体外受精が自然妊娠より流産確率が高い理由

「体外受精の場合は流産しやすいのでしょうか?」こんな質問をカウンセリング中にいただく事があります。全体としての自然妊娠の流産率は15%体外受精の流産率は20%というデータが発表されています。

こんな話を目にすると不安になりますよね。今回はこのデータを解説していきますね。


データを比較する場合には条件が違う可能性があることも知っておきましょう

 

体外受精は自然妊娠よりも流産率が高くなって当然

「体外受精の方が流産率が高い」この話をちゃんと考えてみましょう。

実は体外受精が流産率が高くなるのは仕方ない事で、なおかつ当たり前といえるのです。

体外受精での不妊治療開始年齢が高齢であるため
ホルモン値で妊娠を判定するため

日本産婦人科学会によると、年齢別の流産率は

  • 25-30歳:10~20%
  • 35歳:22~23%
  • 40歳:33~35%
  • 45歳:50~60%

となっています。

このように流産率は年齢が上がるほど高くなっています。

そのことを踏まえると体外受精を受ける患者さんの中心は30代、40代が中心です。
体外受精という技術が問題ではなく

「体外受精で不妊治療を受ける患者の年齢が高いため」

というのが実際の正解です。

またこれも不妊治療をしていると考えなければいけないのが
自然妊娠ならわからない化学流産までわかってしまうという事です。

実は妊娠初期のころには、気づかないうちに流産している事があります。
この妊娠超初期の流産の事を化学流産といい、一時的に妊娠反応が陽性になりますが超音波検査で胎嚢を確認する前に流産してしまいます。

女性は生理が遅れたと思っていて実は流産ということはよくある事なんです。

ただホルモン検査では化学流産する前にも妊娠反応に陽性がでるので、この一過性の妊娠に気づいてしまうのです。

ただこの化学流産は、そもそも染色体に問題があるため自然淘汰するという非常に重要な役目があるのです。

つまり化学流産のようなごく初期の流産さえも妊娠判定がなされてしまうため体外受精では妊娠率が上がるといわれています。

つまり体外受精の流産率を上げているのは、体外受精をしたからではなく

「体外受精を受ける年齢が高いため」

化学流産を検知してしまうホルモン検査のため
です。

 

流産の原因は「染色体異常」が主な理由

先ほど化学流産は珍しいことではなくよくある事だと言いましたが、化学流産を含めて妊娠初期(12週までに)におこる流産が全体の流産の多くをしめますが原因のほとんどは受精卵の染色体の問題です。

高齢になると卵子の染色体の異常が多くなります。赤ちゃん自体の染色体も異常になりますがその場合はダウン症以外の染色体異常の多くは流産するのです。そのために高齢であればあるほど流産率が高くなります。

流産の原因は染色体異常で、その染色体異常の主な原因は「年齢」という事です。

 

「妊娠しやすい身体づくり」は流産を防ぐ手立てとなる

妊娠しやすい身体づくりといっても特別な事ではなく、まずは基本的なことを当たり前のようにできる環境や習慣をつくる事です。睡眠不足を防いだり、適度な運動を取り入れたり。。。当たり前ですが意外とできていない人も多いでしょう。

  • 体を冷やさない(体温以下の飲食を気をつける)
  • タバコに近づかない
  • ビタミンEを摂る
  • 適度な運動(激しい運動は避ける)
  • 過労や睡眠不足を避ける(11時までに寝る)
  • ストレスをため込まない

当店は漢方を使っての「妊娠しやすい身体づく」りをお勧めしておりますが、漢方を使うと自力だけでやる身体づくりよりも効率がよく身体をよりよく変えていけると考えています。

日常的な習慣を変えたり食習慣をより健康的なものに変えるという事は重要ですが、効果を実感しにくい場合もあるでしょう。
やはり時間がかかるものです。

それを漢方を使って加速させていくというイメージはとても多忙でなおかつ妊娠するまでの時間を気にしている妊活世代にとっては有用な事だと思います。

また日常生活を変えるという事も難しい状況もあるでしょう。
そういう時も、完璧を目指すのではなくうまくいかない点を漢方で補うといったような事にもできると思います。

便利に使えますので当店では多くの方が漢方を取り入れて妊活しております。

 

まとめ

数字やデータに関しては、なかなか比較が難しかったりする場合があります。ただこの数字やデータは不安を感じるためにあるわけではなく、何か方針を決めるときに使うだけです。

あなたが目にするデータはあなたの自身の数字や確率ではありません。数字やデータを味方につけるには、方針はデータで決めるのだけども自分自身は数字やデータと切り離して考えるというイメージを持っておくようにしましょうね。

採卵に持っていく事!

40歳をこえている場合、不妊治療をしているなら「採卵ができる事」が本当に重要です。FSHが高かろうとAMHが低かろうと採卵できた卵の質はそれによらない印象があります。逆に本当にダメな場合はどんなに病院で排卵誘発剤をうっても育ちません。いつも考えておかないといけないのは卵を育つ環境をつくっていく事を忘れないようにすることです。

妊娠出来ない理由はシンプルに「卵子や精子の質」と考える

妊娠出来ない理由は様々あります。ただ頭を整理するために考えておく必要があるのは不妊専門クリニックで受ける不妊検査です。これは夫婦で検査しましょう。
不妊検査で問題なければ妊娠できる準備が整っていない可能性があります。

妊娠できないのではなく妊娠できる状態ではないという事です。

自分自身でそう思う事が重要だと思っています。

「迷い」や「焦り」はシンプルな思考が防ぐ!
「迷い」や「焦り」はシンプルな思考が防ぐ!

 

夫婦で考えて取り組む事と男女の不妊原因

不妊専門クリニックでの不妊検査でも結局原因がわからないことがあります。これは原因がないのではなく、「原因はあるんだけれども見つけれない」といった状態です。

現在専門クリニックでの夫婦で行う不妊検査で不妊原因の50%が見つかるといったレベルです。ですので女性側だけの検査ですと25%になってしまうのです。

わからない事が多いんですね。
逆に理由がわかればすぐ治療に入れます。

不妊理由がわからなくとも病院では不妊治療を勧められるでしょう。

それは大切な事です。

それと同時にご自身では妊娠しやすい身体をつくっていくという自覚が必要です。
生活習慣や食習慣、それに漢方をとりいれるなど不妊治療していても自然妊娠の可能性は高めておきたいし、せっかくの不妊治療の成功率も上げていくということです。

これは自分自身や夫婦でしかできないです。

意外と不妊治療はしているが妊活はしていないといった方が多いので気になります。

その前提の上で男女の不妊原因を見ていく必要があります。

 

大事なのは卵子と精子の質

流産を繰り返す不育症の問題も最近話題に上ったり、着床障害などのキーワードも気にしている方が多いと思いますが、全体から見ると明らかに重要度が高いのが卵子や精子のクオリティ(質)の問題です。

体外受精の現場でいる医師や培養士も質の良い卵子や精子でコンディションの良い受精卵がとれれば、妊娠が明らかにしやすいという事を言われます。

確かに卵管のトラブルなど一般的な不妊検査で分からない部分があるため、卵管を経由しない体外受精などの選択肢を考える事は重要ですが、そこでも結局は卵子や精子の質が重要です。

ただし男性の不妊理由で射出した精液の中に精子が少なく自然妊娠や人工授精での可能性がほとんどない場合や、もしくは精子がいない場合は顕微授精です。精子がいない場合はTESE(顕微鏡下精巣内精子採取術)で採精してからの顕微授精になります。ここに関しては「もうそれしかありません」し「それがある」のです。

男性不妊に関しては考える事は女性より少なくシンプルです。

ここで男性側に悩まれ立ち止まられると女性の年齢が上り卵子の質の低下を余分に考えなければいけないケースも考えられます。あまり意味のない人工授精をやり続けて顕微授精に移れないまま何年も経っているという事実も耳にすることがあります。

男性は検査結果にショックを受けている場合ではないという事を肝に銘じておきましょう。

精子検査に関して顕微授精やTESEの必要性を医師に言われたら、すっぱり切り替え「あっそれをやればいい」といった方向に気持ちを切り替えることが女性の卵子の質の低下を防ぐという事になります。

 

生活習慣の問題に取り組みましょう

生活習慣から卵子や精子の質を下げてしまう場合も多くあります。特に35歳以上になってくると生活習慣病(高血圧、高血糖、高脂血、高尿酸血症)には気をつけていく必要があります。

適正体重を保つこと

生活習慣の中で一番気になるのが、生活習慣病を招くような肥満から始まるメタボリックシンドロームの状態や痩せすぎの状態です。明らかに妊娠率が落ちます。

タバコや飲酒

またタバコや飲酒の習慣をお持ちの方もそうですね。卵子や精子の質が落ちて妊娠率が低下します。タバコに至っては妊娠率は半減するという事です。

適度な運動

ストレスや疲労回復にも適度な運動は役立ちます。週末に夫婦で軽く汗ばむくらいの運動でもいいのではないでしょうか。ぜひ取り入れましょう。

睡眠時間

睡眠不足が日常化しているのが「普通」になっている人がいます。基本的には11時くらいには就寝し、7~8時間くらいの睡眠時間を目指しましょう。睡眠時間が規則正しくなれば、他の生活も規則正しくなっていくものです。

食事

過剰な糖質(パンや麺、丼もの、お菓子)だけの食事はさけて、たんぱく質や野菜類を意識して食べましょう。特に寝る前には食べないように心がける事は必要だと思います。

男性には他にも注意点「睾丸を温めすぎない」

男性のブリーフたボクサーパンツ、長風呂やサウナ、冬はコタツの習慣など睾丸を温めてしまい精子の質が劣化する生活習慣もあります。

精子の良いコンディションを保つ温度は32~34℃くらいです。それ以上温めると大ダメージです。日々の生活で工夫しましょう。私は男性は家に帰ってきたら紐で縛るタイプのステテコをノーパンではくぐらいでいいと思っています。

 

解決策は今では無数にある

上記の生活習慣も、これが出来なければダメだというよりも健康なパパとママでいるために子供を迎え入れる準備としてできる範囲で考えておきましょう。

生活習慣が変えれればいいですが、できない場合は効率を上げるためのサプリや漢方などの提案を受けるなどの選択肢も積極的に考えてください。

高度生殖医療は日進月歩で現在も進んでいます。新しい考え方や技術、検査機器など病院でもできる事も増えてきました。有名な不妊専門クリニックはその選択肢がそうではないクリニックより多いという事です。

自分でできる妊活の話と病院で行う不妊治療を分けて考えていきましょう。
当店にはどう考えていったらいいかのアドバイスを求めてご相談に来られる方も多いです。

 

妊娠できない人の共通点は「ストレス発散が下手」

全体的な印象で言うと「ストレス管理がうまいかどうか」です。ストレスとうまく付き合っていける人の妊娠に向いています。もともとの性格もありますから、そもそもネガティブであったりすると思います。

基本的にポジティブであればいいですが、ネガティブな人もポイントはストレス発散することを意識的に生活に取り入れているかどうかです。

「できたらする」ではなく「積極的にストレス発散」していくというイメージが正しいと思います。

ストレスを受ける事は避けられませんし、性格もすぐには変えられません。
ほおっておくと冷えを招きホルモンバランスを崩します。
ストレスは母性を遠ざけてしまうんですね。
夫婦の関係にも影響を及ぼしかねません。

そういった場合は、一人の時間をつくったりその時間で癒しの場所にいったり(映画やリフレクソロジーやマッサージなど)、夫婦で感謝を伝えてデートを計画したり(子宝温泉へ旅行)、適度な運動を入れ頭をスッキリさせたりすることを意識してストレスレベルをコントロールしていきましょう。

ポイントは家や職場以外の環境に身を置く事です。

そういう意味で不妊の事を相談できるという意味で、当店のような相談形式のくすり屋にカウンセリングに来られた方が

「ストレス解消になって不安やいらだちが落ち着きました」と言ってもらえるように私も意識している処です。
意外と不妊の事を相談でき親身に聞いてアドバイスができる他人は貴重だと言ってもらえる事も多いです。

実はストレスのコントロールは一番大事かもしれません。

 

まとめ

色んな情報を集めている方は、情報の取捨選択ができずに不安感が増大している方もよくお見かけいたします。
情報の取捨選択と自分にできて考えておくべき部分はコレだと目標がはっきりすれば、なんとなくの不安を防げたりします。
不妊検査の結果から、明確な不妊理由がわかればいいですがそうでない場合は男女ともに卵子や精子の質を意識して妊活のプランを組むという事が重要ですね。

妊活プランの立て直しを!

考えておくべきは「卵子や精子の質」であり、質を上げるために何が自分に必要なのか。 その問いに対してカウンセリングとデータ分析を合わせてご提案をしております。東洋医学と西洋医学を合わせたあなたへのプランの提案をお聞きになってみてくださいね。

高齢の不妊治療に関して参考になるブログ紹介

30後半、40代前半、40代半ば。。。。一般的に妊娠出産において高齢と呼ばれ不安になりますよね。
ただ不安でも高齢で妊娠出産している方は沢山いて、、、でもやっぱり不安になったりして。。。
そういう時にブログを自分で書いたり、もしくは考え方や同じ状況で頑張っている人のブログをみて考え方に刺激を受けたりして不安な心の整理をつけたりしている方が以外に多いです。

なんとなく頭の中で悩んでいるよりも、文章に書き起こすだけで考えや悩みが整理されるって感覚は私もすごく理解できます。

今回は高齢で不妊治療に頑張っている人のブログを紹介します。

同じ状況の方のブログを参考にしてヒントを得よう!
同じ状況の方のブログを参考にしてヒントを得よう!

 

現在45歳の「めーたん」さんの不妊ブログ

http://ameblo.jp/meioudo/

「42歳からの不妊治療おぼえがき」というタイトルで最新の話題や自分の気持ちを正直に語ってくれています。ブログを書かれている人の中で私が確認した中では最高齢の方の一人ではないでしょうか。

 

人気のブログ紹介

「男の不妊治療ブログ – 妻と男性不妊と僕の意地」

http://sterility.salt26.jp/

不妊治療を、妻には見せられない男性の視点で綴ります。男性不妊の内容も盛り込んでおります。

不妊に関してのブログはやはり女性率高めです。ただそんな中男性の人気ブログを発見しました。男性目線で考えた所や奥様に関して思う事は女性が見ても非常に参考になるのではないでしょうか。

「だんなが何考えているかわかならい」なんて時には、ご主人にもこのブログ見てもらってもいいかもしれません。
不妊治療において男性の不妊や女性の身体に対しての知識不足が根底にあることが多いです。
女性も悩んだ時に孤独になりやすいですが、男性にもそれはいえます。

お互いにとって相互理解ができる圧倒的な味方に不妊治療中や妊活の期間でなっていければいいですね。
夫婦の形は色々あるでしょうけど、そういうパートナーだとストレス減りますよね

 

40代の不妊や不妊治療に関するブログを5つ紹介

40代の人気のブログを5つ選びました。色んな気持ちやブログを書いている理由など、嫌な気持ちも含めて心の整理に使えるのではないでしょうか。

客観的な目線で人の事を見れると自分に活かせると思いますよ。

「神様お願いね~すずらんのベビ待ち日記~」

http://ameblo.jp/suzuran-wish/
44歳,結婚9年。卵巣年齢AMH測定不能。最初の病院からは追い出されKLCへ。そして不妊治療は卒業。

「(漫画)妊活は忍活?!アラフォー不妊治療体験記」

http://koume-umihara.com/archives/2452
35歳で不妊治療開始。40歳になった現在も絶賛不妊治療中です。長い不妊治療体験記を漫画に。

「もう1度お母ちゃんにさせてください」

http://okaachanninaru.seesaa.net/
41歳、10センチの子宮筋腫持ちで妊娠、9週目で流産・・・。 もう1度お母ちゃんを目指します!

「ケンビのキロク」

http://ameblo.jp/masayote/
38歳で結婚して39歳で病院に通い始め、本格的な不妊治療を始めたのが40歳の夏。現在43歳です。自分の備忘録兼ねて治療のことを書き留めます

「40歳 めざせ2人目!」

http://miko28.muragon.com/
38歳 体外受精で第1子出産。1歳2ヶ月目に凍結胚移植により、妊娠するも7週で流産。

 

まとめ

不妊に関してさまざまなブログを見る事によって色々な考え方を知る。
ネットの情報はあくまで絶対ではありません。その中でその人その人の経験から得られた考えを公開してくれているブログの存在は、共感できたり、自分一人じゃないって思わせてくれたり、自分は間違っていないと思えたり、それは違うと思ったり。。。。
そうすることで不妊治療中に陥りやすい「孤独感」や「不安」から救ってくれたりするのではないでしょうか。
また、毎日の忙しさに自分の目標が邪魔されないようにするための強力な道具になると思いますよ。

専門家を交えての妊活プランの見直しをしよう

病院でできること、個人でできることは全く分けて考えましょう。不妊治療は病院で、妊活は自分でできる事です。ただ妊活って特別な事は何にもなくて「ただより健康になる」ってだけです。 簡単。 効率を良くするための「運動」や「漢方」。 初回カウンセリングの際に全体的な話をさせていただき「今自分が集中してやるべきこと」を一緒に考えさせていただいています。

二人目を高齢出産するために必要な事

二人目が欲しいけど高齢出産なるので若い時と同じようにはいかないのではないかという不安の声が多く寄せられます。
「子供は一人でいいかな」そう思っていても、子供が一人で遊んでたり、第一子を持ってみて夫婦の考えが変わったりすることもあるようです。

もしくは、仕事や家庭の事情で計画的に二人目の高齢出産を考えているご夫婦もいらっしゃいます。そんな二人目高齢出産に対してできる必要な事をまとめておきます。

「二人目不妊」なんて言葉もあります
「二人目不妊」なんて言葉もあります

二人目高齢出産の場合は、一人目が35歳以上かどうかにかかわらず二人目が40歳以上なら高齢出産と呼ばれます。

 

経験者「みこ」さんのブログ紹介

不妊治療により40歳で2人目妊娠

貴重な妊娠生活の気持ちを残したいとして「みこ」さんが書いている人気のブログを紹介します。

この方のブログは非常に読みやすいです!
あっさりしている印象ですが、短い事言葉に不安な感情やしっかり行動できている「みこ」さんの考え方が節々にでています。参考になりますね。

 

高齢出産のダウン症のリスク

結局のところ勘違いしている人が多いと感じますが、若ければダウン症リスクがないわけではなくダウン症のリスクは若くても高齢でもあります

ただダウン症のリスクは若い時よりは確かにあがります。

そのリスクはどれくらいの確率で、ダウン症を防ぐための対処法としてまとめてあります。下のリンクの過去ブログを参考にしてください。

二人目高齢出産のリスクについて

 

ダウン症のリスクを軽減する方法

経産婦ではあるものの二人目は一人目と違ってまず年齢を重ねています。

また子供がいるために自分のために使える時間が圧倒的に少なくなっているでしょう。
そのため夫婦生活の回数も少なくなりがちです。ただ自分に手間暇をかけれる「余裕がない」「時間がない」「年齢が気になる」といった場合に、漢方を使っての妊娠しやすい状態に体をつくるという取り組みが必要になってくるとお勧めしております。

当たり前ですが、年齢を重ねるにしたがって若い時よりも気にすることや少しの手間をかけていく努力(メンテナンス)をしなければ肉体年齢は当然年齢と共にどんどん下がっていきます。

ただ逆にいうと努力をすると「体は変わる」ということの証明でもあります。
漢方を使っての妊娠しやすいカラダづくりは「最短距離で効率よく身体を変えていく事を目指す」という事です。

ダウン症や流産の確率も「あくまで平均値」です。高齢であればあるほど確率リスクが上がるのは仕方ないですが、「自分」に関してはそうならないようなるべくの努力がある方がいいですよね。

その努力として「漢方」があると知っておいてください。

過去ブログも参考にしてください⇒高齢出産でダウン症率を下げるためにやる事

 

出産時の体力は「なんとかなるもの」

高齢出産で、2人目なんて無理と思う理由は「体力がないという不安」が強いのではないでしょうか。
気持ちは非常にわかるんですが、意外にも2人目以降の出産は思ってたより楽だったという声も多いのです。

1人目の出産から育児してから数年たっている場合は一番しんどい時期を越えて体力も回復しているというのもあるかもしれません。

また分娩時間も、2人目は初産に比べると短くて済む事が多いし一番は「経験して慣れている」からか精神的・体力的にも楽になるというのです。

まさに「案ずるより産むが易し」と言われる方が多いと思います。

授かることができた命は、基本的に産めないとか、育てられないということはないのだと感じております。

 

まとめ

高齢出産のリスクやそれを考えての不安などは、色々あると思います。ただそのリスクがわかっているから行動できるという風に考えるようにしていきましょう。
様々な出ている確率はあくまで平均値です。そしてそれは自分自身の努力や工夫で下げていける可能性が高い事も知っておいてくださいね。

当店でも結婚前から妊活にくる方もいらっしゃいます

当店には独身の頃から、近い将来の妊娠を意識した身体づくりをご希望される方もいらっしゃいます。冷えや生理痛や生理不順はもちろん、ダイエットと一緒に提案をご希望される方も多いんですよ

妊娠しやすい体質かどうかのチェック表

妊娠しやすいかどうかの自分でできるチェック項目を書いてみました。以下のチェック表からチェックが多ければ多いほど妊娠しにくい可能性が高いという事が言われています。

自分の行動を振り返ったり、不妊治療を考えたりなど「行動」するキッカケにやってみてくださいね。

自分でまずはチェックしてみよう
自分でまずはチェックしてみよう

 

あなたの妊娠力をチェックしましょう

  • 月経周期が安定していない(24日以内または39日以上)
  • 月経痛がひどい、経血量が年々減ってきた(もしくは増えてきた)
  • 授乳中ではないのに乳首をつまむとおっぱいが染み出る
  • 排卵期におりものが増えない
  • 月経以外に不正出血がある
  • 肥満度(BMI)数値が25.0以上もしくは18.5未満である
  • 強いストレスがある
  • おりものがにおう、おりものの状態がおかしい
  • 性病、性感染症にかかったことがある
  • 中絶の経験がある
  • 子宮、卵巣の病気を患ったことがある
  • ひどい性交痛がある
  • 冷え性である
  • アルコールをよく飲む
  • あなた、またはパートナーがタバコを吸う
  • 35才以上である

上記のチェック項目にチェックが入るなら貴女が何歳でも今すぐ「妊娠しやすいカラダづくり」をスタートさせましょう!

 

チェックが入った方は「不妊検査」と「カラダづくり」をスタート

まずは検査でわかる範囲で不妊の原因がないかをチェックするために不妊検査を利用してもいいと思います。

ただ現在の不妊検査でわかるのは夫婦共に検査を受けても50%のことまでしかわからないのが現状です。検査で分かる範囲の事で何か原因があればすぐ対処しましょう。

そうでなければ今すぐ「妊娠しやすいカラダづくり」をスタートさせましょう。
ただ特別な事では何もなく、日ごろの生活習慣を見直すことから始まります。

先日出産された元グラビアアイドルの川村ひかるさんの妊活ABC理論がすごく参考になります。

ABCの意味は、

A:当たり前の事を B:バカにせず C:ちゃんとする

という事だそうです。

例えば当たり前の事とは、
・睡眠時間を1時間でも多くとる
・夜にスマホやパソコンの画面を見ないようにしリラックス度を高める
・冷たい飲み物を控える

といったような事です。

どこかで聞いたことのあるような健康情報ばかりですが、意外とできていない方は多いのではないでしょうか。

過去ブログも参考にしてください⇒川村ひかるさんの妊活理論は今日からすぐできる!

漢方はそうした日々の生活習慣の改善から体質を変えるのは根気と時間がかかるために、妊娠しやすいカラダづくりの効率を一気に引き上げるためにお勧めしています。

貴女のライフスタイルよっては、思うように生活習慣を帰れない場合なんかもぜひ漢方をお勧めしています。

ただまずは出来るところは見なしていく事が重要ですね。

 

まとめ

妊娠を望む女性の年齢は、多くは仕事などで多忙な時期や責任のある立場になっている年齢と重なってきます。働き方と妊娠出産のことを自分がどういう風に考えるかという人生のプランニングにも関わってきます。今ではなくとも妊娠出産をしたいと考える方は積極的に検査や妊活を利用し行動した方がよさそうですね。

妊娠という本能を発揮できる生活から

妊娠は女性の本能です。妊娠を希望するなら、まずはその本能がしっかり働く生活から見直していきましょう。自律神経系・免疫系・ホルモン系がしっかりバランスを保てるような食事内容・活動量・睡眠・働き方などをイメージしてみてください。 「快食」「快眠」「快便」「快性生活」を目指しましょう。 とっても健康的ですね。

仕事しながら体外受精をするために必要な休み日数

体外受精をしながら仕事を続けていく為に必要な事や知っておくべきことはどういうものでしょうか。
肉体的な負担もありますが、仕事をしている女性にとってみたら気がかりなのは体外受精のどれほど時間がとられるかどうかではないでしょうか。

半休とって移植に行こう!
半休とって移植に行こう!

 

体外受精ではOHSSに注意!

体外受精での身体的な負担は、連日の排卵誘発のためのhmgによる筋肉注射が挙げられますが、注射による辛さよりもその結果副作用としておきるリスクがある卵巣過剰刺激症候群(OHSS)に注意が必要でしょう。

hmg注射で起きる可能性がありますが、薬の卵巣への刺激が過剰となり、卵巣が腫れひどければ腹水などがたまり入院が必要な場合があります。

お腹の痛みと張りなどの症状が出て辛いです。

詳しくはこちらも参考にしてください⇒hmg注射の副作用について

 

体外受精のスケジュール

体外受精のステップを知らない方は大まかな流れくらいは知っておきましょう。流れは以下の通りです。

1排卵誘発

薬で卵胞を育てる

2卵子・精子の採集

妻:超音波で確認しながら卵胞から卵子を採卵する
夫:採卵の当日に自宅もしくはクリニックの採精室にて精子を採精する

3受精・培養

培養容器の中で卵子に精子をふりかけて受精をさせて培養(顕微授精の場合は卵子の中に精子を直接いれる)

4胚移植

受精卵を子宮内に移植し戻す(受精卵が多く取れた場合は凍結保存する)

5妊娠判定

約1カ月後に検査を行い判定します

詳しくは過去ブログを参考にしてください⇒体外受精の流れと費用について

 

4~5日間は体外受精において休む可能性があります

まず初診日があり、生理が来たら自己注射などで次に病院に行くのが生理スタートから11日目くらいで卵胞の大きさを見て採卵日を決めます。
次に採卵日でその次が移植日、最後が判定日です。

移植日はその日に帰りますから半休で対応もできると思います。

仕事が終わってから移植という事も状況によっては可能だと思います。

通常通りお仕事もすぐしていてもいいですが、着床に2日間ほどかかるため移植後2日間は水泳やジムなど激しいスポーツが習慣の方は止めておかれた方がいいとアドバイスしています。

初診日から2回目までは間があきますが、連続ではないものの4~5日間の休みを考えていいのではないでしょうか。

休日にかかると仕事をお休みしなくていいので楽ですが、毎回そうとは限らないという所がありますし、医師の判断で急に明日来てくださいという事もありえます。

 

まとめ

お仕事の融通がきくなら、採卵日だけ休むので大丈夫だったという方もいらっしゃいます。ただかなり職種などの個人差があると思います。
体外受精のプランと自分自身の仕事の日程を考えて余計なストレスを感じないようにできるといいですね。

周りの協力と理解があるとありがたい

当店でも仕事をしながら体外受精に臨まれている方はたくさんいらっしゃいます。ただ仕事のレベルや働き方を変えざるを得ない職場環境の方もいらっしゃるのも事実です。職場の不妊治療への理解や協力がキモとなってきますね。

hmg注射についてのまとめ

不妊治療の時に必ず出てくるといっていいhmg注射。排卵誘発剤として有名ですね。不妊治療の時に知識として知っておきましょう。

不妊治療によく使われるhmg注射って?
不妊治療によく使われるhmg注射って?

 

閉経後の女性の尿から作られた「hmg」

hmgとは「ヒト閉経ゴナドトロピン」の事です。ゴナドトロピンとは脳下垂体から分泌される卵胞を育てるFSHや排卵を促すLHの事を指します。

FSHやLHは卵巣を刺激し月経周期をコントロールしているのです。
この卵巣を刺激するFSHやLHを閉経後の女性の尿から抽出したためにヒト閉経ゴナドトロピンというホルモン剤の名前になったようです。

hmg注射は卵胞を育てる目的で使われるので、現在はLHを排除したFSHだけの製剤も開発されています。

ゴナドトロピンを成分として卵胞を育てる目的なのがhmg注射ですが、そのままだと排卵しないこともあるのでLH作用をもつhCG注射をして排卵を起こします。これをhmg-hCG療法(ゴナドトロピン療法)といわれ強力な排卵誘発法として有名です。

クロミッド単独の場合よりもより排卵効果の高い排卵誘発剤ということですね。

 

体外受精の妊娠率向上に欠かせないhmg注射

クロミッドなどの経口での排卵誘発剤でもうまく排卵が起きない時や、無月経の場合に使用されますが、正常に排卵されている場合でも体外受精などで多くの卵子をを採取したい採卵の場合に使用されます。

より多くの卵子を採取し受精の可能性を上げるためです。今や体外受精には欠かせないモノとなっています。

 

hmg注射期間中に注意する事

hmg注射は筋肉注射になります。ですから痛みが心配な人も多いでしょう。痛みは注射してくれる看護師さんの腕にもよりますが、自分でできる事はあります。

  • 1hmg注射を受けるときはリラックスして力を抜く事
  • 2連日の注射で痛みやしびれがある場合は、打つ場所をずらしてもらう事
  • 3注射して後にしっかり揉む事

hmg注射は筋肉注射です。力が入っていると筋肉が固くなり痛みが強くなります。

また毎日注射をする場合も多いですが、その場合毎日の注射のせいでうっ血し痛みやしびれを軽く感じる事もあるでしょう。その場合は注射を打つ場所を変えてもらいましょう。

そして注射した後は薬液が迅速に吸収され、注射した部分の疼痛や硬結や炎症をなるべく防ぐために「よく揉んでくださいね」と言われた場合にはしっかり揉んでおきましょう。

確認しておきましょう。

 

hmg注射期間中に気にしてほしい3つの事

hmg注射は何のためにするか?

卵胞を大きく育てるためですよね。

つまりhmg注射をしている期間に関しては「卵胞の成長の妨げになるような事」はしない方がいいに決まっています。

基本的な事なのでおさえておきましょう。
(当然タバコやアルコールは止めておいた方がいいのはここでは省きます)

  • 冷え
  • 睡眠
  • ストレス

以上の3つです。ひとつずつ見ていきましょう。

冷え

体温以下の飲食をなるべく避けましょう。冷えを感じないように服装を気をつけましょう。冷えたものを温めるというエネルギーロスをなくすためです。

人の体温は36℃台で一定です。それ以下の飲食物が身体に入ると当然体温を一定に保とうと体は頑張ります。

その頑張るエネルギーがもったいないのです。服装も寒いと感じてしまう時点で体は体温を上げようとしますので、冷えを感じないような服装を心がけましょう。

睡眠

ホルモンバランスを整える事もストレスや疲労の回復も質の良い睡眠がなければ、成り立ちません。そこが不十分だと卵胞の成長がスムーズにいくことが難しくなります。

スマホやPCの画面を寝る前になるべく見ないようにして、11時までには布団に入り脳と身体をしっかり休めてください。

ストレス

薬をつかっていない状況では、激しいストレスがかかると1mmも卵胞が育っていかない場合もありえます。hmg注射を使っていたとしてもストレスの管理は卵胞を質良く育てようとしたときに非常に重要です。

「ストレスを受けないようにする」ということは現実的ではありませんので、自分がリフレッシュするために何が必要かを考えて気分転換に趣味や癒しや運動を積極的にこの期間にしていきましょう。

自分が「スッキリした」と思えれば非常に良い妊活となります。

すごく基本的なことですが、意外とできていない人が多いと感じます。

「当たり前のことをしっかりする」これが生活習慣を正すという事になります。

hmg注射をしていると体調のあまりよくない日も出てくる可能性があります。できる範囲で取り入れていきましょう。

 

多胎と卵巣過剰刺激症候群(OHSS)が代表副作用

hMGの多胎の発生率は15~20%と言われます。

OHSSは経口の排卵誘発剤(クロミッドなど)ではあまり起きません。直接卵巣を刺激するhmg注射では起きる可能性があり、卵巣が腫れてしまうことがあり腹水が溜まることもあります。
現在は副作用の発生をなるべく抑えるために厳重な管理のもとに投与される配慮がなされています。

 

まとめ

クロミッドなどの経口薬とは違い、hmg注射はお尻や腕に毎日筋肉注射をすることが多いので、身体的肉体的な苦痛があります。

ただより高い排卵誘発法として現在の不妊治療には欠かせないモノとなっております。
ただ効果が高い分副作用も起こりえますし、hmgで刺激を繰り返すと効かなくなってくる可能性がありますので、なるべくスムーズに妊娠できるように自分でできる事をしっかりやっておくという妊活の意識も取り入れましょうね。

ホルモン剤使用に必ず漢方の併用を!

病院での不妊治療において使用されるホルモン剤の効きを良くするため、ホルモン剤の副作用の予防のため、ホルモン剤が効きにくくなるリスクを減らすために使用するという考え方も重要です。

芸能人の不妊治療からわかること

芸能人という職業柄、プライベートな事も世間に公表している方々がいらっしゃいます。芸能人の不妊治療についてもブログや書籍などからその情報発信から私たちは考え方や行動を参考にできることは多くあります。

本やブログ、SNSを通じて芸能人たちの感情や考え方を知れる
本やブログ、SNSを通じて芸能人たちの感情や考え方を知れる

 

芸能人としてテレビや雑誌などで有名になっている方の中にも、一個人としての悩みは当然あります。その中に芸能人の不妊や不妊治療の話はよく見聞きするカテゴリーになるでしょう。

良くも悪くも注目されそれが仕事にもなる芸能人という職業からか、個人的な考えや感情を世の中に知ってもらいたいと書籍やブログにその思いを公表している芸能人も多数いらっしゃいます。

有名であればあるほど影響力は大きく、その中から私たちに考えさせられるものも沢山あり勇気づけられたり、参考になったりすることは多いでしょう。

ここではそんな芸能人を紹介します。

 

不妊治療をして妊娠・出産した芸能人

不妊治療を公表して妊娠・出産した芸能人を紹介します。

大島美幸 さん

人気お笑いトリオの「森三中」のメンバーである大島美幸さん。そんな中突如の芸能活動の休止。まだ記憶に新しいのではないでしょうか。

不妊原因は公表されているのは「子宮筋腫」があったそうです。ご主人の放送作家鈴木おさむさんも一緒に妊活をして不妊治療に望まれたそうです。当店でもあつかっている「ショウキT-1」を妊活に使ったそうです。

タイミング療法から人工授精をチャレンジしめでたく妊娠となったようです。35歳で無事母子ともに出産となったようですね。

川村ひかる さん

人気グラビアアイドルとして有名だった川村ひかるさんが36歳で妊娠を発表されました。2016年10月に出産予定ではないかと言われております。10代の頃から人気グラビアアイドルだった川村さんは、過剰なダイエットや冷えのためにホルモンバランスを崩して23歳の時に子宮内膜症を患ったとされています。

さらに31歳で若年性更年期障害とされ「もうすでに卵子の数か少なく妊娠は難しい」との診断も受けたようです。

そこで川村さんはなんと独身でパートナーがいない状況から妊活をスタートさせました。結果からみれば結婚の3年前からということになります。

結構ネットで有名になった川村さんの「妊活ABC理論」もご紹介しておきます。
<A:当たり前のことをB:バカにせずC:ちゃんとする>だそうです。

1時間でも多く睡眠をとり、夜にスマホやPCを見ないようにしてリラックス度を高め、冷たい飲み物を控えるなどまだまだありますがしない方がいいと分かっていることだけどできていない事を徹底したようです。

川村さんのコメントで「最新の不妊医療技術も大事ですが、ベースとなるのは継続するのが難しい小さな努力の積み重ねです」と言っています。なんかイチロー選手も似たようなコメントをしていたと思います。

王道が一番すごいという事ですね♪
34歳の時には脳動脈瘤もみつかり妊娠出産に対してはリスクが高いようですが、元気に赤ちゃんは育っているようです。母子ともに元気に出産してほしいと心から願っております。

なるみ さん

関西では人気のお笑い芸人である、なるみさんが43歳で妊娠出産しました。40歳前後から不妊治療も受けられていたようで結婚14年目にして待望の第一子という事になります。

ご主人は一般の方で現在54歳でありなるみさんと11歳差。女性ばかり年齢による妊娠率の低下が言われますが、男性ももちろん確実に妊娠率はおちます。不妊治療は体外受精ではないかと言われていますが公表はされておりません。
お酒が大好きななるみさんは妊活中、不妊治療中、妊娠中と禁酒を頑張ったそうです。

 

不妊治療を断念した芸能人

芸能人で不妊治療を断念することを公表することは珍しいと思います。おそらく公表する事で自分たちの新しい一歩を踏み出そうとするために考えたからではないでしょうか。
不妊治療を断念した事を公表している芸能人をご紹介しておきます。

エド・はるみ さん

お笑い芸人のエド・はるみさんが49歳から超高齢ではあるものの不妊治療を開始し3年間続けたようですが、ブログで不妊治療の中止を報告されました。
もともと高齢のため不妊治療が通常の体外受精なのは卵子提供なども考えられていたのかは不明ですが、ブログの中でファンに励ましの言葉に対しての感謝を書いている部分から辛かった時期も多くあったかもしれませんね。

陣内貴美子 さん

元バトミントン選手の陣内さんは36歳の時に、元プロ野球選手の金石昭人さんと結婚しましたが、子宝に恵まれず40歳の時に不妊治療をスタートしたそうです。

結局その後も長期間にわたり不妊治療をされていたようですが、夫の金石さんのアドバイスで陣内さんは不妊治療を中止したことを語られています。陣内さんが不妊治療の断念するという決断を金石さんが「助けた」というエピソードが語られていました。大きい決断を陣内さんだけに背負わせないような金石さんの愛情かもしれませんね。

 

まとめ

公表している芸能人から感じる事ですが、家族の最小単位である「夫婦」の関係がすごく良いと思います。

芸能人である立場や仕事から不妊治療をする大変さは一般人の私たちとは少し違った苦労もあるかもしれませんが、不妊治療を始めることや中断することに関しても共に悩んで互いの事を考えた強い夫婦としての濃い時間になるのは一般の人と同じ事だと思います。
価値観は様々ですが私たちに多くの事を教えてくれるような気がしております。

同じ状況の人の意見や考え方に影響を受けよう!

不妊についていっぱい悩んで考えた事や感情や考え方、はたまた失敗などが公表されている範囲でも非常に参考になります。ネットの中の匿名での話よりも、実名を出している芸能人の方が共感できるという方が多いですよ。

不妊治療保険の解禁とその後の動き

7組に1人が不妊に悩むといわれている現在ですが、積極的に妊娠したいと思った時に考える方法が不妊治療です。多くの赤ちゃんが不妊治療によって誕生し希望の光にもなっていますが、不妊治療は費用の負担が大きいともいわれています。

そんな中において平成28年4月から民間の生命保険会社による不妊治療保険の販売が可能になりました。
ただ問題も多く実際の保険販売には至っていません

不妊治療にかかる費用や健康保険の適応範囲も含めてまとめておきましたので参考にしてください

大事なお金の話をクリアーしておく
大事なお金の話をクリアーしておく

 

まず不妊治療にかかる費用

不妊治療にかかる費用の目安を書いておきます。あくまで目安で病院によって違う場合があります。

  • タイミング法 1周期の費用:約5000円~1万円
  • 人工授精   1周期の費用:約1~3万円
  • 体外受精   1周期の費用:約30~40万円
  • 顕微授精   1周期の費用:約40~50万円

タイミング法

タイミング法は、超音波検査などで排卵日を予測しタイミングを合わせて夫婦生活をとってもらって自然妊娠を目指す方法です。より正確に行うようにするために排卵誘発剤を使用して行う場合もあります。

まずはタイミング法から始める場合が多く、年齢的に急ぐ場合でなければ5~6回続けてみて妊娠に至らなければ人工授精にステップアップします。

人工授精

人工授精は排卵のタイミングに合わせて精子を採取し、濃縮処理を行い元気な精子を子宮の卵管近くに注入する方法です。人工とは名前がついていますが、子宮内に精子を注入後の受精や着床は自然妊娠の流れと同じです。

そのためタイミング法と同じように5~6回続けていく事が多いです。イメージ的には精子の泳ぐ距離を短くして精子の負担を減らしタイミングが合わせれるといった事がメリットです。

体外受精

体外受精はその名のとおり、受精が体外で行われます。卵子を取り出し精子をふりかけて受精させ受精卵を作り子宮内に移植する方法です。卵管を卵子や受精卵がとおらないので、卵管トラブルを回避して妊娠に持っていく事ができます。

女性の年齢が高い場合やタイミング法や人工授精で妊娠が出来なかった人や妊娠を急ぐ場合において使用されます

顕微授精

顕微授精は受精卵を体外で行われるという点では体外受精ですが、受精のさせ方が顕微鏡下で卵子の中に精子を注射器で直接注入します。精子の数が少ない、運動率が悪いなど精子の能力が低い場合卵子の中に入る所まで手伝うという方法です。

※排卵誘発剤や注射などの投薬に関しては別途かかります。

 

不妊治療の健康保険適応範囲

基本的には一般的な不妊検査は保険適応が効きます(抗精子抗体検査、腹腔鏡検査などの一般検査ではないものは保険適応外です)。
タイミング法や人工授精の診察や検査、注射や薬は保険適応となりますが人工授精自体は健康保険適応外となります。もちろんその後のステップアップとしての体外受精や顕微授精は保険適応外です。

 

民間の生命保険会社が出す不妊治療保険は足踏み状態!

金融庁のバックアップを受けて生命保険会社は不妊治療保険が解禁となり保険商品開発が進むという話でした。ただ実際には大手の保険会社は不妊治療保険商品の開発に足踏み状態のようです。

不妊治療保険商品の開発がうまくいかないのは、保険会社のビジネスとして成り立ちにくいからだと想像できます。自由診療の部分が大半を占める不妊治療では、不妊治療を行うかどうかの判断の最終決定は患者自身が決める事となってしまうからでしょう。採算がとれないんですね。

 

不妊治療助成金について知っておこう

現在不妊治療において国の支援(公的助成)は以下のようになっています。

  • 対象:特定不妊治療(体外受精・顕微授精)
  • 給付内容
  • ◎1回の治療につき初回は30万円の給付
  • ◎2回目以降15万円までの給付
  • 通算助成回数
  • ◎治療初日に妻が40歳未満は通算6回まで
  • ◎妻が40~43歳未満は通算3回まで
  • 所得制限
  • 730万円(夫婦合算の所得ベース)
  • ※採卵を伴わない凍結胚移植は7万5000円まで
  • ※特定男性不妊治療に関しては15万円上乗せ

過去ブログも参考にしてください⇒知らないと損!助成対象の特定不妊治療

国の不妊治療助成とは別に自治体でも色んな取り組みが行われているのでチェックしておきましょうね。

 

まとめ

保険や助成金で官民いったいとなった助成をやりたいところですが、民間はうまくいってないようです。これからまた状況は変わってくるとは思いますから今後も注目です。制度や仕組みが実際の現状に追いつくことが、不妊大国とも呼ばれる日本のこれからの課題となりますね。

不妊治療や教育にまつわる事こそ手厚く!

色々国は出生率が上がることを期待して、色々動いているようですが現場で相談にのらさせていただいている私からすると、資金面での明るい話題があるだけで非常に不妊治療を考える夫婦にとってはポジティブになれるという事です。ぜひ出生率などの数字だけで考えるのではなく、費用において限られた人だけの不妊治療にしないような取り組みを切に願っております。

体外受精の費用とその他にかかる費用について

体外受精を考えるときの多くの方の不安として「費用」があると思います。体外受精に関しての費用を知っておくと計画を立てやすくなりますね。助成金を利用される方も、差し引きどれくらいの負担になるかのイメージもつかみやすいでしょう。まとめました。

かかる費用や補助金をふまえて賢く計画を立てよう
かかる費用や補助金をふまえて賢く計画を立てよう

 

体外受精は約30万だが、それ以外にもかかる費用がある

費用は病院によって様々ですが、だいたい平均を考えると体外受精は30万ほど、顕微授精が少し高くて40万円ほどが相場だと言われております。
体外受精においては【採卵・受精培養・移植】までの価格が30万ほどということです。
ただ気をつけないといけないのが卵子を育てるための注射の料金が含まれていません
また受精卵をつくったあとの培養液の種類などによって料金が加算される場合もあります。
採卵の場合は病院によりますが二回目から安くなるところもあるようです。

 

凍結融解胚移植の費用は10~15万円ほど

凍結融解胚移植とは、体外受精において採卵を行った時に余分にとれた卵を凍結しておいて、融解して移植する方法です。たくさんとれると凍結して保存しておいて採卵することなく移植に臨めるので体の負担や金銭的な負担も少なくなります。

 

凍結した卵子を保存し続ける場合は管理費が一年で2万円ほど

例えば数多く採卵でき移植が一回目で成功した場合に、第二子に備えて年単位で卵子を凍結し続けたい時には「管理費」を病院に支払う必要があります。
一つの受精卵につき2万円ほどかかることが多いので、3個保存するとなると6万円ほどかかる計算になります。

 

病院によって料金設定に違いが大きい

今回書いた金額もあくまで平均です。病院によって料金の違いは大きく出る場合があります。体外受精が20万ほどぐらいの所もあれば、40万ほどの所もあるのです。
自費診療の部分が大きい不妊治療ですのである意味価格設定に違いがでるのは仕方ないかもしれません。
ただ有名なクリニックであれば検査技術や培養技術、設備、提案の幅が多いので高くても成功の近道となる事が考えられます。

 

不妊治療の助成金制度

詳しくは過去ブログを参考にしてください⇒知らないと損!助成対象の特定不妊治療について

 

体外受精においての妊娠までの期間

一般的な不妊治療の期間は2年という平均期間が出ているようです。まあ、あくまで平均なので個人の年齢や状況によって変わります。この数字は不妊治療を行っている病院に通っている不妊治療患者の6割が2年以内に妊娠しているという事からです。
ただ不妊検査から順々に期待できる回数をやってステップアップしていくと体外受精を終えるころには4年ほどかかったりすることもあり得ますのでしっておきましょう。
そして体外受精で妊娠した約8割の方が3回目までに妊娠しているという事も、先を考えたり不妊治療の計画を立てるうえで必要だと思います。
データは計画を立てるときには大変役に立ちますよ。

 

徳島で体外受精の成功率が高い病院

徳島県内での体外受精を専門的に行っているのは、徳島大学を除くと恵愛レディースクリニックと中山産婦人科です。患者数も多く経験値も高い事が見込まれますので、まずは不妊専門クリニックであるこの2つの病院を考えましょう。

詳しくは過去ブログを参考にしてください⇒徳島の優れた不妊専門病院の紹介

 

漢方の併用で妊娠までの期間が短くなる可能性大

不妊治療において漢方を併用するメリットとしては、不妊治療の成功率を上げたり妊娠までの期間を短くしたりする事が狙いです。当然卵子や精子の質はもちろん子宮の環境を整えるという病院の薬とは違うアプローチができるので併用をおすすめしております。
当然自然妊娠の可能性も上がるので喜んでいただいております。
また当店に来られる方で一番多いパターンは、「卵子がとれない」という方が本当に多いです。つまり卵子がとれないので不妊治療が始らないといったお悩みをお持ちになってこられます。そういった場合は女性が高齢である場合も多いので時間との勝負の側面があります。漢方やデータの裏付けがある機能性食品なども利用して効率的に卵子をつくれる体にしていく事を狙っていきます。

 

まとめ

体外受精はお金がかかります。ただ年齢によっては補助金が出たりして多くの方にチャレンジしやすくなってきております。それらをふまえて自分自身の不妊治療の計画、妊活の計画を見直してみませんか。自然妊娠を考えるのも体外受精などの高度な不妊治療を考えるのも非常に大事ですが、「こうすればいい」という正解が人によって違う事も多いです。
アドバイザーとしてご相談できればと考えております。ぜひお待ちしております。

せっかくの体外受精に臨むにあたりお伝えしている事

「不妊治療はやっているが妊活はしていない」こういう状況は本当に多いです。漢方など飲まずとも個人でも何か自分自身の生活で見直せるところをどんどん変えていくタイミングが来たと思っていただけるといいともいます。その体質改善の効率を上げたい、多忙であまり生活習慣が見直せない、不妊治療の成功率を上げたいという方に漢方はそのスピードを飛躍的に高めてくれると考えております。ぜひお一人で悩まずご相談ください。