菓子パンなどがそろっています。コンビニができる社会は裕福な社会と言っていいでしょう。コンビニを含めて私たちの当たり前のライフスタイルが妊娠出産の力を落としているかもしれません。

 

まとめ

不妊は遺伝しないと考えております。その証拠はあなたが生まれてきているから。それよりも後天的に妊孕力(にんようりょく:生殖能力のことです)を落としていることの方が重要です。
妊孕力は冷え、運動不足、ストレス、食生活など加齢以外に当たり前のような日常によっても落ちていく環境に日本はあるという事を意識しておきましょう。逆にいうと妊孕力を下げている習慣を減らしていく事で妊孕力を上げれるということでもあるんですね。

漢方では妊孕力を上げる効率化ができます。

漢方は人間が本来持ってる自然治癒力を引き出すということに特化している医学です。症状を抑えることに特化している西洋医学とはそもそも違うのです。妊孕力といった人間が本来持っている力を引き出すことも漢方薬が得意な部分という事です。自力でやるよりも漢方を使う事によって明らかな効率化がはかれるということに最大のメリットがあるのです。

不妊に良い食べ物とは、「スーパーで一番安いものを買う」

妊娠しやすいカラダ作りの基本は何かと問われれば、まずは何を食べて何を食べないかという事が基本です。人間の体を維持するには食べ物が必要です。その体からつくられる卵子や精子も同じです。不妊治療を考えるのであればなおさら、初めにとりかかるのは食事の見直しでしょう。

大豆を食べれば不妊にいいのか?
大豆を食べれば不妊にいいのか?

 

「スーパーで一番安いもの」が不妊によい【気】のある食べ物

不妊に効果のある食べ物として、様々な食べ物が「子宝食材」として取り上げられていますがお勧めしているのはスーパーで一番安い食べ物という事です。つまり「旬」のものという事です。

コンビニや冷凍食品やファーストフードやお菓子などはカロリーは多いが栄養素に偏りがあり添加物が非常に多いのです。次世代の命を繋ぐカラダをつくる食材としては向かない命が宿っていない力のない食べ物です。

食べるなら栄養素が多い(おまけに美味しい)旬の食材を選んで食べるようにご提案しております。栄養素が多く力のある=旬のものは漢方用語で【気(エネルギー)】のある食べ物という言い方をします。

 

旬の食べ物には栄養素も多く体調を整える力がたっぷり

旬の食べ物を意識することは、その時の季節に合った体調を維持し整えてくれるという事です。季節関係なく○○の成分がいいからといって同じ食材をとることは、旬を外していることで栄養素も少なくなるばかりか季節に合ったカラダ作りのコンディショニングができません。(例:冬に夏野菜を食べることで体を冷やすなど)

  • 春が旬の食べ物は解毒作用の力がある
  • 夏が旬の食べ物は熱気から守ってくれる力がある
  • 秋が旬の食べ物は免疫を強くする力がある
  • 冬が旬の食べ物は体を温める力がある

このように漢方では考えます。

春の食べ物はは冬に溜まった老廃物を出す作用があるとされる解毒作用夏の食べ物は体内の余分な熱をとってくれ熱気から守ってくれる力があります。

秋の食べ物は乾燥や冷気から身を守ってくれる免疫をあげてくれる力で、冬の食べ物はもちろん冬の寒さから守るために体を温めてくれるといった食性があると言われています。

 

不妊を克服する食生活の改善に食べ物の旬を取り入れよう!

旬を意識しなくなってしまった現代だからこそ、しっかり意識していきましょう。

参考に旬と食材の例を挙げておきます。

たけのこ・春キャベツ・春タマネギ・山菜類・たんぽぽ・アスパラガス

梅雨

シソ・山椒・ラッキョウ・ワカメ・小魚

キュウリ・トマト・冬瓜・オクラ

根菜類・キノコ類・銀杏・ナシ

白菜・ゴボウ・春菊・ホウレンソウ・人参・みかん
ぜひ旬を意識して参考にしてくださいね。

 

旬を意識した上で「妊娠体質づくり」に必要な栄養素は鉄・亜鉛・カルシウムのミネラル3種

日本人女性が妊娠しやすいカラダをつくっていくに際して、本当に足りてない栄養素があります。それはミネラルという非常に微量だけど絶対必要な栄養成分です。妊娠を考える際この栄養素は日本人女性には慢性的に足りてない方も多くいらっしゃるのが現状です。

特に以下の3つは意識しましょう。

  • 亜鉛
  • カルシウム

普段の食事としてはやはり旬を意識するという事が基本ですが、現在不妊でお悩みの方は上記のミネラルを意識しましょう。

女性は生理での出血により鉄が失われやすいので、男性よりも鉄のを多くとる必要があります。鉄が不足すると黄体ホルモンの機能が低下することがわかっており(赤ちゃんのベットである子宮内膜をつくるホルモンです)着床にトラブルが出てきます。

 

亜鉛

不妊に関して有名なミネラルの亜鉛。タンパク質の合成や細胞分裂に必須のミネラルで、卵子や精子、胎児の成長に不可欠なミネラルです。生殖能力に必須のミネラルと言えるでしょう。

カルシウム

カルシウムは日本人の不足ミネラルとして有名ですが、細胞の分裂や分化に関わり受精能力にかかわってくる非常に重要なミネラルです。精神的なバランスにも関与しています。

基本となる食事をした上でも、ミネラルはもともと吸収しにくい上食材に入っている量も微量なので妊娠しやすいカラダに変えていくようにするためには、質の良いサプリメント健康食品を利用するのが効率的でしょう。

ただ粗悪なものを摂らないように専門家の意見を参考にして選びましょう。

 

まとめ

まず基本として命を育む体になるためには、命のある食べ物を摂ることが大前提です。その上で短期間で効率よく妊娠しやすいカラダを目指すには、質の良いサプリメントや健康食品を利用するといいでしょう。

日本人にとっては頑張ってバランスよく食べてても、なかなか必要摂取量に満たないミネラル(鉄・亜鉛・カルシウム)が特に重要です。細胞分裂や代謝、生殖に必須のミネラルです。不妊で貧血傾向がある方や、コンビニや買ってきた弁当や冷凍食品、外食が多い人はうまく利用しましょう。

食事を見直す事はママになるための準備でもある

「妊娠したら」「出産したら」今までの生活を変えます、というのでは遅いという事を意識しておきましょう。生まれる前から子育てが始まっているという意識が必要です。十月十日はママのお腹の中で育てるのです。妊娠してからでは遅すぎるのです。生まれた子供に食べてほしい命ある食べ物を、妊娠前からしっかりママも食べて体を作っていきましょう。短期間の効率アップや多忙な方はサプリメントや健康食品を利用しましょう。ただ自分に必要なもので質のいいものを専門家に選んでもらいましょう。大事な事ですよ。

漢方相談ができる、練馬漢方堂です

当店は漢方専門の相談できるくすり屋です。ただほとんどの方が今までくすり屋でのカウンセリングを受けて漢方を購入した経験がある人は少ないと思います。

ですので「実際どういう事をするのか?」「カウンセリングはどんな流れですすんでいくのか?」がよくわからないので不安というお声も聞くことがあります。ここでは漢方相談の考え方と流れをご説明しておきます。

しっかり一度相談してみましょう
しっかり一度相談してみましょう

 

漢方相談の流れ

  1. カウンセリング
  2. 漢方説明

簡単に説明するとこの流れになります。ただこの「カウンセリング」という事をあまりやったことがないので順に説明していきます。

カウンセリング

当店の漢方のカウンセリングは問診舌診をメインにして進んでいきます。問診にて色んな体調や体の状況をお伺いしどんな体質の方かという事をつきとめていきます。

場合によっては悩んでいるのと全く関係ないと思われるような質問もあるかもしれません。西洋医学とは違って体質によって選ぶ漢方薬が違うのです(例えばもともと冷え性の人と暑がりの人が風邪をひいた場合では選ぶ漢方薬が違う)。

さらに西洋医学的な病名が同じでも症状が違えば選ぶ漢方薬がちがいます(例えば風邪でも、寒気からはじまる風邪と熱やのど痛からはじまる風邪もあるということです)、体質や症状に合わせた漢方を選ぶためにカウンセリングには30~60分はいただいております。

漢方説明

カウンセリングによって得た情報から体質を考えて漢方薬を選択します。それをご説明していきます。実際に「どういう役割や効果を狙ってこの漢方薬を飲んでいるのか、なぜこの組み合わせなのか」知って飲む事も重要です。

ここまでお聞きになられてから、購入するかどうかをご検討いただければと思います。

 

当店でのアトピーやダイエット、不妊の相談以外の相談で多いランキング10位

当店での特に多い相談はアトピーやダイエットや不妊になるのですが、それ以外でも多いご相談をランキングでまとめてみました。

  1. 頭痛・めまい
  2. PMS・生理不順・生理痛
  3. うつ
  4. がん
  5. 不眠
  6. 認知症
  7. 更年期
  8. 貧血
  9. 甲状腺疾患
  10. 敏感肌・にきび

不妊相談においても、実際には生理不順や生理痛や排卵痛などを合わせて相談されるケースも多くあります。他にも男性の精力のお悩み脱毛喘息リウマチなんかもよく相談としては多く受けます。

あなたのお困りの相談はありましたか?

 

西洋医学と東洋医学は得意分野が違う

病院の治療(西洋医学)はもともとは緊急の状態の救命に優れており薬や手術の素晴らしい技術進歩は目の見張るものがありますが、言い換えると薬や手術で自覚症状をとったりすることは本当の意味で【治っている】とは言えないという事です。

なぜ調子がわるくなったかという部分の解決がなされないと、いつまでも薬を飲み続けないといけなかったり再発の可能性を常に抱えたままということになるのです。

つまり症状を抑える対症療法ではなく漢方相談では困ってる症状を招いてる原因を良くすることを考えれるのが最大のメリットでしょう。

 

予防医学としての漢方

西洋医学で苦手な部分がもう一つあり、それが予防です。何か起こってからでないと手が打てない西洋医学に対して、まだ起こってない段階から体質に合った漢方でアレコレ手を打つことができ、病気にならないようにするという事が漢方は得意です。

漢方の考え方で「そもそも病気にならないようにする」ということに最大の力を注いできたという歴史の流れがあります。言い換えれば何千年も前からアンチエイジングを考え若々しく健康にいるという事を考え抜いた学問でもあると言えるでしょう。

 

ちなみによく質問される漢方の味について

漢方相談をしているときに良くある質問の中に「漢方の味」について質問を受けることがあります。

確かに人によっては味が苦手で飲むことが苦痛という方もいらっしゃいますが、最近では錠剤やカプセルのもの開発されており味のトラブルを避ける提案もできます。

また本当に体に合っているものであれば、あまり不味いと感じないということも良く漢方の世界では言われることです。味についても気軽にご相談できますのでご安心くださいね。

 

まとめ

基本的に当店に相談に来られる方の共通点があります。「病院に行っているが満足いかない、もしくは良くならない」といった方が主に来られます。

アトピーをはじめとするアレルギー疾患、ダイエット、不妊はもちろん上記に書いてある病気や症状は病院の治療でうまくいかないケースも多くあります。ダイエットなどは病院の治療の範疇外ですし、慢性疾患の場合は多くの場合症状を抑えたりコントロールする薬を出されている場合がほとんどです。

西洋医学と東洋医学のいいところをそれぞれうまく利用していけばいいと思います。

ぜひ病院でうまくいかない方やお悩みを持たれている方は、お1人で悩まず漢方をご検討ください。

まずは漢方相談を一度受けてみられることをお勧めいたします。

漢方は効果が強い弱いではなく体質に合うかどうかがすべて

漢方薬は効果が強い弱いというのはありません。体質と症状に合っているかどうかが全てです。体質や症状に合っていなければどんな漢方薬も効果がでません。つまりカウンセリングを受けてしっかり漢方薬を選ぶ漢方相談が必要だという事を知っておきましょう。ここが重要なポイントですよ。

不妊相談で病院へ行く3つのタイミング

当店に不妊相談に来られていて検査もしくは不妊治療について病院にいくタイミングはいつがいいのかというご質問があります。病院について行くタイミングを書いておきますので参考にしてください。

タイミングを見逃さないで!
タイミングを見逃さないで!

タイミングを見逃さないで!

病院に行くタイミングはココ!

  • 避妊しないで夫婦生活をしているのにもかかわらず2年以上経過している
  • タイミングを合わせているのに1年以上妊娠しない
  • 35歳以上である

①避妊しないで夫婦生活をしているのにもかかわらず2年以上経過している

排卵日に関係なく週に2~3回夫婦生活を行っている夫婦は一年以内の妊娠率は80%になると言われています。 タイミングなどが合わなかったと考えても2年経過して妊娠しない場合は病院を検討しましょう。

②タイミングを合わせているのに1年以上妊娠しない

20代前半では排卵にタイミングを合わせると一回の妊娠率が25%、20代後半は15-20%、30代前半は10%と言われております。つまりタイミングを合わせているとしたら、1年以内で妊娠するのがほとんどと考えてもいいかと思います。

③35歳以上である

あとは年齢的に女性が妊娠力が低下すると言われている35歳を越えているなら、最初から検査を受けておくことお勧めしておきます。

重要なのは女性の年齢が上がることで妊娠率が大きく低下する事です。年齢の問題が不妊に大きく関わる要因だとすれば、妊娠率が下がり始めるとされる35歳以上であれば初めから病院で不妊検査は受けた方がいいでしょう。時間が経って年齢が進んでから不妊原因がわかる事を防ぐためです。

このタイミングで病院に行くという時に非常に重要な事が2つあります。

  1. かならず不妊専門クリニックにいくこと
  2. 不妊検査だけでもまず受ける事

不妊専門クリニックでの不妊検査を受けることが重要です。不妊治療を考えなくてもまずは検査を受けましょう。子宮卵管造影検査など不妊専門クリニックでないと受けれない場合がある不妊検査があるためです。

過去ブログも参考にしてください

徳島の不妊専門クリニック⇒徳島の不妊専門クリニックはココ

まずは不妊検査を受けよう⇒まずは子宮卵管造影検査を受けよう

年齢が進んで不妊につながる病気や器質的な状態(卵管の閉塞など)が見つかることを避けるために、検査を受けない理由はありません。早い段階で見つけておくにこしたことはないのですから。

 

不妊相談に行くときの必要な準備

準備としてはできる事なら基礎体温表をつけておいて持っていく事をお勧めいたします。

ドクターも今までのあなたのホルモンバランスを理解しやすいので初回から話がしやすいと思われます。ただ基礎体温表はつけてなければなくてもかまいません。あとは夫婦で不妊相談に来れるよう夫婦でしっかり話し合いをしておきましょう。

 

まとめ

多忙さやなんとなく病院に壁を感じて行くタイミングを逃してしまう事は、「いつかほしい」赤ちゃんにとってリスクになりえることを知っておきましょう。子供が欲しいと思っている夫婦は当然夫婦ともに検査を受けて、将来の夫婦の赤ちゃんについて話し合いましょう。

当店では病院に行くタイミングもアドバイスしています

当店での妊娠しやすいカラダ作りをご提案しているお客様には、病院へ行くタイミングもご提案することがあります。もちろん病院での不妊治療を希望していなくても、不妊検査はお勧めしているのです。不妊検査において病院での治療が必要な場合なども見つかることがあります。特に卵管の閉塞や男性不妊(無精子症など)に関しては現代医療を使う必要があります。妊娠しやすいカラダをつくると同時に、現代の医療もうまく使えればいいですね。当店での不妊相談の際にも、なんでも聞いてくださいね。 過去ブログも参考にしてください⇒検査でまず最初に見つけておくべき男性不妊の有無

二人目不妊で不妊治療をおこなった時のご相談例

当店に寄せられる相談でも、二人目不妊で悩んでおられる方が常にいらっしゃいます。そして二人目に関して不妊治療にチャレンジしている方も多くなってきています。第一子がもういるので、自然妊娠以外はあまり考えていないという方もいる一方で、二人目を不妊治療で望まれる方も多いです。

よくあるケースでは一人目を不妊治療で授かり、二人目も欲しいのでまた、不妊治療を考える方が確かに多いのですが、一人目は自然妊娠で妊娠したが、二人目がなかなか妊娠しないということで不妊治療を考えている方も多くいらっしゃいます。

二人目不妊の原因や増加理由を当店のご相談例も交えて説明します。

二人目を不妊治療で考えることも珍しくない!?
二人目を不妊治療で考えることも珍しくない!?

当店の二人目不妊で不妊治療をしたケース

当店に来られていたA様のケースをご紹介します。当店に来られた年齢が37歳で「二人目を不妊治療で病院にいこうと考えているが、年齢のこともありカラダづくりをしてから不妊治療にのぞみたい」といった内容でした。

実際に3年前に第一子を体外受精で授かっており、その時に凍結した受精卵が病院にまだ3つ保存している状況でした。

一人目も妊娠しにくかった事や、当然ながら第一子よりも年齢が上がっていることを気にされていました。A様は元来冷え性で産後から生理痛はなくなったが生理周期が乱れるようになり経血が少なくなったこともあり、漢方によるカラダ作りを提案し8か月後の2回目の移植で無事妊娠いたしました。

 

二人目不妊が増える理由は年齢以外にも夫婦関係の変化や多忙さによるものも大きい

日本人の全体的な初産年齢が上がっていることも含めて、第一子よりも以下の理由が二人目不妊の増加原因と考えられています。

  • 年齢が上がる事
  • ストレスや肉体の老化
  • 生活習慣病などの病気
  • セックス回数の減少

年齢が上がる事

一度妊娠出産できているといった安心感はある一方で、あたりまえの事ですが第一子よりも年齢が上がり卵巣や精巣の力の低下が落ちる事。また流産率が上がる事もわかっています。

ストレス

女性側としては第一子の育児や家事、仕事との両立に非常に精神的、肉体的なストレスがかかり、男性側も年齢が上がり仕事での責任ある立場になっており場合も多くストレス度数が上がる傾向にある事。

生活習慣病や婦人科疾患などの病気

年齢とともに女性側では婦人科疾患(子宮筋腫、子宮腺筋症、卵巣嚢腫etc)が増加することや、特に男性側においては(もちろん女性もですが)肥満をはじめ高血圧や糖尿病、高脂血などの生活習慣病のリスクが高まり精子の妊娠力が落ちる事も関係しています。

>過去ブログも参考にしてください⇒女性の不妊原因まとめ

セックス回数の減少

第一子の妊娠出産を経て性欲に変化が出る方も多く、育児家事仕事に追われセックスレスになってしまうという事が本当に多くなってきているようです。明らかに一人目よりも二人目をのぞんでいる夫婦のセックス回数は減少傾向にあるようです。

器質的な事は出産後でも生じるのでまずは不妊検査を受けることも非常に大事です。そもそも不妊で、第一子がたまたまできたといったケースもあるので夫婦で検査を受けましょう。

 

二人目不妊ならではの悩みもある

人によりますが、一人目の不妊とは別の意味で周りの目を気にして悩んでしまう事があります。「一人目で悩んでいる友人には二人目で悩んでいるとは言えない」「二人目不妊という悩みが贅沢だ」など言われたり考えたりすることも多いようです。

悩みを理解してもらいにくいといった悩みといえると思います。

ハッキリ言うと周囲の考えはコントロールできません。「周りの理解に沿うために子供が欲しいわけではない!」と夫婦でしっかり前を向いて二人目のためのカラダづくりや不妊治療を考えてほしいと思います。

 

まとめ

やはり第一子の時と比べて年齢も上がり夫婦とも「疲れている」ことが多いと実際カウンセリングをしていて思う事も多いです。第一子を授かった時と比べて自分たちがどのように変わったかしっかり夫婦で話し合う事も大事です。

年齢を重ねたり子供ができたりで肉体的に精神的に夫婦関係も含めて変化があることが当たり前といえるかもしれません。

妊娠に向かない変化冷え疲れストレスメタボセックスレスetc)がある場合は特に、自然妊娠にせよ不妊治療を考えるにせよ賢く最短距離を二人目の妊娠のために進んでいけるよう改善していきましょう。

多忙な人ほど「効率」を重視するためにカラダ作りを考えましょう!

二人目を希望するご相談を受けてて感じるのは「みなさん自由に使える時間がない」ということです。育児に家事に仕事にと日々の疲れやストレスを感じていることも多いのです。その中で自然妊娠や不妊治療を考えるときに最短距離をまっすぐ進んで妊娠出産につなげれるような「効率化」を図るための妊娠しやすいカラダ作りを提案しています。

未妊(みにん)という言葉の意味は?

未妊という言葉はご存知でしょうか?この言葉が世に出て10年ぐらいになるのではないでしょうか。不妊でなく未妊。

私は漢方を専門として不妊相談をさせていただいていますが、この未妊という言葉を知った時に、まさにご相談にのらせていただいているお客様の状態を表していると感じたのを覚えております。

妊娠する準備を整えよう!
妊娠する準備を整えよう!

 

不妊と未妊は違います。未妊とは?

不妊症妊娠できない事ですが、未妊ただ単にまだ妊娠していないということを指します。このような言葉が生まれた背景として「妊娠できる状態でないから妊娠に至ってないだけで、不妊ではない・・・」そういう方が本当に多くなってきているという事でもあると思います。

原因不明不妊も含めてさまざまな卵管や卵巣、卵子、精子の機能低下にまつわるものが多いです。アレルギーが関わっている不妊も増加してきています。

まさに不妊ではなく妊娠できる準備が整っていないだけかもしれません。未妊という事ですね。 現在では本能とも呼べる妊娠出産の機能を狂わせてしまうような生活習慣や食習慣が、当たり前のようになってきてしまっているということだと考えています。

 

最初に未妊という言葉が世に出たのは河合蘭さんの著書

最初はジャーナリストの河合蘭さん著の【未妊ー「産む」と決められない】で、子供が欲しいのに一歩踏み出せないままとどまっている状態で自分で産もうと決めれないという女性たちのことを「未妊」と名づけています。

この著書では現代女性は子供は欲しいけれど自分の時間がとられることに強い抵抗感があることや、不妊症の不安がとても強いことが特に印象的なレポート集となっています。

河合蘭著 未妊ー「産む」と決められない⇒http://booklog.jp/item/1/4140881798

最近よく言われている未妊は、名付け親の河合さんの意味とは違ってきています。繰り返しになりますが現在よく使われる未妊とは「自分で産むという事を決められない」という意味ではなく、妊娠にまだ至っていないだけで準備中という意味です。

 

未妊の場合の対処は「妊娠しやすいカラダ作り」

妊娠できる状態にするため「準備」を整えていく事に尽きます。例えば当店では漢方を使って妊娠しやすいカラダ作りをご提案しています。

調子を崩している症状がある場合、例えば生理不順生理痛PMSなどから冷えや貧血、ストレスに至るまで漢方での治療対象になります。

調子を崩している症状がなくとも妊娠しやすくしていくために、卵巣や卵子や質を上げていく事を効率よくするために漢方や漢方の知識をもとにアドバイスしていきます。

 

まとめ

未妊という言葉で非常に心が軽くなったといった事もよく聞きます。準備が整っていないだけで準備が整えば妊娠するという事です。妊娠は女性の本能です。

不妊治療よりももっと先にやることとして基本的な部分の妊娠しやすいカラダ作りの意識を持つことが大事です。未妊の時間をうまく使って赤ちゃんを授かる準備を整えてきましょう。

妊娠に関して意識改革が進んだこの10年

結婚適齢期という言葉がなくって、色んな価値観や生き方が出てきていますが、妊娠の適齢期は生物である人間には決まってるという事ですね。晩婚化が進む中、妊娠適齢期を過ぎて子供を持ちたいと思った時に妊娠するための準備は必要という意識を現代人はもっておくという事が高齢妊娠出産を望む方に必要なことといえると思います。未妊という言葉もそういう時代背景から生まれた大事な言葉ですね。 こちらの過去ブログも参考にしてください。 未妊の時間をうまく過ごすことによって卵巣や精巣の能力は上げられます⇒高齢不妊でも妊娠できる人の2つの特徴

妊活中はゴールデンウィークの過ごし方で「幸せホルモン」大幅アップ

最近は共働きで多忙の上、不妊治療での長時間の拘束など様々なストレスにさらされている夫婦も多いです。ゴールデンウィークなどの長期連休では、妊活中の夫婦ではぜひ楽しい体験や非日常を楽しんで息抜きと共に夫婦の絆を確かめ高める時間にしたいものです。

不妊治療中の方は特にストレス管理のために大事な時間にしたいですね。このゴールデンウィークの過ごし方で妊活中や不妊治療中における夫婦の絆やストレス管理について非常に重要な「幸せホルモン」についても、大幅にアップできるという側面があります。

妊活中・不妊治療中の夫婦にお勧めするゴールデンウィークの過ごし方

大自然の中で確かめ合う夫婦の愛
大自然の中で確かめ合う夫婦の愛
  • キャンプなど自然を楽しむ
  • スポーツや体を動かすことを始める
  • 温泉
  • 子宝神社・パワースポットめぐり

キャンプなど自然を楽しむという過ごし方

夫婦で自然の中で過ごすということは、興味がある方はぜひやってみてほしいと思います。メディアをシャットアウトでき二人で生活をすれば気持ちも安らぎ、想像以上にストレスをとってくれます。パパママになったときにもキャンプは子供に喜ばれますしね。

徳島のお勧めのキャンプ場⇒http://outdoor.ymnext.com/camp-639.html

スポーツや体を動かすことを始める過ごし方

ウォーキングジョギングなど二人だけで始められるものもありますが、お勧めはピラティスヨガなどまずはトレーナーがついて教えてくれるものに参加してみるのもいいと思います。トレーナーがいる方が続きやすいしヨガのリラクゼーション効果やピラティスの体の歪みを正してくれることは、直接妊活に繋がりますし日々の疲れをとってくれます。健康で素敵なパパママになっておきましょう。

温泉で癒される過ごし方

ゴールデンウィーク中に行くとなると、コストがかかってしまいますが贅沢な時間を過ごす事ができます。子供ができてしまうと二人の贅沢な時間はとれないかもしれません(子供中心になることが多いでしょうから)。今のうちに二人の贅沢な時間を楽しみましょう。

徳島のお勧め温泉⇒http://www.yukoyuko.net/onsen/area09/pre36

子宝神社・パワースポットめぐる過ごし方

子宝神社やさまざまなパワースポットをめぐったり、徳島であればゴールデンウィークに四国八十八か所をめぐるのを夫婦でスタートしたりなど夫婦ではじめれる体験をして過ごしてみるのはいかがでしょう。個人的な意見ですが仏閣などは特に疲れストレスがとれやすい場所だと思います(パワースポットと呼ばれる場所はそう感じれる所が多いですね)
子宝神社紹介⇒http://子宝神社.net/

四国八十八ヶ所公式ホームページ⇒http://www.88shikokuhenro.jp/

 

濃密な二人の時間は幸せホルモン「オキシトシン」が増加

妊活中ではより夫婦としての力を高める時間として、またパパやママになるための精神的肉体的に準備する期間として考えておきた方がいいとよく言われます。その家族として成り立つために最重要なホルモンが幸せホルモンと呼ばれる「オキシトシン」です。
愛情ホルモンとも呼ばれ、セックスやスキンシップ、濃密なコミュニケーションなどにより分泌量が増加することがわかっています。
子育てにも非常に重要なホルモンと言われています。日々夫婦ともに多忙な毎日を過ごされている方にとって長期連休であるのゴールデンウィークの過ごし方としては「オキシトシン」を意識するのは重要です。

オキシトシンが増えると精神安定・絆を深める・疲労回復・幸福感などの効果があります。家族への愛や絆はオキシトシンによって作られるといっても過言ではありません。

家族の最小単位は夫婦です。ゴールデンウィークなどの長期連休は目の前のパートナーとのスキンシップやコミュニケーションを見直したり、深める時間にしましょう。

 

まとめ

現在の日本人は「オキシトシン」が不足していると言われております。妊活中の方もお仕事や家事、不妊治療など日々のやらないといけないことに追われている方も多いのではないでしょうか。あらゆるストレスや疲労に対抗する最大の武器が二人の「愛」という事です。
愛を感じて二人の絆を深め、ストレスと疲れをとり幸福感を与えてくれる「オキシトシン」は子供を望む夫婦にとって必須と言えます。妊娠する準備を整えるという事はオキシトシンが増えるような夫婦関係を作るという事でもあります。そんなゴールデンウィークの過ごし方をしてほしいと思います。これも立派な妊活となります。

日本では夫婦で質の良い休日を過ごしている方が少ない

欧米では夫婦や家族のために休日を使ったり、どこかに出かけたりするのがある種のステイタスにもなっているぐらい当たり前ですが、日本では休日が少ないというような労働環境も手伝って、意外と夫婦になって出かける機会が減ってしまったという話をよく耳にします。不妊治療も重要ですが、自然の流れを考えるとまずは目の前にいるパートナーとの絆や愛情の結晶が子供という事になります。ストレスは大きくホルモンに影響がでます。パートナーの疲労感や幸福感などは自分自身が握っているということを再確認し、ゴールデンウィークをその足がかりに使ってみてはいかがでしょうか。子供を望むうえで一番大事なことかもしれませんね。

不妊治療に漢方薬を合わせると妊娠しやすくなりますか?

不妊治療と並行して、妊娠しやすいカラダ作りをつくるために漢方薬は適しています。漢方薬と馴染みがない方もなるべくわかりやく、簡単ですが紹介していきたいと思います。

漢方を不妊治療や妊活に取り入れよう!
漢方を不妊治療や妊活に取り入れよう!

 

妊娠するという【本能】を引き出す漢方薬

女性にとって妊娠するということは、体に備わった「本能」とも呼べるものです。ただ、現在はさまざまなことでその本能が発揮できない状況に追い込まれていることが多いのです。

妊娠という本能を乱してしまう3つの要因

  • 加齢
  • 冷え
  • ストレス

50年前の日本人と比べても明らかに晩婚化も手伝って、妊娠したいと思った時期に上記の項目の3つ、加齢・冷え・ストレスの負担が増えているのが現状ではないでしょうか。

それが基本的に体に備わっている妊娠するという本能の力も落としていっています。加齢・冷え・ストレスのそれぞれ漢方薬で対応できる事があるのでご紹介いたします。

 

加齢

漢方はそもそも何千年も前から究極のアンチエイジングを考えてきた学問です。何か病気になってから対処する西洋医学とは逆の発想で、そもそも病気にならないようにより元気に年齢を重ねていけるように考え抜かれた学問です。

ですので年齢による体の機能はもちろん卵巣の衰えを防ぐような考え方や漢方薬に数多くあります。

不妊症に良く使われる加齢に対する漢方薬
鹿茸大補湯(ろうじょうだいほとう)
http://k-suisinkai.jp/recommend/4987045196454/index.html/

漢方では植物の葉や根だけでなく、気血精(きけつせい)を補う力を漢方薬で出そうとするときには【動物生薬】を使用します。この場合は鹿の角である鹿茸(ろくじょう)を使用している漢方薬です。体を温めて造血する力が強く冷えを良くし卵巣を元気にする事が期待できます。

冷え

漢方では寒熱(かんねつ)の考え方が中心にあり、冷えを機能低下の指標として非常に重要視しています。西洋医学において冷えは対処の方法は少ないのです(そもそも西洋医学には冷えを治そうという考え方はありません)。

冷えはホルモンバランスを崩し老化をはやめます。温活(おんかつ)という言葉もあるように漢方では温めることにより、ホルモンのバランスを良くすることができます。
不妊症に良く使われる冷えに対する漢方薬
芎帰調血第一加減(きゅうきちょうけつだいいちかげん)
http://www.kotaro.co.jp/kampo/explain/kyukichoketsuin-exp.html/

温めながら血液の流れをよくしていく漢方薬です。特にストレスの関与もある冷えや血行不良によく使用します。生理痛や排卵痛も使用目標になります。

ストレス

体と心を表裏一体として同時に考えて漢方をご提案することがほとんどです。ストレスは気の流れを止め、自律神経やホルモンバランスを乱し、免疫力も低下するなどして妊娠するという本能を妨げる大きな理由となります。

漢方は気の流れを良くするという理気剤という種類の漢方薬を使用することによりストレスによる体のダメージから体を守ります。
不妊症に良く使われるストレスに対する漢方薬
加味逍遥散(かみしょうようさん)

http://www.jps-pharm.com/product/item/4987438060768.html/

気を巡らす漢方薬の代表処方です。基本的には生理前のイライラやストレスから体調を崩す方にはよく使用します。血流を良くする漢方薬との併用でよりストレスによるダメージを減らして心身のバランスを整えていきます。

 

漢方薬を合わせて不妊治療の成功率を上げる

以上のように西洋医学では対処しきれないようなことも東洋医学の知恵である漢方を組み合わせることによって、不妊治療(西洋医学)の不足を補うといった事が出来ます。痒いところに手が届くといったイメージでしょうか。

病院で困るのはやはり「質」の問題です。卵子や精子、子宮内膜など自身の能力以上のものはできません。冷えていれば冷えている卵子が、ストレスを感じていればストレスの影響を受けた精子が、高齢であれば高齢な卵子や精子ができるものです。

それに関して対処でき「質」を変えることができるのが漢方薬の良い所ですね。

 

まとめ

不妊治療に漢方薬は体質を選んで選べば、妊娠はもちろん妊娠中や出産、産後までフォローできるカラダ作りを応援できます。

実際には不妊ではなく未妊(みにん)と呼ばれる状態の方が日々のカウンセリングにおいて多く見受けられます。未妊とは「妊娠できる状態ではない」という意味です。

加齢やストレスや冷えによって妊娠できる状態にないので、妊娠するという本能がきちんと働かないといった感じでしょうか。妊娠できるような状態をつくることが、自然妊娠はもちろん不妊治療を行った場合でもその成功率は高まるでしょう。

漢方薬を服用する場合はカウンセリングを受けてくださいね

漢方薬を服用する時には、ぜひカウンセリングを受けてからにしましょう。例えば「冷え」という状態に対して漢方を考えるにしても、ストレスから冷えている場合や体を温める力が弱っている場合など様々な状況が考えられます。もともとの体質や生活スタイルと合わせて漢方薬の構成を考えて提案する必要があり、体質を考えたものでない場合服用しても効果的ではありません。不妊治療中の方も、自然妊娠を狙う方もぜひカウンセリングを受けて提案を聞いてみてくださいね。

タバコを吸っていると不妊になりますか?

タバコを吸っていると不妊になるというよりも、確実に不妊に近づくことになります。百害あって一利なしの言葉通りのタバコ。夫婦はどちらかでもタバコを吸うと妊娠率が半分になったり、流産率が2倍になったりと想像以上に妊娠や出産には害となります。

胎児の健康を考えると妊娠してから禁煙するでは遅すぎるという事をしっかり知っておきましょう。現在タバコを禁煙するだけで「妊活」になると言えるでしょう。

精子や卵子はタバコでどんどん老化する
精子や卵子はタバコでどんどん老化する

 

タバコは不妊の原因になる!

タバコには4000種類の化学物質があり200種類は有毒30種類は発がん性物質であることがわかっています。

女性の場合は

  • ・卵胞ホルモンや黄体ホルモンの分泌が減り流産率増加
  • ・卵子の老化を早める
  • ・卵巣機能が低下する可能性が高く閉経の時期も早くなる
  • ・着床障害
  • ・体外受精の受精率が低下

男性の場合は

  • ・造精機能が低下し精子数が少なる(20%減少)
  • ・精子運動能力の低下
  • ・精子の奇形率の上昇
  • ・先天奇形の危険性上昇

卵子や精子の質が叫ばれて久しい今、まず一番に考えないといけないことは禁煙かもしれません。

不妊治療を受けながらの喫煙は「せっかくの不妊治療がもったいない」と言わざるを得ないという事と共に、非常に胎児毒性リスクも高く男性が吸っている場合も流産のリスクが高いためパートナーを悲しませる可能性も高いというわけです。

 

夫婦どちらかがタバコを吸うと妊娠率が半分になる

ちょっとショッキングなほどの確率になってしまうということです。これはタイミングでも人工授精でも体外受精でも関係ありません。

全てにおいて妊娠率が半分になるのです。(http://www.reposaka.jp/の松林秀彦先生の講演より)

松林先生は「禁煙はお金のかからない治療」とまでおっしゃっています。

 

妊娠しても流産率が2倍に、妊娠合併症もリスクが大

流産率は2倍
子宮外妊娠2倍
早産時期の前期破水が1.6倍
絨毛膜羊膜炎が1.6倍
常位胎盤早期剥離1.37倍
全治胎盤3倍

ちょっとここまでくると百害あって一利なしという言葉がまさにそうだったと気づきます。とくに高齢出産だと不妊の問題に次いで流産のリスクが高いという事が問題となります(35歳で約20%、40歳で約40%、42歳で約50%が流産)

タバコが流産率をさらに倍にするという事を考えると理論上40歳以上ではほぼ無事出産できるという可能性がなくなるということになります。

血流が悪くなり子宮や卵巣に新鮮な栄養や酸素が届かなくなるので、このような可能性が高くなるのは想像できます。

 

「妊娠したら禁煙する」では遅すぎる

タバコを吸っている方の精子や卵子はタバコの影響を受けています。妊娠が分かってからでは遅すぎるのです。禁煙は愛です。

もし、子供に先天的な奇形や病気を引き起こしたとしたら、責任なんかとれませんよね。生まれる前から子育ては始まっています。

 

それでもタバコ止められない方は「2倍良いことをする」

どうしてもタバコを止められない、もしくはパートナーが禁煙に協力的ではないなどの場面では「タバコは吸っているが、タバコの害を軽減するために抗酸化のサプリ」をとっていただくことをお勧めします。

酸化物質のカタマリがタバコなので、それに対抗するための特に不妊期間中は強力な抗酸化が必要です。

お勧めの抗酸化サプリ
松節の抗酸化力⇒http://www.tanpopostore.jp/foods/s/kousanka.html
アグリコン型イソフラボン⇒http://bit.ly/1EEhm6A
タバコを吸ってない事にはなりませんが、何もしないよりははるかにマシです。悪い事をする代わりに、倍良いことをするという感覚が必要です。

 

まとめ

タバコを吸いながら元気な子供を授かった方もいらっしゃるでしょう。ただ子供を望んでいる方や不妊治療中の方においては「できたらやめた方がいいというレベルではないリスクがある」という事を知っておきましょう。

タバコを止めるストレスなどは比べられないほど些細なことです。なにより禁煙することができるなら当然健康的になることなので、ぜひ禁煙に取り組みましょう。健康的なパパママの準備をしましょう。

「奥さんやわが子のために」禁煙スタートしませんか

カウンセリングしている中で、よくご主人が禁煙してくれないといった奥様の声を聞きます。もしくは仕事を頑張っているからタバコぐらいは認めてあげたいという奥様もいます。ハッキリ言いますがタバコはできたら止めたらいいものなどではなく、さまざまなデータを見てしまうと不妊期間や不妊治療中は特に「絶対に止めるべきもの」です。それでも無理ならしっかりタバコの害を軽減できるような取り組みをしましょう。その方がずいぶん前向きですよね。ご相談くださいね。

花粉症とアレルギー性鼻炎の改善は、妊娠力アップとなる

花粉症やアレルギー性鼻炎などアレルギーは日本の国民病とも呼ばれ、最も身近な病気です。およそ3人に1人がなんらかのアレルギーを持っているとされています。

ほんの50年前まではアレルギーは日本において、そんなに問題にならなかったと思われます。ただ現在において爆発的に増えたアレルギーの要因と、妊娠力の低下や不妊についての関係も日々感じております。

花粉症は妊娠力低下の証拠!?
花粉症は妊娠力低下の証拠!?

 

アレルギー性鼻炎の一つである花粉症

アレルギー性鼻炎は、くしゃみ、鼻水、鼻づまりの症状が主な病気です。空気中の鼻炎を起こす抗原となる物質(ハウスダストやダニなど)が刺激となり、それを私たちのカラダが「敵」と認識し体内から追い出そうと症状(くしゃみ、鼻水、鼻づまり)がでます。
主にハウスダストやダニによるものが多いので一年中症状がでるものを私たちはアレルギー性鼻炎と呼んでいます。一方で花粉に敏感に反応する場合は花粉が飛んでいる時期だけなので、季節性があります。ですので、季節性アレルギー性鼻炎という言い方が正しいとは思いますが、「花粉症」と呼ぶことが多く呼び方に混乱があるようです。

 

アレルギーの原因は「冷え」と「糖と油」

食生活の変化、アレルゲンの増加、環境汚染、ストレスなど様々なことが言われています。ただアレルゲン(抗原)があるからアレルギー症状がでるのではなく、反応しない人はアレルギー症状はでません。ということはアレルギーを持っている方は外的要因よりも、アレルゲンに反応しやすい敏感な状態にあることが一番の原因でしょう。
実際にアレルギーになってる人の共通点として日々私が感じていることがあります。それは「冷え」です。冷えている方に圧倒的にアレルギーのお悩みが多いです。あと付け足すならば甘いものや加工食品(コンビニなど)の食事が多いことです。

 

花粉症やアレルギー性鼻炎などのアレルギーがあると妊娠力は低くなる

少し乱暴にいうと発展途上国にはアレルギーや不妊の問題が少なく、先進国といわれる経済発展が進んだ国ではアレルギーや不妊に悩む方が多くなります。アレルギーの増加は不妊症の増加と相関関係にあります。
もっと詳しく言うとアレルギー症状が出るような体内環境だと、不妊になりやすいということだと考えていいでしょう。
アレルギーも不妊にとっても根本的な原因に体質としての「冷え」「食生活」があるからです。

 

妊娠力向上(妊活)はアレルギーも良くなる

特に花粉症の時期に漢方では、【温める】といったタイプの漢方薬をよくおすすめします。飲んだその日から「ずいぶん楽になった」と喜んでいただけます。温めると花粉症が良くなる。。。それぐらい冷えているという事ですね。当然冷えを招いてしまう食生活も気をつけていただきます。
妊活も花粉症やアレルギー性鼻炎と同じ漢方薬を使うわけではないのですが、体を芯から温めていき食生活の改善や工夫をとっていくと花粉症やアレルギー性鼻炎の持ってた人も3~6か月で症状もほぼ改善を実感できます。

 

花粉症・アレルギー性鼻炎の対策術

漢方薬以外での花粉症やアレルギーの日常生活の注意点はコチラです。

  • アレルゲンの除去(外出時のマスクや鼻うがいなど)
  • 冷やす食生活を避ける(ビールやアイスなど)
  • 糖と油を避ける(お菓子やジャンクフード)
  • 睡眠不足を避ける(免疫バランスが崩れやすい)

鼻うがいを実施する場合は、粘膜を強くするためにクマザサエキスでの鼻うがいをご提案しております。アレルゲンである花粉を洗い流すだけでなく、抗炎症、抗菌作用に鼻粘膜の免疫力アップを期待して行いますが、間違ったやり方をすると効果的でありませんので、ぜひお尋ねくださいね。

 

まとめ

花粉症やアレルギー性鼻炎などのアレルギーは、反応しなくてもいいものに反応してしまう免疫異常です。花粉やハウスダストなどの毒性のないものに本来反応しなくても良いのです。最近問題になっている【抗精子抗体】(精子に対する抗体)もアレルギーですね。
不妊の原因として有名な子宮内膜症もアレルギーの関与が疑われています。アレルギーが起きるような体内環境を改善していく事は、妊娠力アップに直結します。

アレルギー抗体値を下げることは流産予防にも有用

アレルギーがあるという事は、さまざまなものに反応しやすい可能性があります。胎児は自分ではないですよね。医学用語では胎児に自分の免疫が働かないように受け入れる【免疫寛容】というシステムが働きます。ただこの免疫システムが盤石でない可能性がアレルギー疾患を持っている方には心配されます。習慣性流産の方は特に免疫バランスを正しアレルギーを良くしましょう。それが流産予防に繋がります。ご相談くださいませ。