高齢出産は何歳からか

35歳。。。はっきりいってまだまだ若いです。
本当に高齢出産は何歳からなんでしょうか?

ただ妊娠出産に関しては35歳を越えると大幅に妊娠率が下がり流産率が上がるために、日本産婦人科学会では35歳以上の初出産の事を「高齢出産」と定義しています。

考え方や事実を知って不要な不安を排除!
考え方や事実を知って不要な不安を排除!

 

以前は30歳以上が高齢出産だった

平成3年頃までは30歳以上での出産を高齢出産と呼んでいましたが、それ以降は35歳以上に引き上げられました。
最近では初産婦、経産婦の区別なく35歳以上という年齢を基準にしてみる見方も増えてきています。
経産婦は初産婦に比べて母体の健康のリスクは低いものの、生まれてくる子供の健康に関してのリスクは同様なためです。

余談ですが昔は母子手帳に35歳以上の妊婦は高齢出産の「高」の文字を押されていましたが(通称マルコウと呼ばれていました)、最近ではなくなったそうです。

特に35歳以上の高齢出産が珍しくなくなり普通の事という認識に世の中がなったためだと思います。
出産した女性の3人に1人が高齢出産しています(初産は7人に1人)。
もしかしてネガティブな気持ちで高齢出産の事を考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、もうそんな時代ではなくなってきたのかもしれません。

 

高齢出産で生まれてくる赤ちゃんのリスク

ただ高齢出産という分け方を日本産婦人科学会がしているのには、妊娠や出産において母子ともにリスクが増えるのは事実としてあります。

むやみやたらと不安に考える必要はないですが、リスクが増えるという事実から身体づくりを考える認識を持つことを私はおすすめしております。

病院の医療技術や機器の進歩や妊娠中の合併症を管理する方法もできていますが、「自分自身でできる事をしっかりやっておく」という事が一番基本中の基本です。
そういう医療の出番が無いように自分と赤ちゃんの健康を考えた身体づくりをご提案しています。

 

卵子凍結していても妊娠率が確実に良いわけではない

「卵子凍結」という技術をご存知でしょうか。テレビやネットで話題になり知っている方も多いと思います。
卵子のようなサイズの大きい細胞の凍結・融解は難しかったのですが、技術が確立しできるようになりました。

高齢出産の事を考えて若いうちに卵子を凍結しておけば、「生みたい」と考えた時に若い卵子を使って妊娠が可能になるのではないかと考えられて期待が広がったのですが、現在の所は問題は色々あるようです。

まず若い卵子だからといって当然確実に妊娠できる保証はありません。また体外受精などで移植した時に移植される肉体は当然実年齢であることです。
20歳の卵子を使った受精卵を40代の身体で育てていくという「肉体の衰えという問題」もあるのです。

すごく妊娠率が高くなるわけではないようです。これからのさらなる医療技術の進歩が待たれる部分かもしれません。

 

まとめ

高齢出産が3人に1人という35歳以上で産むことが当たり前という時代に突入したと思います。ただ社会はそうでも肉体は違います。

結婚年齢や妊娠出産年齢は上りましたが、肉体としての妊娠適齢期というものは存在しているようです。
ただその事実を受けて最先端の医療技術を考えるという選択は間違っていませんが、その前に妊娠出産という意味では高齢であっても元気に妊娠できる卵子の質や子宮の環境が整っており、妊娠しやすい状態を保つことが一番重要になってきます。もちろんそういう状態では、より最先端の不妊治療などがより生きてくるでしょう。

元気に高齢出産を狙いましょう!

高齢出産という言い方が違和感が出るほど35歳以上の出産が当たり前になってきています。一般論でリスクが高くなるという事実を受けて、母子ともに健康に出産できるように妊娠前妊娠中と身体づくりをしていきましょう!それが今からの常識になっていくと思います

妊活がストレスに対して強くしてくれる

妊活と不妊治療を一緒にしてはいけないと思います。

妊活>不妊治療で、妊活が先でその次に不妊治療です。

妊活があるから不妊治療のストレスにも耐えれます。

「ストレスをためない考え方」「ストレスをためない生活環境づくり」「ストレスをためない夫婦関係の構築」も妊活の範疇なのです。

不妊治療に関してはストレスを感じる事は当然あるかと思います。
それに負けないような身体や心、環境をつくって準備していくのも妊活です。

今度の休日は子宝温泉にでもいく?
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妊活がストレスになるパターン

妊活の意味をはき違えてしまうと、妊活がストレスになってしまう場合があります。妊活は以下の意味以外にはないと考えています。

  • 妊活はストレス管理をすること
  • 妊活はどんどんカラダを元気にしていく事

逆にこの意味以外の妊活を考えてしまうとストレスになります。
大前提で妊活をスタートさせるということは肩の力を抜いてリラックスするということです。
昔と違って親との同居もなく共働きだったりして家事と仕事、人間関係などで夫婦でゆっくりする時間も取れないという人は多いのではなくでしょうか。

妊活している時間が子供を望むという夫婦の共通の夢のもと、相手の事をおもいやり夫婦一緒にリラックスしたりストレスをためない様にしていく期間だという認識が大事です。

夫婦一緒に時間が合うのが週末だけなら週末だけ妊活するという週末妊活という形をとっている方も多いですね。夫婦一緒にする運動やデートやリラクゼーションも妊活です。

またそんな夫婦の努力を最大限に効率よくカラダを変えていくのに使われるのが漢方薬や機能性食品という事です。

妊活に漢方薬や機能性食品を使うメリットについては過去ブログを参考にしてください⇒漢方薬は体質改善のスピードアップ&効率化のため

 

ストレスの妊娠への悪影響

  • 冷えやホルモンバランスが崩れる
  • 卵子や精子の老化

女性も男性ホルモンは少ないですがつくられています。ただ過度なストレスがかかると男性ホルモンが活性化し女性ホルモンを乱します。また脳のダメージとなるストレスは脳下垂体から卵巣に精巣にむけての性腺刺激ホルモン放出ホルモン(FSHやLH)の働きも乱してしまうのです。

さらに緊張やストレスは血行とホルモンの働きを乱し、活性酸素をつくり卵子の老化をすすめます。やっかいなのはストレスがずっと続いているような状況が現代人は多い事です。
その間ずっと活性酸素は発生し続け、血行やホルモンの働きを妨げていきます。

 

ストレスを解消したり軽減するのは夫婦関係

ストレスや気分を発散することは本当に大事です。それぐらいストレスを感じやすいと現代は言われています。つまりストレスがかかる事はある意味仕方ないかも知れませんが、ため込まないようにするためにしていく事が妊活となります。

ここで大事なのが夫婦一緒に始める事です。二人の事なので当たり前ではあるのですが、意外と妊活に対して夫婦で温度差があることはある話です。
孤独感をパートナーに感じさせない事。愛情を感じあい夫婦の共通の目標対して努力していけるのであれば、夫婦の結束は固くなりストレスは問題にならないようなカップルもいます。

新しい家族を迎えるために、夫婦という家族の最小単位の絆はストレスに対抗しうる最大の武器だと思います。

 

まとめ

妊活とは妊娠しやすい身体を作る事だけではなく、その環境づくりや夫婦関係も含めて妊活です。間違えてはいけないのが緊張をとりリラックスすることが最大の妊活の目標です。
そういう風に具体的に行動をとらないとストレスを抱えてしまうような状況が多くなってきたという事ですね。

妊活がストレスになるという事は、妊活の目的がまず間違っている可能性があるという事を知っておいてくださいね。

夫婦でスタートラインに立つことが大事

多くの夫婦を見てきて思う事は、妊活をするにあたって夫婦で同じスタートラインに立っていないと思う事が多くあります。団体スポーツと同じように気持ちや目標を共有するとあらゆるストレスも充実というものに変えていけるでしょう

妊娠しやすい体質はこの3つで作られる!

妊娠しやすい人の特徴として「年齢が若いこと」という有名は話は知っている方が多いですね。ただ年齢以外にも3つの要素が大きく妊娠しやすさに関わってきます。ぜひ知っておいて意識して妊娠しやすい身体をつくっていきましょう。

 

今が妊活スタートの時!
今が妊活スタートの時!

 

妊娠力チェック

妊娠しやすいかどうか調べる簡単な方法あります。以下のチェック項目を参考にしてください。

  • 35歳以上である
  • 生理不順
  • 生理痛がひどい
  • 経血の出血量が多いまたは少ない
  • 冷え性である
  • 貧血である
  • 短期間での体重の増減

上記にかかれている物はどれも妊娠を妨げる原因になるものです。
ただチェックがあったり、チェックが多くても体を変えていく事ができます。本当に基本的な事から以下に書いていきますのでぜひ意識してやってみてください。

妊娠しやすい体質に必要な3つの要素

当たり前の生活のようなイメージがあるものが多忙な私たちはできなかったりすることも多いです。もう一度見直してみましょう。

  • 健康的な生活
  • 良好な夫婦関係
  • ストレスをためない考え方

健康的な生活

健康的な生活とはどういうものか?意見は色々あると思いますが

・基本的には起きる時間や寝る時間、食事の時間が決まっている
・汗をかけるような運動量が週に1~2回はある
・睡眠時間は7時間ほどある
・食事は買ってきたものではなく作ったものである

このような状態が健康的な生活の下地になるものではないかと考えています。休み時間があり、活動量もあり、行動が決まっていてリズムがある状態です。ただお仕事などの都合で上手くいかない場合も当然あるでしょう。
できる範囲の中でやっていく事が最も重要ということは知っておいてください。

良好な夫婦関係

[夫婦としての性生活][妊娠のための性生活]

両方なければ良好な夫婦関係と言えない場合は多いのではないでしょうか。ここには様々な考え方や夫婦の形があるのでもちろん一概には言えませんが。
ただ妊娠のためだけの性生活になってしまうと、多くの場合ストレスが増え(特に男性)夫婦の営みが原因で夫婦間の関係に溝がでてしまうような事もでてきたりします。

相手の心情や体調を気づかいえる本当の豊かな性生活を目指すという事は、この次に書いてあるストレスの管理にも非常に重要です。
性生活が夫婦の愛情のコミュニケーション法の一つでもあり、夫と妻の孤独感を防ぎストレスを少なくしていきます。

ですから性生活も排卵日を意識することは大事な事ですが、排卵日に関係なく回数が増える事によって妊娠しやすくなるようです。
性生活においての充実度は精神的に良い影響が出て生殖能力にも関係してくることがわかっています。
SEX回数が月3回以下ならご注意くださいね。

ストレスをためない考え方

ストレスを受けないようにするという事は非常に難しいでしょう。しかし、ためないようにする事はできます。
意識してストレス度数を下げていけるテクニックです。ストレスは管理するものという意識が重要で、要は自分自身が「スッキリできストレス解消になったな」と思えるような事を実践していく事だけです。

運動でも、映画でも、マッサージでも自分自身がスッキリして気分が良かったと思えるような事なら何でも良いと思います。夫婦二人で相談して週末は協力してリフレッシュする計画と継続的に立てていけるといいですね。

妊娠しにくい人は「冷え」がある

相談していて感じるのが、ほとんどの方に冷えの自覚があります。極度の運動不足や欠食によるダイエットなどで代謝が落ちている方が本当に多いと感じます。

そうして代謝が落ちると体を温められなくなり冷えが発生し血流が悪くなります。脳や卵巣から出されたホルモンは血流にのって全身に運ばれますから、うまくいかないと排卵障害や子宮内膜が厚くならないという事がおきてきます。
つまり積極的に冷えを摂っていく必要があるのです。

漢方薬は妊娠体質になる効率をアップすることが目的

生活の改善や食べ物の改善を行う事は本当に大切です。ただライフスタイルによってはそれがしたくてもできなかったり、年齢的にどうしても急ぐ必要がある時があるでしょう。そういう時に漢方は非常に便利です。妊活における漢方の最大のメリットは体質改善の「効率化」です。

体を変えていくスピードを上げたり、やってる努力をもっと効率よくしたり、生活改善できない代わりに漢方をお飲んだりと非常に便利です。
体を温め冷えをとったり、生理不順や生理痛を良くしてホルモンバランスを良くしたり造血したり単純に年齢によって落ちてきた生殖の能力を高めたりなどやれる事が漢方には多くあります。

 

まとめ

意外と私たちが普通と感じる生活と、身体が元気になる生活はどうやらここ数十年で大きく変わってきました。私たちにとって普通の生活を送っているだけなのに妊娠に向いていない身体になる方が多くなってきている実感があります。

ストレスや電磁波、食べ物、空調、睡眠時間や質など毎日の積み重ねで少しずつ身体が「病気ではないけど健康ではない状態」になっていくのだと思います。このことを漢方では未病(みびょう)といいます。この未病に対して漢方薬は最大の力を発揮します。
不妊の状態も未病と言えるかもしれません。最近は未妊(みにん)といういい方もするようになってきました。

不妊ではなく未妊。
ただ妊娠する準備が整っていないだけ。

その妊娠する準備を整えるために体質改善の効率化を狙える漢方薬は、多忙な現代人には特に重要になってきていると感じています。
不妊治療だけでなく妊活も取り入れてみましょうね。

あせらないで、できる範囲で

不妊期間が長くなり焦りや苛立ちから追われるように毎日毎日妊活、、、、精神的にまいってしまう事だってあります。不妊うつなんて言葉もあります。大事なのはパートナーの事を気づかい、話し合って妊活は始める事です。二人で考えてスタートすることがストレスをためないコツになるかもしれません。 お二人に合わせた妊活プランをご提案することを心がけています。

子宝のジンクスおすすめ選

不妊、子宝に良いものとして様々な言い伝えやジンクス、おまじないがあります。医学的な話からは根拠に乏しいというものも多くありますが、精神的な意味合いとしては使えるものも多いと思います。
私の解釈もふまえて有名なものをまとめましたのでご参考にしていただければと思います。

ジンクスや縁起物や言い伝えのパワーをうまく使う!
ジンクスや縁起物や言い伝えのパワーをうまく使う!

 

言い伝え

  • 妊娠菌

妊娠菌

言い伝えとしていわれている「妊娠菌」の話。妊婦さんのお腹を触ってその手で自分のお腹を触ると妊娠菌がうつって妊娠するというもの。
実際にはもちろん妊娠菌というものは存在しませんが、考え方には一理あると考えております。

お腹が大きくなった妊婦さんはまさに母性そのもの。やはり想像妊娠といった言葉があるように、気持ちや精神的な事で体が妊娠しやすい状況になるという事は考えられることです。

ストレスなどから、およそ母性とは遠ざかるような生活をしている方もいらっしゃいます。
そういう時に自分のなりたい姿を思い出してもらい優しい気持ちになるために振り返るきっかけになるのではないでしょうか。

また愛情ホルモンといわれる「オキシトシン」というホルモンをご存知でしょうか。
授乳中にママの体を満たしているのがオキシトシンです。このホルモンは不安やストレスから身体を守ってくれます。それで産後ボロボロになりながらもママは育児ができるのかもしれません。。。

ただこれは授乳中しか出ないわけではなく、性行時の精子の取り込みを助けたりしたり、相手を愛おしいと思う気持ちにしてくれたりとベビ待ちの夫婦にも非常に大事なホルモンなんです。

スキンシップや優しい気持ちからこのホルモンが出やすくなることもわかっております。
そういうオキシトシンという医学的な側面から見てみても、妊婦さんのお腹に触るという事はよいのではないかと思っています。

玄関にベビーシューズを飾るというものもありますが、小さい靴をみて「かわいい」とか「たのしみ」ということをイメージできるという事で、より母性を引き出すのではないかと思います。そういう気持ちになるという意味では根底は妊娠菌と一緒なのではないかと考えております。

 

食べたらいいもの

  • サツマイモ
  • 里芋

サツマイモ

中国ではサツマイモは子宮の形に似ていると言われて子宝食材と言われています。栄養的にみても穀類と野菜を合わせたような栄養構成で、糖質と共にビタミンとミネラルも摂れます。またビタミンCが多く抗酸化食品としての側面もあります。
通常はビタミンCは熱に弱く加熱処理するとほとんど減ってしまうのですが、サツマイモはでんぷんがビタミンCを守ってくれるため活性酸素を除去する食べ物として卵子をサビから守ってくれますよ。妊活のお共にぜひ食べていただきたいですね。

里芋

山芋が有名ですが、男性に良い滋養強壮の食べ物としては里芋も有名です。ネバネバの成分には「ムチン」という栄養素が含まれており性ホルモンの活性化に良いです。また精子の材料としてもよく言われている「亜鉛」も多く含まれておりぜひぜひ毎日欠かさず少しずつでも食べてみてはいかがでしょうか。
個人的には上記のさつまいももそうですが、毎日の朝の味噌汁の具材として使えると半年や一年の期間で考えると本当に多くのサツマイモや里芋が食べれます。週替わりでサツマイモと里芋の味噌汁がいいと思います。
味噌も発酵食品として根菜と非常に相性の良い身体づくりには適した食べ物ですよ。

 

持っていたらいいもの

  • 子宝草
  • ガーネット

子宝草

最近流行っている多肉植物の中に「子宝草」と呼ばれるものがあります。子宝草は繁殖力が非常に強く葉の縁がでこぼこしており、ここに子宝草の子供(子株)できます。子宝草自身の葉だけで繁殖できる力強さは見ていて頼もしく、でこぼこした葉が丸みを帯びていて愛らしいと部屋の中で育てるのに簡単で大変人気です。
花言葉はズバリ「子孫繁栄」だそう。この花言葉や繁殖能力から不妊に悩む方や妊活のジンクスとして使われ始めたのだと思います。

ガーネット

パワーストーンがお好きな方には「ガーネット」がおすすめです。仲の良い夫婦が子宝を望むときに、夫婦愛をより強くするといわれているのがガーネットです。日本名では「ざくろ石」などと呼ばれて深みのある赤色をしています。
(そういえばざくろも妊娠アイテムとして流行っていますね)

前向きな努力を応援してくれる石としても非常に有名ですので、身につけれるお守りのような形でブレスレットなどにして身につけてみてはいかがでしょうか。

過去ブログさるぼぼ⇒飛騨高山の子宝アイテム「さるぼぼ」

 

まとめ

ジンクスやおまじないは、本来気持ちを軽くしストレスから体を守るためのものでもあると私は考えています。夫婦で楽しんでやってもらえる範囲でぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

昔から言われている物には意味がある場合もある

確かに迷信で全く根拠のないものもありますが、意外と想像力を働かせたりして意味づけすると意味があるように思えるものもジンクスでたくさんあります。ぜひ一度生活に取り入れてみてくださいね。

体外受精の費用とその他にかかる費用について

体外受精を考えるときの多くの方の不安として「費用」があると思います。体外受精に関しての費用を知っておくと計画を立てやすくなりますね。助成金を利用される方も、差し引きどれくらいの負担になるかのイメージもつかみやすいでしょう。まとめました。

かかる費用や補助金をふまえて賢く計画を立てよう
かかる費用や補助金をふまえて賢く計画を立てよう

 

体外受精は約30万だが、それ以外にもかかる費用がある

費用は病院によって様々ですが、だいたい平均を考えると体外受精は30万ほど、顕微授精が少し高くて40万円ほどが相場だと言われております。
体外受精においては【採卵・受精培養・移植】までの価格が30万ほどということです。
ただ気をつけないといけないのが卵子を育てるための注射の料金が含まれていません
また受精卵をつくったあとの培養液の種類などによって料金が加算される場合もあります。
採卵の場合は病院によりますが二回目から安くなるところもあるようです。

 

凍結融解胚移植の費用は10~15万円ほど

凍結融解胚移植とは、体外受精において採卵を行った時に余分にとれた卵を凍結しておいて、融解して移植する方法です。たくさんとれると凍結して保存しておいて採卵することなく移植に臨めるので体の負担や金銭的な負担も少なくなります。

 

凍結した卵子を保存し続ける場合は管理費が一年で2万円ほど

例えば数多く採卵でき移植が一回目で成功した場合に、第二子に備えて年単位で卵子を凍結し続けたい時には「管理費」を病院に支払う必要があります。
一つの受精卵につき2万円ほどかかることが多いので、3個保存するとなると6万円ほどかかる計算になります。

 

病院によって料金設定に違いが大きい

今回書いた金額もあくまで平均です。病院によって料金の違いは大きく出る場合があります。体外受精が20万ほどぐらいの所もあれば、40万ほどの所もあるのです。
自費診療の部分が大きい不妊治療ですのである意味価格設定に違いがでるのは仕方ないかもしれません。
ただ有名なクリニックであれば検査技術や培養技術、設備、提案の幅が多いので高くても成功の近道となる事が考えられます。

 

不妊治療の助成金制度

詳しくは過去ブログを参考にしてください⇒知らないと損!助成対象の特定不妊治療について

 

体外受精においての妊娠までの期間

一般的な不妊治療の期間は2年という平均期間が出ているようです。まあ、あくまで平均なので個人の年齢や状況によって変わります。この数字は不妊治療を行っている病院に通っている不妊治療患者の6割が2年以内に妊娠しているという事からです。
ただ不妊検査から順々に期待できる回数をやってステップアップしていくと体外受精を終えるころには4年ほどかかったりすることもあり得ますのでしっておきましょう。
そして体外受精で妊娠した約8割の方が3回目までに妊娠しているという事も、先を考えたり不妊治療の計画を立てるうえで必要だと思います。
データは計画を立てるときには大変役に立ちますよ。

 

徳島で体外受精の成功率が高い病院

徳島県内での体外受精を専門的に行っているのは、徳島大学を除くと恵愛レディースクリニックと中山産婦人科です。患者数も多く経験値も高い事が見込まれますので、まずは不妊専門クリニックであるこの2つの病院を考えましょう。

詳しくは過去ブログを参考にしてください⇒徳島の優れた不妊専門病院の紹介

 

漢方の併用で妊娠までの期間が短くなる可能性大

不妊治療において漢方を併用するメリットとしては、不妊治療の成功率を上げたり妊娠までの期間を短くしたりする事が狙いです。当然卵子や精子の質はもちろん子宮の環境を整えるという病院の薬とは違うアプローチができるので併用をおすすめしております。
当然自然妊娠の可能性も上がるので喜んでいただいております。
また当店に来られる方で一番多いパターンは、「卵子がとれない」という方が本当に多いです。つまり卵子がとれないので不妊治療が始らないといったお悩みをお持ちになってこられます。そういった場合は女性が高齢である場合も多いので時間との勝負の側面があります。漢方やデータの裏付けがある機能性食品なども利用して効率的に卵子をつくれる体にしていく事を狙っていきます。

 

まとめ

体外受精はお金がかかります。ただ年齢によっては補助金が出たりして多くの方にチャレンジしやすくなってきております。それらをふまえて自分自身の不妊治療の計画、妊活の計画を見直してみませんか。自然妊娠を考えるのも体外受精などの高度な不妊治療を考えるのも非常に大事ですが、「こうすればいい」という正解が人によって違う事も多いです。
アドバイザーとしてご相談できればと考えております。ぜひお待ちしております。

せっかくの体外受精に臨むにあたりお伝えしている事

「不妊治療はやっているが妊活はしていない」こういう状況は本当に多いです。漢方など飲まずとも個人でも何か自分自身の生活で見直せるところをどんどん変えていくタイミングが来たと思っていただけるといいともいます。その体質改善の効率を上げたい、多忙であまり生活習慣が見直せない、不妊治療の成功率を上げたいという方に漢方はそのスピードを飛躍的に高めてくれると考えております。ぜひお一人で悩まずご相談ください。

妊娠する「おまじない」5選

あなたは「おまじない」「ジンクス」って大事にしていますか?
迷信であったり気の持ちようだというご意見はあろうかと思いますが、ストレスがかかりやすいベビ待ちの方や不妊治療中の方にとっては気の持ちようが大事だったりするのではないでしょうか。
妊娠する「おまじない」「ジンクス」について私が聞いたことがあり、なおかつ私自身がそれにどんな力があるか考察いたしました。ぜひ参考にしてください。

おまじないをうまく使う技術は使える!
おまじないをうまく使う技術は使える!

 

妊娠する「おまじない」5選

  • 「さるぼぼ」
  • 「けんちん汁を食べる」
  • 「お墓参り」
  • 「妊婦のお腹をなでる」
  • 「部屋を綺麗にする」

「さるぼぼ」

岐阜県飛騨地方で昔からつくられる人形の事です。「ぼぼ」とは赤ちゃんの事を言うそうで縁起物として大事にされてきたようです。最近では色んな色のさるぼぼが販売されていて色ごとにパワーが違うそうです。子宝に良いのは「赤」「オレンジ」の色だそう。県外の方も次の旅行には飛騨高山もいいかもしれませんね。

これが飛騨高山の「さるぼぼ」見たことある?
これが飛騨高山の「さるぼぼ」見たことある?

「けんちん汁」

けんちん汁は根菜類がたくさんとれて身体があたたまります。妊娠するおまじない(料理?)として聞いた事があります。
それにぜひ子宝食材のサツマイモ里芋を入れて食べましょう。中国ではサツマイモは子宮の形をしているといわれ赤ちゃんを望む方に有名な食材ですし、里芋は男性が食べると良いとされています。ヌルヌルするものは免疫アップの成分が多かったり事実里芋にはセックスミネラルと言われる亜鉛もしっかり含まれております。

朝食の定番にいかが?
朝食の定番にいかが?

「お墓参り」

自分たちの先祖を大事にしたり思いをはせたりする事で、自分ひとり自分が成り立っているわけではないという先祖への「感謝」が子宝を呼ぶと言われています。感謝の気持ちはフラットな気持ちにしてくれストレスに良いと思いますよ。

お墓はその家のパワースポットと呼べるかもしれませんね
お墓はその家のパワースポットと呼べるかもしれませんね

「妊婦のお腹をなでる」

都市伝説と言われる類にはなりますが妊娠菌?なるものがあり「妊娠がうつる」というような言い方をして妊婦のお腹をなでるといったおまじないがあります。これは妊婦はとても母性のわかりやすい姿をしていることや「そうなりたい」というイメージがしっかりできる事で精神的に妊娠しやすくなるのではないでしょうか。
悲壮感では逆効果だと思いますが想像妊娠なんて言葉があるぐらいですから、ポジティブで母性的な「思い」は身体に影響を与えると思います。

やさしい気持ちになることが大事
やさしい気持ちになることが大事

「部屋を綺麗にする」

部屋の掃除をすると赤ちゃんがきやすいといった話を聞いたことがあります。赤ちゃんは綺麗で整理整頓できているママの方が好きという事でしょうか。
考えると部屋が片付いていなかったり汚れていたりする状況は精神的にも乱れやすいという事があります。整理整頓や掃除でモノが整えられていく事で、精神的にも整理できているような感じでストレスに良いと感じます。

綺麗好きのママの方が赤ちゃんに好かれる?
綺麗好きのママの方が赤ちゃんに好かれる?

 

「おまじない」はストレスに効く!

もともと妊娠出産に関しては生命の神秘という言葉が使われるほどです。少しおまじないなどのスピリチュアルな考え方があると一気にストレスから解放されたりする場合もあるのではないでしょうか。
スポーツ選手や勝負事をする人が縁起をかついだりおまじないなどを重要視するのもメンタルを整えるためだと考えられます。ぜひネガティブな気持ちではなく「気軽」に「楽しむ」ようなイメージでおまじないを考えてはいかがでしょうか。おまじないは昔から伝わるストレスに対抗するテクニックかもしれませんね。

 

まとめ

子宝や不妊、妊娠したい方へのおまじないを紹介しましたが、全国にはここに書いたもの以外でも様々なおまじないがあるでしょう。なるべくすぐできるようなものをご紹介しました。習慣にしてしまうと健康に良いものも多いです。ぜひおまじないを妊活に取り入れてみましょう。

妊活におまじないを取り入れるのもいいですね

子供が欲しい!妊娠したい!という場合、自分やパートナーだけに理由を求めないことも時には大事かもしれません。おまじないなどで心のバランスをとることや、精神的に妊娠に向くような状況にもなりやすいでしょう。子供はつくるではなく「授かる」もの。そういう気持ちからだと「おまじない」もいいですよね

36歳女性で独身でも不妊治療は受けれる

「卵子凍結」など独身の時期からの不妊治療にも注目が集まっていますが、基本的には結婚してなくてもパートナーがいれば不妊治療はできます。ただクリニックや病院によって方針などが違うので、一般的ではないという事は知っておきましょう。まとめたのでご参考ください。

独身の時から不妊治療することはできる
独身の時から不妊治療することはできる

 

独身でも不妊治療を行うクリニックが増加

以前は癌治療などを行う場合、抗がん剤などの副作用のために、卵子がとれなくなる事を想定し事前に卵子を凍結するといったケースに限られていた「卵子凍結保存」が健康な未婚の独身女性にも適応されるといった社会的な意識の変化も手伝ってか、最近では独身でも不妊治療を受けれる病院やクリニックは増加しています。ただ病院の方針により断られるケースもありえるので、事前に確認しておいた方がいいと思います。

 

独身女性はまず不妊検査

不妊治療といっても、まずは不妊検査から始まります。ここでわかる範囲のものはなるべく早くに知っておくべきことです。
妊娠出産では年齢など時間的な制限が特に女性は関係が深いと言われます。
治療して治るような病気に関しては、早めにわかって治療できた方がいい事は間違いありません。不妊検査をしたからと言って必ずしも不妊治療に入らないといけない事もないので、まずは不妊専門クリニックにて不妊治療を受けましょう。パートナーがいる場合は一緒に受けたいですね。

 

パートナーがいない場合は妊娠しやすい身体づくり

パートナーがいない場合は、「卵子凍結保存」という話はありますが、まだまだ一般的ではなく不妊リスクを下げれるかどうかまだ確実ではない段階です。独身でもパートナーがいる場合は病院によって不妊治療は受けれる事もありますが、結婚を考えるパートナーがいないという場合には「妊娠しやすい身体づくり」を最優先で考えましょう。
不妊治療を先に考える事があったとしても、卵子をつくり「質」を決める私たちの肉体レベルはどんなときでも常に重要です。

 

卵子の老化の不安は妊活でバランスをとる

卵子の老化という事を考えると、子供を産みたいと思ってもパートナーや環境が現在整っていない段階では今すぐ妊娠出産というわけにはいかない状況の方も多くいらっしゃいます。「でも卵子の老化を考えると不安で。。。」といった話は本当によく聞きます。
そういう時には単純に年齢だけ重ねてしまったという事にならないように妊活をすることによって不安な気持ちとバランスをとることをお勧めしております。
妊活、妊娠しやすい身体づくりなどと色んな呼ばれ方はされているかもしれませんが、結局は食事を見直したり、ホルモンや自律神経を整えていくことであり、より健康になっていく健康法や美容法になることは間違いないのです。

特別な事を考えないでまずは取り組みませんか?
さらに効率を良くしたいという場合には漢方薬といったものを考えていかれてはいかがでしょうか。そのための日常生活を含めアドバイスを日々行っております。

 

ブライダルチェックを利用してもいい

数年前から「ブライダルチェック」といった言葉が出てくるようになってきました。結婚前の健康診断というイメージですが、最近では結婚前に不妊のリスクを調べておき治療が必要な場合は早いうちに治療をするために行う不妊検査を含む健康診断の事を指すようです。現在不妊に悩むカップルは7組に1組ともいわれており、欲しいと思った時にすぐに子供に恵まれない可能性がかなりの確率がありえます。病気の発見を遅らせないためにも、不要な不安を取り除くためにも、年齢問わず良い機会だとして受けて見られてはいかがでしょうか。
病院側もブライダルチェックとして最近はホームページなどで情報を発信しているところも多くなってきています。ただ確実なのは産婦人科や不妊治療を行っている病院に電話で問い合わせるといいでしょう。
だいたい予算は2~4万円は平均と言われています。

お勧めなのは、不妊専門クリニックや、自分が妊娠したらお世話になろうと考えている候補の産婦人科があればそこにまずは問い合わせしてみてはいかがでしょうか。
理由としては不妊専門クリニックは検査設備が整っている事と、出産の時の候補産婦人科は妊娠出産のときの病院選びの参考になると思います。

 

まとめ

最近では妊娠したら結婚するといったような感覚を持っているカップルも多くいらっしゃると思います。すぐ結婚できない様々な事情もありえますので、検査や不妊治療、そして妊娠しやすい身体づくり(妊活)など独身の時からやれる事はあるという事を知っておきましょう。
ただ検査と妊娠しやすい身体づくりは可能な限り早い方が良いでしょう。
遅らせる理由はありません。
結婚を控えている控えていないにかかわらず、将来の妊娠を望んでいるなら検査や妊活を意識しておくことは重要です。女性の人生において妊娠出産は大きな出来事です。子供を望む方は妊娠出産を含めた計画を考えておきましょう。
その中の一つの選択肢として不妊治療も未婚で独身の場合にだって最近は対応できるということですね。

あなたの妊活プランの見直しをしましょう!

年齢や不妊治療も含めて色んなデータをもとに、あなたの希望を聞きながら妊活プランの相談にものっています。病院の紹介をしているのもその一環です。自然妊娠や不妊治療などの自分の希望や考え方と年齢的なリスクを考えて、考えれる一番のベストを相談しながら決めていきます。そうするとそれだけでも「不安な気持ちが減る」と言われる場合もあります。計画が見えると今自分がやることや考える事が絞れて迷いが少なくなるのではないでしょうか。 ぜひご相談くださいね。

葉酸は妊娠中の胎児の成長に効果のある栄養素の一つ

葉酸って妊娠したい人や妊娠中には摂った方が良いという事で有名な栄養素ですよね。ただこれって結局何で摂るとどういうメリットがあるのかをまとめておきますね。

野菜から葉酸って摂れますか?
野菜から葉酸って摂れますか?

 

そもそも葉酸はビタミンの一種

葉酸はビタミンの一種たんぱく質や核酸(DNAやRNAといった遺伝情報の保存庫)の合成に必要とされ、体の発育に重要な栄養素です。ホウレン草から発見されたので葉酸と名づけられ、赤血球の生産にも関わることから不足すると貧血になることもあります。
体内に蓄えることができない水溶性のビタミンなので毎日の摂取が必要です。そのため通常の食事に加えてさらに妊娠を望んでいる女性一日400㎍妊娠初期(4~12週)にかけては一日440㎍の葉酸を摂取することが神経管閉鎖障害の発症リスクを低下させると言われています。
食事では緑黄色野菜や果物に多く含まれていますが、効率よく摂取するためにサプリメントなどで補う事も勧められている栄養素です。
アメリカのアニメでポパイがほうれん草で強くなるイメージはそんなところから来たのかもしれませんね。

 

妊娠中・妊娠前から葉酸摂取が必要とされている理由

胎児の細胞分裂が特に盛んな妊娠初期(4~12週)に関しては、先天性の疾患(特に神経管閉鎖障害、多くは二分脊椎症)を招く危険があると言われております。葉酸は水溶性のため過剰摂取しても尿に排泄されるので、そこまで過剰での健康被害に関してはあまり問題にならないでしょう。
一応一日当たり1000㎍以上の摂取は過剰だと言われていますので、サプリメントを使用する場合は目安の量を守りましょう。
それよりもむしろ特に妊娠初期では胎児の葉酸消費量が増加する(細胞分裂が盛んなため)ため不足が起こり得ることを心配する声が多いです。胎児だけでなくママの健康のためにも十分な摂取があった方が良いでしょう。
妊娠初期に特に重要なので妊娠前からの摂取が推奨されています。

 

妊娠初期のリスクが高い神経管閉鎖障害について

神経管といわれる脳や脊髄などの中枢神経のもとになる細胞集合体のことです。ここが特に妊娠初期で細胞分裂が盛んにおこなわれ脳や脊髄をつくっていくのです。
神経管の下の部分の問題が起きた場合は下半身の運動障害や排泄機能に障害が起こる可能性があることがあり、上の部分で問題が起きた場合は、脳がつくられなかったりして流産や死産のリスクが上がるとされています。
そうした発症リスクを下げるために葉酸が注目されています。

 

葉酸を多く含む食材は「色の濃い野菜や豆類」

葉酸を多く含む食べ物は、ほうれん草やブロッコリーなどの緑黄色野菜(色が濃いもの)が有名です。またレバーや豆類など日常的な食べ物に入っているので、素材から料理をつくってバランスの良い料理している方にとってはそれほど心配しなくてもよい栄養素だと私は考えていますが、最近では加工食品や外食を多用する方が多くなっており葉酸不足が心配されています。
なぜなら葉酸は水溶性のために熱や水で壊れたり流出したりしてしまいます。
下ゆで処理などが過剰である可能性の高い加工食品や外食では不足する可能性があるのです。

忙しい方が多くなってきたのだと思います。

葉酸の多い野菜(100g中)

  • 枝豆      260㎍
  • アスパラガス  180㎍
  • ブロッコリー  120㎍
  • ほうれん草   110㎍
  • オクラ     110㎍
  • アボカド    84㎍

ここから加工や調理で葉酸は失われるようです。。。

葉酸の多い肉・魚(100g中)

  • 鶏レバー    1300㎍
  • 牛レバー    1000㎍
  • 豚レバー    810㎍
  • うに      360㎍
  • いくら     100㎍

レバーはビタミンAが多く妊婦は過剰になるのを防ぐ必要があるのでご注意ください。

過去ブログもご参考ください⇒妊娠初期で摂りたい栄養素と避けたい栄養素

 

不妊にも葉酸は意識して摂取する

葉酸はDNAの合成を助けてくれる栄養素です。受精卵の着床にも関係していると最近言われてきています。必要量を摂取することは不妊を良くすることというよりも、妊娠出産に望むスタートラインに立つという意味で大事でしょう。
当店でも妊活中や不妊治療の方で葉酸のサプリメントを飲まれている方も多いです。
細胞分裂やDNAの合成に必要な葉酸なので、流産やダウン症などの染色体異常とも関係があるという研究報告もあります。
もちろん質を選ばないといけないと思いますがサプリメントを使用して補給する事も良い方法だと思います。

 

東尾理子さんが絶賛している葉酸を含むサプリ

40歳で第二子を授かった東尾理子さんも飲んでいるサプリをブログで公開していました。芸能人でもあるので、コマーシャルという一環は当然あるとは思いますが東尾さんが飲まれていたのは葉酸サプリというよりはマルチビタミン・ミネラルのサプリで葉酸も必要量400㎍入っているといったものでした。
私の想像ですが、高齢出産という事でリスクを様々考えた時に自分自身でできる事の中に葉酸の摂取していくという認識からだと思います。
葉酸は「よりあったらいいもの」ではなく「不足するとまずいもの」という感じです。
妊娠する準備(妊活)として食事や栄養素を考える事は、赤ちゃんや自分自身のために必要なことですよね。

 

葉酸サプリは食事がしっかり摂れた上で必要と考える

厚生労働省からサプリメントを使用してもいいから毎日葉酸を摂取しましょうというような呼びかけがされています。国としてこういうことは珍しいと思います。まあ、それぐらい葉酸の不足が胎児に与える影響を無視できないという事だと思われます。

ただこれはあくまできちんとした食事の上でという意味です。妊娠出産や胎児の健康に必要なのが葉酸だけではありませんので、バランスの良い食事はかかせません。

 

まとめ

本文中でも書きましたが、葉酸はあったら良いものというよりも無ければまずいものという認識が正しいのではないでしょうか。人によってはサプリメントなどを活用して補給することが望まれる人もいるでしょう。ただ妊娠出産や胎児に葉酸だけが必要というわけではありません
葉酸も体内で葉酸だけで働くわけでもないでしょう。
様々な栄養素の中で妊娠初期の胎児の健康に葉酸が注目されているのは事実ですが、ある栄養素を考えた時にサプリだけで終わらすのではなく、食事に関しても見直す良い機会にしていきましょうね。

葉酸の必要性から見えてくること

葉酸って不妊の人に関しては有名ですよね。ただ妊娠に必要な栄養素ではなくて、たんぱく質やDNAの合成に必要という事は普段から私たちの健康に重要な事がわかります。改めて妊娠の事を考えて日々の口から入る私たちの体をつくる食事の重要性を考えるキッカケにしていただければと思っています。

高齢出産でのダウン症率上げないためにできること

生まれてくるわが子が元気で生まれてきてほしいという願いは当然みんな持っていますが、高齢出産を考える夫婦にとっては妊娠出産に望む女性や生まれてくる子供のリスクが上がることは間違いない事実としてあります。そんな中カウンセリングの中でも高齢出産でのダウン症児が生まれやすい事に関して心配だとご相談を受けることがあります。

自分たちが今できる事ってなんだろう?
自分たちが今できる事ってなんだろう?

 

ダウン症の赤ちゃんが生まれる理由の一つは「卵子の老化」

年齢別にダウン症児が生まれる確率は以下の通りです。

  • 30歳 1/952
  • 35歳 1/400
  • 40歳 1/106
  • 45歳 1/30

理由は「卵子の老化」が原因と言われています。卵子はこの世に生まれた時につくられており、新たにつくられることがないので年齢と同じように卵子も年を取ります。卵子の老化から受精卵の染色体の異常がおきやすくダウン症児が生まれるリスクが高くなるようです。
ちなみに女性の年齢に関してだけが有名になってきていますが男性側も高齢になることで精子の老化は出てはきます。精子は毎日つくられますが、精子をつくる肉体は老化の影響を受けるからです。当然男性からのダウン症児への影響もあるという事をはおさえておきましょう。

 

20代でもダウン症児が生まれる

ただここで大事なのは高齢出産だからダウン症の子供が生まれるというイメージではなく、健康で若くても20代でもダウン症児が生まれる事はあります。高齢になると確率が上がるという事なのです。あくまで「確率論」だと考えて確率を減らすために何が可能性があるかを考えていきましょう。

 

ダウン症児が生まれてくる確率を下げるために

残念ながらダウン症児が生まれる事を防ぐ治療法は確立されていません
ただ個人的な意見ですが肉体年齢を若く保ち卵子の質を上げるような妊活の取り組みは、当然染色体の異常が起きにくく結果としてダウン症児の出生率を下げていく可能性があるという事を考えております。
実際に当店でも高齢出産を望んで来られている方が多くいらっしゃいますが、高齢妊娠出産(35歳以上)をされた方でダウン症児の報告は一度もありません。
また一般的によく言われる葉酸も細胞分裂に関係のある栄養素なので関係性は無視できないでしょう。
ただ人間の健康を守る上で一番基本的な事を見直すという事が一番だと思います。

  • 食べ物の質(食品添加物や糖と油に注意)
  • 体重の管理(適正体重BMI22を目指す)
  • 規則正しい生活(早寝早起き、食事や睡眠のタイミング)
  • 睡眠時間・質(質の高い睡眠)
  • 適度な運動

これらの事は健康上否定されたことはなく、健康を保つ基本になっています。ただ忙しい現代の生活スタイルではないがしろにされがちな項目でもあります。
生活スタイル難しい事はあり得ると思いますが、出来てない方はできると明らかに健康状態がよくなり疲労感やストレスのたまり方が違う事が
すぐ自覚できると思います。そういう積み重ねが若い肉体を保つ秘訣だと考えられています。

ぜひ漢方を合わせるとその効率がさらに増すというイメージで間違っていないと思いますので、時間的に急がれる高齢出産を考える方にはピッタリだと考えられます。

 

着床前診断について

妊娠前に染色体異常・遺伝子異常を調べる着床前診断。名前を聞いたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
体外受精と組み合みあわせて可能となる方法ですが、着床前の受精卵の段階で染色体や遺伝子に問題がないかを検査するという方法です。
命の選択と捉えることもできるのですべての方にこの方法が適応されるわけではありませんが、妊娠前にダウン症のリスクを知ることができます。

日本産婦人科学会はこの着床前診断の適応条件として

  1. 原則として重篤な遺伝性疾患児を出産する可能性のある、遺伝子変異や染色体異常を保因する場合
  2. 重篤な遺伝性疾患に加えて、均衡型染色体構造異常に起因すると考えられる習慣流産(反復流産を含む)

この適応条件に当てはまる場合に限り、申請→許可を得て着床前診断が実施ということになっております。
ただこの条件に当てはまらなくとも日本産婦人科学会に属していない病院では行う事も可能です。
費用的にもかかり病院によって値段も違うので、病院に問い合わせてみてもはいかがでしょうか。

 

胎児の染色体異常に関しては初産でも二人目であっても関係はなし

どうやら初産か二人目以降かで、ダウン症児が生まれてくる確率には影響ないようです。それよりも出産する年齢によるところが大きいと考えられています。当然二人目の方が一人目よりも年齢が高くなるのでそういう意味ではダウン症などの染色体異常が起こる確率は高くなるでしょう。

 

ダウン症の子供をもつ芸能人は?

公表されているダウン症児をもつ芸能人には松野明美さん、奥山佳恵さんがいます。
松野明美さんは2008年に第二子がダウン症であることを公表、奥山佳恵さんは2013年に第二子がダウン症であることを公表しています。
現在でも講演活動やブログの中で子供の状況や自分の気持ちなどを発信されています。

これは私の推測ですが、心無い世の中の偏見は「知らない」「無知」という事から始まるように感じます。
まずは知ってもらって偏見をなくしていったり、同じような状況の方に元気になってもらったりと有名人ならではの素晴らしい活動だと感じています。

 

まとめ

この10年で35歳以上の高齢出産は倍増しているという事実があります。それに伴って確率的にダウン症児が生まれてくる事は多くなると思います。高齢であっても元気に出産されている方のほとんどですし、ダウン症児が生まれてくるかどうかというのは若くても確率は高齢であるより低くなりますがあり得るという事を知っておきましょう。
そして高齢出産を望む方は「今すぐにできる事」として染色体の異常が起こりにくいという可能性も含めて卵子の質を上げる身体づくりの必要性について改めて考えていく必要があると思います。

流産や妊娠高血圧症や妊娠時の高血糖などのリスクにも備える

ダウン症をはじめ様々な染色体異常以外にも、妊娠中のリスクとして流産や妊娠時のむくみや高血圧、高血糖など母子ともに危険になるような状況は35歳以上では増加してきます。自覚と知識を持っていまやるべきことに集中し、不要な情報には振り回されないようにするという事が大事だと思います。良き相談相手として当店も研鑽を積んでいきたいと思っております。

流産と不妊には明確な関係はないが精神面のケアが重要

流産を経験することは、喜びから一転、女性の心を悲しみのどん底まで落としてしまう事かもしれません。不妊期間があった方ならなおさらだと思います。「流産」とは妊娠初期から22週未満までに妊娠が継続できなくなる事と言いますが、実際には胎盤が作られる12週までに起こる場合がほとんどです。悲しい事ではありますが、流産について正しく理解する事が重要です。まとめてみました。

辛い感情に押し流されそうな時は、冷静な専門の第三者のデータや意見が役立つ
辛い感情に押し流されそうな時は、冷静な専門の第三者のデータや意見が役立つ

 

ほとんどの流産は受精卵の染色体異常でおきる

流産は悲しく辛いことではありますが、実際にはなくてはいけない命のシステムだとも考えられています。染色体異常や先天性の疾患などが発生した時に流産という形で胎児の方から命のステージから降りると言われています。

 

全体の約15%に流産は起こります

そしてそのほとんどは妊娠初期と呼ばれる次期(12週までに)起こります。8人に1人は初期の流産を経験します。胎児の心拍が確認される妊娠6週以降では流産する確率は5%以下に下がると言われており、それまでの超初期の流産が起こりやすい事がわかっています。
高齢では一気に流産の確率が上がってきます。それは仕方のない事ですが、受精卵の染色体の異常が高齢により起きやすいからに他なりません。
初期の場合では、生理が遅れたと思っていて実は気づかない内に流産ということは珍しくない(化学的流産)という事も知っておきましょう。流産をすると妊婦さんは自分を責めてしまいますが、初期流産の原因はほぼ受精卵の染色体の問題です。

 

不妊だから流産しやすいということはない

流産は不妊に悩んでなくてもごくごく当たり前に起きるものです。ただ流産は精神面に影響が心配されます。次の妊娠に対して不安感が出てしまい、前向きに次の妊娠に向き合えないこともありえます。流産は「自然淘汰」ともいわれます。自然界の正しいシステムの一つだと理解する必要があります。
最初の妊娠が初期流産に終わってしまった場合、次回の妊娠も流産になってしまう確率が高くなるわけではありません。流産になっても、あえていうなら妊娠できる力や環境が自身の身体にあったという事は確かです。流産後は1~2か月後には生理が再開しますのでぜひ新たな妊娠を試みましょう。流産後は妊娠しやすいと言われることもある理由です。
それ以降の不妊の判定に関しては、生理が再開してタイミングを合わせて1年間妊娠がない場合には、年齢にもよりますが不妊検査がまだの場合は検査することをお勧めいたします。

 

繰り返し流産する場合

連続して3回以上繰り返す場合を「習慣性流産」といいます。一度でも辛い経験なのに連続となれば不安感も大きい事でしょう。基本的には初期流産の原因はほとんど受精卵や胎児側だと言われていますが、繰り返すようなら話は違ってきます。偶然が重なったりする場合もありえますが、妊娠が維持できない原因が母体にある可能性も考えていく必要があります。自己免疫異常などの可能性もあり、受精卵を異物として免疫が判断し排除してしまうため、検査が必要です。

 

流産や不妊の原因は検査でもわからないことが多い

流産や不妊の原因に関しては偶然が重なることもありますし、産婦人科や不妊クリニックで原因が特定されることもありますが、わからないことが多いのもまた事実です。おそらく理由はあるのですが、現在の検査では判断できないという事です。
夫婦がしっかり不妊検査をしても、わかる理由は50%とも言われることがあります。半分は不明なのです。ですので、なおさら自分の身体の妊娠しやすい環境を整える事や卵子や精子の質をより良くしていく事がすべての段階でどんな方にもお勧めできるのです。

 

漢方による体質改善で流産しにくい身体づくりを

母体側の妊娠する準備が整っていないということを指摘する医師もいます。自己免疫が受精卵に反応する場合も、受精卵や赤ちゃんにとって居心地がよくない子宮環境である場合も「妊娠する準備が整っていない」という言い方が当てはまります。体内の環境は自身で変えていける部分も大きく漢方でそのスピードや効率を上げていけるというのが実感です。不妊治療だけでなく妊活を併用するという事は、妊娠してからの妊娠を維持する力にもかかわってきます。
また夫の喫煙は妻の流産率を2倍上げてしまうという事も知っておきましょう。
生活習慣を含め、特に高齢であればより手厚く身体づくりしていきましょう。

 

まとめ

流産の一番の問題は精神的な不安感が強くなることかもしれません。夫婦の心の傷や夫婦生活にも影響が出る可能性もありえます。そういう時に医学的な意見を考えて感情をコントロールする必要があると私は考えています。
そのために心と身体の両方の側面からサポートできる漢方も非常に有効な手段だと思います。相談をする事(カウンセリング)自体が流産を防ぐというデータもあります。それぐらい女性にとって話をする場所は精神面の安定に重要なのでしょう。
ただ誰にでも話せる話ではないので、ぜひお一人でお悩みにならないようにご相談ください。

夫婦二人できてください

流産を経験してやっと少し前向きになった妻が、夫から「流産して悲しむ姿をもう見たくない」という気持ちを言われて悩んでいる。。。子供は欲しいけど怖い、夫にとってはまず気遣うのは今いない子供より奥様を心配するお声をいただく事が多いです。夫婦でお互いの気持ちを確認できる場所としてカウンセリングを使っていただければありがたいとも思います。