不妊治療のストレスから、夫婦喧嘩になった時の対処法

不妊治療のストレスは、共に「自分たち夫婦の子供が欲しい」という願いあう夫婦の関係にも影響を与えて夫婦喧嘩を起こしてしまうケースが多いです。

ただ不妊治療のストレスに夫婦で立ち向かう時には十分な心の準備をしておくことや、話し合っておくこと夫婦喧嘩になりそうなときの対処で、逆に不妊治療のストレスを夫婦の絆や愛に変えていける事を知っておきましょう。

雨降って地固まるをしっかり狙っていく
雨降って地固まるをしっかり狙っていく

 

様々なストレスは夫婦の愛を高める時間だと考えること

不妊治療中は「彼の赤ちゃんを産みたい」「彼女に自分たちの赤ちゃんを産んでほしい」この想いを共有するという愛すべき妻(夫)の存在を何よりも気を使う事を忘れてはいけないと、できるなら不妊治療に入る前に話し合っておくことが大事です。

実は赤ちゃんよりも目の前の妻(夫)のことしか考えなくて良いぐらいでしょう。赤ちゃんは夫婦の愛の結果であるという考えを夫婦で共有しておくことが重要です。

不妊治療のストレスを解消してくれ逆に絆を強めてくれるのは当然夫婦の「愛」でしょう。夫婦はなるものではなく障害があった時に夫婦で乗り越えていくことで夫婦になっていくものだと再確認しておくという事です。

どっちが悪いではなく、「ストレスがかかっている妻(夫)」を助ける気持ちで

よくカウンセリングで「夫が悪い?」「私が悪い?」といった話になることがあります。

そういう気持ちになるのは痛いほどわかりますが(特に不妊治療に通ってストレスにさらされることの多い女性側が)、実は不妊治療を含め不妊の悩みは夫婦で100%になったらよいという考え方をしてみましょう。

夫が20%しか力が出せないのであれば、妻が80%の力を出せば良いだけです。妻が30%なら夫が70%出せばいいだけ。夫婦でこの考え方を浸透させておきましょう。

目の前にいるあなたの大切な人をを救うのは当然あなたしかいません。

ストレスはホルモンバランスを崩し不妊治療の成績を悪くする

子供を授かるための不妊治療が、不妊治療のストレスのせい不妊治療の成績を悪くするという本末転倒なことがよくあります。

ホルモンは脳にある脳下垂体という場所から女性であれば卵巣に、男性であれば精巣に指令を送ることから始まります。そしてストレスが影響するのも脳なのです。

つまりストレスのせいでホルモンバランスが崩れるというのは当然のことなのです。不妊治療を考えるときは常にストレスを意識していく事が大事です。

まとめ

できることなら不妊治療の前に、不妊治療のストレスに対してどのような夫婦の考え方で対抗していくか話し合いがあるといいと思います。

不妊治療についても知識や考え方は夫婦でも違う事が多く、すれ違いが良く起きることなんだという事を夫婦で理解して互いに助け合い夫婦の愛を育てていく意識が大事です。

夫婦で共通の認識を持っておくことが重要です

基本的に不妊治療中の夫婦喧嘩は、不妊治療や子供に関しての夫婦の知識や考え方の差が生んでしまう事が本当に多いものです。夫婦の差を認めつつお互い夫婦としてどういう形を目指していくかを考えておきましょう。それも不妊や不妊治療のストレスをとっていくことに繋がるのでこれも妊活です。ぜひ夫婦でカウンセリングを受けるという事が、不妊または不妊治療中の考え方や夫婦の方向性をまとめていくキッカケとなります。ぜひ当店のカウンセリングをご活用くださいませ。 こちらの記事も参考にしてください、過去ブログより⇒不妊のストレス対処法

不妊相談でよく受ける内容ベスト5

毎日不妊のご相談を受けていて、多い相談内容を順にベスト5としてまとめてみました。あなたのお困りの事も入っているかもしれません。ぜひチェックしてみてくださいね。

まずは電話で聞いてみよう!
まずは電話で聞いてみよう!

 

当店で受ける不妊相談内容ベスト5

  1. 体外受精において質の良い卵子が数取れないことについて
  2. 子宮内膜症や多嚢胞性卵巣症候群など不妊原因の改善
  3. 冷えや生理不順や生理痛を良くして妊娠したい
  4. 原因不明不妊(体外受精したくない、自然妊娠したい)
  5. EDや精子数や精子運動率が低いなどの男性不妊

それぞれ少し補足を加えて説明していきます。

 

1.体外受精において質の良い卵子が数取れないことについて

一番多いのは、やはり高齢における卵子の質の低下を心配して来られる方や、実際に現在体外受精を行っているがうまくいかないという相談が多いです。子宮や卵巣の力の低下を防いで卵子の質の向上や流産を防ぎたいと来られます。

 

2.子宮内膜症や多嚢胞性卵巣症候群など不妊原因の改善

子宮内膜症多嚢胞性卵巣症候群などの不妊原因になる病気を良くしたいというご相談も多いです。不妊原因になるという事では、肥満の方が妊娠しやすくするために減量(ダイエット)したいという相談もあります。

 

3.冷えや生理不順や生理痛を良くして妊娠したい

次いで多いのは、冷えや生理不順や生理痛を良くして妊娠しやすくしたいというご相談です。特に冷えが気になる方が多いです。冷えホルモンバランスにもかかわってくるので妊娠するには重要なことです。

 

4.原因不明不妊(体外受精したくない、自然妊娠したい)

検査の結果は何も問題ないが、なぜか妊娠しないという相談です。実際には不妊治療をしたくないという事を言われることも多いです。実は検査を夫婦で受けても原因が判明するのは50%いわれています。検査では問題なくとも、妊娠しやすいコンディションを整える事が重要になってきます。

 

5.EDや精子数や精子運動率が低いなどの男性不妊

特に最近多くなってきているのが、EDの悩みです。他にも乏精子症や精子無力症など精子の数や運動率に関してのご相談が多いです。最近では男性も検査を受けることが多くなり、相談も増えてきています。

 

電話相談でよく受けるのもやはり「卵子の質」の問題

最近では県外からの電話相談も増えてきています。その相談で一番多いのは、やはり「高齢のため妊娠しにくい」という相談です。高齢のため卵子の質を良くしたい、体外受精をうまくいかせたいといった相談内容が多いです。病院でうまくいかない部分「卵子の質」ということで、ホルモン剤でどうにもできない部分です。

実年齢はどうしようもありませんが、卵巣年齢は個人差が大きいのです。体外受精などを考えている方は、質の良い卵子を作れるような漢方生活習慣食習慣を聞きたいと相談にお電話いただきます。

 

病院で聞いた方がいい、検査しておいたほうがいい男性不妊

実は男性不妊では病院でやれることが限られています。精子数や奇形率や運動率が悪い場合などは漢方などで2~3か月で良くなる方は本当に多いのですが、無精子症などで精管の通過障害など物理的な問題で上手くいかない場合も多いのです。

精巣でつくられない場合であっても、精巣の表面などに精子がいる場合があるのです。日帰りの手術で大丈夫な場合も多く検査をまず受けて、そのような物理的な問題がないか確認し聞いておきましょう。

 

まとめ

高齢を心配している方病院で不妊治療をしている方病院で不妊治療をしようか迷っている方自然妊娠を希望している方冷えや生理不順のお悩みなど多岐にわたります。ただ多くの方が「卵子の質」を気にしている現状を感じています。

妊娠したいが実際に日々何に取り組んだらいいかわからない、どんな食生活をしたほうがいいのか、せっかく体外受精を行う予定なので卵子や精子に良いことをに取り組んで妊娠率をあげたい、などのご要望をいただきます。

迷ったらまずは専門家に相談してみましょう。

カウンセリングを受けると流産率が下がる

カウンセリングを受けるだけで、流産率が下がるという記事が新聞に出ていました。どうやらしっかりしたカウンセリングや悩みを話せる場、それに対しての適切なアドバイスでストレスが軽減し流産率が下がるといった事ではないかと思います。家庭や病院以外で、しっかりとした専門家がいる場所が必要ではないかと思っています。町のくすり屋こそがその役割を果たせると日々研鑽を積んでいこうと思っております。 過去のこちらの記事もご参考ください⇒不妊でストレスがたまります。どう解消したら良いですか?

2人目を不妊治療した芸能人4人

「2人目不妊」という言葉をお聞きになったことはありますか?「初めての子供の時は自然妊娠できたとのに、二人目がなかなかできない。。。」こんなお悩みを相談されることが多くあります。また1人目を体外受精で授かり、2人目の不妊治療に挑んでいる方もいらっしゃいます。

2人目は夫婦二人だけだった初めての妊娠出産とは、「年齢が違う」「妊娠出産によりママの体が違う」「生活環境が違う」「子育てによる疲労度、ストレス度違う」ガラッと変わってしまうのでそれが原因となることも多いです。あと根本的な事ですが、セックスレスそもそも不妊原因があった場合もあります。

トラブルも2人で乗り越えて・・・
トラブルも2人で乗り越えて・・・

 

メディアで2人目不妊を公表している、もしくは2人目不妊だった芸能人をまとめてみました

  • 山本モナ(39歳:2015年4月現在)
  • 東尾理子(39歳:2015年4月現在)
  • 矢沢心(34歳:2015年4月現在)
  • ジャガー横田(53歳:2015年4月現在)

山本モナさんの場合

結婚してから一年ちょっと、、、なかなか子供ができないけど「まあ、いつかできるか」と悠長に構えていた時に友人の勧めで病院に行き、その結果は「多嚢胞性卵巣症候群」(PCOS)。生理不順もなくずっと健康だと思っていたモナさんは排卵障害があったことはじめて知りました。ご主人とのケンカも何度もあったとブログで語ってくれています。

「絶対お母さんになる」と決めて不妊治療36歳で第一子を不妊治療で出産。そして二人目も不妊治療をして双子を妊娠。残念なことに1人は流産してしまいましたが、残る1人は元気に生まれてきて、そして現在3人目に挑戦するため不妊治療を開始しているとのこと。

不妊治療以外の妊活も日々ブログで報告してくれています。頼もしいママとして日々子育てに、妊活に不妊治療に奮闘中です。

山本モナオフィシャルブログ「true self」⇒http://ameblo.jp/nakanishi-mona/entry-11052713918.html

矢沢心さんの場合

結婚6年目で第一子を不妊治療や流産を乗り越えて授かったそうです。不妊の原因が生理不順でその原因は「多嚢胞性卵巣症候群」で体外受精も4回行ったそうです。2014年の秋には第二子を出産されています(不妊治療していたか、していなかったかは不明ですが、どうやら第二子は自然妊娠のようです)。

ただ第二子もつわりがひどかったり、前置胎盤だったりと診断されたりなど一筋縄ではいかなかったようです。前向きで夫婦で支えあって、悲しいこともたくさんあったけど様々なことにチャレンジしていったり、楽しんでいく姿勢は本当に参考になり勇気がでてきます。

矢沢心さんによる本⇒http://review.rakuten.co.jp/item/1/213310_16217265/1.0/

矢沢心さんオフィシャルブログ「コロコロこころ」⇒http://ameblo.jp/yazawa-shin/

常に新しい事やさまざまな事にチャレンジし、気持ちの浮き沈みも赤裸々に語ってくれる芸能人の妊活本やブログは不妊治療中や妊活中の心のコンディションを保つのに役に立ってくれたりするようです。

 

まとめ

2人目不妊は睡眠時間、疲労、ストレス、体重の変化など1人目とまったく環境や体調が違う事も多く、妊娠できる状態にない場合も多いようです。少し昔なら妊娠出産は命をかけるようなことでもありました。しっかり体づくりをして(妊活)、コンディションを整えましょう。

育児による疲労やストレスに加え、働きながらの方も多いので、自分にかけれる時間が少ないなかで効率重視のコンディションニングが重要になってきます。妊活をする事で限られた自分の時間を最大に活かすためにも便利だと思います。

漢方を妊活に使うと、とにかく体が変わるのが「早い」

ご相談に来られる方共通なのですが、みなさん気になるのが「時間」です。年齢なども考えて「急ぎたい」というご要望も多いのです。漢方を妊活に使う最大のメリットはこの「時間」にあると思います。生活習慣や食習慣を変えることでも、妊娠しやすい体にしていく事は可能だと思いますが、仕事の都合で余裕がなかったり、やれても体質が変わるまでいくと年単位かかってしまったりします。ただ漢方を併用することで年単位かかっていた体質や体調改善がものが半年ですんでしまうという「時短」のためにも重要だと考えています。 漢方は妊娠するという本能を引き出す!過去ブログより⇒漢方は古来から不妊に使われてきた

不妊治療に漢方薬を合わせると妊娠しやすくなりますか?

不妊治療と並行して、妊娠しやすいカラダ作りをつくるために漢方薬は適しています。漢方薬と馴染みがない方もなるべくわかりやく、簡単ですが紹介していきたいと思います。

漢方を不妊治療や妊活に取り入れよう!
漢方を不妊治療や妊活に取り入れよう!

 

妊娠するという【本能】を引き出す漢方薬

女性にとって妊娠するということは、体に備わった「本能」とも呼べるものです。ただ、現在はさまざまなことでその本能が発揮できない状況に追い込まれていることが多いのです。

妊娠という本能を乱してしまう3つの要因

  • 加齢
  • 冷え
  • ストレス

50年前の日本人と比べても明らかに晩婚化も手伝って、妊娠したいと思った時期に上記の項目の3つ、加齢・冷え・ストレスの負担が増えているのが現状ではないでしょうか。

それが基本的に体に備わっている妊娠するという本能の力も落としていっています。加齢・冷え・ストレスのそれぞれ漢方薬で対応できる事があるのでご紹介いたします。

 

加齢

漢方はそもそも何千年も前から究極のアンチエイジングを考えてきた学問です。何か病気になってから対処する西洋医学とは逆の発想で、そもそも病気にならないようにより元気に年齢を重ねていけるように考え抜かれた学問です。

ですので年齢による体の機能はもちろん卵巣の衰えを防ぐような考え方や漢方薬に数多くあります。

不妊症に良く使われる加齢に対する漢方薬
鹿茸大補湯(ろうじょうだいほとう)
http://k-suisinkai.jp/recommend/4987045196454/index.html/

漢方では植物の葉や根だけでなく、気血精(きけつせい)を補う力を漢方薬で出そうとするときには【動物生薬】を使用します。この場合は鹿の角である鹿茸(ろくじょう)を使用している漢方薬です。体を温めて造血する力が強く冷えを良くし卵巣を元気にする事が期待できます。

冷え

漢方では寒熱(かんねつ)の考え方が中心にあり、冷えを機能低下の指標として非常に重要視しています。西洋医学において冷えは対処の方法は少ないのです(そもそも西洋医学には冷えを治そうという考え方はありません)。

冷えはホルモンバランスを崩し老化をはやめます。温活(おんかつ)という言葉もあるように漢方では温めることにより、ホルモンのバランスを良くすることができます。
不妊症に良く使われる冷えに対する漢方薬
芎帰調血第一加減(きゅうきちょうけつだいいちかげん)
http://www.kotaro.co.jp/kampo/explain/kyukichoketsuin-exp.html/

温めながら血液の流れをよくしていく漢方薬です。特にストレスの関与もある冷えや血行不良によく使用します。生理痛や排卵痛も使用目標になります。

ストレス

体と心を表裏一体として同時に考えて漢方をご提案することがほとんどです。ストレスは気の流れを止め、自律神経やホルモンバランスを乱し、免疫力も低下するなどして妊娠するという本能を妨げる大きな理由となります。

漢方は気の流れを良くするという理気剤という種類の漢方薬を使用することによりストレスによる体のダメージから体を守ります。
不妊症に良く使われるストレスに対する漢方薬
加味逍遥散(かみしょうようさん)

http://www.jps-pharm.com/product/item/4987438060768.html/

気を巡らす漢方薬の代表処方です。基本的には生理前のイライラやストレスから体調を崩す方にはよく使用します。血流を良くする漢方薬との併用でよりストレスによるダメージを減らして心身のバランスを整えていきます。

 

漢方薬を合わせて不妊治療の成功率を上げる

以上のように西洋医学では対処しきれないようなことも東洋医学の知恵である漢方を組み合わせることによって、不妊治療(西洋医学)の不足を補うといった事が出来ます。痒いところに手が届くといったイメージでしょうか。

病院で困るのはやはり「質」の問題です。卵子や精子、子宮内膜など自身の能力以上のものはできません。冷えていれば冷えている卵子が、ストレスを感じていればストレスの影響を受けた精子が、高齢であれば高齢な卵子や精子ができるものです。

それに関して対処でき「質」を変えることができるのが漢方薬の良い所ですね。

 

まとめ

不妊治療に漢方薬は体質を選んで選べば、妊娠はもちろん妊娠中や出産、産後までフォローできるカラダ作りを応援できます。

実際には不妊ではなく未妊(みにん)と呼ばれる状態の方が日々のカウンセリングにおいて多く見受けられます。未妊とは「妊娠できる状態ではない」という意味です。

加齢やストレスや冷えによって妊娠できる状態にないので、妊娠するという本能がきちんと働かないといった感じでしょうか。妊娠できるような状態をつくることが、自然妊娠はもちろん不妊治療を行った場合でもその成功率は高まるでしょう。

漢方薬を服用する場合はカウンセリングを受けてくださいね

漢方薬を服用する時には、ぜひカウンセリングを受けてからにしましょう。例えば「冷え」という状態に対して漢方を考えるにしても、ストレスから冷えている場合や体を温める力が弱っている場合など様々な状況が考えられます。もともとの体質や生活スタイルと合わせて漢方薬の構成を考えて提案する必要があり、体質を考えたものでない場合服用しても効果的ではありません。不妊治療中の方も、自然妊娠を狙う方もぜひカウンセリングを受けて提案を聞いてみてくださいね。

タバコを吸っていると不妊になりますか?

タバコを吸っていると不妊になるというよりも、確実に不妊に近づくことになります。百害あって一利なしの言葉通りのタバコ。夫婦はどちらかでもタバコを吸うと妊娠率が半分になったり、流産率が2倍になったりと想像以上に妊娠や出産には害となります。

胎児の健康を考えると妊娠してから禁煙するでは遅すぎるという事をしっかり知っておきましょう。現在タバコを禁煙するだけで「妊活」になると言えるでしょう。

精子や卵子はタバコでどんどん老化する
精子や卵子はタバコでどんどん老化する

 

タバコは不妊の原因になる!

タバコには4000種類の化学物質があり200種類は有毒30種類は発がん性物質であることがわかっています。

女性の場合は

  • ・卵胞ホルモンや黄体ホルモンの分泌が減り流産率増加
  • ・卵子の老化を早める
  • ・卵巣機能が低下する可能性が高く閉経の時期も早くなる
  • ・着床障害
  • ・体外受精の受精率が低下

男性の場合は

  • ・造精機能が低下し精子数が少なる(20%減少)
  • ・精子運動能力の低下
  • ・精子の奇形率の上昇
  • ・先天奇形の危険性上昇

卵子や精子の質が叫ばれて久しい今、まず一番に考えないといけないことは禁煙かもしれません。

不妊治療を受けながらの喫煙は「せっかくの不妊治療がもったいない」と言わざるを得ないという事と共に、非常に胎児毒性リスクも高く男性が吸っている場合も流産のリスクが高いためパートナーを悲しませる可能性も高いというわけです。

 

夫婦どちらかがタバコを吸うと妊娠率が半分になる

ちょっとショッキングなほどの確率になってしまうということです。これはタイミングでも人工授精でも体外受精でも関係ありません。

全てにおいて妊娠率が半分になるのです。(http://www.reposaka.jp/の松林秀彦先生の講演より)

松林先生は「禁煙はお金のかからない治療」とまでおっしゃっています。

 

妊娠しても流産率が2倍に、妊娠合併症もリスクが大

流産率は2倍
子宮外妊娠2倍
早産時期の前期破水が1.6倍
絨毛膜羊膜炎が1.6倍
常位胎盤早期剥離1.37倍
全治胎盤3倍

ちょっとここまでくると百害あって一利なしという言葉がまさにそうだったと気づきます。とくに高齢出産だと不妊の問題に次いで流産のリスクが高いという事が問題となります(35歳で約20%、40歳で約40%、42歳で約50%が流産)

タバコが流産率をさらに倍にするという事を考えると理論上40歳以上ではほぼ無事出産できるという可能性がなくなるということになります。

血流が悪くなり子宮や卵巣に新鮮な栄養や酸素が届かなくなるので、このような可能性が高くなるのは想像できます。

 

「妊娠したら禁煙する」では遅すぎる

タバコを吸っている方の精子や卵子はタバコの影響を受けています。妊娠が分かってからでは遅すぎるのです。禁煙は愛です。

もし、子供に先天的な奇形や病気を引き起こしたとしたら、責任なんかとれませんよね。生まれる前から子育ては始まっています。

 

それでもタバコ止められない方は「2倍良いことをする」

どうしてもタバコを止められない、もしくはパートナーが禁煙に協力的ではないなどの場面では「タバコは吸っているが、タバコの害を軽減するために抗酸化のサプリ」をとっていただくことをお勧めします。

酸化物質のカタマリがタバコなので、それに対抗するための特に不妊期間中は強力な抗酸化が必要です。

お勧めの抗酸化サプリ
松節の抗酸化力⇒http://www.tanpopostore.jp/foods/s/kousanka.html
アグリコン型イソフラボン⇒http://bit.ly/1EEhm6A
タバコを吸ってない事にはなりませんが、何もしないよりははるかにマシです。悪い事をする代わりに、倍良いことをするという感覚が必要です。

 

まとめ

タバコを吸いながら元気な子供を授かった方もいらっしゃるでしょう。ただ子供を望んでいる方や不妊治療中の方においては「できたらやめた方がいいというレベルではないリスクがある」という事を知っておきましょう。

タバコを止めるストレスなどは比べられないほど些細なことです。なにより禁煙することができるなら当然健康的になることなので、ぜひ禁煙に取り組みましょう。健康的なパパママの準備をしましょう。

「奥さんやわが子のために」禁煙スタートしませんか

カウンセリングしている中で、よくご主人が禁煙してくれないといった奥様の声を聞きます。もしくは仕事を頑張っているからタバコぐらいは認めてあげたいという奥様もいます。ハッキリ言いますがタバコはできたら止めたらいいものなどではなく、さまざまなデータを見てしまうと不妊期間や不妊治療中は特に「絶対に止めるべきもの」です。それでも無理ならしっかりタバコの害を軽減できるような取り組みをしましょう。その方がずいぶん前向きですよね。ご相談くださいね。

不妊治療は双子が生まれやすいのでしょうか?

「不妊治療は双子が生まれやすい」そういった話を聞いたことがある方も多いと思います。実際に子供の出生率は下がっているのもかかわらず、双子の出生率は増加しているという現実には不妊治療が関係しているといわれています。

現在病院では、双子(多胎)のリスクを避けるために配慮して治療が行われています。

双子妊娠はうれしさ2倍の反面リスクもあることを知っておく
双子妊娠はうれしさ2倍の反面リスクもあることを知っておく

 

不妊治療で双子以上(多胎妊娠)が増える理由

  • 排卵誘発剤による一度の排卵数の増加
  • 体外受精や顕微授精時に子宮に戻す卵子を複数個戻すため
  • 体外受精で胚盤胞まで培養するため

排卵誘発剤の使用のため

卵胞を育てるように促したり、排卵を促進したりする役割があるので、通常1つ排卵するものが複数の卵胞を排卵してしまう可能性があります。

内服の排卵誘発剤での妊娠で約5%注射だと◎約20%の確率で双子が生まれるという結果が出ています。大きく内服と注射で確率が違うのは排卵誘発剤としての効果が注射の方が高いからでしょう。

体外受精や顕微授精時の子宮に戻す卵子を複数個戻すため

胚盤胞まで体外で培養し、それを一個戻すというやり方が増えていってはいます。

胚盤胞までいく受精卵は質の良いものと考えられるので着床する確率も高いはずですが、それでも妊娠しない場合や高齢で急がなくてはいけない場合は、確率を上げるために2個もしくは3個戻す場合もあります。

そして、しばしば多胎が起きてきます。

 

双子以上(多胎)は母子ともにリスクとなる

想像以上にリスクがあるのが多胎妊娠です。なるべくドクターは不妊治療にあたり多胎を防ぐということを考えます。

  • 妊娠中毒症や妊娠合併症の起きる確率があがる
  • 早産のリスク
  • 低体重児になる可能性が上がるリスク
  • 出産後の双子以上の身体的・精神的負担が大きいこと
  • 経済的な負担

矛盾を抱える不妊治療

病院やドクターの側は「妊娠率を少しでも上げていきたい」という思いと「リスクや負担を増やす多胎をなるべく防ぎたい」という思いを両方持って治療にあたられていると思います。

多胎を防ぐさまざまな取り組みも試されていたりします。不妊治療を受ける上でのリスクに関しては知っておくべきことですね。

 

まとめ

基本的に日本のガイドラインでは子宮に戻す受精卵は原則一個だけという事になっていますが、効率や時間的なリスクを考えた時に必ずしもそうとは言えないかもしれません。

本来子宮は1人の子供を身ごもるようになっており、一人の子供を産むだけでも大変な気力や体力が必要です。双子以上ならなおさらですよね。不妊治療に頑張っている夫婦や、現在多胎妊娠をしている妊婦さん、双子や三つ子のママをぜひぜひ応援していきたいと思います。

多胎を防ぐためにも妊娠しやすいカラダ作りが必要なのです

なるべく自然に近い形での妊娠が双子(多胎)を防ぐことができそうです。不妊治療中であっても自然妊娠を常に望みたいですよね。不妊治療の妊娠率を上げるため、またはその結果双子(多胎)であったとしても母子ともに元気に出産できるようなカラダ作りのために。妊娠がゴールではなくて、スタートという事を考えると出産するまでが一区切りです。そしてその後も双子なら通常の倍の楽しみと同時に倍の負担もあるでしょう。懸命に頑張るママを応援したいと思っております。

「不妊治療のやめどき」がわからない

年間約3万2千人が生殖医療によって誕生している日本は、世界一の不妊大国と言えるでしょう。晩婚化が進むにつれて、不妊治療を考える方も今後も増加していくでしょう。

だいたい体外受精で30代前半で3割30代後半で2割40代後半で1割の妊娠率を考えると、「不妊治療のやめどき」を考えることも計画性のある不妊治療を受けるために必要になってきます。

二人の幸せってなんだっけ?
二人の幸せってなんだっけ?

二人の幸せってなんだっけ?

不妊治療は始める以上に、やめどきが難しい

「終わりが見えない」と揶揄していわれる不妊治療ですが、当然赤ちゃんを授かれる可能性を上げる「幸せの治療」の治療という側面が本来でしょう。
不妊は病気ではないので(妊娠しないという状態のことを言います)、しっかり考えて不妊治療にのぞまないと「幸せの治療」であるはずのものが、「終わりのみえない」不妊治療の側面がでてきます。

では何をかんがえるのか?考え方はおよそ3つ

経済面

自分たちが働ける期間と子供が授かったとして生まれてからかかるお金(主に養育費)とのバランスを考えていきましょう。実は妊娠も出産もゴールではなく、子育てのスタート地点ということを再確認しておきましょう。

精神面

私は経済面や確率面から、いつまで不妊治療を続けるかの期間を考えておくのが精神面に迷いが少なくなる方法としてアドバイスしています。

2人で決めたゴールまでともかく進んで、その時にまたこれからのことを考えましょう。閉経すると妊娠はもうできません。決められた時間の中をしっかり前を向いて進んでいきましょう。経験として無駄になることは何一つないはずです。

確率面

現在不妊治療は確率的に言われていることがあります。体外受精や顕微授精で妊娠された方の80%が3回目までで妊娠されています。また年齢も45歳妊娠成功率6~7%です。

ただ妊娠しても流産率も大きく上がってくるので、不妊治療で出産までいけることが少なくなってきます。一般的なのは42~43歳ぐらいを不妊治療の一つの目安と考えてもいいと思います。

あくまで確率なので貴女に当てはまるかどうかはわかりませんが、やめどきや期間を考えるときに参考になると思います。

まとめ

不妊治療のやめどきを考えることは、しあわせの基準の変更時期だと言われます。子供がいないことがつらいのではなく、子供がほしいと願ったことが叶わないことが残念なんでしょう。ただ、大事な事は子供がほしいと思って夫婦になったわけではないはずです。目の前の愛する人と、新しい自分たちの幸せのカタチをみつけることが大事ですね。

良き相談者を持ちましょう

当事者である方には、今ある閉塞感や価値観でご自身のストレスをさらに悪化させてしまうことがあります。親や友人にも話がしにくいと言われる不妊の問題に関して、専門家のカウンセリングを受けていくことがお勧めです。ゴールを決めて走らなければ、迷走してしまう事もあるでしょう。客観的にアドバイスを受けることによって、頭の整理ができ夫婦のしあわせを考える手伝いができると考えています。不妊治療のやめどきに関しても同じですね。

不妊治療で使う「ストレス減・自己注射」の2つは、痛さの次元が違います

自己注射、すなわち自分で注射を打つ。。。通常そんな経験はほとんどないでしょう。「むずかしそう」「怖い」「痛そう」いろんな不安が頭をよぎるのではないでしょうか。

ただ不妊治療において毎日の通院が必要になってくる場合、働く女性にとっては仕事との両立での問題をまず考えてしまうもの。もちろん仕事だけでなく不妊治療での頻回に通院するというだけでもストレスがたまりやすいですよね。

実際どーなの?自己注射
実際どーなの?自己注射

 

そんな通院のストレスを減らすために自己注射があります。

不妊治療において排卵機能を薬でサポートするための排卵誘発剤という薬を頻繁に使うのですが、そうなった場合クリニックで打つか自分で打つか(自己注射)を病院にもよりますが選択できるのです。

自己注射の種類は以下の二つあります
皮下注射
筋肉注射
皮下注射(ペン型)
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針が細く薬液が少ないため痛みが少ない(ジネコからの画像)

メリット
・痛みがほとんどない
・安全性が高い
・簡単

デメリット
・高価
・卵子の数は取れない

筋肉注射(シリンジ型もしくは通院)
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よく見るシリンジ型

メリット
・安価
・卵子の数は取れる

デメリット
・筋肉注射で痛みがつらい
・卵巣過剰刺激症候群(OHSS)になりやすい

従来の採卵数を優先する筋肉注射、一個の卵子を大事に育てる自己注射といった言い方もできると思います。

さらに高齢出産が今後も増加していく(年齢による卵子の老化がさけられない)時代背景を考えると、卵子数を優先し卵子の質が下がる可能性がある筋肉注射より卵子一個の質にこだわれる自己注射の必要が出てくると考えられます。

これからそういう状況は増えていくと予想できます。

 

自己注射はストレスを大幅に軽減できる

仕事か不妊治療かどちらかの選択肢しかないといった事を迫られる「時間を拘束される」負担を軽くできます。

注射のための通院で一日がつぶれてしまう事もあるという事を考えると、頻繁に通院する必要がなくなり病院の待ち時間の短縮にもつながります。

どうしても通院の必要がある場合の患者さんにとってもメリットがあるという事ですね。

 

安全性は非常に高い

安全性は投与量も医師が調整しますし、副作用の心配(卵巣が腫れるなど)も自己注射だからといって特に心配するといったことはないようです。

 

特にペン型自己注射は思った以上に簡単

ペン型と呼ばれる自己注射を使用した場合651人にアンケートを取ったところ、約80%が「非常に簡単だった」と答えている。

また多くの人が「痛みが少ない」と答えている。約95%の人が「他の患者さんにも薦めたい」というアンケート結果がでています(日本生殖補助医療標準化機関認定施設によるアンケートより)

 

今後普及されていく自己注射

不妊治療において一般的に卵胞を発育させるために卵巣を刺激する注射が必要となってくる場合が多いです。

今までは通院での注射がメインでしたが、その通院のためのストレスが非常に大きいとみなさん感じられているようです。

そういった痛みや通院の患者の負担を減らすために自己注射は今後増えていくことが予想されます。

また海外の結果や実際実施してみてのアンケート結果より、きちんと指導を受ければ簡単で安全だということはわかっています。

不妊治療で体調を壊すことのないように、特に高齢出産を望む方には知っておいてほしいと思います。

一番大事なのは、これから妊娠されるあなたの体ですからね。

漢方も自己注射もストレスへの取り組みです

ホルモンバランスを乱すものとして、大きいものに「ストレス」が挙げられます。ストレスは視床下部にダメージを与えホルモンのバランスをとる脳下垂体に影響を与えます。妊娠する力を失わせる「ストレス」の事を積極的に考えていくことが不妊治療をする上でも、その効果を上げる妊活の上でも大事になってきます。漢方で気のめぐりを良くしたり、からだを温めたり、カウンセリングを受けたりすることはストレスからカラダを守るうえで重要で、卵子や精子の成長や質に関わってきます。不妊治療やめたら妊娠したなどとよく巷で言われることもストレスと無関係ではありません。ぜひご相談くださいませ。

高齢出産のメリットはあるの?

35歳以降の出産を高齢出産といいます。妊娠率や流産率、子供の障害などリスクばかり取り上げられますがメリットはあります。

  1. 親の精神的余裕
  2. 親の経済的余裕
  3. 母親の若返り
  4. 頭が良く怪我をしない健康な子供が生まれる
高齢出産のメリットとは?
高齢出産のメリットとは?

 

精神的余裕

高齢出産では20代の頃よりも年齢を重ね母親の精神が安定しているケースが多いため、余裕を持って妊娠や出産・子育てができるとされています。実際に出産&育児に自信がないと答える世代は20代前半の母親に多いというアンケートも多く見受けられます。
逆に、30~40歳前後の母親は「ゆったりとした気持ちで出産&育児ができる」と答える人が多いようです。高齢ならではの豊富な人生経験や精神力が影響しているのでしょう。これは実は本当に赤ちゃん、ママにとって大きなメリットです。もちろん、個人差はあります。

経済的余裕

精神的余裕がみられる高齢出産も、体力面では若い頃に比べ劣るでしょう。育児は体力を使います。そんな時に若い時にはない「経済力」です。ベビーシッターや託児施設を利用するなど、体力面での不足を経済力で補うことができます。育児に専念できる経済的な余裕もメリットとなるでしょう。

若返り

さまざまな医学的リスクを抱える高齢出産は、肉体的に負担がかかることばかりと思われがちですが、高齢出産すると若返るという見方もあります。年齢とともに落ちていく女性ホルモンが妊娠すると急激に上がります。お肌もツヤツヤになり、冷えや体の不調もよくなるなどの声も多いです。
若い頃は妊娠しても基本的にホルモン値が高いので実感できないのでしょう。あとリスクを自覚している分、生活に気をつけて妊娠中を過ごされる方が多いため、生活も整い若返りにつながるのではないかと言われています。

頭が良く怪我をしない健康な子供になる

高齢出産が5歳までの子供の健康と成長に影響しているとイギリスで報告がありました。母親が高齢であるほど、治療が必要なほどの怪我をしないことがわかり肥満になりにくく、また社会的発達の問題も少なくなり、言語能力も高くIQも高い傾向にあるとのことです。

 

まとめ

高齢出産は流産リスク、胎児の奇形リスク、母体のリスク、早産リスクなど高まることは確かですが、その中で生まれた母体や生まれた子供にはメリットしかないのかもしれませんしっかり体のコンディションを整えるための妊活を行って、妊娠出産に備えたいですね。

高齢出産のリスクを減らすために

日本人女性の初産平均年齢は30歳を超えています。今後も高齢化は進む可能性が高いでしょう。高齢出産のメリットは確かにありますが、リスクがなくなるわけではないのです。しっかり妊娠しやすい体作りをして、母子ともに元気に妊娠出産を行えるように準備をしていきましょう。徳島の高齢出産を応援します。

不妊治療を諦めるという選択をするときとは?

様々な理由で不妊治療を諦めるという選択をしないといけない時があります。

そのような時にどのように考えるか。
私自身の考えと、私が出会った方の体験を交えてアドバイスさせていただいています。

不妊治療のやめどきっていつ?
不妊治療のやめどきっていつ?

 

時には残酷な不妊治療

不妊治療の技術の進歩は素晴らしいものがあり、以前なら子供を授かれなかった人でも
子供を授かることができるようになり多くの方に笑顔をもたらしています。
ただ不妊治療は時に残酷な面もあると言われます。

新しい技術は可能性を生み出し、46歳で妊娠できた、50歳を越えて妊娠出産できた有名人などの話などにより希望や夢は広がります。
ただあくまで可能性の話で、残念ながらすべての方に子供が授かるということではありません

もしかしたらずっと不妊治療を続けてきた夫婦にとっては、
通院をストップすることが、子供を諦めるといったような感覚に陥ります。
子供を授かるために通院していたわけですから。。。
肉体的、精神的、そして金銭的に辛くなる方が多いのも事実です。

「本気だったらどこまででも努力すべき」といった空気感におされて、
可能性のある限りチャレンジしないと、本気じゃなかったことになる感じがつらいと言われたことがあります。

いろんな複雑な心境になるでしょう。
そしてこうすればいいという正解もありません。
「2人で生きる」という覚悟や準備ができるまで、不妊治療を諦めれなかった。。。方も多いと思います。

 

赤ちゃんの都合もあるという考え方

ただあくまで赤ちゃんは「つくる」ではなく「授かる」
胎内記憶の第一人者である池川明先生の言葉を借りれば、
「子供に親は選ばれる」のだそうです。
赤ちゃんの都合もあるという事でしょう。

不妊治療はどうしても赤ちゃんを「つくる」という感覚になりがちです。
ただ、不妊治療中でも心の中は子供に選ばれる親になる事や、
選ばれる夫婦になって赤ちゃんに来てもらうような努力の一つとして
不妊治療というものがあるという感覚を持つように心がけるようにお伝えしています。

心の状態をフラットに保つことが大事ですから。
自分の悩みを整理し、パートナーへの感謝へ心をシフトする
不妊治療中は子供が授からなければ不幸という、感覚になりがちです。
しかし子供がいなくても幸せなカップルは世界中大勢いますし、
もともと子供を望んでいないカップルも中にはいるでしょう。

 

まとめ

そもそも不妊治療に関しての悩みは、「子供が欲しい」と思わなければ、悩まなかった悩みでもあります。
子供が欲しいの前に、目の前のパートナーと共に生きたいと思えて結婚したはずです。

不妊治療を諦めたり、やめるというのは選択をするときには、
「この人の子供が欲しい」「産んで欲しい」と思わしてくれたパートナーへの感謝へ立ち返る作業が必要なのがかもしれません。

不妊治療を頑張った人ほど、ここまで頑張ろうと思わせてくれたパートナーに感謝を改めてするという感覚を思い出すという事が必要かもしれませんね。

不妊治療を諦める時は2人の幸せをもう一度考えるタイミング

不妊治療中や不妊治療を続けていくか迷った時に、いつでも戻ってくるのは目の前のパートナーのことです。2人の幸せのカタチを考え直したときに不妊治療を諦めるという事に心の整理がつくのではないでしょうか。不妊治療は万能ではありません。現在悩まれている方に何か参考になればと思います。